あなたはオウンドメディアやブログの運営の際、競合分析を活用できていますか?競合サイト分析は、SEO対策やマーケティングを行うために重要な施策の一つです。
競合サイト分析とは、自社サイトと競合関係にある他社サイトを分析することです。実際に成果を出している競合サイトの流入キーワードやコンテンツ構成などの詳細な分析を行うことで、競合に打ち勝つヒントを得て、SEO対策やマーケティングを戦略的に進めていくことができます。
ただし、狙っているキーワードで検索して出てきた上位ページのコンテンツを見ているだけでは、あまり効果的な競合分析ではないといえるでしょう。
競合サイト分析には、効果的に進めるためのいくつかの重要なポイントがあります。この記事では、SEOマーケターの視点から、競合サイト分析の定義やメリット、競合サイトの選定方法や注意点など基本的な知識を解説するとともに、競合分析に使えるおすすめのツール7選をご紹介しています。
・競合サイト分析は自社サイトを「勝てるサイト」にする手段
・競合サイト分析で競合サイトとの違いや差別化要因がわかる
・SEO上の競合サイトをしっかりと選定する必要がある
・ツールの活用無しでは限られた分析しかできない
・ツール選びはそれぞれの機能や強みの違いを理解したうえで行なう
・競合サイト分析の成功には失敗事例に学ぶことも必要
記事の監修者
藤井 慎二郎 / 株式会社オロパス 代表取締役
SEOコンサルタントとしてBtoB、BtoC問わず、1,000社以上のWebサイトをコンサルテイングを行ってきた実績を持つ。経営軸の高い視座で戦略的にSEOを進めることが得意。
2014年に現在の株式会社オロパスを設立。それまでのSEO知見を活かしてSEOツール「パスカル」を開発。
競合サイト分析はWebサイトの成功には欠かせない


競合サイトの分析は、オンラインで売上をあげていくためには必要不可欠で重要な作業であることを覚えておきましょう。競合サイト分析は、自社サイトを「勝てるサイト」にすることが一番の目的です。
弊社でもオウンドメディアのSEO対策やサポートをしていますが、競合分析の重要性を理解して取り組んでいる企業は非常に少ないのが現実です。
SEOには絶対的な正解というものはありませんが、実際にGoogleで上位表示している競合のサイト分析を行えば、サイト上での自社の強みや弱みが明確になり、効率的にSEO対策をすることができます。
たとえば、必ずしも競合よりすべてのキーワードで上位表示することはできませんよね。競合分析をした結果「競合のドメインが強いので、そのキーワードの上位表示を一旦諦めて、別の売上につながりそうなキーワードで対策する」といった効率的な判断をすることができます。
こういった判断は、自社サイト分析だけではできません。つまり、競合分析なしに効果的なSEO対策は成り立ちません。付加価値として、自社や競合の立ち位置を理解し、訴求を差別化することにもつながるメリットもあります。
ただし、具体的な競合分析の方法を理解している企業は少ないのは事実ですから、そのためのノウハウを本記事内でお伝えしていきます。
競合サイト分析とは?定義や目的・タイミング
それではまず最初に、競合サイト分析の定義や目的、実施のタイミングについて基本的な部分を解説します。
競合サイト分析の定義
競合サイト分析とはそもそもなんでしょうか。それは自社の商品やサービスの競合サイトの分析を行うことです。オウンドメディアやブログの運用にあたって欠かせないマーケティング施策のひとつとなっています。
「競合サイトの流入キーワード」「検索順位」「主要なコンテンツ」などを分析することで、自社サイトを強くする、つまりキーワードの選定やSEOするための対策を考えることにつながります。
言葉の意味だけでいえば、競合相手となる他社サイトの分析を行うことは、すべて競合サイト分析といえるでしょう。しかし、マーケティングに関して競合サイト分析という場合は、以下で説明する「目的と実施のタイミング」がとても大切です。
競合サイト分析の目的
競合サイト分析を行う目的は、自社サイトを他社サイトに負けない、ユーザーに支持されるWebサイトとして構築することです。先述した通り「勝てるサイト」を作ることです。
オンラインの売上を確保し、最終的には自社の業績アップに貢献することを目的とします。
競合サイトは、自社サイトと同様に情報の受け手であるユーザーに向けた情報発信のプラットフォームとなっています。ユーザーは両者のサイトを比較することもあれば、片方だけの情報を取り入れることもあるでしょう。
両者のサイトで情報を比較した結果、他社ではなく、自社の商品・サービスを選んでもらえるようにキーワードや訴求を差別化しなくてはなりません。
また、自社の情報に触れてもらえなければ、そもそもの競争の土俵にも立てないといえます。
つまり、競合サイト分析の目的をもう少し具体的な言葉にすれば、運用するオウンドメディアにおいて他社に対する自社の立ち位置や強みを明確にしてユーザーに訴求し、SEOで上位に立つことが重要です。
ちなみに、競合サイト分析が自社サイトを勝てるサイトにするために有効な手段となり得る大前提として、分析結果を施策に反映させることで、検索エンジンの評価を変えることにつながることがあげられます。
競合サイト分析を行うタイミング
続いてタイミングの話ですが、競合サイト分析を行うタイミングに特別な決まりはありません。いつであろうと、やらないよりはやったほうがいいです。しかし、効果的なタイミング、主として行うべきタイミングはあります。
- 新規にWebサイトを立ち上げるとき
- サイトのリニューアルを行うとき
- SEO対策を施すとき
この3つがおすすめのタイミングです。SEO対策としては、コンテンツの追加時が適しています。これらのことを頭に入れ、競合サイト分析のメリットをみていきましょう。
競合サイト分析のメリット
競合サイトの分析には、先述した以外にも実に多くのメリットがあります。
・ユーザーニーズのありかがわかること
・自社のおかれているポジションが明確になること
・競合サイトの違いがわかること
・競合サイトの狙いを推測できる
・競合サイトのよい点を真似できる
・差別化すべきポイントを導き出せる
具体的に、それぞれのメリットを解説していきます。
ユーザーニーズのありかがわかる
競合サイトの分析を実施することで得られる大きなメリットのひとつが、ユーザーニーズのありかがわかることです。
検索結果で上位表示されているWebサイトは、ユーザーニーズを満たしているとGoogleが評価しているWebサイトです。そうすると、ユーザーニーズにマッチしているWebサイトである可能性が高いといえます。
したがって、自社サイトが最上位である場合は別ですが、自社サイトよりも上位表示されている競合サイトを分析することにより、ユーザーが何を求めているか、ニーズがどこにあるのかを知ることが可能です。
自社の置かれているポジションが明確になる
競合サイトの分析、比較により自社のポジションを確認することが可能になります。商品やサービスそのものに加え、狙っているターゲット層や訴求ポイントの分析を行うことで、他社の立ち位置がハッキリするでしょう。その結果、相対的な自社のポジションを明確にすることができます。
また、ユーザーが商品やサービスの導入を考えるとき、競合関係にある企業各社のWebサイトを丹念に調べ、比較検討することは珍しくないどころか普通のことです。
ユーザー目線で競合サイトを見たときに、自社サイトのポジションが仮に下であったなら、その原因を取り除いて上になるように改善しなければなりません。
ありがちなのは、サービスや価格、機能面などで勝てるポイントとして打ち出している内容が、実は他社サイトよりも弱かったといった状況です。訴求材料のポジションが明確になることで、こういった間違った訴求を防ぎ、正しい訴求を作ることにつなげられるのです。
競合サイトとの違いがわかる
競合との明確な違いを把握することで、自社の独自性を最大限に活かした戦略を構築できます。デザイン、コンテンツ、機能性、ユーザー体験など、あらゆる要素での差異を分析することにより、どこで勝負すべきかが明確になります。この違いを武器に、ターゲット顧客に対してより魅力的で印象に残るサイト作りが実現し、結果的にコンバージョン率向上にもつながるでしょう。
競合サイトの狙いを推測できる
競合の真の狙いを読み解くことで、市場全体の動向や将来のトレンドまで予測できるようになります。競合のコンテンツ更新パターンやキャンペーン展開、新機能リリースのタイミングなどを継続的に観察することで、彼らのマーケティングカレンダーや事業戦略が見えてきます。
この洞察により、競合の動きを先回りした戦略を練ることができ、市場でのイニシアチブを握ることが可能になるでしょう。
競合サイトのよい点を真似できる
競合サイトにあって自社サイトにはないポイントを知り、取りいれるか否かの判断につなげられる点も競合分析を行うメリットです。何でも真似すればよいというものではありませんが、戦略であれコンテンツであれSEO対策であれ、よい点を取り入れることで、劇的に効果を発揮することがあります。
また、コンテンツなどの情報面では、自社サイトにないものが必ずしも目新しい情報や効果を期待できる情報だとは限りませんが、その内容を検討してみる価値はあるでしょう。
差別化すべきポイントを導き出せる
競合サイト分析によって、強みや弱み以外にも競合に勝つための差別化ポイントを導き出せます。たとえば、競合サイトが狙っていないキーワードを攻めたり、盲点となっている流入経路を活用したりといった点です。
以上、ここまで紹介したように競合サイト分析には多くのメリットがあるため、積極的に活用していくべきでしょう。競合サイト分析を行ううえで役立つ分析方法もお伝えしていきます。
競合サイト分析と組み合わせたい4つの分析手法
競合サイト分析の効果を最大化するために、以下の4つの分析手法を組み合わせることで、より戦略的で包括的な市場理解が可能になります。
| 分析手法 | 構成要素 | 主な活用場面 | 期待できる効果 |
|---|---|---|---|
| 3C分析 | • Customer(顧客) • Company(自社) • Competitor(競合) |
マーケティング戦略の方向性決定 訴求ポイントの選定 |
3者の関係性を整理し、効果的な戦略立案が可能 |
| SWOT分析 | • Strength(強み) • Weakness(弱み) • Opportunities(機会) • Threats(脅威) |
自社ポジショニングの現状分析 経営・マーケティング戦略策定 |
内外環境を踏まえた現実的な戦略構築 |
| STP分析 | • Segmentation(市場細分化) • Targeting(標的市場選択) • Positioning(位置づけ) |
ターゲット市場の特定 自社の差別化ポイント明確化 |
効率的な市場参入と競争優位の確立 |
| 4P分析 | • Product(製品・サービス) • Price(価格) • Place(流通・提供方法) • Promotion(販売促進) |
マーケティングミックス最適化 具体的施策の検討 |
顧客ニーズに合致した総合的なアプローチ |
これらの分析手法を競合サイト分析と連携させることで、単なる競合比較を超えた戦略的なWebマーケティングが実現できます。各分析から得られた洞察を統合し、データに基づいた意思決定を行うことが成功の鍵となります。
分析する競合サイトの選定ポイント
競合サイト分析で重要となるのが、分析する競合サイトをどのようにピックアップするかという点です。具体的な方法をお伝えしていきます。
ベンチマークに適したサイトを選ぶ
単に上位表示されているサイトが競合サイトになるとは限りません。また、競合サイトだったとしても、自社サイトの改善につながらないサイトは分析を行う意味がないといえるでしょう。したがって、競合分析の目的に合致したベンチマークサイト(競合としてマークするサイト)を選ぶ必要があります。
また、ベンチマークサイトは1つですべてを兼ね備えるわけではないといえます。たとえば、サイトデザインのベンチマークサイトもあれば、コンテンツのベンチマークサイトもあり得るでしょう。キーワード選定のベンチマークサイトなど、必要に応じた選択が重要です。
売上の競合とSEO上の競合は必ずしも一致しない
競合の概念にも注意が必要です。商売上の競合相手となっている他社サイトが、SEO上でも競合関係にあるとは限りません。その理由は、競合が成立する要素の違いにあります。
商売、売上の競合は同種の商品・サービスを取り扱うことにより成立しますが、SEO上の競合が成立するのは狙うキーワードの類似性によるためです。一般的には売上の競合関係にあるケースではキーワードでも競合している可能性が低くないといえるでしょう。しかし、違いは違いとしてしっかりと認識したうえで、競合サイトを選択する必要があります。
キーワードで検索する
競合サイト選びの実務では、取り組みやすく結果が出やすい手法としてキーワード検索が有効です。キーワードで検索をかけ、上位表示される他社サイトは競合サイトである可能性が高いといえます。もちろん、当該サイトで扱っている商品やサービスが自社サイトと同種のものであることが前提です。名前はそっくりでもまったく異なる商品やサービスがあり得ます。
注意したいのは、検索結果の1ページ目に出ていれば、現時点では自社サイトより下位であっても上位に上がってくる可能性がある点です。したがって、少なくとも上位10サイトくらいは競合サイトになり得ます。
検索キーワードの選び方
競合サイト選びでは、検索に使用するキーワード選びが重要です。一般的には自社の商品・サービスの名称、自社サイトを訪問するユーザーが実際に検索しているキーワードや、検索するであろうと想定されるキーワード、検索に使用して欲しいキーワードを使用します。
また、メインとなる単独キーワードだけでなく、複合キーワードでの検索も重要です。キーワードの入力時に検索窓に出てくるサジェストキーワードも有力なキーワードになります。
キーワード選定に使えるツール
キーワード選定は人力で行なうよりもツールの利用が望ましいといえます。人力でのキーワード選定は手間暇がかかり過ぎる割に選定できるキーワードが多いとはいえない点と、間違いが起きやすい点が大きなデメリットです。
ラッコキーワードなど無料で使えるキーワード選定ツールもあり、とりあえずキーワードを調べたい、見つけたいときに便利です。
たとえば、無料ツールのラッコキーワードで「ゴルフクラブ」と入力したときのサジェストキーワード(Google)では、「ゴルフクラブ」「ゴルフクラブセット」「ゴルフクラブ 種類」「ゴルフクラブ 中古」「ゴルフクラブ 買取」など数百を超える結果がすぐに出てきます。※2025年6月の執筆時点
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検索はシークレットモードで行なう
実際にキーワードを使って検索する際には、ブラウザをシークレットモードにしておくことが重要です。シークレットモードにすることで、検索履歴も何もないまっさらな状態と同じ状況で検索ができます。シークレットモードにしていないと、検索履歴が考慮された結果になってしまい、個人的な検索傾向の影響が出かねません。
シークレットモードへの切り替えはブラウザによります。Google Chromeならメニューから新しいシークレットウインドウを選択するだけで、シークレットモードのブラウザが立ち上がります。試しに「ゴルフクラブ」で検索すると、通常モードとシークレットモードでは上位サイトの順位に上下の違いが生じています。
これらの方法を活用し、競合サイトのピックアップをしていきましょう。
競合サイト分析でチェックすべき指標
続いて、競合サイト分析でチェックすべき主な指標の概要とチェックすべき理由を解説します。
上位表示ページ
競合サイトの中でも上位に表示されているページは、ユーザーニーズともマッチング度合いが高いと考えられます。自社サイトの内容と差があるようなら、修正を考える必要があるでしょう。検索上位ページの構成要素やキーワード配置、コンテンツの深さを詳細に分析することで、検索エンジンとユーザー両方に評価される要因を把握できます。
アクセス数(流入数)
競合サイト、自社サイトそれぞれのアクセス数の比較は大事です。競合サイトのアクセスが自社サイトよりも多い場合、流入の仕組みが異なっている、ユーザー層が一致していない、役立つコンテンツが多い、SEO対策が進んでいるなどの可能性があります。
自社の場合、GA4やサーチコンソールなどを利用し流入情報を知ることができますが、競合サイトの場合はそうはいきません。
ツールを活用してトラフィック分析を行い、流入経路の違いを明確にすることが改善への第一歩となるでしょう。
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流入経路
検索やSNS、被リンクや広告などさまざまな流入経路がありますが、上位サイトの流入経路はアクセスを集めやすいと考えることができます。流入経路は多いに越したことはないため、自社にない場合は追加することも考えましょう。
特に競合が力を入れている流入チャネルを特定し、そのチャネルでの競合優位性を分析することで、自社の流入戦略の優先順位を決められます。競合のツール名や社名でGoogleやYouTube、SNSなどを検索し、幅広く競合の戦略を探りましょう。
流入キーワード
検索による集客のもととなっている流入キーワードは、選定ポイントでも述べているように競合サイト分析における重要なポイントです。
競合サイトの流入を支えているキーワードを狙うだけでなく、競合サイトにない流入キーワードを狙う作戦もアリでしょう。自社サイト独自の流入キーワードを複数確保できれば、対応するコンテンツの充実と合わせて一気に上位表示を狙うことも可能です。どのキーワードが売上につながっているか、という明確な情報を競合サイトで知ることはできませんが、上位表示しているキーワードやコンテンツから仮説を立て推測をすることができます。
競合分析ツールはこの記事でも紹介しているので活用したほしいですが、例えばパスカルでは、競合のURLがあれば、流入キーワードや流入数を知ることが可能です。
キーワードの順位変動・ボリューム
キーワードの順位とその変動やボリュームをチェックすることでトレンドをキャッチし、自社サイトで狙うべきか否かの判断材料となります。競合が急上昇しているキーワードや新たに参入したキーワード領域を発見することで、市場の動向を先読みできます。また、競合が順位を落としているキーワードは自社にとってのチャンスとなる可能性があります。
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広告出稿
競合のリスティング広告への出稿状況をチェックすることで、効果的なキーワードを探ることができます。また、リスティング広告を採用している時点で、費用に見合うだけの効果を見込んでいることがうかがえます。しばらくは追跡する必要があるでしょう。
被リンク
上位サイトからの被リンク獲得状況をチェックすることで、良質なコンテンツの制作に役立つだけでなく、どういったドメインから被リンクを得やすいかをうかがい知ることにもつながります。競合の被リンク元を分析することで、業界内の影響力のあるサイトや、リンクを獲得しやすいコンテンツパターンを把握でき、自社のリンクビルディング戦略に活かせます。
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滞在時間
滞在時間が長いページには、ユーザーニーズに合致しているコンテンツが掲載されている可能性が高いといえます。ユーザーは興味のないコンテンツや役に立たないと思ったコンテンツからはサッサと退出してしまうケースが多いためです。滞在時間の長短は自社のコンテンツ制作のヒントになります。
インデックスページ数
インデックスされているページ数をチェックすることで、必要なコンテンツ量の推測が可能です。もちろん、質が伴っていなければページ数だけ増やしても効果は期待できませんが、量も大切な要素です。
例えば弊社の場合「SEOツール」などで上位表示していますが、「SEOツール 選び方」など、関連するページが多いほうが上位表示しやすい傾向があります。キーワードによっては、より多くのページが必要だったり、1ページだけでも上位表示されているコンテンツが多いキーワードもあります。
コンテンツ
上位表示されているページのコンテンツ内容をしっかりとチェックすることは、競合サイト分析において外せないポイントです。単にコンテンツの量が多いというだけでなく、タイトルの付け方やタグの設定、目次や文字数、画像、動画の有無など作成方法面で評価につながっている要素を細かく洗い出します。
また、情報としてのコンテンツの内容も重要です。検索エンジンはユーザーの役に立つ良質なコンテンツを高評価します。別の表現をするなら、顧客エンゲージメントが向上するようなコンテンツです。
競合サイト分析でツールを活用するメリット
競合サイトの分析に使えるツールについて、またツールを用いることで得られるメリットについて解説します。
競合サイト分析に使えるツールとはSEO対策ツールであり、主として自社サイトの上位表示を目指す目的で使用します。競合サイトの各種情報を収集し分析する役割を担ったツールであり、より細かい分析ができるツールを使うとよいでしょう。
ツールには有料のものと無料のものがあります。有料のツールにはAIを活用した機能があるなど、総じて高機能であることはいうまでもないでしょう。とはいえ、無料のツールでも人気の高いツールはあり、活用場面も少なくありません。以下の記事でも、競合分析に使えるツールも含め、SEOツールを網羅していますので参考にしてください。
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多機能でさまざまなニーズに対応
競合サイト分析に使えるツールにはさまざまなタイプがあります。ツールによって機能に違いがあるものの、その多くは多機能で様々なニーズに対応しています。最初に見たツールが目的に合っていなかったとしても、探せば使えるツールが見つかるでしょう。
分析作業の効率化
ツールを使用するメリットで外せないのが分析作業の効率化でしょう。キーワードチェックひとつをとっても、人力の作業では気が遠くなりそうです。また、流入元や広告出稿の状況、滞在時間、インデックス数など、そもそもツールがなければ分析不可能か、十分な分析ができない対象も少なくありません。
高精度のSEO対策
ツールを用いた正確で詳細な分析は、キーワード選定や強み・弱みの発見、コンテンツの充実といった高精度のSEO対策を支える活きたデータとなります。
ツールを使うことでしか得られない情報も多く、競合分析ツールを利用したほうが高精度のSEO対策につながることは間違いないと言えるでしょう。
属人化の防止とスキルの平準化
競合サイト分析やSEO対策は人力で行なおうと思えば、企業の内部に豊富な経験とノウハウの持ち主が求められます。その結果、簡単には真似のできない属人化した作業になりがちです。
ツールを活用することで、必要な経験値やノウハウが大きく軽減されます。特定の担当者がいないと先に進まないといった属人化を防止し、スキルの平準化に役立つのがツールの存在でありメリットだといえるでしょう。
競合サイト分析ツール選びのポイント
おすすめツールの紹介の前に、競合サイト分析に役立つツール選びのポイントを以下で解説します。
分析に特化したツールを選ぶ
競合サイトの分析に使えるツールは一様ではなく、ツールによって対応する範囲が異なります。純粋にさまざまな角度から高度な分析を行いたい場合は分析機能が多いツールを選ぶとよいでしょう。
また、分析に特化したツールのなかでも、それぞれ得意とする分野をもっているのがSEO対策ツールです。アクセス解析に強みをもつツール、競合サイトの動きをチェックする機能に優れたツールなどがあります。
自社の分析したい項目が分析できるツールを選ぶのが最適だと言えるでしょう。
コンテンツ制作まで考えたツール選び
競合分析はもちろんのこと、そのうえで上位表示のためのコンテンツ制作に役立つ支援機能を備えるツールなら、定期的なコンテンツの追加、資産化を円滑に進めることが可能です。
SEO対策で上位表示するためには、独自性が高く、網羅性も高いコンテンツでなくてはなりません。このようなコンテンツ制作まで考えたツール選びをしていくことが書かせません。
取得データと分析手法のチェック
個別のツールが備えているか否かには別にして、一般的なツールの機能としては、上位サイトの把握、キーワード、流入経路、広告出稿、ユーザー属性の各調査と分析など、競合サイト調査でチェックすべき指標で挙げた項目をカバーしています。
各項目のなかから自社に必要な項目、競合サイト分析の目的に合致する項目をピックアップし、必要なデータの取得が可能か、想定する分析手法に対応しているかを考慮したツール選びを行います。
使い勝手
ツール選びで見落としがちなポイントに、見やすさや操作のしやすさ、結果の加工など使い勝手のよさがあります。機能にばかり目を向けていると、いざ使うときになって面倒に感じることがないとはいえません。
初心者にも優しい使い勝手を考慮したツール選びをすることで、ツールの性能を存分に発揮した分析ができるとともに、より長く活用することが可能です。
コストの判断
より高度な活用を考えるなら有料の高機能ツールの導入が妥当でしょう。コストの判断はそれぞれでしょうが、コストに見合ったパフォーマンスがあり、期待以上の成果が見込め、自社サイトを勝てるサイトにできそうなら必要な範囲の経費だといえます。
競合サイト分析におすすめのツール7選(比較表あり)
ここからは、競合サイト分析におすすめの有料ツール・無料ツールをまとめて7選紹介します。競合分析ツールは数多くありますが、無料・有料の中から使いやすく有用なツールをまとめました。
各ツールの特徴がわかりやすいように、以下に比較表を用意しました。
| ツール名 | 提供会社名 | 搭載機能 | 料金 | おすすめの方 | トライアル | サポート |
|---|---|---|---|---|---|---|
| PageSpeed Insights | 表示速度分析、Core Web Vitals解析、改善提案 | 無料 | 開発者、Web担当者、個人サイト運営者 | 不要(常時無料) | なし | |
| 株式会社オロパス |
競合分析(50項目)、キーワード分析、コンテンツ支援、レポート出力、独自性分析支援、検索上位30位までの統計分析 |
有料(要問合せ) |
UIの使いやすさ重視の企業、コンテンツ品質で差別化したい企業 |
あり(4日間) |
電話・メール・Zoom、月12回の無料レッスン、丁寧な導入支援 |
|
| Semrush | 株式会社オロ | SEO分析、広告分析、SNS分析、市場調査 | 有料(Guru:月額249.95ドル) | マーケ全般を網羅したい中小企業 | あり(7日間) | あり(登録後) |
| SEOチェキ! | ロプロス | SEOチェック、順位確認、Whois情報取得など | 無料 | 手軽にチェックしたい個人や初心者 | 不要(常時無料) | なし |
| Similarweb | Similarweb LTD | 競合分析、SERP分析、広告・市場トラッキング | 有料(年額35,000ドル) | 大規模事業者、競合・市場分析を重視する企業 | あり | あり |
| SEO TOOLS | ブラストホールディングス株式会社 | 順位・被リンクチェック、SEOアクセス解析 | 無料 | SEOの基本をカバーしたいユーザー | 不要(常時無料) | なし |
| keywordmap | 株式会社CINC | 競合分析、コンテンツ支援、カスタマーサポート | 有料(プラン別) | 中〜大規模企業、総合マーケ支援が欲しい層 | あり(7日間) | トレーニング・事例共有あり |
ここからは、個別にツールごとの特徴をもう少し詳しく紹介します。
PageSpeed Insights(Google)
PageSpeed Insights(ページスピード インサイツ)は、Googleが無料で提供する自社や競合のWebサイトの表示速度を測定・分析するツールです。サイトのパフォーマンス改善において、世界中の開発者やマーケターに信頼されている定番ツールとして位置づけられています。
PageSpeed Insightsは入力したURLのページを実際のユーザー環境に基づいて分析し、モバイル・デスクトップ両方での表示速度を0〜100のスコアで評価します。分析結果では、Core Web Vitals(LCP、FID、CLS)をはじめとする重要な指標を詳細に表示し、具体的な改善提案も合わせて提示します。画像の最適化、未使用CSSの削除、サーバー応答時間の短縮など、技術的な改善点を優先順位付きで確認できるため、効率的なサイト改善が可能です。
無料で利用でき、専門知識がなくても直感的に理解できるインターフェースを備えているため、個人ブログから大規模Webサイトまで幅広く活用されています。定期的な測定によってサイトパフォーマンスの推移を把握し、継続的な改善に役立てることができます。
Pascal(株式会社オロパス)
Pascal(パスカル)は「圧倒的に使いやすいSEOツール」のキャッチコピーのとおり、使いやすさに定評のある競合分析に使えるオールインワンツールです。
BOXIL SaaS AWARD 2024のSEOツール部門において、使いやすさNo.1の座を得ています。同時にサービスの安定性においても1位を受賞しており、使い勝手のよさは間違いないでしょう。
Pascalは競合相手となる上位のWebサイトについて、約50ものチェック項目で徹底比較を行います。所要時間は1分という短さです。また、コンテンツの制作支援では、サイトの文字数や見出しの数の具体的な指定はもとより、広く行われている上位サイトの網羅性に加え、自社サイトならではの独自性への道筋も示しています。これらの分析結果はすべて、レポートとしてダウンロードも可能です。
料金は公式サイトよりお問い合わせとなりますが、電話、メール、ZOOMによるサポートに対応しており、月間12回まで無料のオンラインレッスンも受けられます。導入前に使用感や自社へのマッチ度を確認しておきたい場合は平日4日間、無料でプロの機能を試せる体験版利用がおすすめです。
Semrush(株式会社オロ)
Semrushはユーザー数1,000万規模のSEOツールであると同時に、SEOを内包しているSEM(Search Engine Marketing)のツールとしてSEO対策、SNS競合対策、広告分析を前面に打ち出している競合分析ツールです。
67%のユーザーが選んでいる中小企業向けの「Guruプラン」は、SEO、広告、SNS、市場調査などのツールキットで月額の場合は249.95ドル(税別)となっています。サイト上で氏名、メールアドレス、電話番号、会社名を入力のうえアカウントを発行すれば、7日間の無料お試しが利用可能です。
SEOチェキ!(ロプロス)
SEOチェキ!は無料で使えるSEOツールです。サイトにアクセスすると、わかりやすくコンパクトにまとまったツール画面が目の前に出現します。URLの入力とチェックボタンのクリックといったシンプルな手順で素早くチェック結果が表示されます。タブを切り替えることで、サイトSEOチェック、検索順位チェック、キーワード出現頻度チェック、発リンクチェックとWhois-ドメイン所有者の情報検索の5項目について簡単にチェックが可能です。
サイトSEOチェックと検索順位チェックは、ひとつのIPアドレスにつき最大で1日200回までの制限があります。
Similarweb(Similarweb LTD)
Similarwebは、競合分析特化型ツールとして競合サイト分析に威力を発揮します。Web Intelligenceソリューションとして、キーワード分析や被リンク分析などはもちろんのこと、マーケット分析や市場分析、SERP分析やランクトラッカー、広告トラッカー、市場調査などに対応する人気のプラン「ビジネス」は、年額35,000ドルです。Similarwebは課金する前にトライアルの利用ができます。
SEO TOOLS(ブラストホールディングス株式会社)
SEO TOOLSは無料で使えるSEO対策ツールです。プルダウンメニューの切り替えで、キーワードプランナー、SEOアクセス解析、メールレポート、順位チェック、それに被リンクチェックの各機能を利用できます。また、SEOツールインデックスページにはメールレポート以外の機能が上から並んでおり、個別ページと同様に利用可能です。
無料ツールならではの簡潔にまとまった一覧画面設計で、目的の機能がどこにあるか見つけることが容易く、迷うことなく利用できるでしょう。
keywordmap(株式会社CINC)
keywordmapは、コンテンツマーケティングや広告までカバーする競合サイトの分析に使える多機能ツールです。Webマーケティングの様々なシーンで活用できる機能を用意しており、「個別トレーニング会」「ユーザー事例共有会」といったカスタマーサクセスによるサポートも充実しています。
料金プランは小規模用のライト、中規模用のスタンダード、大規模用のエキスパートの3つに分かれており、簡単な登録で7日間の無料トライアルを利用可能です。
以上、7つのツールを紹介してきましたが、自社にあった機能を搭載しているツールを選んで、まずはトライアルなどで試してみるのがオススメです。
競合サイト分析で注意したいポイント
続いて、競合サイト分析にあたり注意したいポイントを解説します。
ツールごとに特徴がある
すでに触れているように、競合サイト分析ができるツールといっても、すべてが同じ機能を備えているわけではありません。それぞれに特徴があり機能にも違いがあります。同じ機能であっても、分析能力に違いがあるケースにも注意しましょう。有料ツールと無料ツールの差も見逃せません。
ツール選びのポイントでも述べたように、少なくとも自社の目的に合致しているかどうかの確認が必要です。そのうえで、分析能力の余裕や関連機能の有無、SEMの観点などを検討して導入後に不満が出ないツールの選択、利用が求められます。ツールの詳細は資料請求やデモ、お試し利用で確認します。
ツールを使用しない競合分析
ツールの導入が間に合わない、コストをかけたくないといったケースでは、ツールを使用しない競合分析にチャレンジする選択もあります。
SERPs(Search Engine Result Pages=サープス)、つまりキーワードで検索した結果をチェックしたり、上位サイトのタイトルやコンテンツをチェックしたりといった作業は、手間と時間はかかりますが人力でも可能です。ただし、ある程度の分析が可能とはいえ、手作業による限界があることは否定できません。
ツールを用いた分析とは正確性や作業量の点で比較にならないでしょう。
ここで注意したいのは、人力、手作業によるチェック、分析がダメなわけではない点です。とくに、コンテンツ内容の優劣に関してはユーザーと同じ人間の目で確認するメリットがあります。数値化されたユーザーにとって有益なコンテンツの判断材料には、読み手にとって良質なコンテンツであるという事実が含まれていると考えられるためです。また、分析に関係なくコンテンツは本来、良質であるべきものだといえるでしょう。
競合サイト分析の失敗事例とその対策を参考にする
競合サイト分析を行う際には、成功事例ばかりを追うのではなく、失敗事例とその対策を参考にする必要があるといえます。
主な失敗事例としては、手段であるはずの分析が目的化してしまい、その先がなくなってしまうケースがあります。簡単にいえば毎日ただ漫然と分析を行うことで満足してしまい、結果を受けての改善・サイト更新といった具体的な対策行動に結びつかない事例です。目的と手段の関係を忘れてはいけません。
分析といえば数値データに目が行ってしまい、全体が見えなくなるケースがあります。その数値が出る背景に目を向け、有効な施策に結びつけるところまで徹底的にやってこそ、競合サイト分析の意義があるといえるでしょう。成功を目指して、あるいは成功を前提として行う場合、なるべく効率的にという思いで、評価しやすい数値に目が向くのは仕方ない面もあり、注意が必要です。
また、分析結果を施策に落とし込んではいるものの、あと一歩の踏み込みが足りないケースがあります。競合のよいところを真似るだけで終ってしまうケースが代表的です。プラスアルファの独自性を打ち出せれば、競合に勝てる強い自社サイトに近づくでしょう。
競合サイト分析は目的の明確化とツールの活用で効果的に進めよう
競合サイト分析にはさまざまな指標のチェックが必要です。そのなかで、どの指標を重点的にチェックするかは目的によって変わり得ます。そのため、目的の明確化が不可欠です。
また、手作業では分析に限界があり、SEOツールの導入が一般的です。SEO対策にとどまらずSEM対策も可能なツールも選べる現在、競合サイト分析は自社のニーズに適したツールを選んで効果的に進めましょう。









