SEOツールとは? 7つの機能と導入効果、おすすめのツールを解説
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SEOツールとは、SEO対策に活用するデータや状態を収集するためのツールです。今ではSEO対策に欠かせないツールですが、機能や種類を把握して適切なツールを選択しないと思った効果が得られません。
そこで本記事では、SEOツールの概要や機能、導入効果をまとめて解説していきます。おすすめのツールも紹介していますので、自社に合うSEOツールが選べるようになるでしょう。SEOツール選びで失敗しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。
SEOツールとは
SEOツールとは、SEO対策のための情報やデータを収集できるツールを指します。
SEO(Search Engine Optimization)とはGoogleを始めとする検索エンジン経由でのサイト訪問者を増やし、目標を達成するための施策のことです。日本語では「検索エンジン最適化」と呼びます。
例えば、自社のショッピングサイトを立ち上げた場合、商品を認知してもらい収益を得ることが目標となります。多くのユーザーはGoogleなどの検索エンジンを使い、自分のニーズに合う商品を探します。
つまり、検索エンジンに認知されず上位表示されないサイトは、ユーザーの目に止まりにくく商品を認知してもらうところまでたどり着かないのです。
そのため、検索エンジンに認知してもらい、特定のキーワードで上位表示されるような施策が欠かせません。
SEOツールを活用するとSEOに関する豊富な知識がなくてもSEO対策ができ、自社サイトの価値を最大化することが可能です。
SEOツール一切なしでのSEO対策は難しい
SEOツールを一切使用せずに、SEO対策を実施するのは非常に難しいです。無料のツール、有料のツール問わず何かしらのSEOツールを用いて対策を行うことが必要になるでしょう。
それには、2つの理由があります。
1つ目は、SEO対策を自分自身で行うハードルが高いことです。SEO対策を自力で行うには、SEOの知見や幅広い知識が欠かせません。SEOに関する情報や検索エンジン側の基準などは常にアップデートしているので、古い知識や曖昧な知識で対策をしても効果につながりません。
2つ目は、時間と労力がかかることです。自力でデータを収集し分析をすると、それだけで多大な時間がかかります。SEOは継続が重要ですが、調査と分析を繰り返すことは困難となるでしょう。SEOは自力でもできますが、SEOツールを使うことで効率よく進められるようになります。
SEOツールの機能
SEOツールの機能は大きく分けると、モニタリングツールとコンテンツSEOツールの2つに分かれます。
機能の種類 | 概要</th |
---|---|
モニタリングツール | Webサイトの順位や競合サイト、SNSとの連動などをモニタリングし、内部対策や外部対策に活用する |
コンテンツSEOツール | Webサイト内に掲載するコンテンツのキーワード選定や品質をチェックし、検索エンジンに最適化したコンテンツを目指す |
モニタリングツールは、Webサイト自体のSEO対策をサポートするツールです。Webサイトの順位や競合サイトなどをモニタリングし、現状を把握できます。
コンテンツSEOツールは、Webサイト内のコンテンツの質を高めるためのツールです。検索エンジン最適化を念頭に置いたキーワード選定や、品質向上を目指せるところが特徴です。
次の章では、モニタリングツールの具体的な機能をご紹介します。Webサイトの現状に応じて必要なSEOツールを見極めるためにも、参考にしてみてください。
モニタリングツールの4つの機能
モニタリングツールには、主に下記の4つの機能があります。
機能 | 概要 |
---|---|
検索順位チェック | 特定のキーワードで検索をしたときの自社サイトの検索順位を確認できる |
競合サイトを調査する | アクセス数や直帰率などを調査し競合サイトとの比較ができる |
被リンクを調査する | 被リンク数や被リンク先のURLが確認できる |
ソーシャルメディアの分析 | いいね数や拡散回数などソーシャルメディアの分析をする |
それぞれどのような機能なのか、詳しく解説していきます。
検索順位チェック
検索順位チェックは、特定のキーワードで検索をしたときのサイトの検索順位が確認できるツールです。
自社サイトのアクセス数を増やすには、検索エンジン経由での流入を増やすことが欠かせません。現在の検索順位を把握することで、競合サイトとの関係性やSEO対策の有効性が分かります。
検索順位チェックは継続的に使用すると、SEO対策の効果測定ができます。新しく始めたSEO対策により検索順位にどのような影響を与えるのか、分析することが可能です。
競合サイトを調査する
ネット社会と言われる昨今は、膨大な数のWebサイトが存在しています。その中から顧客に選ばれるためには、ターゲット層だけでなく競合サイトを意識することが大切です。
競合サイトの調査ができるツールでは、下記のような部分を競合他社と簡単に比較できます。(SEOツールにより比較できる範囲は異なります)
- ・アクセス数
- ・閲覧国
- ・滞在時間
- ・直帰率
- ・流入経路
- ・訪問者の属性(性別や年齢など)
- ・検索順位
- ・人気コンテンツ
競合サイトの調査ができれば、自社サイトに足りないところや自社サイトのアクセスアップにつながるヒントが分かります。
被リンクを調査する
被リンクとは、他のWebサイト上に設置されているリンクのことです。被リンク調査ツールは、被リンク数や被リンク先のURLが確認できるSEOツールです。
- ・自社サイトに貼られている被リンクは適切か
- ・適切な外部サイトに被リンク設定がされているか
- ・どれくらい被リンク設定をしてもらえているか
など、被リンクに関する情報をすぐに確認できます。Googleが評価する良質な被リンクを増やすと、検索順位の上昇が見込めます。
一方で、自社と関連性の低いサイトやアダルトサイトなど質の低いサイトから被リンクをもらうと、サイトの評価が落ちる可能性があります。
また、知らない間に自社サイト内の読者投稿欄などにスパムリンクが貼られていると、Googleのペナルティ対象となりかねません。適切な被リンク状況であるか、また自社サイト内のリンク状況などまで含めて、定期的に確認することが必要です。
ソーシャルメディアの分析
自社サイトへの流入経路の拡大や情報の拡散を目的に、Twitterやインスタグラムなどのソーシャルメディアを活用している企業は多いかと思います。
Google公式のオンラインフォーラムにて、「ソーシャルメディアでの情報の拡散が、必ずしも直接的なSEO対策にはならない」といった旨の言及もあります(※1)。しかしいずれにしても、ソーシャルメディア経由での被リンク獲得やサイテーションなど間接的なSEO効果は期待できるでしょう。
ソーシャルメディアの分析ツールでは、下記のような分析が可能です。(SEOツールにより比較できる範囲は異なります)
- ・いいね数や拡散回数の確認
- ・競合他社との比較
- ・ユーザーの反応傾向
複数のソーシャルメディアを運用している場合は分析に手間がかかるので、放置してしまいがちです。ソーシャルメディアの分析ができるSEOツールを活用すると、まとめて管理や分析ができるようになります。
※1 参考:English Google Webmaster Central office-hours hangout(Youtube)
コンテンツSEOツールの3つの機能
コンテンツSEOツールとしては、主に次の3つの機能があります。
機能 | 概要 |
---|---|
キーワード選定 | コンテンツに使用するキーワードの月間検索数や関連キーワードなどのニーズが抽出できる |
コンテンツの品質の分析 | タイトルや見出し、タグの最適化などコンテンツの品質を分析し改善点が可視化できる |
コピーコンテンツチェック | 他社自社問わず同一または非常に似た内容のコンテンツが存在しないか確認できる |
コンテンツ作成時に役立つ機能ばかりなので、ぜひチェックしてみてください。
キーワード選定
キーワード選定ツールは、月間検索数や関連キーワードなどが抽出できるツールのことです。
Googleを始めとする検索エンジンを使用するときには、キーワードを入力します。似た言葉であってもユーザーが興味関心のあるキーワードを選択することで、多くのユーザーに届くコンテンツとなります。
また、関連性の高いキーワードを把握することで、ユーザーの潜在的なニーズやコンテンツに取り入れるべき情報の精査ができます。
コンテンツの品質の分析
自社サイト内にどれだけ記事を増やしても、適切なSEO対策ができていなければ上位表示が難しいです。
とは言え、完成済みのコンテンツを1記事ずつ見直していくのは、時間と労力がかかります。そこで、コンテンツの質を分析できるSEOツールを使えば、下記のような分析が簡単にできます。(SEOツールにより比較できる範囲は異なります)
- ・タイトルや見出しの最適化
- ・タグの最適化
- ・最適な文字数の抽出
コンテンツの質そのものを改善して、SEO最適化を目指せます。
コピーコンテンツチェック
コピーコンテンツとは、他社自社問わず同一または非常に似た内容のコンテンツが存在することを指します。
Googleはさまざまな内容の記事をバランスよくインデックスする傾向があるので、似た記事が多数存在すると検索結果に表示されない可能性があります。それだけではなく、Googleのペナルティの対象となるかもしれません。
コピーコンテンツのチェックができるSEOツールを使うと、他の記事と被っている文章や内容はないか、あらかじめチェックをしてからコンテンツや広告の掲載ができます。
コピーコンテンツのリスクを軽減でき、独自のコンテンツを維持するために活用することが可能です。
SEOツールの2つの種類
SEOツールには、単一型と複合型の2種類があります。適切なSEOツールを選択するためにも、どのような違いがあるのかチェックしてみましょう。
1つの機能に特化した「単一型」
単一型は、1つの機能のみを使用できるSEOツールです。例えば、コピーコンテンツチェックのみ、被リンク調査のみと1つの機能を使用できます。
複数の性能を持ち合わせていないので、シンプルで使いやすいところが特徴。無料で使用できるものが多く、導入に手間やコストがかかりません。
複数の機能を兼ね備えた「複合型」
複数型は、複数の機能を兼ね備えたSEOツールです。複数の分析や調査を同時に進められるので、効率よくSEO対策ができるところが特徴。レポートや分析結果をまとめて管理でき、過去データの保管がしやすくなります。
一方で、機能が豊富な分、使いこなすまで時間がかかる可能性があります。複数型は多方面からSEO対策をしたいときや、現在の問題点を見つけ出し改善したいときにおすすめです。
SEOツールを導入する5つの効果
ここからは、SEOツールを導入する効果を解説していきます。SEOツールを使用するメリットが把握できるので、参考にしてみてください。
SEO対策の効率化ができる
1つ目は、SEO対策の効率化ができるところです。SEO対策は、ツールを使用しなくても可能です。
ただし、毎日の集計や細かなコンテンツチェック、手作業での他社サイトの分析などに時間と労力がかかります。これを何年も継続して行うとなると、非常に大変です。
SEOツールを活用すれば面倒な分析や調査、集計を自動化できます。その結果、分析や調査にかかっていた時間を短縮でき、効率よくSEO対策が進められるようになります。
サイトの検索順位のアップが見込める
2つ目は、自社サイトの検索順位の向上が見込めるところです。SEO対策時に必要となるのは、検索エンジンに優良なサイトやコンテンツだと認知されることです。そのためには、現状を細かく分析し、適切な改善を行うことが欠かせません。
SEOツールを使用すると、現状の検索順位やコンテンツの質がすぐに可視化できます。適切なデータを基にタイトルやタグに問題がある場合はタイトルの改善を、検索順位が低い場合は競合サイトとの違いを調査するなど具体的な施策が可能です。
競合サイトの分析ができる
3つ目は、競合サイトの分析ができるところです。インターネットが普及しデジタル化が進む中、ECサイトやホームページなどのサイト数は年々増加しています。
経済産業省が実施した「令和2年度電子商取引に関する市場調査」(※2)によると、2020年のBtoCのEC市場規模は19.3兆円にものぼっています。7年前と比べると約8兆円も増加していることになります。
見方を変えると多くの企業が参入し、競合が増えていることになるでしょう。だからこそ、競合対策をしないと上位表示が難しくなってきているのです。
SEOツールを使えば、競合サイトの検索順位や訪問者数など詳しい情報がすぐに把握できます。自社サイトの足りない部分を補うように工夫をすれば、競合サイトを意識したSEO対策ができるでしょう。
※2 出典:経済産業省「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」
サイトを最適化した状態で維持できる
4つ目は、サイトを最適な状態で維持できるところです。SEO対策は、一度実施すれば終わりではありません。
Googleの検索エンジンアルゴリズムは、より最適な検索結果を表示できるようにアップデートされ続けます。アップデート内容によっては検索順位やSEO対策に影響を及ぼすため、過去のSEO対策では効果が薄くなる可能性があるのです。
SEOツールを活用すれば、常にサイト内の状態を見直すことが可能です。Googleのアップデートが起きても、アップデート以前のコンテンツの見直しができるため、焦る必要がありません。
自社でSEO対策ができる
5つ目は、SEO対策を外注しなくても自社で対応できるところです。SEO対策は時間や労力がかかるため、Webマーケティング業者に外注するケースも少なくありません。
確かに社内での負担は軽減できますが、サイトを運営する限りランニングコストが発生します。SEOツールを導入すれば時間や労力をかけなくても、自社でSEO対策ができます。SEOツールが分析をしたデータを蓄積することができるため、今後の業務やサイト運営に活用することも可能です。
SEOツールを導入するときの注意点
実際にSEOツールを導入するときには、どのようなことに気をつける必要があるのでしょうか?
ここでは、SEOツールを導入するときの注意点を2つご紹介します。SEOツールを導入する前に知っておきたいポイントばかりなので、ぜひチェックしてみてください。
SEOツールは継続した利用が必須
SEO対策というものは一度行い、成果が出るものではありません。継続して分析や調査をして、コンテンツやサイトを最適化する必要があります。
例えば、一度検索順位をチェックをしただけでは、その時点での現状しか把握できません。季節や月、競合サイトの参入により、検索結果が変わる可能性があります。一時的な使用ではなく、長期的に使用をして改善を継続していくことが大切です。
SEOツールを使用してもすぐに結果は出ない
SEOツールはあくまでも「ツール」なので、使用するだけですぐに結果が出るものではありません。SEOツールでの調査結果をもとに、分析と改善を繰り返すことで初めて結果につながります。
例えば、SEOツールを使い競合サイトの調査をしただけでは、情報収集のみで終わってしまいます。この結果を基にどのようなSEO対策が必要か分析をして、実際に改善をしなければなりません。
理想のコンテンツやサイトを目指すには、SEOツールを活用した後に具体的な改善を行う時間がかかることを念頭に置いておきましょう。
SEOツールの選び方
SEOツールがどのようなものか把握できたところで、気になるのがSEOツールの選び方です。ここでは、SEOツールを選ぶときに確認したい4つのポイントをご紹介します。自社に合うSEOツールを選ぶためにも、ぜひチェックしてみてください。
使用したい機能を把握する
まずは、SEO対策をするために使用したい機能を確認しましょう。例えば、自社でコンテンツを作成している場合は、キーワード選定や競合サイトの傾向を分析できると、コンテンツを作成する段階からSEOを意識できます。
自社サイトの管理のみをしている場合は、検索順位チェックや被リンクチェックなど管理に重点を置いた機能があると便利でしょう。このように、目的や業務範囲に合わせて必要な機能を選定してみてください。
コストを確認する
SEOツールには、有料と無料の2種類があります。どちらがいいとは一概には言えませんが、両者の大きな違いは2つあります。
1つ目は、機能面です。無料ツールはシンプルな機能が多いですが、有料ツールはSEO対策の提案機能やデータ管理機能など個別対応のできる機能が用意されています。
2つ目は、ランニングコストです。無料ツールは利用範囲に制限がついていることはありますが、どれだけ使用しても料金が発生しません。一方で、有料ツールはランニングコストがかかるため、しっかりと費用対効果を確認し導入を検討する必要があります。
レポートや分析結果の見やすさを重視する
SEOツールは、見やすさや使いやすさを重視することも大切です。操作が難しいツールや分析にコツがいるツールは利用者を限定するので、複数人での併用や初心者の使用が難しいです。
直感的に把握できるグラフや一覧表示になっているか、誰でも簡単に使用できるかを事前にチェックしておきましょう。また、分析結果が分かりにくいと対策や戦略に活用できないので、SEO対策に直結するツールを選択するといいでしょう。
無料で使えるおすすめSEOツール5選
SEOツールの選び方が把握できたところで、まずは無料で利用できるSEOツールをご紹介します。
Googleが提供しているツールやシンプルで使いやすいツールを厳選しましたので、SEO対策に役立ててみてください。
Googleアナリティクス
「Googleアナリティクス」とは、Googleが提供しているアクセス分析ツールです。「Googleアナリティクス」では現在サイトに何人のユーザーが訪問しているのか、ユーザーの属性など、訪問したユーザーの動きを可視化できます。
無料で利用できるにも関わらず多機能で、SEO対策から自社サイトの改善まで幅広く活用できます。
Googleアナリティクス | |
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料金 | 無料 |
機能 | リアルタイムレポート
ユーザーの属性 訪問経路 Webサイトの成果の確認など |
概要 | 訪問経路やユーザー属性を分析し、サイト内でのユーザーの動きを可視化できる |
公式サイト | https://marketingplatform.google.com/about/analytics/ |
Googleサーチコンソール
「Googleサーチコンソール」も、Googleが提供する無料のサイト分析ツールです。「Googleアナリティクス」が訪問時のユーザーの動きに特化しているのに対し、「Googleサーチコンソール」はサイト自体のパフォーマンスを分析します。
例えば、特定のキーワードでの検索順位やクリック数、表示回数などGoogle検索時の状態が分かります。また、セキュリティ問題の検出や被リンクチェックなど、サイトを運営する上で便利な機能も用意されています。
Googleサーチコンソール | |
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料金 | 無料 |
機能 | 検索順位チェック
クリック数チェック 表示回数チェック 被リンクを調査する セキュリティ問題の検出など |
概要 | 自社サイトの検索順位やクリック数、表示回数などを分析しSEO対策に役立てる |
公式サイト | https://search.google.com/search-console/welcome?hl=ja |
ラッコツールズ
「ラッコツールズ」は、会員登録なしで130以上のWebツールが使用できるサービスです。文字数カウントや画像の調整など、コンテンツ作成時に役立つツールが揃っています。
SEO対策に活用したいのは、見出し抽出機能です。キーワードを入力するだけで、上位コンテンツの見出しを表示します。文字数やタイトルも同時表示されるため、上位コンテンツにどのような傾向があるのか把握したうえでコンテンツ作成ができます。
ラッコツールズ | |
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料金 | 無料 |
機能 | 見出し抽出
文字数カウント メールアドレスチェックなど |
概要 | 130以上のツールが揃っており、SEO対策やコンテンツ作成時に活用できる |
公式サイト | https://rakko.tools/ |
Googleトレンド
「Googleトレンド」とは、Googleが提供しているキーワードの検索傾向を分析するツールです。特定キーワードの検索数の推移や、リアルタイムで検索されている注目のキーワードが把握できます。
類似キーワードでの検索回数の比較や、国別での検索数を調査をすることも可能です。キーワードの注目度や検索数の推移を念頭に置きコンテンツのキーワード選定をすることで、SEO対策としても活用できます。
Googleトレンド | |
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料金 | 無料 |
機能 | 急上昇キーワードの抽出
キーワード別の検索数の表示 国別のキーワードの検索数の表示など |
概要 | 検索キーワードに特化したツールで、過去の検索数からリアルタイムでの検索数まで把握できる |
公式サイト | https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP |
SEOチェキ!
「SEOチェキ」は、競合サイトの分析に役立つツールです。サイトのURLを入力するだけで、検索順位や発リンク数、ソーシャルメディアの登録者数などが瞬時に表示されます。
とてもシンプルな構成なので、SEO初心者でも手軽に使用できるところが大きな魅力。競合サイトの状況が可視化できるため、自社サイトと比較をし新たなSEO対策を検討するときに役立ちます。
SEOチェキ | |
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料金 | 無料(1日200回まで) |
機能 | 検索順位チェック
発リンクの調査 ソーシャルメディアの登録者数の調査など |
概要 | サイトのURLを入力するだけで、競合サイトの情報を取得できる |
公式サイト | https://seocheki.net/ |
機能が豊富な有料のSEOツール5選
続いて、有料プランのあるSEOツールをご紹介します。豊富な機能と使いやすさを兼ね備えたツールばかりなので、ぜひチェックしてみてください。
Pascal
「Pascal」は、SEO対策にかかる作業時間を大幅に削減できるSEOツールです。調査や分析など時間のかかる作業を、このツール一つで完結できます。「Pascal」の主な機能は、下記の4つです。
- ・競合分析:検索上位サイトを約50項目で比較分析できる
- ・コンテンツ分析:上位コンテンツが使用しているワードや共起語が把握できる
- ・キーワード分析:Googleサーチコンソールと連動し、キーワード分析を自動化
- ・ランキング取得:PC・モバイルごとの検索順位を表示できる
実際に「Pascal」を使用した事例は次の章「SEOツールの活用事例」で紹介しています。
Pascal | |
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料金 | ライト:月額49,500円(税込)
プロ:月額66,000円(税込) アナリスト:月額88,000円(税込) |
機能 | 競合分析
コンテンツ分析 キーワード分析 ランキング取得 |
概要 | 使いやすさを重視しSEO対策にかかる作業時間を大幅に削減できるSEOツール |
公式サイト | https://www.pascaljp.com/ |
MIERUCA
「MIERUCA」は、集客や収益につながることを重視したSEOツールです。アクセス分析や検索順位が把握できるのはもちろんのこと、SEO対策を重要度順に提案してくれるところが特徴です。
どのようなSEO対策をすべきか迷っていても、改善施策を分かりやすく教えてくれます。また、コピーコンテンツチェックや競合サイトとの比較など多機能で、コンテンツ作成から具体的なSEO対策まで一貫したサポートを受けられます。
MIERUCA | |
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料金 | 月額150,000円(税抜)~
※初期費用別途あり |
機能 | 競合分析
アクセス分析 検索順位チェック 競合流入キーワード調査 SEO施策を重要度順に提案など |
概要 | 集客や収益につながることを重視しコンテンツ作成からSEO対策まで一貫してサポートするSEOツール |
公式サイト | https://mieru-ca.com/ |
SEARCHWRITE
「SEARCHWRITE」は、誰でも成果を出せるようになるSEOツールがコンセプトです。SEO対策のワークフローに沿った機能が揃っており、コンテンツ作成からサイトの分析までをこのツール1つで行えます。
SEOの課題点を自動で発見し可視化する機能や、SEO対策のタスク管理ができる機能などSEO初心者が嬉しい機能も満載。分析をして終わりではなく、実際にSEO対策ができるようにサポートしてくれます。
SEARCHWRITE | |
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料金 | ベーシック:月額50,000円 |
機能 | アクセス分析
SEOの課題や修正点の提案 検索順位チェック タスク管理機能 効果検証機能など |
概要 | 『「わかる」ではなく「できる」を全ての人に』をコンセプトに誰でも成果を出せるようになるSEOツール |
公式サイト | https://searchwrite.jp/ |
Keywordmap
「Keywordmap」は、SEOでの流入増加を目指す企業向けのSEOツールです。50を超える機能を兼ね備えており、あらゆる課題や目的に対応できるところが特徴。
例えば、自然検索調査では自社サイトと競合サイトの流入キーワードを抽出し、効果的なキーワードやSEO対策が検討できます。7日間のトライアルが用意されているので、まずは機能を試してみることも可能です。
Keywordmap | |
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料金 | 要お問い合わせ |
機能 | 検索順位チェック
自然検索調査 ソーシャルメディア分析 季節要因調査など50を超える機能を搭載 |
概要 | SEOでの流入増加を目指すSEOツール |
公式サイト | https://keywordmap.jp/ |
BULL
「BULL」は、検索順位チェックに特化したSEOツールです。登録したURLのGoogleやYahoo!での検索順位を瞬時に表示します。タブレットやスマートフォンでの表示にも対応しているので、手軽に確認できるところが特徴。
見やすい画面設計とシンプルな機能で、使いやすさを重視しています。複数人での管理にも対応しているため、検索順位チェックのみに特化したツールを探している場合におすすめです。
BULL | |
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料金 | BULL30:月額1,150円(税込)
BULL50:月額1,850円(税込) BULL100:月額3,500円(税込) BULL200:6,550円(税込) BULL500:15,400円(税込) |
機能 | 検索順位チェック |
概要 | 検索順位チェックに特化したSEOツール |
公式サイト | https://bullseo.jp/ |
SEOツールの活用事例
最後に、実際にSEOツール「Pascal」を活用している事例をご紹介します。SEOツールを導入した効果が把握できるので、ぜひ参考にしてみてください。
自社で集客対策ができるようになった事例
この企業では「Pascal」を使用するまでは、記事を書いてアップすることがゴールとなっていたそうです。しかし、どれだけ満足できる記事でも検索エンジン経由での集客につながらないと意味がないと思うように。
そこで、SEOを意識した記事を書けるようにと「Pascal」を導入しました。「Pascal」のコンテンツ分析機能を活用し、記事作成前にターゲットやキーワード選定を行っているそうです。
「Pascal」導入後の成果は、自社内でSEO対策ができるようになったこと。外注の必要性がなくなったのはもちろんのこと、複数ツールの併用もなくなり負担がぐんと減りました。
日々の業務量やコストの削減につながっており、「Pascal」のコストパフォーマンスは計り知れないと感じているとのことです。
▼詳細はこちら「対策の具体的な道筋を立ててくれる。− ユミルリンク株式会社さま」
https://www.pascaljp.com/customers/case07.html
SEOツールの使用で16位から1位になった事例
中古カー用品やバイク用品をメインに買取・販売をしているこの企業では、7~8年前からウェブサイトの強化をしていました。
当時はSEO対策を外部委託していたのですが、情報の蓄積ができず、スピード感のある対応が難しいため、自社内で行う方法に変更したそうです。そこで導入をしたのが「Pascal」です。
コンテンツ分析を活用しSEO対策をしたところ「タイヤホイール 買取」で16位だった順位が、1位をキープできるように。現在は、新規記事の作成や既存ページの修正にも「Pascal」のコンテンツ分析を活用し、コンテンツの骨格を作成しているとのことです。
▼詳細はこちら「タイヤホイール 買い取り」16位から1位に。− 株式会社アップガレージさま」
https://www.pascaljp.com/customers/case12.html
業務効率化に直結した事例
Webマーケティングを行っているこちらの企業では、操作性と性能の両立ができている点を評価し「Pascal」を導入しました。
上位ページの分析をすれば検索順位が上がることは分かっていたものの、手作業での分析に時間がかかっていたそうです。「Pascal」のコンテンツ分析を活用すればキーワードやURLを入力するだけで、必要な情報が可視化できます。
誰が見ても理解できる状態や作業に落とし込みやすいデータとして情報が可視化されるため、活用しやすいと感じたそうです。利用者のスキルに左右されることなく使用できるので、コンテンツ担当やスクールメンバーがフル活用しているとのことです。
▼詳細はこちら「上位ページのコンテンツ分析機能、これは、本当に助かっています。
− 株式会社 Catch the Webさま」
https://www.pascaljp.com/customers/case24.html
SEOツールを使いコンテンツを最適化する
サイトの認知度や集客力アップには、SEO対策が欠かせません。SEOツールを活用することでいち早くサイトの現状を把握し、取り組むべきSEO対策を可視化できます。
コンテンツやサイトに合うSEOツールを使い効率よく最適化できれば、短期間でも成果を実感できるようになるでしょう。この記事を参考に、自社に合うSEOツールを検討してみてください。