SEOの外部対策(サイト外の対策)の知識や進め方について、わかりやすく解説しています。
「内部対策を進めたいけど、検索上位が伸び悩んでいて外部対策を検討している」
「質の高いリンク獲得する方法がわからないので動けない」
「AI時代に外部対策が重要だと聞いて取り組んでみたい」
外部対策を検討している方は、このような状況に当てはまる方も多いのではないでしょうか。
2026年現在の外部対策は、SEO対策において重要な対策となっています。さらに、AIに対しての対策(LLMO対策)としても高い注目を集めています。ブランディング強化のため、取り組みたい方もいると思います。
この記事では、外部対策の基本知識や具体的な方法を中心に、初心者の方でもスムーズに外部対策に取り組めるような内容を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事のポイント
- SEOの外部対策とは、第三者のWebサイトを活用して自社サイトのSEO評価を高める施策
- 外部対策は主に「被リンクの獲得」と「サイテーションの増加」が重要
- 被リンクは、一次情報によるコンテンツの作成や関連企業との相互リンクで増やす
- サイテーションの増加には、SNSやイベントの活用が効果的
- ローカルSEOでも外部対策は必須の施策
外部対策とは
まずはサイト外の対策である外部対策がどのような対策なのか、正しく理解しておきましょう。
・定義と重要性
・Googleの被リンク評価の仕組み
・効果が出るまでの期間
3つのことについて、1つずつ解説していきます。
外部対策の定義と重要性
SEOにおける外部対策とは「外部のサイトやSNSなどを活用して、自社サイトの評価(検索順位や認知)を高める施策」です。
基本的に、自社のページもしくはサービスを他社に紹介してもらうことにより、検索順位をあげる目的で行います。
具体的には、外部サイトから自社サイトへ遷移する「被リンク(外部リンク)」の獲得が中心です。最近では、リンクを伴わない「サイテーション(言及)」の獲得もかなり大切な取り組みになっています。
自社サイトへの被リンクや外部言及が増えればどうなるかというと、図のような好影響をもたらします。
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まず、Googleなどの検索エンジンが「このサイトは他のページでもおすすめされている良いコンテンツを発信している」と判断することにつながりますよね。
そうなると、Googleは良いコンテンツ(独自性の高い有益なコンテンツ)をユーザーに紹介したいので、検索評価がアップすることにつながります。
ちなみに「外部対策よりコンテンツや内部の対策が重要」という考えの方がいると思いますが、それは概ね正しい見方です。
Googleも「コンテンツの質がSEOで最重要」ということを発信している通り、コンテンツの質や内部対策のほうが外部対策よりも重要なのは間違いないと思います。
しかし、外部対策も無視することはできません。SEOに影響することに加え、AI対策としても有効と言われているからです。
なぜなら、生成AIはRAG(ラグ / Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)という仕組みで、Webサイトだけでなく、あらゆるネット上の情報を参照するからです。(RAGの仕組みはサイテーション対策とは?SEO・MEO・AIに効く獲得方法と成功事例の記事でも詳しく解説しています。)
AI検索が普及したことに代表されるように、ユーザーの行動も多様化しています。そんな時代ですから、いまや検索上の情報を整えるだけでは不十分です。
このように、様々な外部情報を整えて行く重要性は、今まさに高まりつつある状況です。
まとめると、内部対策に比重を置きながら、外部対策にも取り組むことが大切だと言えるでしょう。
Googleが被リンク(外部リンク)を評価する仕組み
Googleの検索エンジンが被リンクを評価する際は、主に以下3つの基準を重視すると考えられています。(サイテーションの評価とは別の話です。)
・被リンクの量
・被リンクの質
・ドメイン分散(たくさんのドメインに言及されているか)
かつては、単純に被リンクの量が多いほどSEO評価が高まっていました。実際にそれで効果が出ていた時代もありました。
しかし、売買により大量の被リンクを受けるサイトが多発したため、現在では被リンクの量だけでなく「被リンク元の質」や「ドメイン分散」も重視されています。
質が高い被リンクとは、サイト運営者が自然な形で設置する「ナチュラルリンク」や、信頼性・権威性が高いサイトからの被リンクが当てはまります。また、自社サイトと関連性が高いサイトからの被リンクも、高く評価される傾向にあります。
ちなみに、2024年5月に流出したとされるGoogleの社内文書には、リンクの質の評価について、以下の3項目が記載されていたことが話題になりました。
| 分類項目(タグ名) | ページの意味 | SEO効果(リンクパワー) |
| navboost document (ナブブースト) | 極めて価値・評価が高いページ ユーザーの検索・クリックが多く、実際にトラフィックが集まっている主要なページ。 | 最高 極上のリンクとして高く評価される。 |
| base document (ベース) | 標準的な評価のページ ペナルティもなく、絶大な人気があるわけでもない、ごく一般的なWebページ。 | 標準 通常のリンクとしてカウントされる。 |
| blackhole document (ブラックホール) | 価値のない孤立したページ スパム、低品質、または誰にもクリックされず評価が外に流れないページ。 | ゼロ リンクパワーは一切引き渡されず、無視される。 |
こちらの内容から推察すると、価値の高いページからのリンクはやはり評価されるということになります。
最後にドメイン分散とは、「特定の1社だけでなく、バラバラのたくさんの会社(サイト)からリンクをもらうこと」です。多くのサイトから紹介されている実績を作ることで、Googleから「多くの人たちに広く信頼されているサイトだな」と判断されやすくなります。
被リンクの質と量、そしてたくさんのドメインに言及されることが、サイト評価に好影響をもたらす可能性は非常に高いのです。
外部対策が効果を発揮するまでの期間
外部対策が効果を発揮するまでの期間については定かではありませんが、Googleが公式YouTubeチャンネルで公開した動画「How to hire an SEO(SEO業者の選び方)」の中で「通常は評価まで4ヶ月から1年かかる」との見解を示していました。
その後もGoogle検索セントラルなどの公式のメディアでも同様の意味の記載がされていました。
Googleが発信していることからも、外部対策の評価が正しく反映されるまでには一定の中長期期間が必要になることに間違いはないでしょう。
ここまで、定義と重要性、効果の出る期間などを紹介させていただきました。
外部対策は被リンクもしくはサイテーションの獲得が施策の中心となるため、前提として良質なコンテンツの作成が必須です。
その上で第三者から自社サイトを見つけてもらい、質の高い被リンクを地道に増やしていく必要があります。
外部対策を含めたSEO対策は短期的に成果が出る取り組みではないため、結果を焦らずに内部対策とともに継続することが大切です。
細かいところまで理解できなくても大丈夫ですが、特に中長期的に取組む必要があるということは考えて取り組みましょう。
被リンク(外部リンク)はSEO効果がないの?
「被リンクは効果がない」いった意見を耳にしたことがあるかもしれませんが、本当のところはどうなのと気になっている方も多いと思います。
しかし、効果がないのは悪質なリンクに限った話で、良質な被リンクの獲得であればSEOに効果はあるという意見が多いです。
Googleが2012年から2016年にかけて複数回行った「ペンギンアップデート」で検索アルゴリズムが変更され、検索順位を上げるための不正なリンクはペナルティの対象となりました。
また、Googleは不正なリンクを分析して無効化する「リンクスパムアップデート」を定期的に行っています。
しかしこれらはあくまで不正なリンクが評価されなくなっただけであり、良質な被リンクは高いSEO評価を受けられます。事実、Googleは以下のように被リンクの重要性を示しています。
「Google 検索が成果を出し続けている理由は、何百万人ものユーザーがWebサイトに張ったリンクを参考に、どのサイトが価値のあるコンテンツを提供しているかを判断しているためです」
※引用:Google「Googleが掲げる10の事実」
▶ 引用元を開く(別タブ)
2024年には検索アルゴリズムのコアアップデートを複数回実施していますが、良質な被リンクは依然として重要なままです。
自社サイトのSEO評価を上げるためには、良質な被リンクの獲得を集めることも大切なのです。
SEOの外部対策に取り組む前に確認すべきこと
外部対策に取り組む際は、次の2つの要素をあらかじめ確認しておきましょう。
内部対策との違いを理解する
外部対策を行う際は、内部対策との違いをあらためて認識しましょう。役割などの違いを把握していないと、施策の方向性を間違える可能性があります。具体的な違いは、以下表をご確認ください。
| 項目 | 外部対策 | 内部対策 |
|---|---|---|
| 目的 | 外部サイトを活用して自社サイトのSEO評価を高める | 検索エンジンに自社サイトの情報を正しく読み取らせ、SEO評価を高める |
| 対象 | 外部サイトやSNS | 自社サイト |
| 役割 | ・被リンクの獲得 ・サイテーションの増加 | ・クローラビリティとUIの最適化 |
| 施策例 | ・PR活動 ・相互リンク ・コンテンツマーケティングとの連携 ・ソーシャルメディアの活用 | ・XMLサイトマップの作成 ・パンくずリストの設置 ・内部リンクの設置 ・レスポンシブデザインの導入 |
「サイトの中か外どちらで行うか」という大きな違いがあり、その施策内容も大きく異なります。
内部対策とのバランスを確認する
外部対策と内部対策は並行して進めることが重要です。どちらかに偏ると思ったように効果を発揮できません。
とはいえ、SEOの土台となるのは内部対策です。内部対策が未完成な場合、使いづらい上に情報が不十分なサイトとなってしまうでしょう。仮にコンテンツが充実していても、検索エンジンのクローリングに対応できていなければSEOの評価につながりづらいです。
そのため、外部対策だけを進めても、そもそもの自社サイトの品質が低ければ被リンクの獲得は困難です。
これからSEO対策に着手する場合、まずは内部対策を優先するべきと言えます。ある程度内部対策を進めてから、内部・外部の対策をバランス良く進めてみてください。

SEO外部対策の種類
SEOの外部対策は、主に以下の種類に分類されます。それぞれの特徴や期待できる効果、および注意点は以下の通りです。
| 種類 | 主な目的 | 期待できる効果 | 注意点 |
| 1. 被リンクの獲得 | 外部サイトからリンクを貼ってもらう | ドメイン評価(検索順位)の直接的な向上 | 不正なリンク(購入など)はペナルティ対象 |
| 2. サイテーション | Web上でブランド名やNAP情報を言及される | 知名度向上、ローカルSEO(MEO)への好影響 | 表記(NAP)を統一しないと効果が分散する |
| 3. SNSの運用 | XやInstagram等で情報を拡散する | サイテーションの増加、二次的な被リンク獲得 | リンク自体は「nofollow」のため直接のSEO効果はない |
| 4. 寄稿(ゲストポスト) | 関連サイトに記事を寄贈しリンクをもらう | 質の高い関連リンクの獲得、認知拡大 | リンク獲得目的だけの低品質な寄稿は逆効果 |
| 5. プレスリリース | メディア向けに公式情報を配信する | 大手ニュースサイト等からの高評価リンク・言及 | 配信サービス内のリンクはnofollowの場合が多い |
| 6. ローカルSEO(MEO) | Googleマップや地域検索を最適化する | 地域キーワードでの上位表示、実店舗への誘客 | NAP情報の正確性と、定期的な口コミ管理が必要 |
どれも行うというのが理想的ですが、特に中心となるのが被リンクやサイテーション、SNS運用です。具体的にこれらを増やすために必要な方法を伝えていきます。
SEO外部対策の具体的な方法8選
外部対策を強化する方法がわからない方のために、具体的な施策を8つに分けてご紹介します。
1. 一次情報の活用
被リンクを獲得するためには、一次情報を活用した良質なコンテンツが必要です。
Googleはオリジナルのコンテンツを高く評価することから、他サイトとの差別化が必要という観点でもそうですが、以下のようなメリットも得られます。
良いコンテンツがあると何が起こる?
- コンテンツを見たユーザーが他の人に紹介をする
- コンテンツを見たユーザーが直接問い合わせてくる
- 他のサイトでも参考情報として紹介される
- 相手側からコンテンツで紹介してほしいという依頼が来る
つまり、「他の施策の効果も高まったり、自分たちが外部に依頼しなくても被リンクやサイテーションが増える」というメリットが生まれます。
紹介してもらうということは、サイト運営者が自然に外部リンクを掲載する「ナチュラルリンク」に該当するため、良質な被リンクと検索エンジンに判断されます。
とはいえ、そういったコンテンツを作ることは簡単ではありません。
たとえば、独自の取材や統計調査、自社の事例にもとづいた記事のほか、自社のノウハウや技術に関する専門知識を伝えるコンテンツなど、自社にしか出せないコンテンツが良いでしょう。
近年、AIによるコンテンツ作成も行われることが増えましたが、生成AIは二次情報をまとめた回答が多く、一次情報の発信は専門知識をもつ方自身が行うことが重要です。
2.相互リンク依頼による獲得
地道な活動として、相互リンクの獲得も大切な手法です。相互リンクとは、個別の2つのWebサイトがお互いのページをリンクし合うことです。
「相互リンクってペナルティになるのでは?」という意見も聞いたことがありますが、Googleはリンクの売買は禁止していますが依頼や相談によるリンクの設置をペナルティの対象としているわけではありません。
もちろん、良質なコンテンツを作り、自然なリンクを獲得することが一番です。しかし実際には多くの知識と時間もかかるため、依頼することも必要になるのが現実です。
STEP1:依頼先の選定
相互リンクは、自社と関連性が高いサイト同士で行うと高い効果を発揮します。反対に、自社と関連性が薄いサイトや、単純なリンク集など低品質なサイトとむやみに相互リンクすると、SEO評価が下がるおそれがあります。
選ぶ基準は「テーマが近いこと」と「お互いに得があること」の2つです。
尚、相互リンクを張る際には、必ずしも1ページ対1ページの、直接的なリンク関係でなくとも構いません。異なるページ間の相互リンクであっても、SEO的に有効です。
たとえば、以下のようなイメージです。
自社サイト:「キーワード選定」の解説ページに、相手サイトの「SEO対策の基本」の記事をリンクする
相手サイト:「【初心者向け】SEO対策の基本」の記事に、自社サイトの「キーワード選定の具体的な手順」のコラムをリンクしてもらう
また、ページの中で自然な文脈で貼るのが、理想的です。相手先のページや自社のページを確認し、お互いにとっていい貼り方をするとメリットが大きいと思います。
STEP2:具体的なターゲットページを選ぶ
今はトップページ同士でリンクし合うより、「ページ単位」で繋ぐのが効果的です。
- 自社ページを決める 「今、いちばんアクセスを増やしたいページ」や「検索順位を上げたい特定の記事」を1つ選びます。
- 相手のページを探す そのテーマで実際に検索してみて、上位に出るサイトをリサーチ。「このページの、この文脈になら、自社のリンクが自然に混ざりそうだな」という記事をピックアップします。
STEP3:テンプレートの準備
テンプレートを作るときに重要なのは、相手にもメリットが伝わるようにすることです。相手先への配慮は忘れず、丁寧なメールであれば理想的です。以下が一例です。
件名: 【ご提案】〇〇(自社サイト名)と御社記事の相互ご紹介について
本文: 〇〇(相手のサイト名・会社名) 運営担当者様
初めてご連絡いたします。 〇〇(自社サイト名)を運営しております、〇〇(自分の名前)と申します。
普段から御社の「(相手の記事タイトル)」をとても楽しく、参考に拝見しております。
今回ご連絡いたしましたのは、御社の素晴らしい記事と、弊社の「(自社の記事タイトル・URL)」で、お互いにリンクを紹介し合えないかというご提案です。
【ご提案内容】 もしよろしければ、御社の記事内で弊社の(サービスや記事)を少しご紹介いただけないでしょうか。
そのお礼として、弊社の以下のページにて、御社のサイト(またはご指定の記事)をぜひご紹介させてください。
▼弊社での掲載予定ページ: (自社のURL)
リンクの貼り方や紹介文は、御社の記事の流れを邪魔しないよう、自然な形で掲載させていただきます(ご指定いただくことも可能です)。
お互いのサイトにとってプラスになるお取り組みになれば幸いです。 ご検討のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
依頼先にあわせて、色々なテンプレートを活用してみるといいでしょう。
STEP4:依頼をする
基本的には、相手のサイトにある動線からアプローチします。
- お問い合わせフォーム: 一番確実です。ここから上記メッセージを送ります。
- 会社のお問い合わせフォーム: サイト内にフォームがない場合、運営会社のホームページを探して送ります。
返信率は「5%程度(20件送って1件返ってくるくらい)」が目安です。「返ってきたらラッキー!」くらいの気軽な気持ちで送りましょう。
STEP5:依頼してからのやり取りの流れ
返信が来たら、「こちらが先にリスクを負う(先に貼る)」のがマナーであり、スムーズに進むコツです。
返信が来てからの流れ
- ①「ありがとうございます!」のお礼メール
- ② 自社サイトに、相手のリンクを【先に】掲載する ↓
- ③「載せました!」の報告と、相手側への掲載のお願い
- ④ 相手のサイトに自社のリンクが載る
- ⑤ 確認して、最後にお礼メールを送って完了
以上の流れやポイントを元に、取り組んでみてください。また、相互リンクを効率的に行うなら、ツールの活用もおすすめです。
弊社のパスカルは、競合や自社を分析して、アプローチリストを一瞬で分析できるのでおすすめです。
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3.PR活動による被リンク獲得
被リンクの獲得方法として、PR活動も挙げられます。
たとえば、プレスリリースは有効です。自社の商品やサービスの最新情報を発信すれば、プレスリリース会社が提携しているニュースサイトやブログからの引用が期待できます。
PRTIMESなどのプレスリリース配信サービスに掲載すれば、サイテーションの増加にもつながるでしょう。複数の会社が関わる内容であれば、共同プレスリリースを発表しましょう。
相手企業のサイトから被リンクをもらえる上に、接点のないユーザーへリーチできるため自社サイトのアクセス増加が期待できます。
4.パートナー企業との協力
自社のパートナー企業(取引先)や関連する企業と協力して、被リンクを生む方法もあります。これらはお互いのビジネスにプラスになるため、快く協力してもらえるケースが多い施策です。
| 具体的な施策 | 具体的なアプローチ方法 | 自社のメリット |
| 記事の共同執筆 | 自社と親和性の高い企業と共同で記事を執筆し、お互いのサイトに掲載し合う | 自然な形での相互リンクの獲得 |
| 導入事例・インタビュー | 自社製品を導入した取引先にインタビューを行い、自社サイトで事例記事として公開する | 事例公開に伴う被リンクの獲得、商談で使える強力な営業資料の確保 |
| 関連企業への寄稿 (ゲストポスト) | 自社の専門知識を活かして、関連企業が運営するメディアに記事を寄稿する | テーマ関連性が極めて高い良質な被リンクの獲得 |
| 協賛・支援活動 | 地域のボランティア団体や業界のイベントへ協賛・支援を行う | 団体の公式サイト(協賛企業一覧など)からのリンク獲得 |
既に取引の企業であれば、新規の企業よりも依頼しやすいメリットもあります。クライアントが多い企業さまなら、ぜひおすすめしたい方法の1つです。
5.ソーシャルメディアの活用とAI検索対策
ソーシャルメディアの利用が普及した現代において、X(旧Twitter)やInstagram、YouTubeなどの動画共有サービスやSNSの運用は、外部対策を進めるうえで欠かせないアプローチです。
SNS上のリンク自体には「nofollow(検索エンジンの評価を直接渡さない属性)」が付与されていることが多いため、直接的な被リンク効果(リンクパワーの獲得)は期待できません。
しかし、SNS上でブランド名や商品名が拡散されることで、サイテーション(Web上での言及)の獲得に繋がります。
具体的な施策には、以下のようなものがあります。
| 具体的な施策 | 概要 | 期待できる効果 |
| ハッシュタグキャンペーン | 「#指定のハッシュタグ」と自社ブランド名をつけて投稿してもらう企画(プレゼント企画など) | 短期間で爆発的にサイテーションを増やせる。トレンド入りによる認知拡大。 |
| インフルエンサーの活用 | 業界で影響力のあるインフルエンサー(KOL)に製品を体験してもらい、レビューを投稿してもらう | フォロワーによる二次拡散(リポストや口コミ)が期待でき、質の高い言及が集まる。 |
| UGC(ユーザー発信)の促進 | 思わず写真や動画をシェアしたくなる仕掛け(パッケージのデザイン性など)や声かけを行う | ユーザー発信のリアルな口コミ(サイテーション)が日常的に生まれ続ける。 |
特に「ハッシュタグキャンペーン」などは、取り組みやすくおすすめです。SNSは拡散を生むメディアなので、有効に活用してみてください。
6.イベントの主催
イベントの主催や参加も、おすすめの外部対策です。オフラインのイベントやセミナー・ウェビナーの主催を告知することで、興味をもった方からの被リンクの獲得が見込めます。
また、SNSやブログでイベントについて参加者に言及してもらえれば、サイテーションの向上にもなります。
例として製品の無料体験のイベントならば、製品を使用した感想をSNSに投稿してくれる可能性があります。
ブログであれば、被リンクを設置した上で記事を公開してもらえるかもしれません。イベントやセミナーを告知する際は、プレスリリース配信サービスやメルマガを活用して拡散効果を高めましょう。
他社との共同開催の場合、相互リンクも可能です。
7.利便性の高いツールや資料の提供
ビジネスや日常生活で「すぐに使えて実用性の高いツールやデータ」を自社サイトで無料提供することは、多くの外部サイトから紹介(被リンク)されやすくなる手法です。
ツール・資料の提供による効果の例
単なる文章のひな形(テンプレート)は生成AIでも簡単に作成できる時代だからこそ、「AIでは真似できない独自性や機能性」を持ったツールや資料を用意することが重要です。
| 提供するコンテンツ | 具体例 | なぜ被リンクに繋がるのか(AIとの差別化) |
| 高度な計算・診断ツール | 独自の「見積もりシミュレーター」や「適性・業種診断ツール」など | プログラミングや独自の計算ロジックが必要なため、AIのテキスト生成では代替できず、紹介されやすい。 |
| 調査データ・一次資料 | 自社で集計した「業界の最新トレンド市場調査」や「統計データ」 | 生成AIは過去の二次情報をまとめるのが得意な反面、「最新の一次データ」は持っていないため、引用(リンク)されやすい。 |
| インフォグラフィック | 複雑なデータや業界の仕組みを、プロが視覚的にわかりやすく1枚にまとめた図解イラスト | 複雑な情報を正しく綺麗にビジュアル化するには高度なデザインスキルが必要なため、他サイトが解説記事を書く際に「参考画像」としてリンク付きで引用されやすい。 |
オリジナルのコンテンツを意識することで、ユーザーからも評価されるコンテンツができると思います。
8.サイテーションの紐付け
Web上に散見される自社に関するサイテーションを正しく紐付けるためには、Googleの検索エンジンに正確な情報を伝える必要があります。有効な手段は以下の2点です。
- NAP情報(名前・住所・電話番号)の表記を統一する
- Googleビジネスプロフィールに登録する
NAP情報とは、「Name(会社名やサービス名)」「Address(本社や支店の所在地)」「Phone(電話番号)」の略称です。
検索エンジンは、Web上の情報がどの会社のものかを判別する際に、このNAP情報を手がかりにしています。
一方、Googleビジネスプロフィールは、Googleマップや検索結果に企業情報を表示できる管理ツールです。
Web上のサイテーションをしっかりと自社に集約させるため、表記を統一したNAP情報を登録しましょう。
SEO外部対策の戦略
SEO外部対策は単体で捉えず、内部対策と並行して進めることが成功の鍵です。
戦略の第一歩は、自社の弱みをはっきりさせ、どこへアプローチすべきかを決めることです。そこでおすすめなのが「自社と競合の被リンクや外部言及(サイテーション)の状況分析」です。
競合との差分を洗い出して埋めていくことで、自社が次に狙うべき具体的なアクションが見えてきます。同時に、競合に勝っているポイントから「自社の強み」を再発見することにも繋がります。
まずは分析をしてから、初心者でも取り組みやすい、関連サイトへの「相互リンクの依頼」や「SNS運用」から着手し、地道に差分を埋めていきましょう。
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SEO外部対策に伴うリスクとその回避策

SEOの外部対策は必須の施策と言えますが、誤ったやり方で進めると大きなリスクに直面するおそれがあります。
外部対策でリスクが高まる要因
外部対策の内容によっては、Googleからの評価が著しく下がる危険性があります。具体例として、以下の要因が挙げられます。
以下のようなことは自社のマイナス評価になるため、絶対に行わないでください。
してはいけない外部対策
・購入した被リンク
・リンク集や関係のないページとの相互リンク
・低品質または悪質なサイトからの被リンク
Googleは、売買で得た被リンクや過剰な相互リンクは、リンクスパムに該当すると公表しています。また、膨大なサイト間で相互リンクを行う「リンクファーム」からの被リンクも、評価が下がる一因になり得ます。
さらに、コピーコンテンツを扱う低品質なサイトや、違法コンテンツを掲載する悪質なサイトからの被リンクも評価を下げかねません。
このようなことは間違っても行わないように注意してください。
Googleペナルティを受けないためのポイント
Googleからペナルティを受けたり、評価を下げられたりしないためには以下のポイントを心がけましょう。
ペナルティを受けないためのポイント
- 被リンクを購入しない
- 自社と関連するサイトのみと相互リンクする
- Googleサーチコンソールのリンク否認機能を使用する
- ワードサラダなどの低品質なコンテンツで、リンクを自作自演しない
悪質なWebサイトから被リンクされてしまった場合、Googleサーチコンソールのリンクの否認機能を使うこともできます。(手間もかかるので、余裕があるタイミングの対応で良いです。)
一方、ワードサラダとは、自動生成された支離滅裂なテキストです。かつて、ワードサラダで大量に生成したページから自社サイトへの被リンクを自作自演して、検索順位を上げる行為が多発していました。
現在ではリンクスパムとして見なされるため、悪質な被リンクの自作自演は絶対にしてはいけません。高品質なコンテンツや情報を発信することで、良質な被リンクの獲得につながります。
過去の事例から学ぶリスク回避
2017年にGoogleは日本語サイト限定で、低品質なWebサイトの検索順位を大幅に下げるアップデートを実施しています。
当時、日本では不確かな情報を掲載する医療系キュレーションサイトが問題視されていました。Googleはアップデートの際に、以下のように明言しています。
「今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります」
引用元:Google「日本語検索の品質向上にむけて」
▶ 引用元を開く(別タブ)
Googleが直接名指ししたわけではないものの、低品質なキュレーションサイト対策としてアップデートを実施したと考えられています。
SEOの外部対策は良質なコンテンツがあってこそ活きる点を忘れず、正当な手段で被リンクの獲得やサイテーションの増加を目指しましょう。
ローカルSEOと外部対策の連携方法
ローカルSEOとは、特定の地域における検索上位を狙うSEO対策です。たとえば、「新宿 美容室」「横浜 弁護士」のように、特定の「地域名+サービス名」による検索時に自社の店舗や事業所が優先的に表示されるように対策します。
ローカルSEOにおいても、外部対策は重要な施策です。ここでは、ローカルSEOと外部対策の連携方法を解説します。
1.地域性が高いWebサイトで紹介してもらう
特定の地域に特化したWebサイトへの情報掲載や被リンクの獲得により、自社と該当地域の関連性を高められます。
地域型ポータルサイトに登録すれば、自社サービスの紹介だけでなく被リンクも設置してもらえる場合があります。
同じように、ローカルニュースサイトやローカルイベントサイトからの被リンクを獲得できれば、さらに該当地域における知名度を高められるでしょう。
2.Web広告でユーザーの地域を指定する
Web広告は、広告の表示設定を地域や属性別に細かく定義できます。
たとえば、検索結果に表示される「リスティング広告」では、「新宿 美容室」と検索したユーザーのみに自社サイトへの誘導広告を表示するように設定できます。
ユーザーの属性にもとづいて表示する「ターゲティング広告」の場合、新宿付近からネットへ接続しているユーザーのみへ広告表示が可能です。
以上のように自社サイトが該当地域に関連するユーザーに多く閲覧されている状況を作ると、地域に関連した検索キーワードで上位表示されやすくなります。
3.ソーシャルメディアで地域に特化した内容を投稿する
SNSなどのソーシャルメディアで地域に特化した内容を投稿すると、その地域付近に関心があるユーザーの目に留まります。
ソーシャルメディアの投稿を通じてサイテーション増加が見込める上、自社サイトへの流入経路としても役立ちます。
また、Googleレビューの実績(投稿数とスコア)も自社の知名度を高めるため、検索順位の上昇に効果的です。店頭に口コミ投稿方法のポップやチラシ、QRコードを設置したり、口コミに返信したりして、ユーザーがレビューを投稿しやすい環境作りをしましょう。
SEO外部対策は継続性が重要
SEOの施策は内部対策のみに目がいきがちですが、外部対策の継続も重要です。
外部対策には、トレンドの施策があるわけではありません。被リンクの獲得とサイテーションの増加を目指す対策が基本となるため、地道に続けることが大切になります。
有用なコンテンツを提供して引用・紹介されれば、後から被リンクを外されるケースは少ないと考えられます。
多様なウェブサイトからの被リンクを積み重ねていくことで、自社の外部対策を強固にできるでしょう。
加えて、SNSやブログ、ニュースサイトなどの媒体で自社への言及を増やすと、サイテーションの増加に必要なWeb上の情報を充実させることができます。
外部対策は短期的に成果を挙げられる施策ではないため、堅実な取り組みが求められます。
外部対策の効果測定はどうする?
外部対策の効果を図ることも重要です。外部対策は施策を行ってから反映されるまでに数ヶ月〜1年ほどかかるため、中長期的な視点で複数の指標を追いかけることが大切です。
| 測定する指標 | ざっくり言うと? | 使うツール例 | チェックするポイント |
| 指名検索数の推移 | 会社名やブランド名で 検索された回数 | Googleサーチコンソール、パスカルなど | サイテーションやSNS運用、プレスリリースの成果で、自社の知名度が上がっているかをチェックします。 |
| リファラートラフィック (参照元からの流入) | 外部サイトやSNSの リンクから来た人の数 | Googleアナリティクス (GA4) | 獲得した被リンク、SNS、寄稿先メディアから、実際にどのくらいのユーザーが自社サイトに訪れたかを計測します。 |
| 生成AIでの紹介頻度 | AIの回答に自社が 登場する回数 | 各社のAIツール | 検索型AIに「〇〇業界のおすすめサービスは?」と問いかけ、自社が引用・紹介されるか定期的に観測します(AI検索最適化の効果測定)。 |
単にリンクの数を追うだけでなく、「自社の認知や信頼がネット上でどう広がっているか」を立体的に捉えることで、外部対策の本当の成果が見えてきます。
その計測には、ツールを使うのが現実的で早いです。ツールの一例として、弊社ではパスカルというSEOツールをリリースしていますが、以下のような外部対策のサポートが可能です。
Pascalの外部対策サポート機能
- 500キーワードの順位計測
- 自社・競合の被リンク数や被リンクドメイン数の定点分析
- サイテーション数(言及数)の調査
- 被リンクやサイテーションアプローチ先リストの出力
- 具体的なブランド戦略のアドバイス
キーワード選定や記事作成など、SEOの内部対策の機能もありますので、外部対策を効率的に進めていきたい方はぜひ無料トライアルや資料ダウンロードをご活用ください。
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外部対策は長期的かつ効率的に行おう
外部対策は地道な活動で、さまざまな方法を駆使して進めていくことになります。効果測定をしつつ、地道に進めていきましょう。
まずは取り組みやすい相互リンクの依頼や、SNSでのアプローチなどから進めていくと初心者の方も進めやすいと思います。
中長期の取り組みになりますが、SEOやAI引用への効果は大きい施策です。ぜひ内部対策とあわせて進めていってください。
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