SNSの併用でオウンドメディアの価値が向上! 効果的な活用方法や事例を紹介

オウンドメディア運営を成功させたいのであれば、SNSを上手く活用することが大事です。本記事では、オウンドメディアとSNSの使い分けで期待できる相乗効果や効果的な活用方法について紹介します。

「オウンドメディアの集客がうまくいかない」「SNSをうまく活用できていない」という担当者は、ぜひ参考にしてください。

また、オウンドメディアについて知りたい方は以下の記事もご参照ください。

緑の樹木にかぶさった青空に白文字で描かれたowned mediaの文字

【関連記事】オウンドメディアとは? 定義やメリット・デメリットなど基礎知識を解説!

オウンドメディアは自社が所有するメディアの総称です。Webマーケティングでは、顧客にとって有益な情報を発信するWebサイトやブログに限って呼ぶことがあります。この記事では、オウンドメディアの定義やメリット、デメリットなどの基礎知識を解説しています。

オウンドメディアとSNSの違い

クラシックなデザインの各種SNSのロゴ

冒頭で「オウンドメディアを成功させたいのであれば、SNSを上手く活用することが大事」というお話をしましたが、オウンドメディアとSNS、それぞれの役割を理解できていなければ、上手な使い分けができません。

そこで、本題へ入る前に押さえておきたい、オウンドメディアとSNSの違いについて紹介します。以下は、オウンドメディアとSNSの違いをまとめた表です。

尚、自社が運用している公式SNSもオウンドメディアの一部である、とする広義の解釈も存在しますが、ここでは狭義のオウンドメディア / SNSとして、下記のよう分類しています(本記事では、下記の分類を前提に解説を行っています)。

オウンドメディア SNS
特徴 自社保有のWebメディア ユーザーも発信できる媒体
役割 企業の商品・サービスの理解促進・ブランディング 信頼や評判の獲得
使用目的 企業・商品・サービスのファン獲得

他社との差別化

PR効果の最大化

それぞれどのような特徴や役割があり、主にどのような目的で利用されることが多いのかを紹介しますので、オウンドメディアとSNSの違いを理解していきましょう。

オウンドメディアの特徴

オウンドメディアは、企業が運営するWebメディアのことです。主に、自社の商品やサービス、それらに関連した情報を発信・アピールするための媒体で、独自ドメインで展開されるケースが多いですが、メールマガジンやブログなどで情報を発信するケースもあります。

オウンドメディアを運営することで、企業や商品、サービスの情報をしっかりと発信できるため、ファンの獲得や他社との差別化といった目的で運営されるのが一般的です。

また、直接的な自社商品やサービスには触れず、関連するジャンルの有益な情報を届けるオウンドメディアなども多数存在します。

SNSの特徴

一方のSNS(Social Networking Service:ソーシャルネットワーキングサービス)では、TwitterやInstagram、Facebookといった媒体を活用して情報を発信します。

大きな違いは、企業だけでなくユーザー側も情報を発信できるという点です。口コミを活用することで、企業や商品、サービス、コンテンツの評判や感想を多くの人に拡散することができるため、SNSは、主にPR効果をより高めたいときなどに使用されています。

オウンドメディア運営にSNS運用が欠かせない3つの理由

Facebookのページが表示されたパソコンとスマホ

オウンドメディアとSNSの違いを紹介しましたが、どちらも情報を発信するという点では共通しており、SNSもオウンドメディアとしての側面を持ち合わせています。そのため、役割の違うオウンドメディアとSNSを上手く活かすことで相乗効果を生み出すことが可能です。

ここでは、オウンドメディア運営において、SNS運用が欠かせないと言える3つの理由について詳しく解説します。

理由①:SEO対策だけでの集客が難しくなってきている

総務省が発表した「令和3年版情報通信白書」(※1)によると、国内のSNS利用率は73.8%もあります。70代以上も50%に迫る勢いで上昇しており、このSNSの普及がユーザーの流入元を変化させている状況です。
現在、SNSからの流入が増えており、検索エンジンだけを対策してもユーザーを呼び込めません。つまり、オウンドメディアを運営する上でSNSの活用が必要不可欠となっています。

※1:総務省「令和3年版情報通信白書」(図表4-2-1-8 年齢階層別ソーシャルネットワーキングサービスの利用状況)
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd242120.html

理由②:SNSの拡散がGoogleの評価につながる

Googleの見解では、SNSでの拡散に直接的なSEO効果はないとされていますが、間接的なSEO効果は0ではありません。

SNSとSEOには相関関係があるからです。例えば、Twitterで話題になるとそれがさまざまなサイトやブログ、ニュースサイトなどで取り上げられ、拡散による拡散でオウンドメディアへの流入も増えます。

その結果、SEO効果のある被リンクも自然と増え、間接的にGoogleの評価が高まる可能性があるのです。

理由③:ユーザーの購入プロセスが変化している

何か買い物をするときにインターネットで情報や口コミを調べたり、便利なモノや良いモノを見つけるとSNSでシェアしたりするという人も多いのではないでしょうか。

SNSの普及により「情報共有・拡散」がしやすくなりその影響で、消費者の購買プロセスも変わってきています。

従来のプロセス 注目・認知→興味・関心→「欲求→記憶→行動」
新しいプロセス 注目・認知→興味・関心→「検索→行動→共有」

「気になる商品や情報を検索する人」「商品やサービスの使用感などを共有する人」が増えたことで、「欲求」が「検索」に、「記憶」が「共有」に置き換わってきており、検索・共有においてSNSが大きな役割を果たしています。

オウンドメディア×SNS運用で期待できる5つの効果

グラフが描かれたパソコンとスマホのイラスト

オウンドメディアの運営において、SNSが欠かせないということを理解できたと思います。この章では、もう一歩踏み込み、オウンドメディアとSNSの組み合わせによって期待できる4つの効果について見ていきましょう。

広くリーチできる

SNSは、多くの人に対してリアルタイムに情報を発信できるのが特徴です。拡散されれば、オウンドメディアの運営だけでは獲得できなかったユーザーにも情報を届けることができます。期限付きのキャンペーンなど、時間的な制約がある情報も広くかつスピーディーに伝達可能です。

双方向コミュニケーションが可能になる

SNSは、ユーザーと簡単につながることができます。アンケート調査やモニター調査といった形で、双方向にコミュニケーションを取ることができ、今ユーザーが求めるニーズも知ることも可能です。WEBサイト上で掲示板などの読者投稿フォームを設けてコミュニケーションを実現しているケースもありますが、SNS投稿の気軽さ・スピード・接点の多さには到底かないません。

SNSから取得した情報やニーズをオウンドメディアに反映させれば、コンテンツの質を高めていくことができます。

新規メディアでも流入が見込める

新しく立ち上げたばかりのオウンドメディアは、検索画面で上位表示されなければなかなか集客ができません。しかし、SNSを活用すれば検索エンジン以外の流入経路を確保でき、ユーザーをオウンドメディアへ誘導することができます。

クーポンやキャンペーン・セール情報などのお得な情報を取得するためにSNSを利用する人は増えており、SNSを活用した有益な情報を共有・拡散すれば、サイトの規模や認知に関係なくユーザーの流入が見込めるでしょう。

潜在顧客・見込み顧客を発掘・育成できる

オウンドメディアを運営しているだけでは、受け身の状態であるため、潜在顧客や見込み顧客へのアプローチは難しいものです。

しかし、SNSを利用すれば、先ほども伝えた通り広くリーチできるため、潜在顧客や見込み顧客と接点を持つことができます。ユーザーの反応を確認・分析することで、潜在顧客や見込み顧客を顕在顧客へと顧客育成(ナーチャリング)することも可能です。

既存顧客の顧客ロイヤリティを高められる

双方向コミュニケーションは、企業とユーザー間の信頼関係構築にも役立ち、その結果として、顧客ロイヤリティを高めることが可能です。

ロイヤリティの高い顧客は、積極的に周囲に良い情報を広めてくれます。リピート率も向上し、会員サービスなどであれば解約率も低下する傾向が見られるため、オウンドメディアへの集客だけでなく、売上アップも期待できるでしょう。

オウンドメディアと相性の良い3大SNS

SNSのアプリマーク

オウンドメディアの運営において重要な役割を持つSNSですが、SNSといってもさまざまなツールがあります。それぞれ属性や利用者の行動などが異なるため、オウンドメディア運用でSNSを効果的に活用したいのであれば、主要なSNSの特徴を把握しておくことが大事です。

以下をご覧ください。

Twitter Facebook Instagram
日本国内の主な年齢層 10~30代 30~50代 10~30代
日本国内の利用者数 約4500万人 約2600万人 約3300万人
特徴 拡散力が高い ビジネスパーソンにアプローチしやすい ビジュアル重視

年齢層の参考:総務省「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
https://www.soumu.go.jp/main_content/000765135.pdf

オウンドメディアと相性の良い3つのSNSの特徴をまとめた表です。ひとつずつ見ていきましょう。

Twitter

Twitterは、テキストによる投稿がメインのSNSです。利用者数も4500万人と、国内での普及率も高く、リアルタイムな情報の共有や拡散力に優れています。

利用者は、10代~30代の若年層がメインです。「最新情報」「話題の出来事」などの情報収集を目的で使用するユーザーが多く見られます。ほかにも、「面白い話題」や「生活関連・趣味などの興味がある分野」といった、鮮度の高い情報や人に教えたくなるような情報などを求めてTwitterを利用している傾向が見られます。

Facebook

Facebookは、主に30~50代くらいのビジネス層の利用がメインのSNSです。ほかのSNSとの大きな違いは、実名による登録が必要であるところでしょう。

プライベートよりもビジネスシーンで活用している人も多く、同僚や取引先などと有益な情報を交換するツールとして利用されています。

Instagram

Instagramは、画像や動画の投稿がメインのSNSです。テキストがメインのTwitterとは対照的で、写真のきれいさが重要視される傾向にあり、ビジュアルに特化したアプローチができます。

各SNSでは投稿時にハッシュタグの設定ができますが、特にInstagramでは、目的の写真を探す簡単な方法として多くの人がハッシュタグを使って検索しています。

オウンドメディア運営における3大SNSの上手な活用法

Facebookの投稿画面

この章では、各SNS媒体の特徴を踏まえ、オウンドメディア運営において、どのように活用をすればいいのかを紹介します。

若年層や拡散力を期待するならTwitter

Twitterは、若い世代が多く利用し、トレンドや話題性に富んだ情報を求めているため、ウケを狙った内容で興味を引くとよいでしょう。

拡散されやすい内容は、次のようなツイートです。

  • ・トレンド
  • ・面白い
  • ・役立つ
  • ・共感できる

ただし、宣伝には敏感で、広告色の強い内容は嫌厭されてしまいます。商品やサービスの宣伝ばかりが続かないよう工夫し、ユーザーに好まれる生活や趣味、話のネタを投稿してオウンドメディアへ流入させましょう。

ビジネス層を狙うならFacebook

Facebookは、他のSNSよりもフォーマルな印象が強いSNSです。実名登録が基本で、他のSNSよりも信頼性が高いことから、企業広報などの情報発信に向いています。

ビジネスパーソンの利用が多いため、企業の新しい商品やサービスなど、ビジネスに関連できる内容もFacebookと相性がよいでしょう。

見た目で訴求できる商品・サービスならInstagram

きれいな写真が並ぶInstagramは、流行に敏感なユーザーが多く、グルメや美容、ファッション系のオウンドメディアとの相性が良いSNSです。主に、ブランディングや認知拡大に向いています。

投稿ごとにURLを設置することはできませんが、プロフィール欄にはURLを設置できるため、コンテンツが気になったユーザーをオウンドメディアへ誘導することは可能です。

ただし、Instagramへ投稿する画像や動画のクリエイティブ性はもちろん、オウンドメディアにおいても高いクオリティのコンテンツが求められます。

オウンドメディアとの連携を意識したSNS運用のポイント

POINTが強調されたキーボード

各SNSにおすすめの活用方法を紹介しました。ただし、ただSNSを取り入れ、オウンドメディアと同じように情報を流すだけでは最大限の効果が得られません。

オウンドメディアの運用においてSNSを取り入れるのは、新しい顧客の獲得や顧客の育成、売上アップなどを達成したいからだと思います。それを達成するためには、SNSの運用も工夫が大事です。

そこでこの章では、SNSを取り入れたオウンドメディアの運用において、意識するとより効果的に成果へつなげられるポイントを3つ紹介します。

一貫性を持たせる

情報が溢れている現代において、オウンドメディアもSNSも個性がなければ埋もれてしまいます。内容に統一感がなく、毎回テーマがバラバラだと伝えたいこともしっかりと届けられません。

また、集客が目的なのに、認知度を上げるような投稿がメインとなっているなど、運用の方針に一貫性がないと効果も得られにくいため、次の3つは社内で相談し、明確にしておいてください。

  • ・目的
  • ・ターゲット
  • ・コンセプト

しっかりと自社のブランディングをしていけるよう、オウンドメディアもSNSも一貫性のある投稿を心がけましょう。

オウンドメディアの投稿内容をSNSでも発信する

オウンドメディアのコンテンツを更新したら、SNSでもしっかりと情報を発信しましょう。タイトルや目次を羅列するのではなく、「結論」をSNSで投稿し、「理由が知りたい人は記事をチェック」というように、オウンドメディアへの流入を意識した内容にすることが大事です。

ただし、更新頻度には注意しましょう。少なすぎても多すぎてもユーザーが離れてしまうきっかけになってしまうからです。まずは「週4回」「1日3回」など、試験的に運用を始め、ユーザーの反応率を見ながら、自社のアカウントをフォローしているユーザーが離れない曜日や時間、回数を分析しましょう。

季節や話題となっているタイミングに関連コンテンツを発信する

例えば、夏に毛布の情報がSNSで流れてきたら、見るでしょうか? 極端な例ですが、時期的に関心や興味がない情報はスルーされてしまいます。そのため、情報を発信するタイミングは非常に重要です。

特にSNSはリアルタイムな情報を求められている傾向があるため、オウンドメディアへ誘導する場合も季節やトレンドの話題と絡めながら投稿するようにしましょう。

オウンドメディア運営におけるSNSの活用事例

Instagramの投稿画面が表示されたパソコンとスマホ

最後に、SNSを活用したオウンドメディアの成功事例を見ていきましょう。

dely株式会社「クラシル」のInstagramとTwitter

レシピ動画サービスを提供する「クラシル」は、アプリ型オウンドメディアです。

「クラシル」では、拡散性の低いInstagramを「情報を保存するツール」として活用し、「時短レシピ〇選」といった必要な時に見返したくなる投稿を意識的に行うことで、結果的にアカウントへのアクセス率を高めています。

逆に、拡散性の高いTwitterでは、あえて手の込んだ料理や創作料理などの情報を発信し、「投票制」でユーザーを巻き込んだり、「作ってみておいしかった」と言ったツイートを増やしたりする工夫をしています。

株式会社Loco Partners「Relux」のFacebook

「Relux」は、一流のホテルや旅館の宿泊予約を受け付けるサイトです。

FacebookをはじめとしたSNSマーケティングで流入を増やしており、実際、2年間で10万人のユーザーを獲得した実績があります。

「SNSの特徴に合わせた使い分け」「投稿にさまざまなハッシュタグをつけて反応を試す」「自社サービスに合うコアなキーワードを見つけて投稿する」といった地道な努力や工夫で、今も会員数を伸ばしています。

SNSを活用してオウンドメディアを盛り上げよう

SEOだけではなかなか集客できない昨今、オウンドメディアの運営において、目的やターゲットに合わせたSNS施策を併用することがポイントとなってきます。ただし、SNSも媒体によってユーザー層やユーザーが取る行動も変わってくるため、自社の狙いにあったSNSを採用することが大切です。

ポイントや活用事例を参考にSNS運用を始め、オウンドメディアを盛り上げましょう。

【パスカル】導入企業、急上昇中!
誰でも簡単に使える『SEOに強い』コンテンツマーケティングツール

パスカルは、簡単な操作で、新しい記事の作り方や既存記事のSEO改善点がわかるコンテンツマーケティングツールです。

※土日含まない4日間使える無料体験版あり!

関連記事