SEO内部対策を徹底解説!対策項目24項目チェックリストも紹介

seo内部対策記事のアイキャッチ

SEO対策(検索エンジン最適化対策)には、サイトの中の対策である内部対策と、サイト外の外部対策があります。

どちらを重視すべきかというと、それはAI時代の今も内部のSEO対策を優先すべきです。

サイト内の対策や、ユーザーの役に立つコンテンツ設計を行うことで、その結果としてGoogleなどの検索エンジンにも評価されやすくなります。

そしてそれは、AI引用にも効果的な対策になるでしょう。GoogleもSEO対策がそのままAI対策にも有効という趣旨を伝えているからです。

しかし、内部対策は項目も多く、知識も必要なため「具体的な対策の方法が分からない」と困る方がとても多いです。

この記事では、SEOやAI対策(LLMO対策)に成功するうえでは欠かせない、内部対策の正しいやり方について、わかりやすく解説しています。

WEB担当者様向けに、すぐに使える内部対策のチェックリストやおすすめツールもご用意しています。これから内部対策を強化したいという方は参考にしてください。

この記事のポイント

・SEO内部対策とは、検索エンジンに自社サイトの情報を正確に伝えるための施策
・SEO内部対策は「クローラビリティ」「インデックス」「ユーザビリティ」の3施策が重要
・隠しリンクやクローキングなどの「ブラックハットSEO」はペナルティ行為になる
・すぐに使える内部対策24項目チェックリストも公開

\ SEO対策資料が無料で! /

目次

SEOの内部対策とは? 基本を押さえよう

はじめに、SEO内部対策の基本知識から解説します。「内部対策はどんな対策?」といった概要と、Googleが重視している内部要因、サイト整理の重要性の3つに分けて解説しています。

SEO内部対策の概要

SEO(検索エンジン最適化)の内部対策とは、Googleの検索エンジンにWebサイトを正確に読み取ってもらうために行う施策です。

コンテンツがユーザーに届くまでの流れを伝えると「コンテンツ作成をする」→「検索エンジンに読み取られる」→「ユーザーが読む」といった流れです。

その視点からいえば、ユーザーだけでなく、検索エンジンに正しく理解されることも大切です。以下がその一例です。

内部対策の一例

  • Webサイトの階層の整理
  • 記事のタイトルの整理
  • コンテンツの見出しの整理
  • 内部リンクなどの構造

このようなサイト内の項目を見直して、サイトのわかりやすさや読みやすさの改善に取り組みます。

たとえば図書館に例えるとわかりやすいですね。図書館全体が検索画面だとすると、どのコーナーに、どんなタイトルで、どんな本が置いてあるのかが綺麗に整理されている状態を作るのが「内部対策」です。

もし、本が床に乱雑に積み上げられていたら、いくら素晴らしい内容の本があっても、読者も探すのを諦めてしまいますね。検索エンジンにおけるユーザーにも同じことが言えます。

なお、内部対策にも2種類あり、サイトの技術に関する部分を「テクニカルSEO」、記事の新規作成やリライトなどコンテンツ作成に関する部分を「コンテンツSEO」と区別することが多いです。

Googleが重視する内部要因

Googleは「コンテンツの質」を最も重視するということをよく言及しています。検索キーワードとの関連性がある、ユーザーファーストのオリジナルコンテンツは価値が高いと評価されます。

しかし、それ以外の内部対策も必要です。詳しくは後ほどの項目で紹介していますが、以下に重要な3項目と目的を整理しました。

本記事でも、以下に沿って項目を紹介しています。

項目どんな目的の対策か
クローラビリティ質の高いコンテンツを、検索エンジンに漏れなく読み取ってもらうための対策
インデックスユーザーが検索した際に、自社ページを確実に検索結果に表示させるための対策
ユーザビリティ
(ページエクスペリエンス)
Googleが公表している「使いやすさの評価基準」を満たし、評価を高めるための対策

具体的な対策内容はそれぞれ異なりますが、それぞれの項目に目的があることを、できれば理解しておきましょう。

内部対策によるサイト整理の重要性

企業によっては、コンテンツの中身のみ重視してサイトの内部対策をおろそかにするケースがあります。

しかし、これはあまりよくありません。Webサイトの内部構造は、検索エンジンがサイトを読み取り、正しく評価するための基礎と言えます。

内部構造の最適化が不十分だと、どれほど良質なコンテンツを発信しても正当に評価してもらえません。

実際、多数の企業様からSEOの相談をいただいている弊社の見解では、内部対策の最適化が順位に与える影響は大きいと感じています。

たとえば、内部リンクが少ないサイトでは、Googleのロボットであるクローラーがサイト内を隅々まで巡回できません。

Googleも「クローラーはリンクを辿って新しいページを発見する」と伝えており、適切な内部リンク構造がないサイトは、新しい記事を公開してもなかなか検索画面に認識されない原因になります。

コンテンツと一緒に、内部の対策にも取り組んでいくことが上位表示の近道です。

\ 内部対策におすすめ! /

SEOの内部対策と外部対策の違い

SEO上の施策として、内部対策のほかに「外部対策」があります。SEO対策は内部・外部の両面から進めることでより高い効果を発揮できるでしょう。

しかし「何が違って、どちらを優先したらいいの?」というお悩みをよく聞きます。ここではそれぞれの違いや時代による優先度の変化、そして今はどのようにしたらいいのかも解説します。

内部対策と外部対策の役割の違い

SEOの外部対策とは、Webサイトの評価を外部要因によって高めるための施策です。

外部サイトからの被リンクの獲得を中心として、SNSなどのWeb上で自社について言及される「サイテーション」の増加なども目指す対策です。

特にサイテーションはAI引用の面でも重要になりつつありますが、興味のある方は進め方や実際の事例も公開していますので以下の記事もチェックしてみてください。

内部対策の違いは、「サイトの中か外どちらの対策か」という点で明確な違いがありますが、つまるところ、最終的には検索結果の順位上昇を目標として実施されるという目的においては共通しています。

時代により優先度に変化がある

SEO対策は内部対策・外部対策の双方ともに大切ですが、時代によって優先度は変化してきました。これまでの変化を振り返りましょう。

外部対策が主流の時代(2011年ごろまで)

2011年ごろまでのSEOは、外部対策が非常に重視されていました。当時の検索アルゴリズムは、被リンクが多いほど検索上位に表示される仕組みであったためです。

外部リンクの構築がSEOの主要施策となり、コンテンツの中身はそれほど重視されていませんでした。

こうした理由から、被リンクの購入や大量の相互リンクなどの「ブラックハットSEO」で検索順位を上げる手段が横行していた時代でもあります。

コンテンツと内部対策の重視(2012年ごろから)

日本では2012年ごろから、Googleが検索アルゴリズムを大きく変えるアップデートが実施されました。

2012年の「パンダアップデート」では、低品質なコンテンツを持つサイトの検索順位を下げるように変更しました。

さらに、同年の「ペンギンアップデート」では、質の低い被リンクや不自然なリンク操作がペナルティの対象となり、検索結果が大幅に下落する事例が相次いでSEO業界に大きな影響を与えたのです。

ブラックハットSEOによる外部対策のメリットが薄れたことで、コンテンツの質を重視する内部対策の優先度が高まったのです。

AI時代は内部対策と外部対策も進めることが重要

現在では、ChatGPTやGoogleの「AI Overviews」「AIモード」といった生成AIの普及により、SEOの優先度はさらなる変化を迎えています。

これまではユーザーが記事を訪れて読むのが主流でしたが、現在は「AIが情報を要約し、ユーザーに回答する」という新しい検索体験が広がっています。

このAI時代において、「もう今後SEOは通用しないんじゃないか」という声もありますが、内部対策の重要性はむしろ高まっています。

なぜなら、AIに信頼できる情報源として「引用」されるための施策は、これまでのSEO内部対策と深く共通しているからです。以下がその例です。

  • 構造化データ
    AIにサイトの文脈を正しく理解させるための構成
  • ユーザーファーストの構成
    AIが要約・引用しやすくなるわかりやすいコンテンツの設計
  • 一次情報の網羅
    AIの要約では代替できない、自社独自の体験談や調査データの強化

これらは新しいように見えますが、実は以前からSEOで有効だと言われていたことです。

特別なAI対策を追いかけるのではなく、ユーザーのためにこれまでのSEOの内部対策を徹底することこそ、これからの時代に検索上位やAI引用を勝ち取る最大の近道となります。

しかし、依然として外部対策も注目されています。AIはユーザーから質問を受けた際に外部情報を参照して回答するからです。

内部のコンテンツ対策が最重要という見方は変わりませんが、外部言及を増やすサイテーションも意識した対策も、AIに引用されることにおいては重要だということは覚えておきましょう。

SEO内部対策の目的

SEOの内部対策は、ユーザーの悩みを解決するコンテンツを届けること、Googleの検索エンジンから正当な評価を受けることを目的としています。

コンテンツの目的は、ユーザーの悩みを解決できるような構成でなくてはなりませんが、それを正しく届けることも同じくらい大切です。

優れたコンテンツを制作しつつ、ユーザーに見つけてもらわなくては意味がないことも理解しておくべきでしょう。

クローラビリティの内部対策11項目

クローラビリティの内部対策

こちらの記事では「クローラビリティ」「インデックス」「ページエクスペリエンス」の3つに分けて21個の対策をしていきます。

まずはじめに「検索エンジンが自社サイト内をスムーズに巡回できるようにする」ということを目的とした、クローラビリティの項目を解説します。

1.コンテンツSEOに取り組む

最重要なのがコンテンツSEO、つまりコンテンツの整理です。インデックスやページエクスペリエンスにも該当しますが、一番大事なところなので、あえてここを最初にお伝えします。

検索エンジンのクローラーは、ユーザーのために常にネットワーク内を駆け回っており、不定期にサイトを再訪してページの最新情報をチェックしています。

古い情報をそのままにせず、定期的にサイト内の情報をアップデートすることは、今最も重要な内部対策(コンテンツSEO)です。

コンテンツSEOには「新規コンテンツの作成」と「既存コンテンツのリライト」の2つのアプローチがあります。

① 新規コンテンツの作成

自社サイトにまだ存在しない、ターゲットユーザーが検索しそうな新しいキーワードで記事を執筆します。

大事なのはGoogleも常々言っている通り、ユーザーを第一にしたコンテンツ作成をすること。

新しい専門的なコンテンツが増えることで、サイト全体の情報量が豊かになり、検索エンジンからの評価(ドメインの権威性)が高まります。

具体的なテクニックは、SEOに強い記事の書き方は?SEOライティングのポイントと手順の記事も参考にしてください。

② 既存コンテンツのリライト

すでに公開している記事を見直し、情報の質を高めます。一回公開した記事は放置せず、古い情報は2〜3か月ぐらいを目処にGoogleAnalyticsなどのツールを利用してデータ分析し、更新してください。

リライト方法は弊社のパスカルを使って既存記事をリライトするという記事にやり方を記載していますが、パスカルを使っていない方にも参考になります。

最新の統計データへの差し替えや、ユーザーの新たな検索意図(悩み)を満たす情報を追記することで、Googleから「鮮度が高く、価値のあるコンテンツ」として高く評価され、検索順位の向上に直結します。

関連記事
自分でできるSEO対策の完全ガイド!初心者がするべき6つの対策と必須ツール

2.XMLサイトマップの作成と最適化

XMLサイトマップとは、Webサイトの詳しい情報を表すファイルです。

「うちのサイトはこういう構成になっていますよ」とクローラーに伝えるためのものです。

ページのURLや最終更新日、ページ同士の関係をクローラーに伝えることで、サイト全体の構造とすべてのページを的確に読み取ってもらえます。

XMLサイトマップは「sitemap.xml」のXML形式のファイルで作成して、Googleサーチコンソールから送信しましょう。

「作るのは難しそう」と感じるかもしれませんが、手動でコードを書く必要はないです。

基本的には以下のいずれかの方法で自動生成するのが一般的です。

  • WordPressプラグインを使う(ラク)
    「XML Sitemap Generator for Google」や「All in One SEO」などのプラグインを導入すれば、記事の公開・更新時に自動でXMLサイトマップを生成・更新してくれます。
  • 専用の自動生成ツールを使う
    WordPress以外のサイトであれば、「sitemap.xml自動生成ツール」などの無料ウェブサービスにサイトのURLを入力するだけで、簡単にファイルを作成できます。

作成した後は、Googleサーチコンソールにログインし、「サイトマップ」メニューから生成されたURLを送信すればOKです。

なお、XMLサイトマップと似ているファイルに「HTMLサイトマップ」があります。HTMLサイトマップは、クローラーではなくユーザーがサイトの構造を見る際の目次として機能します。

XMLサイトマップとは運用上の役割が違うため、混同しないようにしましょう。

3.内部リンクの強化

内部リンクとは、同じWebサイト内のページ同士をつなげるリンクです。

サイト内で関連性の高いページをつなげることでクローラーの巡回性が高まる上に、ユーザーにとっても使いやすいサイト設計となります。

関連性のあるページの探し方ですが、具体的にはGoogleの検索画面に以下の通り入力してください。

site:ドメイン名 ◯◯(キーワード)

そうすると、サイト内の関連性の高いページが浮かび上がってくるので、確認してリンクすることを検討しましょう。

また、ユーザーの次の行動を想像してみることも大事です。たとえば、「SEO対策」というキーワードで検索している人は、実はもっと内部対策などを詳しく知りたいと思うかもしれません。

リンクのテキスト(アンカーテキスト)も調整してください。

「詳しい内部対策はこちらです。」よりも「SEO内部対策を徹底解説! 対策項目24項目チェックリストも紹介」の方が、記事の内容がわかりやすいです。

内部リンクによって関連する情報をスムーズに追えるため、回遊率や滞在時間の向上も期待できます。回遊率や滞在時間が伸びるということは、コンバージョン(購入や問い合わせ)への貢献にもつながります

また、GoogleはGoogle検索セントラルの中で、「ページの関連性を判断し、クロールする新しいページを見つける際にリンクをシグナルとして使う」ことを言及しています。そのため、ユーザーとクローラーの双方にとって分かりやすいアンカーテキストが求められます。

4.パンくずリストによる階層化

パンくずリストとは、Webサイトの階層構造を示すリストです。多くの場合、以下のようにWebサイトの上部に設置・掲載されます。

TOPページ>セミナー>Webマーケティングセミナー一覧>個別ページ

パンくずリストにより、Webページの位置関係およびカテゴリーを一目で把握できるため、ユーザーは簡単に元のページに戻ったり他のページに移動したりできます。

さらに、パンくずリストで上位から下位カテゴリへとリンクのつながりを生めるため、クローラーの巡回性も増します。内部リンクの強化にも効果があるため、すべてのページにパンくずリストを設けましょう。

5.URL構造の整理

クロールを円滑にするためには、簡潔で分かりやすいURL構造が大切です。URL名を決定する際は、Googleが推奨する以下のコツを参考にしてみてください。

  • シンプルな単語を使う
  • 単語同士はアンダースコア(_)ではなくハイフン(-)で区切る
  • ディレクトリの階層を深くしすぎない
  • 意味のない数字や文字の羅列を使わない
  • 国ごとのドメインを使用する

また、SEO上必須の対策ではないものの、URLは英単語を使用したほうがいいでしょう。

日本語も使用できますが、URLをコピーした際に無意味かつ冗長な文字列に自動でエンコードされます。ユーザビリティを損ねるため、英単語によるシンプルなURL名がおすすめです。

6.URLの正規化による重複コンテンツの解消

1つのコンテンツに対して複数のURLがある場合、正規のURLに一本化する必要があります。

具体的には、「www.example.com」と「example.com」のように異なるURLでも、同じページにアクセスできてしまう状況が当てはまります。

同じく、「index.html」の有無によってURLが2種類生まれるパターンもあるでしょう。

いずれにせよ、重複するコンテンツが自社サイト内に生まれてしまいます。しかし、重複するコンテンツであっても、クローラーは1つずつ巡回する仕組みです。

クロールの効率が下がることで、本来巡回してほしいページへの巡回頻度が下がる原因となります。URLを正規化する際は以下3つのうち、いずれかの方法で対応しましょう。

対応方法該当する状況効果
canonicalタグの記述重複ページを保持したい評価対象の正規URLを検索エンジンに伝える
301リダイレクトの設定不要な重複ページを廃止したいリダイレクト元がインデックスされなくなる
alternateタグの設置PC用・モバイル用サイトで個別のURLを使用しているPC用・モバイル用サイトはそれぞれコピーサイトではないと検索エンジンに伝える

重複するコンテンツを整理するなら、Webサイトのカニバリチェック方法を解説でもわかりやすく解説しています。

7.構造化データのマークアップ(記述)

構造化データとは、Webサイト上の情報を検索エンジンに正しく認識させるための書き方で記述されるコードです。

検索エンジンは、人間の言葉を常に正確に読み取れるわけではありません。

「サービス名は〇〇」「運営会社は▲▲」と構造化データをHTMLでマークアップ(記述)することで、クローラーの補助が可能です。

すばやくデータを収集させられるため、データベースへのインデックス化がスムーズになります。

加えて、構造化データは「リッチリザルト」の表示にも役立ちます。

リッチリザルトとは、検索結果の画面にタイトルや説明文のほかに追加情報を記載できる機能です。たとえば、パンくずリストやFAQを表示すれば、検索結果からの集客効果アップが期待できます。

しかし、専門的な知識も必要なため、ここで紹介することの中では、優先度はあまり高くなくても良いと思います。

8.ページネーションの設置

ページネーションとは、指定のWebページを分割してページ送りする機能です。情報量が多い記事型コンテンツや、データベース型サイトで広く使われています。

ページネーションを設置すると、分割表示されているページ同士の関連性をクローラーに伝達できます。

1ページ目から2ページ目へと内部リンクがつながるため、クローラーによる円滑な巡回が可能です。

また、各ページは番号順にリンクして、URLにはパラメータを設定しましょう。

URLのパラメータとは、URLの末尾に追加する変数です。各ページの順番に「?page=2」などの変数を追加することで、より一層クローラーが理解しやすくなります。

9.リンク切れの対処

自社サイト内の古いページや期間限定ページを削除した場合、他のページでリンク切れが起きている可能性があります。

リンク切れは、クローラーの巡回を妨げてしまいます。クローラーはサイト内のリンクを辿っていくため、リンク切れによって巡回効率が低下するわけです。

クローラビリティの悪化によりインデックスに時間がかかれば、SEO対策の成果が出るまでにかかる期間も延びてしまうでしょう。

さらに、リンク切れはユーザーの利便性を阻害することから、ユーザビリティも低下させます。Googleサーチコンソールやリンク切れチェックツールを活用して、サイト内のリンクの有効性を確かめてみてください。

10.「robots.txt」による巡回不要ページの指定

robots.txt(ロボットテキスト)とは、クローラーに情報を収集されたくないページを指定するファイルです。

たとえば、有料会員限定のページや未完成のページなど、クロールの必要性がないコンテンツに対して効果的です。

不要な巡回を制御することで、クロールの最適化が可能になります。

注意点として、robots.txtで巡回を拒否しても、一般ユーザーのアクセスも遮断できるわけではありません。部外者のアクセスを防ぎたいページは、パスワードを設定しましょう。

加えて、noindexタグを記述すると、検索結果に表示されなくなります。なお、robots.txtの設置は必須ではありません。そもそも巡回されたくないページがない場合、クロールの制御は不要です。

クロール制御の必要性が高まるのは、「中規模で更新頻度が高いサイト」または「大規模なサイト」です。詳しくは次の項目をご覧ください。

11.クロールバジェットの効率化

クロールバジェットとは、1つのWebサイトをクローラーが巡回できる上限回数の割り当てとされています。

上限回数を超えるとクロールが行き届かなくなるため、適切な対処が必要です。Googleは、クロールバジェット対策が必要なサイトの規模を以下の通り示しています。

引用

大規模なサイト:重複のないページが100万以上あり、週1回程度情報が更新される

中規模なサイト:重複のないページが1万以上あり、毎日情報が更新される

引用元:Google「Google検索セントラル – 大規模なサイト所有者向けのクロール バジェット管理ガイド」
▶ 引用元を開く(別タブ)

上記の規模に該当しやすいのは、ECサイトやポータルサイトです。不要なページの削除やrobots.txtによる特定ページのクロール拒否を行って、クロールを最適化して効率的に巡回させましょう。

数千ページ未満のサイトは該当しないため、クロールバジェット対策は知識として把握しておくのみで充分と言えます。

インデックスの内部対策8選

次は、インデックスにまつわる具体的な8つの施策について、それぞれの手法を見ていきましょう。

1.タイトルへの対策キーワードの使用

ページのタイトルを示すには必ず対策キーワードを使用し、どういった検索意図を満たすのかが分かる文言に調整しましょう。

検索エンジンにページの内容を伝える手段である上、ユーザーは自身が知りたい情報があるページなのかを判断できます。

クリック率の向上にもつながるため、下記のポイントを意識してタイトルをつけましょう。

タイトルの付け方のポイント

  • 30文字前後の簡潔な長さにする
  • コンテンツの内容がわかりやすいタイトルにする
  • 対策キーワードを盛り込む
  • 対策キーワードはできる限り冒頭に含める

なお、ページタイトルを示すタグは「titleタグ」と「h1タグ」の2種類があります。

titleタグは検索結果に、h1タグはページ内に表示されます。こうした表示位置の違いはありますが、どちらも同じタイトルを使用しても問題ありません。

2.検索意図(ペルソナの悩み)を網羅した本文構成

検索エンジンに評価されるための最大の内部対策は、ユーザーの「検索意図(=なぜそのキーワードで検索したのか)」を完全に満たす本文(コンテンツ)を用意することです。

Googleは、ユーザーの悩みを一箇所で解決できる「網羅性と専門性の高いページ」を好みます。

そのため、いきなり文章を書き始めるのではなく、以下のステップで「ペルソナ(想定読者)の悩みを解決する構成案」を事前に作り込む必要があります。

検索キーワードの背景にある「本当の狙い」を分析する
ユーザーが表面的な言葉の裏で「本当は何を知りたいのか」「次にどんな行動をしたいのか(潜在ニーズ)」までを深く想定します。

上位表示されている競合サイトを分析する
現在検索結果の1位〜10位にいるサイトは、Googleがすでに「検索意図を満たしている」と認めた正解例です。競合サイトが共通して扱っているトピック(見出し)を抽出し、自社サイトでも網羅すべき要素を洗い出します。

結論ファーストの論理構成を作る
WEB読者は「早く答えを知りたい」と考えています。基本的には、【導入(結論) ➔ 理由 ➔ 具体例 ➔ まとめ】の順番で構成を組み、読者が途中で離脱(ページを閉じて検索結果に戻る行動)しないよう配慮します。

どれだけHTMLタグを正確に記述しても、本文がユーザーの求めている答えとズレていれば、Googleからの評価(順位)は上がりません。

「ユーザーの悩みを網羅し、解決する中身の設計」は強力な内部SEO対策になります。

3.見出しタグの整理

タイトルタグだけでなく、ページ本文の見出しタグを全体的に整理しましょう。

タグごとに情報をまとめることで、検索エンジンとユーザーの双方ともにページの内容を理解しやすくなります。

さらに、見出しタグは目次にもなるため、ボリュームが大きいページでもどこに何の情報があるのか一目で把握できます。

ユーザーは閲覧したい箇所のみピンポイントで確認できるため、ユーザビリティの向上も可能です。見出しタグを設定する際は、h2〜h3の番号順に使用します。

ただし、一般的に見出しタグはh6まで使えるうち、h4までの使用が適切とされています。

見出しを小分けしすぎるとかえって情報が伝わりづらくなるため、できる限りh5以下のタグは使わないようにしましょう。

4.メタタグの付与

メタ(meta)タグとは、検索エンジンにページの詳細情報を伝えるためのHTMLタグです。

titleやnoindexがメタタグに該当し、「メタディスクリプション」や「OGP」といった種類があります。

スクロールできます
タグ名 / 種類役割・概要主な効果・メリット
title(タイトル)ページの「題名」を指定する検索結果やブラウザのタブに表示される最重要タグ。
noindex(ノーインデックス)検索エンジンにページを「登録させない」指示を出す低品質なページや重複ページを検索結果から除外する。
(description)メタディスクリプション

ページの「概要(説明文)」を記述する検索結果のタイトルの下に表示され、ユーザーのクリック率(CTR)に影響する。
OGPSNS(XやLINEなど)でシェアされた際の見え方を設定するサムネイル画像やタイトル、説明文を綺麗に表示させ、SNSからの流入を促す。

難しく感じるかもしれませんが、こちらも各ワードプレスのテーマ画面から簡単に設定できます。

5.画像のalt属性の設定

ページに画像を挿入する場合、alt属性を設定しましょう。

alt(オルト)属性とは、どのような画像なのかを説明するテキストです。通信環境やデバイスの影響により画像を読み込めない場合、代わりにalt属性の文章が表示されます。

検索エンジンが画像の意味やキーワードとの関連性を理解できるため、正確なインデックスに役立ちます。

加えて、画面上のテキストを合成音声化する「スクリーンリーダー」を使用する際にも、alt属性の文章が読み上げられる仕組みです。

視覚障害を持つ方に画像を含めた情報を届けられるため、Webアクセシビリティを高められます。

6.独自性(一次情報・専門家の意見)を入れる

Googleの評価基準である「E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)」において、近年最も重視されている内部対策(コンテンツSEO)が、他社にはない「独自性(オリジナリティ)」の追加です。

AIツールの普及により、ネット上には「どこかで見たような、無難で一般的な記事」が溢れるようになりました。

Googleはこうした大量生産されたコンテンツの評価を下げ、そのサイトにしかない「一次情報(=自ら体験・調査して得た情報)」を強く優遇するアルゴリズムへと進化しています。

検索エンジンに「この記事は他とは違う、価値のあるものだ」とインデックスさせるために、以下の要素を積極的に本文へ盛り込みましょう。

自社独自の「アンケート・調査データ」
社内で集計した顧客のデータや、独自にとったアンケートの統計結果などをグラフや表にして掲載します。これは他社が真似できない強力な一次情報になります。

実際の「体験談や事例(ケーススタディ)」
「〇〇を試してみた結果」「弊社で実際にあった失敗・成功事例」など、具体的なエピソードを記載します。

「専門家・有識者の見解」を引用・監修してもらう
記事のテーマに関するプロのコメントを掲載したり、記事そのものを監修(チェック)してもらったりすることで、コンテンツの信頼性を格段に高めます。

テクニカルな設定(HTMLタグの最適化など)が「減点を防ぐための対策」だとすれば、この独自性の追加は「加点をもぎ取るための対策」です。

競合サイトをリサーチした上で、自社にしか書けない独自の視点が1つでも多く含まれているか、公開前に必ずチェックしましょう。

7.文章の読みやすさとトンマナの最適化

検索意図を満たした素晴らしい中身(コンテンツ)を準備しても、文字がびっしり詰まっていたり、専門用語ばかりで難解だったりすると、ユーザーはすぐにページを閉じてしまいます。

Googleはユーザーがどれだけ快適にページを読み進められたか(滞在時間や離脱率など)をチェックしているため、「スマホ画面での読みやすさ」を徹底的に追求することが重要な内部対策になります。

具体的には、以下のポイントを意識して記事の見た目と文章を整えましょう。

・重要な太字・マーカーのルール化
パッと見てどこが重要なのかが伝わるよう、太字や色文字を使うルールを決め、画面全体がカラフルになりすぎないように制御します。

文字組みと適度な余白
2〜3行ごとに改行を挟み、スマホで見たときに文字の壁にならないよう、適度な行間と余白を持たせます。

図解・表・箇条書きの積極的な活用
テキストだけで説明が長くなる部分は、表(テーブル)にまとめたり、重要なポイントを箇条書きにしたりして、流し読みでも要点が伝わるように工夫します。

トンマナ(トーン&マナー)の統一
サイト全体のターゲット(ペルソナ)に合わせて、親しみやすい「〜です・〜ます」調にするのか、信頼感を出す「〜だ・〜である」調にするのかを統一し、表記ゆれ(例:WEB、ウェブ、Webなど)をなくします。

どれほど高度な情報が書かれていても、ユーザーに読まれなければSEOの効果は発揮されません。「最後までストレスなく読ませる工夫」も、コンテンツの価値を高める立派な内部施策の1つです。

8.正確なコーディング

コンテンツの情報をきちんとインデックスしてもらうためには、HTMLタグの正確なコーディングが基本となります。

HTMLタグにある程度ミスがあっても、意味の通じるタイトルや文章、画像があれば人間は内容を理解できるものです。

しかし、検索エンジンはHTMLタグで要素が定義されていないと、コンテンツの内容を理解できません。

検索エンジンにコンテンツを的確に認識してもらうためにも、HTMLの標準仕様である「HTML Living Standard」を満たすコーディングを行いましょう。

HTMLチェックツールを使うと、コーディングの正確性を客観的に確認できます。

ユーザビリティ(ページエクスペリエンス)の内部対策5選

ユーザビリティの内部対策5選

サイトの訪問者にとってユーザビリティが優れたページは、「ページエクスペリエンス」が高く評価されます。ページエクスペリエンスが高いページは検索結果で優位になるため、内部対策が欠かせません。効果的な5つの対策について、詳しく解説します。

1.ページ表示の高速化

ページの表示スピードが速いほど、ユーザーはストレスを感じずに知りたい情報へすばやくアクセスできます。

画像・動画の圧縮や不要なコードの削除、Webブラウザのキャッシュ利用により、ページの高速化が可能です。

また、ページの速度を測る際は「コアウェブバイタル(Core Web Vitals)」を確認してみてください。

コアウェブバイタルとは、Googleが2021年から導入したページの表示速度を評価する指標です。コアウェブバイタルは、以下3つの指標で構成されています。

項目内容
LCPページ内で最大データの画像や動画が表示されるまでの速度
INP(Interaction to Next Paint)ユーザーの行動からページが反応するまでの速度
例:リンクボタンのクリックやタップ
CLS(Cumulative Layout Shift)読み込み速度の差によるレイアウトのズレ
例:リンクをクリックしようとしたら、読み込みの遅かった広告をクリックしてしまった

PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)というサイトにURL入力をするだけで、すぐに改善箇所がわかります。

公式サイト:https://pagespeed.web.dev/?hl=ja

2.サイトのSSL化

SSL化とは、データ通信の内容を暗号化する仕組みです。SSL化しているWebサイトのURLは「https」から始まるため、HTTPS化とも言います。

自社サイトをSSL化することで、悪質な第三者に通信内容が盗み見られるリスクを下げられます。中でも、ダウンロード資料の提供や問い合わせフォームにより個人情報を収集している場合、サイトのSSL化が必須です。

セキュリティの強化だけでなく、SEO対策としてもSSL化は重要です。2014年にGoogleは、検索結果のランキングを決める要素として、HTTPS化しているかを含めると示しています。

さらに、Googleが提供するWebブラウザ「Chrome」は、SSL化未対応サイトへのアクセス時に警告を表示するように2018年から変更しています。

自社サイトの信頼性が損なわれるため、必ずSSL化を行いましょう。

3.モバイルフレンドリーへの対応

ページエクスペリエンスを高めるためには、スマートフォンやタブレットからも閲覧しやすい「モバイルフレンドリー」なサイト設計が大切です。

総務省の「令和5年版情報通信白書」によると、インターネット利用者のうち71.2%がスマートフォンを使用しています。

PCの使用率は48.5%であるため、いかに多くの人がスマートフォンを利用しているかが分かります。

モバイルフレンドリーに対応するためには、レスポンシブデザインを導入しましょう。レスポンシブデザインとはユーザーの使用端末に合わせて、ページのレイアウトを最適化する仕組みです。

端末ごとに個別のURLを作る必要がないため、コンテンツの重複問題も発生しません。そのほか、タップしやすいサイズのボタンやリンク、ナビゲーションを格納できる「ハンバーガーメニュー」の設置もモバイルフレンドリーの対応に欠かせません。

4.カスタム404ページの作成

404ページとは、存在しないページへブラウザでアクセスした際に表示されるエラーページです。

削除・非公開にした自社のページへの被リンクが外部サイトにある場合、一定のユーザーが404ページにアクセスします。あるいは、被リンクのURL入力ミスも考えられるでしょう。

ユーザーは本来、知りたいコンテンツがあって自社サイトにアクセスしています。

エラー情報に加えて目的のコンテンツを探すための手掛かりを示すことで、ユーザビリティを向上させられます。具体的には、以下のように404ページをカスタマイズしましょう。

404ページのカスタマイズ方法

  • ユーザーが探しているページが存在しない点を伝える
  • サイト内検索バーやカテゴリを案内する
  • 他のページとデザインを統一する
  • トップページへ行けるようにパンくずリストを設ける

カスタム404ページによって他ページへ誘導できるため、回遊率の上昇も見込めます。

5.サイト内検索の追加

サイト内検索の機能を実装すれば、ユーザーは目当てのコンテンツへ効率的に辿り着けるようになります。

自社サイトの利便性が上がることで、ページエクスペリエンスの向上が期待できます。検索内容からユーザーの需要が高い情報が分かるため、コンテンツ制作にも役立つでしょう。

また、ユーザーが検索機能を使う場合、裏を返せば内部リンクやパンくずリストが不十分な可能性があるとも言えます。検索された単語を分析することで、自社サイトの不備の分析と改善にも応用できます。

SEO内部対策に便利! コンテンツ&テクニカル 24項目チェックリスト

ここまで紹介したSEO内部対策について、24項目を一覧できるチェックリストに情報をまとめます。自社サイトの内部対策に取り組む際にご活用ください。

特に優先順位をつけて取り組みやすいべきものには★マークを付けておきました。こちらも参考に取り組んでいただければと思います。

スクロールできます
カテゴリチェック項目内容・確認の基準
クローラビリティ01. コンテンツSEOに取り組む★ユーザー第一の新規記事作成や定期的なリライトを行っているか
クローラビリティ02. XMLサイトマップの最適化★sitemap.xmlを作成し、Googleサーチコンソールから送信しているか
クローラビリティ03. 内部リンクの強化★関連性の高いページ同士を、分かりやすいアンカーテキストで繋いでいるか
クローラビリティ04. パンくずリストによる階層化すべてのページにパンくずリストを設け、階層構造を明確にしているか
クローラビリティ05. URL構造の整理★ハイフン区切りのシンプルな英単語で、階層が深すぎないURLか
クローラビリティ06. URLの正規化★canonicalや301リダイレクトで、重複コンテンツを解消しているか
クローラビリティ07. 構造化データのマークアップ検索エンジンにサイトの文脈を正しく伝える記述を行っているか
クローラビリティ08. ページネーションの設置分割ページにパラメータを設定し、円滑な巡回を促しているか
クローラビリティ09. リンク切れの対処404エラー(リンク切れ)を放置せず、巡回効率を維持しているか
クローラビリティ10. robots.txtによる制御不要なページや巡回不要なディレクトリの指定を行っているか
クローラビリティ11. クロールバジェットの効率化不要なページの削除等でクローラーの巡回上限を最適化しているか
インデックス12. タイトルへのキーワード使用★titleタグやh1タグの冒頭付近に、30文字前後で対策キーワードを含めているか
インデックス13. 検索意図を網羅した本文構成★ペルソナの潜在ニーズを満たす、結論ファーストの論理構成か
インデックス14. 見出しタグの整理★h2〜h4タグを論理的な順序で正しく使用しているか
インデックス15. メタタグの付与★メタディスクリプションやOGPタグが適切に設定されているか
インデックス16. 画像のalt属性の設定★どのような画像なのかを説明する代替テキストを記述しているか
インデックス17. 独自性の追加(一次情報)★自社独自の調査データや実際の体験談・事例を盛り込んでいるか
インデックス18. 文章の読みやすさ・トンマナ★適度な改行・余白・図解があり、表記ゆれのない統一された文章か
インデックス19. 正確なコーディングHTML Living Standardを満たす正確な記述ができているか
ユーザビリティ20. ページ表示の高速化LCP・INP・CLSなどのコアウェブバイタル指標が良好(グリーン)か
ユーザビリティ21. サイトのSSL化★全ページが「https」化され、混合コンテンツが排除されているか
ユーザビリティ22. モバイルフレンドリー対応★レスポンシブデザインを導入し、スマホでも快適に閲覧・操作できるか
ユーザビリティ23. カスタム404ページの作成エラー画面にサイト内検索バーやTOPへの案内板を設けているか
ユーザビリティ24. サイト内検索の追加ユーザーが目当てのコンテンツに効率よく辿り着ける機能があるか

チェックリストを活用し、ユーザー・検索エンジン双方にとって良いサイト作りを心がけて届けましょう。それはきっと、あなたの企業にも良い影響をもたらします。

SEO内部対策をサポートするツール

SEOの内部対策はツールを活用することで、客観的な分析や作業の効率化が可能になります。ここでは、無料で使えるSEO内部対策向けツールを2つと、有料ツールを1つ紹介します。

1.Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソール(Google Search Console)とは、無料で利用可能なWebサイト分析ツールです。内部対策のうち、主に「テクニカルSEO(検索エンジンへの最適化やクロールの制御)」の状態を把握するために使用されます。

現在公開されている機能では、主に以下の内容を解析・管理できます。

機能名内容・確認の基準
検索パフォーマンス自社のコンテンツに対する検索クエリ(キーワード)の確認
インデックス作成
(旧カバレッジ)
ページごとのインデックス登録状況の分析
XMLサイトマップGoogleの検索エンジンにサイトの構造を伝えるための送信機能
リンク外部サイトからの被リンクや、サイト内の内部リンク状況の一覧化

特に内部対策において重要な「インデックス作成」機能では、エラー、警告、除外といったステータスでページが評価されます。

もし「エラー」が生じた場合は、サーバーエラーやrobots.txtによる阻害など、クローラーの巡回に問題が起きているサインのため、すばやい対処が必要です。こうした内部対策のトラブルや技術的な問題を早期に発見できるため、SEO担当者にとって必須のツールと言えます。

公式サイト:Googleサーチコンソール

2.Googleアナリティクス(GA4)

Googleアナリティクス(Google Analytics)とは、無料で提供されておりすぐに利用開始できるアクセス解析ツールです。こちらも、サイト運営なら必須のツールです。最新バージョンである「GA4(Google Analytics 4)」では、主に以下の内容を解析できます。

機能・指標内容・確認の基準
ユーザー属性・環境サイト訪問者の地域、性別、年代、および使用端末(PC・スマホなど)の解析
集客(流入経路)外部リンク、自然検索、広告、SNSなど、ユーザーがどこから訪れたかの細かなルート特定
ユーザーの行動最初に訪れたページ(ランディングページ)、サイト内での回遊、離脱ページの確認
コンバージョン「資料請求」や「会員登録」など、自社のビジネス成果に合わせたイベント計測

これらのうちユーザーの流入経路は、外部リンク、自然検索、広告、ソーシャルメディアなどの細かなルートの確認が可能です。

サイト上でのユーザーの行動も、最初に訪れたページや離脱ページ、コンバージョンの有無といったイベントが詳しく解析されます。

コンバージョンは「資料請求」や「会員登録」と設定を変えられるため、自社の施策に合わせて柔軟に計測できます。

公式サイト:Googleアナリティクス(GA4)

3.Pascal(パスカル)

パスカルのホームページスクリーンショット

「Pascal(パスカル)」とは、2,900社以上が導入しているAI時代のSEO内部対策・競合分析を大幅に効率化するSEO/LLMOツールです。

内部対策のうち、主に「コンテンツSEO(検索意図の網羅性分析)」や「テクニカルSEOの課題抽出」を一目で可視化するために、多くの企業で使用されています。

以下のように、内部対策はもちろん、外部対策にも便利な機能があります。

機能名概要・できること
リライト機能
(競合分析)
狙いたいキーワードと自社URLを入力するだけで、上位サイトとの差分をわずか30秒で徹底比較。リンクやタグの個数もデータ化。
サイト調査機能
(流入分析)
自社・他社サイトの流入キーワード、上位表示キーワード、インデックス数を分析。
新規作成機能
(記事作成)
狙いたいキーワードの難易度、必要な文字数や記事数を算出。上位サイトをベースにしたレポートや、AIによる記事作成に対応。
ランキング機能
(順位計測)
狙ったキーワードの検索順位を毎日自動で計測し、推移をグラフ化。エリア(地域)ごとの順位計測も可能。
ブランド分析機能
(サイテーション分析)
自社や競合のブランド名が、Web上で「どのサイトで」「どのような文脈で」言及されているか(サイテーション)を可視化。
レポート作成機能分析結果をきれいなレイアウトのまま、優秀なHTMLレポートとして出力。

特に内部対策において、手動で行うと数時間かかる「競合リサーチ」や「見出し階層・タグのチェック」をわずか1分ほどで完了できる点が大きな強みです。

コンテンツで狙うべきキーワードや具体的な修正案がピンポイントで分かります。AI検索の引用元として選ばれるための「独自性と網羅性の高いコンテンツ作り」に欠かせない、強力なサポートツールと言えます。

無料トライアル版で全ての機能が使えるので、まずは使いやすいかどうかチェックしてみるといいと思います。

\ 機能紹介サイトはこちら /

してはいけないSEO内部対策

SEOの内部対策は、「ホワイトハットSEO」と呼ばれる正当な手法による実施が前提となります。

仮に「ブラックハットSEO」に該当する不正な手法で内部対策を行ったり、正しく対応しているつもりでもブラックハットSEOに当たったりということがあると、Googleのガイドラインに違反します。

インデックスの削除や検索順位の低下といったペナルティを受けるため、ブラックハットSEOは厳禁と考えておくことが重要です。

ブラックハットSEOに該当する2つの内部対策を解説するので、知らずに実行してしまわないように注意しましょう。

1.隠しテキストや隠しリンク

隠しテキストや隠しリンクとは、ユーザーが視認できないように記述された文章またはリンクです。

検索エンジンのみに見えるようにSEOワードを羅列して、検索順位を不正に上げることが目的です。隠しリンクの場合、膨大な相互リンクを貼り付けている場合もあります。

隠しリンクや隠しテキストは、以下のような手法でユーザーから見られないように工作します。

・白地の背景に白色のテキストで文章を書く
・CSSでユーザーから見えない箇所にテキストを配置する
・フォントサイズを0や1など極端に小さくする
・テキストの上に画像を被せる

かつては隠しテキスト・リンクで検索順位を上げられる時代もありましたが、現代ではペナルティの対象になります。

2.クローキング

クローキングとは、ユーザー用と検索エンジン用で表示するコンテンツを変える古い手法です。検索エンジンにはSEO対策を施したコンテンツを見せて、検索順位を上昇させます。

ユーザーには、画像やFlashのみのエンタメ系コンテンツを表示します。画像やFLASHのみのページは検索上位を狙いづらいため、別途用意したSEO対策済みのコンテンツで検索エンジンを騙すわけです。

隠しテキストと同じく、クローキングもGoogleのガイドラインに違反します。とはいえ、古い手法なため、企業が内部対策として自ら用いるケースはほとんどないでしょう。

ただし、画像や動画が中心のコンテンツの場合、検索エンジンが読み取りづらいため意図せずクローキングと誤解される可能性がわずかにあります。画像にはalt属性を施して、動画の内容をテキストで記述するなどの対策を実施しましょう。

参考記事:Google「Google検索セントラル – Googleウェブ検索のスパムに関するポリシー」

内部対策を行う際に参考にしたい最新のSEOトレンド3選

トレンドと書いたデータの画像

内部対策を進める際は、最新のSEOトレンドを知っていると自社の施策に活かせるかもしれません。代表的なSEOトレンドを3つ紹介します。

1.モバイルSEO

モバイルSEOとは、スマートフォンによる閲覧性を高めて検索結果を向上させるための施策です。「ユーザビリティ(ページエクスペリエンス)の内部対策」の章でお伝えした通り、モバイルフレンドリーなサイト設計の重要性が高まっています。

レスポンシブデザインへの対応のほか、縦にスクロールを意識した構造やページの高速表示、タップしやすいサイズの文字といった対策が必要です。インターネットの閲覧にスマートフォンを使用するユーザーは非常に多いため、モバイル端末でも見やすいサイト作りが求められます。

2.音声検索最適化(VSO)

音声検索最適化(VSO)とは、ユーザーがスマホやスマートスピーカー等に話しかけて検索した際、自社サイトの情報を適切に返してもらうための取り組みです。

生成AIが検索結果を要約して回答する「AI Overviews」やAI検索の普及にともない、VSOの重要性はさらに増しています。

音声検索は、通常のキーワード検索と異なり「〜のやり方を教えて」といった会話形式(口語体)で長い文章になる傾向があります。

そのため、FAQ形式(質問と回答)のコンテンツを充実させ、構造化データ(Schema.org)を用いて検索エンジンに情報を機械的に分かりやすく伝える対策などが必要になると言われています。

3.AI活用

近年、AIを活用したキーワード選定だけでなく、生成AIが出力した文章を「ライティングのたたき台(初稿)」としてそのまま活用する企業が増えてきました。

これにより、ゼロから執筆する手間が省け、コンテンツ制作のスピードは劇的に向上しました。Googleも「ユーザー第一の有益なコンテンツであれば、AI生成かどうかにかかわらず評価する」と明言しています。

しかし、AIが書いたたたき台をそのまま公開するだけでは、競合と似たような独自の強みのない低品質な記事になり、検索上位は狙えません。

今後のSEOでは、AIに文章のベース(たたき台)を任せつつ、最終的には人間が監修する必要があります。

自社独自の調査データ、実際の体験談、専門的な見解といった「一次情報(E-E-A-T)」を肉付けしていく、そんな執筆プロセスが不可欠となっています。

ちなみにパスカルでも「パスカルチャット」という面白いAIライティング機能が搭載されています。書き手に対してAIに取材をしてもらい、独自性を加えるという手法です。もしよければチェックしてみてください。

まとめ:SEO内部対策で結果を出すために

SEOの内部対策は、Googleの検索エンジンに自社サイトの正確な内容を認識してもらうという観点で行います。

検索エンジンはクローラーにWebサイトを巡回させて、サイト内のコンテンツをインデックス登録します。検索結果にはインデックスした情報の中から、関連性が高い良質なコンテンツを表示する仕組みです。

コンテンツの質が同程度の場合、ユーザビリティ(ページエクスペリエンス)が優れているほうを上位表示します。

そのため、内部対策では「クローラビリティ」「インデックス」「ユーザビリティ(ページエクスペリエンス)」の3つに着目した施策が重要になります。チェックリストを活用して、できる項目から少しずつSEOの内部対策に取り組んでみてください。

リソースがなかったり、より成果を出したい方はツールの活用も1つの手です。

\ 機能紹介サイトはこちら /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次