自社商品やサービスの売上をアップさせるために、「Web集客」は欠かせないマーケティング活動です。
スマホの普及により、商品やサービスの購入におけるユーザー体験は大きくオンラインへとシフトしました。今の時代、ユーザーはオンライン上で複数の商品やサービスを気軽に比較できます。企業からの営業や売り込みで商品を購入するスタイルは衰退し、自ら気になるサービスを調べ、比較し、購入・利用するのが当たり前になっています。
まずは、その比較対象として選ばれるために、あらゆる手法を駆使してユーザーに「知ってもらう」ことが必要です。そして、認知された後は、競合との差別化が求められます。
一見すると簡単に見えるWeb集客ですが、企業が実際に取り組むと、「オンラインからの集客ができない」「競合他社にSEO対策で勝てない」といった悩みに直面します。
この記事では、「Web集客は難しい」と感じているに向けて、基本的な考え方や集客手法の種類、効果的な戦略の立て方、業界別の2025年おすすめ施策を網羅的に解説します。初心者から上級者の方まで参考になる具体的な成功事例も紹介しています。
自社に最適な集客施策を選ぶためのポイントも紹介しているので、これからWeb集客を始めたい方も、見直したい方も、ぜひ最後までご覧ください!
- Web集客においては、見込み客を単に集めるのでなく「信頼を得て、行動を促す」ための導線設計までをしておく
- Web集客の代表的な施策14選を紹介している中で、自社にあった施策を進めるべき
- 限られた予算や人員のなかで優先すべき施策を見極めるための4つの視点も解説
記事の監修者
藤井 慎二郎 / 株式会社オロパス 代表取締役
SEOコンサルタントとしてBtoB、BtoC問わず、1,000社以上のWebサイトをコンサルテイングを行ってきた実績を持つ。経営軸の高い視座で戦略的にSEOを進めることが得意。
2014年に現在の株式会社オロパスを設立。それまでのSEO知見を活かしてSEOツール「パスカル」を開発。
Web集客とは?
Web集客とは、検索エンジンやSNS、Web広告など複数のオンラインチャネル(手法)を使って、見込み客を自社サイトやLP(ランディングページ)へ誘導する活動です。
ただし、単にアクセスを集めるだけでは不十分です。その本質は、商品やサービスを見つけてもらい、信頼を得て、行動を促す」という導線設計にあります。
ユーザーの購買行動を促すには、製品やサービスのブランディングを高める必要があります。その結果として「購買行動」が生まれるのです。
そのためには、個別施策の最適化だけでなく、見込み客の情報接触や心理変化を理解したうえで、全体設計を行う必要があります。Web集客は、顧客の動きを逆算して組み立てる戦略的な取り組みなのです。
なぜWeb集客が重要なのか
そして、Web集客が重要な理由は、ユーザーの行動の場がWeb中心になっているからです。今や「知る・比べる・選ぶ」という行動の出発点は、店舗ではなくWebなのです。
消費者もビジネスパーソンも、まずは検索や生成AI、SNSなどで情報収集を行い、自分にとって最適な選択肢を探します。
さらに、購買行動の非対面化が進み、比較サイトやSNSで検討し、納得した時点でフォームから問い合わせるスタイルが定着しています。
このような時代にWeb集客を行わないことは、新たな見込み客と出会う機会を手放すことと同じです。たとえ優れたサービスでも、見つけてもらえなければ競合に埋もれてしまいます。
Web集客は単なる販促活動ではなく、事業の成長を支える顧客接点の基盤として、今こそ優先的に取り組むべき課題です。
Web集客の4つのメリット
そんなWeb集客に取り組むことで、企業はどのようなメリットを得られるのでしょうか。具体的なメリットを知ってもらうためにここでは、主な4つのメリットを整理します。
1.24時間365日集客が可能
まず、Web集客の最大の強みは、時間に縛られず24時間365日の間、ユーザーに情報を届けられる点にあります。
WebサイトやSNS、広告は24時間稼働しており、深夜や休日でもユーザーが自宅からスマートフォンで「○○ 比較」と検索し、自社ページで資料請求やLINE登録を行うことが可能です。
また、自動で見込み客を獲得できるため、人的コストを抑えられるのも特長です。特にBtoBのように検討期間が長い商材では、継続的なオンライン接点が成果につながります。
2.特定の顧客(自社に適した顧客)にアプローチできる
Web集客の2つ目のメリットは、自社のターゲットに絞って情報を届けられる精度の高さにあります。Web広告では年齢、地域、興味・関心などで細かくターゲティングでき、SEO(検索エンジン最適化)でも具体的なニーズに応じたコンテンツ設計が可能です。
無駄な広告費をかけず、見込みの高い層に効率よくアプローチできる点は、マス広告やチラシ配布にはないWeb特有の強みであり、顧客獲得コストの削減を目指す企業にも最適です。
3.自社の認知度を広められる
そして3つ目に、Web集客は見込み顧客の獲得だけでなく、認知度向上にも有効です。自社ブログやSNSの拡散によって、これまで接点のなかったユーザーにもブランドを知ってもらう機会が広がります。
また、Webコンテンツは資産として残り、検索され続ける限り継続的な効果を発揮します。スタートアップや中小企業でも、工夫次第で大企業並みの露出を実現できます。
4.迅速にPDCAを回せる
Web集客の大きなメリットの最後の一つは、効果を数値で可視化し、迅速に改善できる点です。アクセス数やコンバージョン率を分析ツールで確認することで、効果的な導線や改善ポイントをすぐに特定できます。
たとえば、問い合わせ率の低いLPでは、CTAの文言や配置をテストし、短期間で改善することが可能です。限られた予算や人員でもPDCAを高速で回せる体制は、大きな競争力となるでしょう。
Web集客のメリットは、このような4つのメリットに分けることができます。一方で、注意しなくてはならない点もあるので紹介していきます。
Web集客の3つのデメリット
Web集客のデメリットは、次の3つの観点にまとめられます。
1.最初は施策の効果が出るまで時間がかかることもある
SEOやコンテンツマーケティングなど、顧客を育てるタイプの施策は、成果が出るまでに数か月かかるのが一般的です。そのため、初期段階で成果が見えないことを理由に、施策を中断してしまう企業も少なくありません。
しかし、全てではありませんが、Web集客の多くは中長期的な視点が求められる取り組みです。短期的な成果だけを追い求めると、本来得られるはずだった効果を逃してしまう可能性があります。
裏を返せば、多くの企業が途中で挫折するからこそ、地道に継続するだけで成功の確率が高まるとも言えます。
2.社内にノウハウがない場合、成果が出にくい
Web集客で成果を出すには、SEO、広告運用、SNS、コンテンツ制作など、幅広いスキルが求められます。しかし、社内に十分なノウハウや体制が整っていないまま進めてしまうと、的外れな施策に予算や工数を浪費し、成果が得られない可能性があります。
特にBtoB領域では、ターゲットによって訴求すべきポイントが大きく異なります。たとえば、技術職には仕様や導入方法といった実務的な情報を、経営層にはROIや事業インパクトなどの視点で伝える必要があります。
こうした設計ができていなければ、広告費をいくら投入しても、期待する成果にはつながりません。初期段階では外部の専門家と連携し、施策の方向性を見極めることが、遠回りに見えても実は最短ルートになることがあります。
3.外注に依存するとコストが割高になることも
社内にノウハウがない場合、Web広告やSEOを外部に委託する企業は少なくありません。専門家に任せることで施策の精度は高まりますが、同時にコストも発生します。
たとえば、Web広告の運用代行では月額広告費の20%前後が手数料としてかかるケースもあり、費用対効果の見極めが欠かせません。
さらに、外部に依存しすぎると社内に知見が蓄積されず、環境の変化に柔軟に対応できなくなるリスクもあります。たとえば、コンバージョンの伸び悩みに対して社内で原因分析ができなければ、適切な改善策を講じるのが難しくなるでしょう。
ここまでご紹介してきたメリットとデメリットを踏まえたうえで、自社に合ったWeb集客の取り組み方を見極めることが重要です。
Web集客の主な施策14選
Web集客と一口にいっても、その手段は多岐にわたります。SEOや広告運用に限らず、SNSや動画、比較サイト、プレスリリースなど、目的やターゲットに応じて取るべきアプローチは異なります。
ここでは、代表的な施策を14個に絞り、それぞれの特徴をご紹介します。
即効性・効果の継続性・向いている目的・主なコストの4軸で比較した一覧表も用意しました。
| 施策名 | 即効性 | 効果の継続性 | 向いている目的 | 主なコスト |
|---|---|---|---|---|
| SEO | △ | ◎ | 信頼獲得・情報提供 | コンテンツ制作費 |
| リスティング広告(検索連動型) | ◎ | △ | 顕在層の集客・CV獲得 | 広告費+運用費 |
| ディスプレイ広告(バナー等) | ○ | △ | 認知拡大・再訪促進 | 広告費+運用費 |
| 記事広告(タイアップ) | ○ | ○ | 信頼構築・話題化 | 掲載費用+制作費 |
| SNS(Instagram、Xなど) | △ | ○ | 認知拡大・ブランド形成 | 人的コスト |
| YouTube(動画投稿) | △ | ◎ | 商品理解促進・ファン化 | 動画制作費 |
| Googleビジネスプロフィール | ○ | ○ | 店舗集客・地域検索対策 | ほぼ無料 |
| MEO対策(地図検索最適化) | ○ | ○ | 地域密着型ビジネスの集客 | 外注費 or 内製コスト |
| Googleショッピング | ◎ | △ | ECサイトの商品販売促進 | 広告費 |
| メール配信(メルマガ等) | ○ | ○ | リピート促進・キャンペーン告知 | 配信ツール費+作成工数 |
| ウェビナー(オンラインセミナー) | ○ | ○ | 見込み客獲得・信頼醸成 | 配信準備・講師費 |
| オンライン展示会 | ○ | ○ | 新規リード獲得・業界内認知 | 出展料+ブース制作費 |
| プレスリリース | ○ | △ | 話題化・信頼構築 | 配信費用 |
| 比較サイトへの掲載 | ○ | △ | 顕在層獲得・意思決定支援 | 掲載費用 |
| ポータルサイトへの掲載 | ○ | △ | 認知向上・定期的な流入 | 掲載費用 |
| アフィリエイト | ○ | ○ | 成果報酬型の新規獲得 | 成果報酬+初期費用 |
たくさんの施策がありますが、「自社の製品やサービスに最も向いている施策はどれか」をしっかりと見極めることが重要です。
このあと、それぞれの施策についてもう少し詳しくご紹介していきます。
SEO(検索エンジン最適化)
SEOとは、Googleなどの検索エンジンで自社サイトを上位表示させ、自然検索からの流入を増やす施策です。広告費をかけずに継続的なアクセスを集められるため、安定した集客基盤を築きたい企業に特に向いています。
たとえば、「○○ 比較」と検索しているユーザーは、すでに複数の選択肢を検討している段階にあり、購買意欲が高い状態です。こうしたユーザーの検索結果に自社ページが上位表示されることで、質の高いリード獲得が可能になります。
一方で、SEOは成果が出るまでに時間がかかるのが一般的です。検索順位は競合状況や検索アルゴリズムの影響を受けるため、継続的なコンテンツ更新や内部対策、分析・改善が不可欠です。
短期的な即効性よりも、良質なコンテンツを積み上げて「資産」として育てていく中長期戦略として取り組むのが成功の鍵です。
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リスティング広告(検索連動型)
リスティング広告とは、Googleなどの検索エンジンにおいて、特定のキーワードに連動して表示される広告です。インターネットで検索意図が明確なユーザーにピンポイントでアプローチできるため、短期間での集客やコンバージョン獲得に優れた即効性の高い施策です。
たとえば、「○○ 比較」などで検索したユーザーに広告を表示すれば、今すぐに情報を求めている顕在層に対して、自社の製品やサービスを直接訴求できます。クリック課金型のため無駄な出稿を防げる点も特徴です。
ただし、出稿を停止すれば流入は即座に止まるため、長期的な集客基盤としては不安定です。また、広告費だけでなく、キーワード設計・入札調整・広告文の改善といった運用ノウハウも必要になります。
そのため、SEOやコンテンツ施策と併用しながら、費用対効果を最大化する使い方がおすすめです。キャンペーンや期間限定サービスとの相性もよく、戦略的に使い分けることで高い成果を生み出せます。
ディスプレイ広告(バナー等)
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリの広告枠にバナーなどを表示し、ユーザーの目に触れさせる広告手法です。検索意図が明確でない潜在層にもアプローチでき、認知拡大やリマーケティングに有効です。
たとえば、自社サイトを訪れたものの離脱したユーザーに対して、別サイト上で再び広告を表示することで、再訪や検討再開を促すことができます。
費用はクリック課金型またはインプレッション課金型で、広告費と運用費が発生します。即効性はあるものの、継続的な効果は限定的なため、訴求内容やターゲティング精度が成果を左右します。ブランディング施策との併用が効果的です。
記事広告(タイアップ)
記事広告とは、第三者メディアに自社の商品やサービスに関する記事を掲載する広告手法です。読者に自然な文脈で訴求できるため、信頼感や共感を得やすく、ブランドイメージの醸成にもつながります。
たとえば業界専門メディアにタイアップ記事を掲載すれば、関心度の高い読者層に向けて、自社の強みや導入事例を深く伝えることができます。
掲載費用や記事制作費はかかりますが、SNSなどでの二次拡散も期待でき、話題づくりやPR効果も見込めます。直接的なコンバージョンよりも、中長期的な信頼構築や顧客理解を促す施策として有効です。
SNS(Instagram、Xなど)
SNSは、Instagram、X(旧Twitter)、Facebook、LinkedInなどを活用し、認知度の向上やファンの育成を図る集客手段です。SEOや広告とは異なり、双方向のやり取りを通じてユーザーであるフォロワーとの信頼関係を築けます。
SNS運用では、各プラットフォームの特性と自社との相性を見極めながら、発信したい情報ごとに媒体を選んでいくことが重要です。無料で運用できますが、有料の広告を出すことも可能です。
Instagramはビジュアル訴求に適しており、店舗型ビジネスとの親和性が高いとされています。Xは速報性に優れ、トレンド情報やキャンペーンの拡散に効果的です。BtoB分野ではLinkedInを活用し、専門家との接点を持つことで業界内での信頼を高めることが可能です。
ただし、投稿やユーザー対応を継続する体制が前提となるため、リソースの確保と長期的な視点が成果を左右するポイントとなります。
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MEO対策(地図検索最適化)
MEO対策とは、「Map Engine Optimization」の略で、Googleマップ上での表示順位を高め、地域ユーザーからの集客を促進する施策です。特に実店舗を持つビジネスにとって、来店につながる重要な導線となります。
たとえば「渋谷 歯科」などで検索された際に、上位に表示されることで、近隣のユーザーからの問い合わせや来店を獲得しやすくなります。
対策内容は、Googleビジネスプロフィールの情報整備や口コミ対応、定期的な投稿の運用など。費用をかけずに実施できる部分も多く、即効性・継続性ともにバランスの取れた施策です。地域密着型のビジネスには特に有効です。
YouTube(動画投稿)
YouTubeは、映像と音声を用いて商品の使用感や専門知識を伝えられる、理解促進と信頼構築に有効な集客チャネルです。とくにBtoB分野では、事例紹介や製品の操作説明が比較検討時の後押しとなるケースが多く見られます。
さらに、YouTubeはGoogle傘下にあるため、検索結果に表示されやすく、SEOとリンクさせることで相乗効果も見込めます。
ただし、動画制作には一定のコストと工数がかかるため、継続的に発信できる体制を整えることが前提となります。
Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィールは、地図検索やローカル検索に対応した無料で利用できる集客ツールです。店舗型や地域密着型のビジネスに適しています。
「渋谷 美容室」などの検索時に地図とともに表示される情報が該当し、営業時間、口コミ、写真などの情報が充実していれば、Webサイトを訪問する前に行動を促す効果が期待できます。
写真の追加や口コミへの対応を継続することで評価が高まり、検索順位や表示回数の向上につながります。
Googleショッピング
Googleショッピングは、検索結果に商品画像・価格・ショップ名を一覧表示するEC向け広告で、商品検索ユーザーに視覚的に訴求し、購入意欲の高い層を効率よく獲得できます。
たとえば「ノイズキャンセリングヘッドホン」と検索すると、上部に商品画像が表示されるのがこの広告で、価格や評価を比較しやすく、クリック率が高いのが特長です。
運用にはGoogle Merchant Centerへの商品登録とGoogle広告アカウントとの連携が必要で、フィード管理体制が整っている企業に適しています。広告費はかかりますが、高いコンバージョン率を見込める施策です。
ウェビナー(オンラインセミナー)
ウェビナーとは、ZoomやGoogle Meetなどのツールを活用し、Web上で開催するセミナーを指します。場所にとらわれず多くの参加者を集められるうえ、自社の専門性をターゲット層に直接伝えられるため、特にBtoB企業や高単価商材の訴求に適しています。
ただし、ウェビナーを「開催して終わり」にしないためには、アフターフォローの設計が不可欠です。
アンケートや資料送付、メルマガ配信、ナーチャリング施策などを通じて、参加者との関係を継続的に構築する必要があります。こうした施策を事前に計画しておかないと、せっかくの集客効果が一過性で終わり、費用対効果も低下する恐れがあります。
オンライン展示会
オンライン展示会とは、Web上で開催される業界イベントや商談会に出展し、自社サービスを紹介する施策です。来場者とのチャットや資料ダウンロード、ウェビナー配信などを通じて、効率的にリード獲得が可能です。
たとえばBtoB向けの展示会に出展すれば、関心の高い企業担当者に直接アプローチでき、商談化のきっかけにもなります。
リアル展示会に比べて出展コストは抑えられる傾向にあり、準備やフォロー体制を整えることで成果を最大化できます。ターゲットが明確な業界イベントを選定すれば、信頼獲得と見込み客育成を同時に狙える施策です。
メール配信(メルマガ等)
メール配信は、既存顧客や見込み客に対して、定期的に情報を届ける施策です。キャンペーンや新着コンテンツの案内、セミナー告知など幅広く活用でき、リピート促進や関係性の維持に効果的です。
たとえば、過去に資料請求をした見込み顧客に新商品のお知らせを送ることで、再検討のきっかけを作ることができます。
配信ツールの利用料やコンテンツ作成の人的コストはかかりますが、自社でリストを保有していれば低コストで繰り返し活用できます。一斉配信だけでなく、セグメントごとの出し分けや自動配信設計で成果を高められるのも強みです。
プレスリリース
プレスリリースは、新サービスやイベント情報を広く社会に伝える手段であり、とくにメディアを通じた拡散によって、高い信頼性と認知拡大が期待できます。
たとえば、SaaS企業が新サービスをPR TIMESなどの配信プラットフォームで告知すれば、ニュースメディアやSNSによる二次拡散を通じて、取材や紹介記事につながる可能性があります。
ただし、ニュース性が乏しかったり、配信のタイミングを誤ったりすると、効果は限定的です。見出しのインパクトや「誰にとって有益な情報か」といった構成の工夫が求められます。
また、単発ではなく継続的な発信によって、自社の情報発信力や業界内での信頼を徐々に築いていくことが重要です。
比較サイトへの掲載
比較サイトは、購入意欲の高い今すぐ客に直接アプローチできる集客手段です。
ユーザーはサービスの機能や価格を並列に比較するため、他社よりも優れたポイントが明確であれば、資料請求や問い合わせに直結しやすくなります。
ただし、掲載には一定の費用が発生し、競合と横並びになる中で埋もれてしまうリスクもあります。そこで、実績ある導入事例や第三者によるレビューなどを充実させ、比較画面上でも選ばれる理由を明確に伝えることが成功のカギとなります。
ポータルサイトへの掲載
ポータルサイトは、業界や地域に特化した情報を集約するWebメディアであり、建築、製造業、医療分野など専門性の高い読者が集まるのが特長です。
こうしたサイトに自社情報を掲載することで、定期的な検索流入や指名検索を通じて、認知度と信頼性の両方を高めることが可能です。
メリットは、関心度の高いターゲット層に直接アプローチできる点と、SEOに強い媒体を活用することで新たな層にもリーチできる点にあります。
一方で、多くのポータルサイトでは月額費用が発生します。問い合わせ件数やコンバージョン率を定期的にモニタリングし、他のWeb施策と組み合わせ、費用対効果を最大化する運用が求められます。
アフィリエイト
アフィリエイトとは、成果報酬型の広告手法で、第三者のメディア運営者(アフィリエイター)が自社商品を紹介し、成果が発生した場合に報酬を支払う仕組みです。広告費は成果に応じて発生するため、費用対効果が明確です。
たとえば、比較サイトやブログで商品が紹介され、そこから購入や申込みが発生すれば、その件数に応じた報酬を支払う形となります。
初期設定やASP(広告仲介業者)への登録など一定の準備が必要ですが、自社ではリーチできない潜在顧客層へも訴求できるのが強みです。ただし、情報管理やブランド毀損のリスクがあるため、掲載内容のモニタリングも重要です。
以上14個の施策を紹介してきました。自社にあった施策を選んで進めていきましょう。
自社にあったWeb集客施策を見極める4つのポイント
Web集客にはさまざまな施策がありますが、すべてを同時に実施するのは現実的ではありません。重要なのは、自社のリソースや営業スタイル、見込み顧客の関心度を踏まえて、優先すべき施策を見極めることです。
以下では、限られた予算や人員のなかで成果を上げるために押さえておきたい4つの視点を紹介します。
リソースを可視化する
Web集客を成功させるには、まず自社がどれだけリソースを投下できるかを把握することが重要です。特に中小企業では、施策内容以上に継続できる体制が成果を左右します。
次の4つの観点から、現状を自己診断してみてください。
- 予算:月々どれだけの投資が可能か。6か月以上継続できるか。
- 時間:週にどれだけ時間を割けるか。定期更新は可能か。
- 人材:社内にWebマーケの知見があるか。外部委託の体制はあるか。
- 継続力:途中で止めずに半年以上続けられる体制があるか。
まずは、自社にとって続けられる施策から着手することが成果への近道です。
営業スタイルと集客目的の整合性を取る
効果的なWeb集客を実現するには、営業スタイルと施策の目的が一致していることが不可欠です。問い合わせ数が増えても、営業体制と噛み合っていなければ、成約につながらず機会損失となる恐れがあります。
たとえば、紹介や既存顧客からの案件が中心の企業が、広告で急に多くの新規リードを獲得しても、対応フローが整っていなければ混乱を招く可能性があります。一方で、オンライン完結型のSaaSやECでは、SEOやホワイトペーパー、チャットボットといった非接触型の施策が高い相性を示します。
成果を上げている企業は、「営業プロセスのどこを強化したいか」「受注までの流れで何がボトルネックか」を明確にしたうえで、集客施策を設計しています。
見込み客の温度感に応じて施策を使い分ける
Web集客では、ユーザーの検討段階(温度感)に応じた施策の使い分けが不可欠です。すべてのユーザーが同じ熱量で情報を求めているわけではありません。
たとえば、課題が明確な顕在層には、リスティング広告や資料請求LPなど、コンバージョンに直結する施策が有効です。一方で、課題がまだ漠然としている潜在層には、ブログやSNS、YouTubeなどを通じて課題に気づかせ、信頼を構築するアプローチが求められます。
ユーザーの温度感に合わない施策では、的確な訴求は難しくなります。顧客の購買プロセスに適した手法を選びましょう。
勝てる領域に絞り込む
Web集客では、限られたリソースで成果を上げるには、勝ち筋に集中する戦略が欠かせません。大手と同じ土俵で戦うと、広告費やドメインパワーの差によって不利になることが多いためです。
たとえば、「〇〇市 中古住宅+リノベーション」など、地域特化かつ意図の明確なロングテールキーワードを狙えば、競合が少ない中で質の高いリードを獲得できます。また、大手が避けがちな代表者の顔出し動画や社員によるリアルなブログなど、人の温度感を活かした施策も中小企業の強みを引き出す有効な手段です。
すべてをやろうとするのではなく、この領域で勝つと明確に割り切り、限られたリソースを集中させましょう。
集客で迷ったらこれ一択!業界別おすすめWeb集客の鉄板施策
「自社に合う施策がわからない」と悩む方には、業界別の成功パターンが大きなヒントになります。業種ごとに顧客行動や情報収集手段が異なるため、まずは実績のある施策から始めるのが効果的です。
ここでは、主要業種別におすすめのWeb集客施策を紹介します。
製造業・BtoB技術系:検索流入と資料請求が鍵
製造業やBtoBの技術系企業では、購買プロセスが長期化し、意思決定者と現場担当者の役割が分かれていることが多いため、Web集客では技術情報の発信と購買意欲の高いリードの創出が重要となります。
まず、課題解決型キーワードを用いたSEOで、自社の専門性や信頼性を訴求し、潜在層からの流入を促します。加えて、ホワイトペーパーを活用してメールアドレスを取得し、ナーチャリングにつなげる導線設計も有効です。とくに上司に説明しやすい資料は、問い合わせの後押しになります。
目指すべきは、技術者や購買担当者が検索から自社にたどり着き、問い合わせてみようと自然に思える信頼関係を築くこと。営業部門に引き渡せる温度の高い見込み客を安定的に獲得する仕組みこそが、製造業におけるWeb集客の成功パターンです。
飲食・美容・小売:ビジュアルとエリア集客がすべて
飲食店や美容室など来店型ビジネスでは、「近くの店に行きたい」「雰囲気の良い場所がいい」といったニーズに応える設計が不可欠です。なかでも、ローカルSEOとビジュアル訴求が集客の成否を分けます。
Googleビジネスプロフィールでは、「エリア+業態」の検索で上位表示を狙いましょう。口コミ数や評価、店舗写真、営業時間が順位に影響し、更新や投稿の活用も効果的です。
また、InstagramやTikTokで空間やメニューを視覚的に発信し、LINEでクーポンを配布することで、来店への心理的ハードルを下げられます。
検索で見つかり、SNSで興味を持ち、LINEで来店を後押しするという三段階の導線設計が、成功のポイントとなります。
士業・コンサル・専門職:信頼と権威をWeb上でどう見せるか
弁護士や税理士などの専門職においては、「この人に任せて大丈夫か」という信頼感がWeb集客の成否を左右します。正確な情報や専門性に加え、安心感や権威性の伝え方も重要です。
まずは、自社サイトに代表者のプロフィールや顔写真、実績、料金などを丁寧に掲載し、相談への心理的ハードルを下げましょう。
SEOでは、「◯◯市 税理士」「離婚相談 弁護士 ◯◯」など、地域+課題のロングテールキーワードを狙うのが有効です。また、法改正や手続きに関するコラムを継続的に発信することで、検索流入と信頼構築の両方につながります。
さらに、ウェビナーやLINE相談といった非対面チャネルを活用すれば、まずは話を聞いてみたいというニーズにも対応できます。顔が見えづらく比較しにくい士業だからこそ、Web上で信頼を築くことが成果を左右する要素となります。
不動産・建築・住宅関連:検討期間が長い客をどう育てるか
不動産購入や住宅リフォームなどの高額商材は検討期間が長く、即決されるケースは稀です。そのため、Web集客では見込み客との継続的な接点づくりが重要となります。
信頼構築には、実績の見える化が有効です。
施工事例やお客様の声を写真付きで発信することで、ユーザーに具体的な判断材料を提供できます。さらに、現場の様子や職人のこだわりをYouTubeで発信すれば、品質への姿勢が伝わります。
また、LINEやメルマガでの定期フォローにより、問い合わせ前のユーザーの離脱を防ぎ、検討が進んだタイミングで再訪を促すことが可能です。
このように、今すぐ客といずれ客の双方に対応する仕組みが、住宅・不動産分野におけるWeb集客成功の鍵です。
教育・習い事・スクール系:ターゲット別に施策を分ける
教育系サービス(塾・習い事・スクールなど)は、対象が広いため、誰に向けて届けるかを明確にしたWeb集客設計が不可欠です。たとえば、小学生向けの教室と社会人向けの資格講座では、訴求軸もチャネルも大きく異なります。
子育て世代を狙うなら、30〜40代の親が利用するLINE広告が有効です。
「〇〇市 英会話」「子ども 習い事」といった検索意図に合った内容で配信すれば、高い反応が期待できます。さらに、Instagramで教室の雰囲気を発信すれば、安心感にもつながります。
大人向けには、ブログやYouTubeで講師やレッスン内容を紹介し、体験や説明会への導線を設計しましょう。Xで受講者の声を発信すれば、信頼性のある口コミとして拡散も狙えます。
このように、年齢・目的・不安に応じて訴求とチャネルを最適化することが、成果につながるWeb集客のポイントです。
初めてでも失敗しないWeb集客の始め方を5ステップで解説
ここからは、初めてWeb集客に取り組む方が、ムダなく着実に成果を出せるようになるための基本プロセスを5つのステップに分けて解説します。
ステップ1:売上を作るための逆算設計から始める
まず必要なのは、売上目標から逆算して必要な数値を明確にすることです。
たとえば月100万円の売上を目指す場合、商品単価が10万円、成約率が20%であれば、10件の成約が必要です。さらにコンバージョン率が5%なら、少なくとも1,000件の流入が求められます。
このように数値を逆算してはじめて、どの施策で何件の流入を確保するかといった判断が可能になります。SEOで長期的に流入を育てるのか、広告で短期的に獲得するのか、SNSで話題をつくるのか。
すべては、この数値設計に基づいて選ぶべきです。
逆算せずに施策を打っても、成果の有無を判断できず、Web集客が単なるコスト消費に終わる恐れがあります。数値が見えているだけで、施策への自信と判断力が大きく変わります。
ステップ2:ペルソナとカスタマージャーニーを設計
Web集客で成果が出ない大きな要因は、誰に何を届けるかが曖昧なまま施策を始めてしまうことです。
方向性の定まらないコンテンツでは、狙ったターゲットに届かず、労力と予算を浪費してしまいます。そのため、ペルソナの明確化とカスタマージャーニーの可視化が欠かせません。
ペルソナとは、自社の理想的な顧客像を年齢・職種・課題などで具体化したもの。誰に届けるかを定めることで、発信内容に一貫性が生まれます。カスタマージャーニーは、顧客が認知から検討・決定に至るまでの行動を時系列で整理し、適切な情報を適切な媒体で届ける設計図となります。
たとえば「営業研修 比較」と検索する人事担当者が、実績・価格・導入事例を調べ、最後に社内説明用の資料で判断する。この流れを把握すれば、提供すべき情報とチャネルも自然に見えてきます。
Web集客の成果は、ターゲットの思考と行動を逆算した設計力にかかっています。
ステップ3:最低限の受け皿を用意する
どれだけ流入を集めても、WebサイトやLPの受け皿が整っていなければ、成果にはつながりません。集客とコンバージョン設計は、一体で考えるべきです。
成果につなげるために必要な基本要素は3つあります。
- サービスの魅力が一目で伝わる紹介文
- 信頼感を高める実績・導入事例
- 問い合わせや資料請求といった明確なCTA(行動導線)
この順序は、ユーザーの行動心理である「興味→納得→行動」に対応しています。
さらに、「次に何を読めばよいか」「どうすればアクションにつながるか」を迷わず理解できるよう、情報の整理と視線誘導を意識したユーザー目線の設計が不可欠です。
ファーストビューの構成やCTAボタンの配置など、細部まで丁寧に設計してこそ、流入は成果に変わります。
ステップ4:ペルソナにあった施策を1~2つ選ぶ
Web集客では、つい多くの施策に手を出したくなりますが、リソースが限られる企業ほど選択と集中が重要です。まずは、ペルソナに適した1〜2の施策に絞り、着実に運用するようにしましょう。
たとえば、検討度の高い顕在層には、リスティング広告や比較サイト掲載など、即効性のある施策が有効です。一方、潜在層には、SEOやSNS、YouTubeなど信頼を育てる施策が適しています。
初期段階では、SEOとリスティング広告のように、長期的な成果を見込める施策と短期的な成果を狙える施策を組み合わせて実行するのが効果的です。
ステップ4:コンテンツを作って届ける
Web集客の本質は、「検索され、読まれ、信頼される」導線を自ら構築することにあります。
その中心となるのが、課題解決型のコンテンツです。単なる情報発信ではなく、ペルソナの悩みに寄り添った設計が、集客・育成・商談化の起点となります。
よくある失敗は、伝えたいことばかりを一方的に発信してしまうこと。見込み客が、今まさに調べていることや言語化できない悩みを代弁し、解決のヒントを届けることがコンテンツの本質です。だからこそ、ペルソナ設計とカスタマージャーニーの理解が欠かせません。
また、成果を出すには継続的な発信も重要です。1本のブログや動画で成果が出ることは稀であり、接点を積み重ねることで検索順位や信頼、再訪率が徐々に向上します。完璧を目指すより、まずは発信し、改善を重ねる姿勢が求められます。
ステップ5:数字を見て改善する
Web集客は仕組みを作って終わりではなく、数値を見ながら改善を続ける「運用」姿勢が不可欠です。
特に重視すべきは、アクセス数、直帰率、コンバージョン率、離脱ページといった基本指標です。流入があるのにCVが少ない場合、導線やCTAの設計、あるいは集客ターゲットにズレがある可能性があります。
また、限られた予算下ではROIやROASなどの費用対効果の確認も欠かせません。成果が出ない施策は見直し、数字をもとに取捨選択する姿勢が重要です。
数値を見て、学び、改善を繰り返す。この運用習慣こそが、Web集客を成功に導きます。
Web集客に本当に使える!目的別おすすめツール一覧
Web集客の成果は、施策の内容だけでなく、「適切なツールを選び、使いこなせるか」にも大きく左右されます。ここでは、実務で広く使われている代表的なツールかつ、入門者にも扱いやすいものを中心に紹介します。
Pascal
Pascal(パスカル)は、SEOに詳しくない方でも、質の高いコンテンツを効率的に作成できるツールです。たとえば、「どのキーワードを狙うべきか」「上位記事の内容は何か」「どのような構成が適切か」といった疑問に対し、AIが自動で調査・提案を行います。
また、自社ページと検索上位ページを比較・可視化し、改善ポイントを提示してくれる点も大きな特長です。これにより、SEOの専門知識がなくても修正すべき箇所が明確になり、成果につながる改善が可能です。
「すぐに効果を出したい」「人手は限られているがWeb集客を強化したい」「使い方がなるべく簡単な高機能ツールが欲しい」といった企業にとって、Pascalは心強いツールとなるでしょう。継続的にしっかり活用すれば、検索結果での上位表示も十分に狙えます。
Google アナリティクス4
Google アナリティクス4(GA4)は、Webサイトに訪れたユーザーの行動を無料で可視化する強力なツールです。「どのページがよく見られているか」「どのアクセス経路から訪問しているか」「お問い合わせに至ったか」など、Web集客の成果を数字で把握できます。
たとえば、広告やSNSからの訪問者がページ内でどのように動いているかを把握することで、効果的な施策や改善点が明確になります。ボタンのクリックや動画再生など、細かなユーザーアクションも追跡できるため、ページの反応を深く理解するのに最適です。
さらに、広告との連携により、集客から成約に至る流れを一元分析でき、PDCAサイクルを回しやすくなります。Web集客を始めた段階でこそ、GA4を導入して運用の精度を高めることをおすすめします。
Google サーチコンソール
Google サーチコンソールは、自社サイトがGoogle検索にどのように表示されているかを把握できる無料ツールです。検索されているキーワード、ページのクリック回数、検索ランキングなどの情報を多角的に確認できます。
これらのデータをもとに、「表示回数は多いのにクリックが少ない」「特定のキーワードで順位が伸びない」といった改善点を見つけられます。また、Googleがサイトを正しく読み込めているか(インデックス状況)、スマートフォン対応や表示エラーなどの技術的な問題の確認も可能です。
SEOに取り組むうえで、まず導入すべき基本ツールのひとつです。
Google広告 / Meta広告マネージャ
Google広告 / Meta広告マネージャは、Web広告を始める際に活用したい代表的なツールです。どちらも「誰に、どこで、どんな広告を届けるか」を柔軟に設定し、効果を見ながら即時改善できる点が強みです。
Googleリスティング広告では、検索キーワードに連動した広告を配信できるため、今すぐ商品やサービスを探しているユーザーへ直接アプローチできます。また、YouTubeやニュースサイトなど、幅広い媒体にも広告配信が可能です。
一方、Meta広告マネージャは、FacebookやInstagramに特化した広告配信ツールです。年齢・性別・興味などでターゲットを細かく絞れるため、検索行動に至っていない潜在層にもアプローチできます。静止画や動画を使った視覚訴求型広告に強みがあります。
どちらのツールも、表示回数やクリック数をリアルタイムに確認しながら改善を繰り返せるため、効率的にWeb集客を進めたい方にとって心強い味方です。
Canva
Canvaは、バナーやSNS画像、資料などのビジュアルコンテンツを誰でも簡単に作成できるデザインツールです。テンプレートを活用すれば、専門知識がなくてもプロ品質の素材を短時間で作成できます。
Web広告やSNSでは視覚の訴求力が成果を左右しますが、Canvaを使えばバナーやサムネイルを量産でき、A/BテストやPDCAの高速化が可能です。
また、ブラウザ上で動作し、チーム共有やブランド管理機能も備えているため、複数人での運用にも適しています。
HubSpot
HubSpotは、問い合わせ対応や営業フォロー、メール配信などを一元管理できるマーケティングツールです。とくに、見込み客の獲得から商談化までのプロセスを一つの画面で可視化・自動化できる点が大きな特長です。
たとえば「資料請求後に自動でお礼メールを送信し、その反応に応じて営業に引き継ぐ」といった仕組みも、ノーコードで簡単に構築できます。フォーム作成、ランディングページ、チャットボット、メール配信など、Web集客に必要な機能が揃っており、複数ツールを使い分ける手間もありません。
また、少人数チームでも扱いやすく、これからマーケティングを本格化させたい企業にとって導入しやすい設計です。CRMとマーケティング施策をスムーズに連携させたい方に最適なツールといえるでしょう。
ferret One
ferret Oneは、BtoB企業が自社でWeb集客を行うための機能が一通り揃った便利なツールです。Webサイトの作成、フォーム設置、資料請求ページの構築、効果測定までを、専門知識がなくても一括で管理できるよう設計されています。
たとえば、セミナー告知ページやホワイトペーパー配布ページをノーコードで簡単に作成し、ボタン設置や改善もガイドに従って進められます。BtoBに特化して必要な機能だけを搭載しているため、操作に無駄がなく、現場主導でPDCAを回せる点が特長です。
また、プロのサポートを受けながら施策を進められるため、「自社で運用体制を整えたい」と考える企業にとって心強い存在です。BtoBマーケティングを初めて導入する企業にも適しています。
Web集客の成功事例2選
実際にWeb集客で成果を上げた企業の取り組みは、自社の戦略を考えるうえで参考になります。以下では、Web集客に成功した2つの事例を紹介します。
グロービス経営大学院
グロービス経営大学院は、潜在顧客の認知拡大とリード獲得を目的に、オウンドメディア「グロービスキャリアノート」を開設しました。働き方やスキル、キャリアなどに漠然とした不安を抱える20〜30代のビジネスパーソンに向けて、課題解決型のSEOコンテンツを発信しています。
同社の優れた点は、記事を継続的に量産できる体制を整えたことです。特に、音声コンテンツを記事化するなどの再利用は、これからSEOに取り組む企業にとって参考になる取り組みといえます。
また、初期段階からSEOツールを活用することで、検索ボリュームの大きなキーワードでも上位表示を実現しています。
その結果、開設から1年でPVは18倍に増加。2021年8月には月間50万PVを達成し、サービスサイトへの送客も50倍に拡大しました。記事末尾にはサービス紹介やセミナー申し込みへの導線が自然に配置されており、単なる読み物にとどまらず、ビジネス成果にも直結しています。
参考サイト
https://mba.globis.ac.jp/
株式会社キーエンス
株式会社キーエンスは、製造業界トップクラスのWebマーケティング施策を実施しています。月間120万以上のアクセス数を誇る、有名なWebサイトです。
オンライン集客の大半が自社メディアとなっており、Web集客に成功している事例だといえるでしょう。
特に複数のオウンドメディアを運営している点と、豊富な技術資料(ホワイトペーパー)の提供をしており、リード獲得につなげています。顧客の課題解決に真摯に向き合い、価値あるコンテンツを提供していることが魅力でしょう。
参考サイト
https://www.keyence.co.jp/
Web集客に取り組んで自社の成長を加速化させよう
Web集客は一過性のプロモーションではなく、売れる仕組みを構築するための基盤です。
Webチャネルを持つことで、時間や場所に縛られず、継続的に見込み客と接点を築けます。従来の営業だけでは限界を感じている企業にとって、Webは成長戦略の中核となり得るでしょう。
施策ごとに成果の出やすさや難しさは異なりますが、自社の目的やリソースに応じて手法を選び、仮説と検証を繰り返すことで、集客の仕組み化は着実に実現できます。本記事で紹介した戦略・施策・ツール・事例を参考に、まずは一歩を踏み出してみてください。

