「データからユーザーのニーズを言語化」
ユーザーファーストなSEO施策に取り組む

− 株式会社Oh my teeth さま

株式会社Oh my teeth [ マウスピース矯正 ]大平 龍一 様 木村 真由美 様

2019年10月創業のオーラルテックベンチャー。2020年5月〜2023年10月の歯型スキャン体験ユーザー数は2万人を突破。従来の歯科矯正が抱える「通院回数の多さ」「金額の高さ」「継続の難しさ」を解決するために生まれた、日本初の歯科矯正D2Cブランド。テクノロジーに精通したメンバーと歯科矯正専門家がタッグを組み、未来の歯科体験を生み出している。

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ユーザーとしての体験がOh my teeth誕生につながった

Oh my teethは、2019年10月創業のヘルステックのスタートアップ企業です。CEOの西野さんが自身の歯科体験をきっかけに起業しました。システム会社でエンジニアとして夜遅くまで働いていた頃に「歯並びをなおしたい」と歯医者を受診したものの、「予約しても待たされる」「何度も通院しなければならない」「矯正完了までの総額が示されない」経験をして、結局、矯正を諦めざるを得なかったそうなんです。

それがきっかけとなり、マウスピース矯正Oh my teethが誕生しました。完全予約制で待ち時間なし、滞在時間も30分で終わります。専用アプリで装着管理や相談もでき、忙しいビジネスパーソンでも続けられる仕組みを作っています。

Oh my teeth専属のSEO担当者として、二人三脚でメディアを運営

大平 現在、Oh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」は、私と木村さんが中心となり運営しています。メディアの役割はセッションを増やすことと、Oh my teethに興味を持った人が必要な情報にアクセスしやすくすること。二人体制になってからは、チーム分けをして作業にあたっています。

私はSEOリライトを担当しています。データを分析しながら、新たな記事を増やしたり、既存記事に情報の追記・修正したりする作業ですね。木村さんは既存記事からお問い合わせへ導くためのセールスライティングの担当です。

木村 一人で担当していた期間が長かったのですが、昨年、大平さんがメンバーに加わりました。いいなと思ってお手本にしていた有名な比較サイトの運営にかかわっていた大平さんがOh my teethのメディア運営のサポートに入ってくれると聞いて、飛び上がって喜びました。多くの人にOh my teethを知ってもらうための強力な戦力です。

私自身は、Oh my teethでのマウスピース矯正をきっかけに入社しました。相場より低価格とはいえ、私にとっては思い切った金額でしたし、SEOライターをしていたのでこの体験を記事にして残したいと思い、矯正の様子をブログで発信していました。そのブログを見た弊社COOの山本さんからX(旧Twitter)経由で連絡をもらったんです。

私自身、当時転勤族で矯正を諦めていた中でOh my teethに出会い、定期的な通院なしで、場所が変わっても矯正を無理なく続けられるプロダクトがあることにすごく感動していたので、「もっと多くの人に知ってもらいたい!ぜひ協力させてください」とすぐにお返事しました。

大平 私はOh my teethにジョインする前、モノ選びに関わる大型メディアで、商品リサーチ(市場調査)や検証企画、Webライティング、ディレクションなど、コンテンツ制作にかかわる業務を担当していました。その他、スタートアップ起業のオウンドメディア運営などもお手伝いすることがありました。

Oh my teethはユーザー・関わるメンバーなど多くの人に愛されているプロダクトだと感じていました。そこに惹かれて、メディア運営に携わることに。矯正のことを勉強しながらメディア運営にあたっています。

最近のGoogleの傾向を意識しながらコンテンツを制作

木村 記事を新規で書くときはテクニカルな部分も、もちろん意識します。でも、最近のGoogleの傾向としては、「一次情報に基づいた質の高い記事執筆」「この事業を行うメディアだからこその情報発信」をしないと、検索結果で上位に表示されないというのがありますよね。

大平 「SEO的にはこうすべき」と言われている要素も、「ユーザーからはどう見えるんだろう?」と意識を向けるようにしています。

例えば、「マウスピース矯正」と検索窓に入れてサジェストを見てみると、検索者が値段や期間、種類などを調べているとわかります。

なぜ「期間」が調べられているんだろう?矯正の期間が長くて続けられなかったから早く済ませられる矯正を探しているのか、それとも、シンプルにいろんな種類の矯正にかかる期間が知りたいのか。
おそらくユーザーの皆さんが知りたいことは、非常に細分化されていると思うんです。毎回、このキーワードの場合はどうなんだろうと考えて、記事にすべき内容を検討します。

検索意図によってタイトルや見出しの順番も変わってきますし、コンテンツの文脈も変えなければなりません。機械的に「このキーワードを入れて書けばいい」わけではないのが難しいところですね。ユーザーに届けたい記事品質にチーム全体のレベルを引き上げていけるよう、日々向き合っています。

画像にも一工夫「Oh my teethらしさを残しつつ、トーンを揃えて」

木村 記事中に入れるイラストや図解は目を引く派手な画像を入れるというよりは、Oh my teethらしさを残しつつ、ターゲットのユーザーに合わせつつ、トーンを揃えています。

専門知識がない人にもわかりやすく伝えたい

木村 健康に関わることなので、正確な情報を届けたいなと思っています。一次情報を取っていくのは意識的に行っていますね。

大平 専門性の高い内容は、提携クリニックの歯科医師に確認できる環境にはありますが、私たちの方でもできる限りのことをしています。歯科論文のようなエビデンスのはっきりした情報を参照するようにしています。

記事に掲載する情報に誤りはないか、必ず最終チェックはするのですが、難しいですね。どこまで調べたらいいか悩みますし、言い切ってしまって問題ないか判断に迷うこともあります。

木村 よく言われる「中学生でもわかるように書く」はいつも頭の片隅に置いています。論文や医学書を参照して執筆すると、どうしても内容が難しくなってしまいます。専門知識がないとわからない内容では、Oh my teethなど、歯科矯正を検討している方々には響きません。わかりやすく、正しい情報を伝えていきたいと思っています。

リライトに必要な情報を教えてくれるSEOツール『パスカル』を導入

木村 パスカルは以前、ツール導入を検討した際に候補の一つにあがり、無料の試用体験はしていました。
その時は最終的に、別のツールを導入。機能には満足していたものの、いざ使ってみるとそのツールは、複数人で作業する企業向けのタスク管理に特化していて。ブログ担当者になった当初はほとんど私ひとりで業務にあたっていたので、メイン機能を使わない状態だったんです。十分に活用できていなかったので、1年経たずして解約しました。

その後、大平さんと一緒にメディア運営をしていくなかで、新たなSEOツールの導入を検討し始めました。
その時点ですでに300本くらい既存記事がありましたので、順位が上がった記事をブラッシュアップさせるのに適したツールを探していたんです。以前検討した『パスカル』に使いたい機能が揃っていたので導入に至りました。

削除NGキーワードを参考に記事のブラッシュアップに取り組む

大平 今行っているのは、「順位を上げる施策」と「ユーザーにとって分かりやすく、適切に予約が取れるような導線設計の見直し」です。私と木村でチーム分けをして、順位が上がった記事のチューニングをしています。

木村 UI/UXを意識した予約導線の設計見直しをしています。何も考えずに手を入れると、ユーザーの検索意図に沿わないリライトになり、順位が下がってしまうかもしれないと悩んでいるときに思い出したのが『パスカル』でした。パスカルには「削除NGキーワード」を教えてくれる機能があり、非常に役に立っています。

例えば、キーワード「マウスピース矯正 期間」と記事のURLを入力すると、リライト時に消してはいけないキーワードを教えてくれるんです。『パスカル』は、最低限のベースラインをしっかり提示してくれるツールです。

大平 反対に、取り入れるべきキーワードも教えてくれるので、新規執筆にも役立てています。
Oh my teeth利用者の比率は、男女半々くらい。20代〜30代がメインですが幅広い年代の方に利用されています。ほかの矯正よりも男性比率はかなり高いと思います。ブログの読者の年齢層はさらに幅広いので、サイト全体ではなく、キーワードごとにペルソナを設定しています。

私たちが運営するメディアを通じて、多くの人が歯の健康に向き合う機会を作り、初めの一歩を踏み出してもらえたら嬉しいです。矯正をより身近に感じてほしいなと思っています。これからも正しい情報を歯並びで悩んでいる皆さまにお届けしていきます。

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