パスカルで記事のメンテナンスにかかる時間を大幅短縮

− 株式会社アートブレインズ さま

株式会社アートブレインズ [ YouTubeチャンネル運用代行 ]代表取締役 藤森 啓敏 様

早稲田大学卒業後、デジタルマーケティングを行う株式会社セプテーニに入社。人材系企業、アパレル、旅行サービス、ソーシャルゲームを中心に多業種のアカウント営業を担当。
2014年4月独立。着物を中心としたメディア事業「趣通信」を立ち上げる。SNSのフォロワー数は10万人を超え、自社メディアの運営ノウハウから企業のSNSマーケティングを中心にコンサルティングを提供。2017年より動画マーケティングを開始し、YouTubeを中心に自社メディアの動画配信に注力。
2020年YouTubeチャンネルの運用代行(企画・撮影・編集・分析改善)サービス「カケアイ」をリリース。国内の動画配信だけではなく、英語翻訳を中心に海外配信も提供している。

WebサイトカケアイYouTubeYouTube(お客様の声)

SNSフォロワー数10万人 自社メディア運営ノウハウを蓄積

新卒で入社した株式会社セプテーニから独立し、2014年に株式会社アートブレインズでWebマーケティングコンサルティング事業を始めました。
当初は何の実績もなく、営業先で「Webのコンサルティング」といっても、馴染みのない人にとってはわかりにくい。ならば自社メディアを運営し実際にお見せしようと『趣通信』を立ち上げたんです。趣通信では、着物のコーディネートや着付けを中心に日本文化をこれから楽しみたい方向けにコンテンツを発信しています。

メディア立ち上げ当初は、記事がメインのサイトでした。SNSも運営し、趣通信のSNSフォロワーはFacebook約5万人、InstagramとYouTubeがそれぞれ約3万人で、総数は10万人超と認知度も着実にアップしていきました。
「SNS上に商品やサービスの情報をどう“流通”させるか」を実際に検証し、そのノウハウをクライアント企業のSNS運用コンサルティングに活かしていました。

「どうやったらユーザーに伝わりやすいか」自然な流れで動画を制作

自社メディア開設当初はテキストと画像のみのコンテンツでしたが、趣通信で扱う着物の着付けや帯の結び方は、「文字で読むよりも、動画で見たほうがわかりやすいのでは?」と、記事制作と並行して、動画制作を始めました。

最近は、やり方・ノウハウ・レシピなどを紹介する動画をよく見かけますが、趣通信を始めた約10年前は、着物での動画配信に取り組んでいるアカウントはほとんどなかったため、先行者メリットを受けられたのは幸運だったなと感じています。

YouTube運用代行『カケアイ』をリリース

その流れで2020年に企業のYouTube運用代行サービス『カケアイ』をリリースしました。YouTubeチャンネルの企画・撮影・編集・分析改善までワンストップでお引き受けしています。サービス名の通り、弊社スタッフが、お客様と掛け合いをしながらの撮影がほとんどです。

きっかけは、自分が動画の撮影をしていて、誰か合いの手を入れてくれる人がいたら、話しやすいな、と思ったことでした。

始めた当初、ふと「画面に向かって一人で淡々と話している動画を見て、果たして視聴者はここで買いたい、この人と話してみたい、サービスを利用したいと思ってくれるのだろうか」と疑問に思ったんです。一人でカメラに向かって動画を撮影していると、話すべき内容が頭から飛んだり、視聴者に伝わりにくい表現になったりすることもありました。そんな時に合いの手を入れてサポート・軌道修正してくれる人がいたら嬉しいなと思いました。それが『カケアイ』の原点です。

自然な語り口や和やかな雰囲気は、ユーザーに選ばれるためには重要なファクターです。掛け合いしながらの撮影は、動画の出演者の話しやすさや、視聴者への伝わりやすさを考えて行っています。

YouTube動画での販売促進に向いている商品・サービスのポイントは?

YouTube動画との相性が良いジャンルとして趣味趣向性の強い商品やサービスを展開されている企業様は相性抜群です。
私たちのお客様でも多い、着物や茶道など習い事ジャンルもそうですし、コロナ禍で人気だったキャンプやゴルフ・釣り・DIYやインテリアなど、ハマるとどんどん深掘りできるジャンルは動画で情報発信するのにとても適しています。
弊社でもゴルフ・キャンプ・腕時計・住宅家具など、比較的、高単価な商材を扱う企業YouTubeチャンネルの運用代行をしています。

現場では、動画ディレクター1名とカメラマン2名で撮影を進めます。週に1本くらいのペースでYouTube動画を公開されてるクライアント企業が多く、数週間に1回、数本分まとめて撮影しています。

販売促進を目的に動画制作をするメリットは、来店されるお客様にその都度伝えていた情報を映像に乗せて、店舗に来ていないお客様に向けても24時間営業活動ができるようになることです。
ただし動画を楽しんでもらうだけでは目的は果たせません。視聴者が必要としている情報をスムーズに届けるには、ちょっとしたコツもあります。クライアント企業の皆さまだけだと難しい部分をサポートしながら動画を作り、売り上げにつなげるのが私たちの仕事です。

単価の高い商品は、頻繁に商品の大きなリニューアルはなく、お店としての扱い方もそこまで変わりません。ですから一度作った動画コンテンツは資産として長期間にわたり機能します。

クライアント企業の皆さまからは「ノウハウのないまま時間と手間をかけて自社で動画制作をするより、社員一人雇う程度の費用で丸ごと任せられる『カケアイ』を利用してよかった」とのお声をいただいています。もちろん、動画制作を自社で内製化していきたいというニーズもありますので、企画やコンサルティングだけの提供もしています。

Webマーケティングの視点から企業をサポート

芸術的で技巧を凝らした映像を制作する会社は世の中にたくさんあります。私たちは“映像制作会社”ではなく、Webマーケティングの一環としての動画制作をしています。動画や記事などのコンテンツで「どうやって来店数・集客数を上げて、販売促進につなげるか」という、マーケティングの本質的なところに注力しています。

YouTube運用代行において、動画に出演するクライアント企業や、視聴者の興味といったマーケティングの視点は欠かせません。「どんな動画を作れば盛り上がり、視聴者に興味を持ってもらえるか」を重視しています。

客観的なデータを示してくれるSEOツール『パスカル』が強い味方に

SEO対策の記事執筆にも通じるところですが、キーワード選びには注意を払っています。例えば、動画の撮影中、着物の柄である「瑞雲」の話が出たときに、出演者が話す“ずいうん”という言葉を聞いても漢字が思い浮かばず、何を示しているかピンとこない視聴者もいます。そこで、すかさず「雲の柄ですね」と合いの手を入れれば、見ている人にすんなり伝わりますよね。

撮影時に「これは視聴者に伝わりにくい表現かもしれない」と思ったら、動画ディレクターが撮影を一時中断。動画出演者に伝わりやすい言い回しや表現を提案し、その場で撮り直すようにしています。このように客観的な視点を取り入れた動画を制作できるところが、自社で内製する場合との大きな違いかもしれませんね。

SEO対策に適した記事を用意

『カケアイ』のブログで公開しているコンテンツには、テキストのみの記事もありますし、動画と連動した記事もあります。YouTubeチャンネルには動画だけで発信している情報もあります。動画にするか、記事にするかは、キーワードやターゲット、目的によって変えています。

記事は主にSEO対策として書いているので、キーワードの選定は慎重に行います。動画をそのまま文字起こししただけの記事にしていないのは、SEO対策を考えてのことです。しゃべり言葉が必ずしもSEO対策として適しているとは言えないので工夫しています。

ユーザー視点で言葉を選ぶ

着物に慣れ親しんだ人が自然と使う言葉に「着付け」があります。でも、動画や記事を検索する着物初心者の方が使う言葉かというと、そうではない可能性があります。
パスカルを使ってデータを出してみると、「着方(きかた)」も上位に入ってきています。このデータから「着付け」だけでなく「着方」もカバーすべきキーワードであるとわかります。特定の業界にどっぷり浸かっていると、一般の人がどんな言葉を使うか、わからなくなってしまうんですよね。データを元にユーザーの検索意図を推測しながらSEO対策のコンテンツを制作しています。

ツール利用で効率的にコンテンツを制作

現在はYouTubeチャンネル運用代行『カケアイ』のブログ記事執筆に力を入れています。発信している情報は動画も記事も、ハウツーやノウハウを紹介するものがメインです。

SEO対策を考えると日々の“チューニング”は欠かせません。すでに100本以上の記事を公開しているので、手作業でやろうとすると競合の記事をチェックしたり、順位の推移を確認したりと、膨大な時間がかかります。短期間で効率よく結果を出すには専用のツール導入が必須だと考え、どのツールにするか検討していました。

『パスカル』は無料の試用期間中に使い倒しました(笑)。そこで時間短縮と効率的なリライトのために有効であると実感し、導入を決めました。

趣通信で培った経験から「どんなキーワードで記事を書けばいいか」は、大きく外さずに予測できるようになりました。特に自社コンテンツの場合は、狙うべきキーワードもはっきりしているので、予測したキーワードに沿ってベースとなる記事を執筆しています。その後、一定期間を置いてからパスカルを使って投稿した記事を分析し、そのデータを参考に微調整する方法を取っています。
分析して思ったほどの成果が出ていない記事があれば、先ほどの「着付け」と「着方(きかた)」のように、どちらで検索する人が多いのか、どんな人が検索しそうかなど、ユーザーの検索意図を推測し、パスカルのレポートを見ながら、タイトルや見出しの修正や本文のリライトを行っています。

狙いたいキーワードと調べたい記事のURLを入力するだけで、ほんの数分で詳細な分析データが見られます。誰でも簡単に操作できるので定期的にチェックし、継続的に修正を行っています。最初に使った際、手作業で行うとかなりの時間がかかる工程が一瞬で済むのには驚きました。なにより、狙いたいキーワードで上位表示されている他社の記事を瞬時に分析し、客観的なデータを出してくれるところが気に入っています。

視覚的に理解しやすい分析レポートは、ダウンロードして社内共有しやすいのも便利。SEOに精通していない人でもパスカルで出力したレポートの内容に沿って修正を進めれば、成果の出やすい記事にリライトできます。ライティング担当者にどのようにリライトしてほしいか伝える手間が省けるのも非常にありがたい点です。

戦略的な記事執筆にパスカルは欠かせないツール

SEOを意識したハウツーやノウハウを紹介する記事や動画は、情緒的な表現で曖昧にせず、客観的な事実を伝えるように心がけて、理解しやすい内容にしています。ユーザーが得たい情報にスムーズにたどり着けるように構成にも気を配っています。

リピートを生み出したい・ファンになってもらいたい・その企業ならではの温もりを感じてほしい。そのために用意するコンテンツは、SEO対策のコンテンツとはまた別で用意しています。目的に合わせたコンテンツ作りが大切ですね。

直近では、今後の事業展開を見据えて、見込み顧客を増やしていくために少しキーワードを広げています。計画を練って必要な本数や量を決めたうえで、戦略的にコンテンツ制作をしていきたいと思っていたので、『パスカル』は私の希望にフィットしたツールでした。今後も記事執筆に最大限利用していきたいと思っています。

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