記事の書き方をマスターして企業ブログ・コラムの効果を最大化:SEO対策のポイントを解説【web担・初心者向け】

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自社でwebサイトを運営し情報発信することは、大企業から中小企業まで「当たり前」になってきています。製品やサービスの紹介・ブランディング・採用活動などの目的で、ブログを設置している企業も多いと思いますが、記事の執筆を続けるのは簡単ではありませんよね。いざ担当者に任命された人が「何を書けばいいの?」と途方に暮れてしまうケースも多いと聞きます。

企業ブログはユーザーの目に触れやすく、インターネット上での企業の印象にも大きな影響を与える部分。責任が重大ですし、社内からは検索での順位・アクセス数・コンバージョン率といった目に見える形での「成果」も求められます。個人のブログとは性質がかなり異なりますから、未経験の状態や、初心者が突然、記事を書くのは無理があります。
そこで今回は、「企業ブログの書き方」をテーマに、SEO対策と、ライティングのテクニックについて解説します。

なお、SEOライティングについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事もご参照ください。

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記事の書き方をマスターして企業ブログ・コラムの効果を最大化:SEO対策のポイントを解説【web担・初心者向け】

企業ブログの書き方で大切なのは「SEO対策とライティング技術」

企業ブログはさまざまな目的で運用されますが、共通点は「ターゲットに読んでもらうために書かれること」。当たり前ではありますが、オンラインで集客するためのマーケティングのツールです。

・検索結果のランキングで上位に表示され、ユーザーの目に留まる
・ユーザーにクリックされる
・記事を読んだユーザーが期待したアクションを起こす(「コンバージョン」と言います)
これらが企業ブログでは非常に大切です。

一方、検索結果で上位を獲得するには、検索エンジンからの高評価を得る必要があります。Googleのアルゴリズムは、ユーザーの検索意図にこたえるページを高く評価します。
企業ブログでは、読者の「知りたい」を満たす内容を執筆し、webサイトとページの内容を適切に調整すること(=「SEO対策」)が欠かせません。

企業ブログのあるべき姿とは

ブログといえば「個人が自分の趣味や、日常のできごとを書いていくもの」というイメージもありますが、企業ブログは全く違います。「書きたいこと」を書くのではなく「検索ボリュームのあるテーマについて、読者が知りたい内容を漏れなくカバーして書く」という戦略的な取り組みが求められます。

もちろん「社長のつぶやき」「ブログ担当者の目についた社内の近況」といったテーマでの更新が絶対NGというわけではありません。でも、そういった記事はSEO的な効果が出づらい傾向にあります。

SEOに強いブログ記事の特徴ー記事の書き方をマスターして企業ブログ・コラムの効果を最大化:SEO対策のポイントを解説【web担・初心者向け】
SEOに強い記事の具体的な条件はたくさんありますが、前提となる重要事項は、読者にとって有益であること。

・企業のウェブサイトを訪問した人にとって価値のある情報
・検索エンジンからたどり着く訪問者の探していた情報

これらを提供する記事でなければ、検索結果で上位表示は達成できません。

ブログのネタに「社長のつぶやき」「社員の近況報告」は避けるべき理由

企業ブログにそもそも期待される役割は、ビジネスと関係の深い事柄について発信することです。
「オフィスの玄関先のポプラの木が紅葉して、見応えがあります」「窓から見える夕焼けをバックにした東京タワーが綺麗です」といった投稿は、社内の雰囲気を伝えたりスタッフの人柄を伝えたりするのに有効です。でも、企業のホームページを訪問する人の多くは、そのような情報を求めてアクセスしているわけではありません。

芸能人のように知名度がある人気の社長で多くの固定ファンがいるなら、社長に興味を持って企業のwebサイトにアクセスする人もいるでしょう。「社長の日常を知りたい」という検索需要もあると思いますから、「社長の日々のつぶやき」をテーマにブログを書いても、ユーザーのニーズを満たせ、SEO的にも効果が見込めます。でも、そんな社長のいる企業は少数派ですよね。

「雰囲気を伝える・親しみを感じてもらう目的の情報発信」はSEO対策とは別で考えよう

情報発信の目的によって、最適な露出方法は異なります。「スタッフのつぶやき」や「社長の独り言」といったビジネスとあまり関係ないが「親近感」や「リアル感」を伝えるためのライトな内容を発信したいのなら、X(旧Twitter)やInstagramなどSNSを活用するのをおすすめします。
企業サイトのブログ・コラムは自然検索での上位表示が目的だと考え、ビジネスに直結したテーマでの発信を心掛けましょう。

SNS投稿とブログ投稿で使い分けをー記事の書き方をマスターして企業ブログ・コラムの効果を最大化:SEO対策のポイントを解説【web担・初心者向け】

日々の雑記と、商品やサービスに関連する重要な記事が同一ブログ内に混在していると、本当に見てもらいたい記事が埋もれて、webサイトを訪問してくれたユーザーの目にとまりにくくなってしまいます。せっかく貴重な業務時間を割いて実施するのですから、ブログの効果は最大化したいものです。

「ビジネスライクなテーマでの発信を続けると、ブログ全体が、硬い印象を与える無機質な記事ばかりになりそう」と感じる人もいるかもしれません。ですが、丁寧に執筆すれば、記事の「書きぶり」から、スタッフの人柄や、社内の雰囲気も自ずと伝わるものですから、心配はいりません。

ここからは、企業ブログの書き方で必須のSEO対策とライティングのポイントを紹介していきますから、ぜひ実践してみてください。

ブログ記事のSEO対策のポイント1:キーワード選定・コンテンツマップの作成は必須

「企業側の書きたいことを書くのではなく、ユーザーが知りたいことを書く」のがSEO対策の基本。何をテーマに取り上げるのかを考えるところからスタートします。どんなキーワードで検索したユーザーに、自社のウェブサイトにアクセスして欲しいか考えるにはまず、おおもとのターゲット層を決めましょう。

キーワード選定については「2023-2024キーワード選定総合ガイド」で解説していますので、詳細はこちらの記事をお読みください。

キーワード選定が一通り終わったら、採用したキーワードをGoogleスプレッドシートかエクセルで1枚のシートに、「コンテンツマップ」としてまとめます。コンテンツマップでは各キーワードをカテゴリー・ジャンルごとにまとめ、月間検索数・執筆予定月・現在の作業のステータス・大まかな記事の方向性などの記入欄を設けましょう。

コンテンツマップのイメージー記事の書き方をマスターして企業ブログ・コラムの効果を最大化:SEO対策のポイントを解説【web担・初心者向け】

最初の段階できちんとコンテンツマップを作っておくことで、全体設計の部分での大きなミスを回避できます。コンテンツマップなしに書き始めると、似た内容・同じキーワードの記事がたくさん生み出される事態におちいりがちです。ブログを訪れたユーザーがどの記事を読めばいいのか迷子になってしまい、利便性がよくありません。
さらに、複数の記事が同一キーワードに対する検索結果にランクインすることも、SEO的には逆効果。検索エンジンからの評価を下げる「カニバリ」にもつながるからです。

やがて担当者が変われば、大量の似たような記事が並んでいるのを見て「うちのブログって、何の目的で書いてるんでしたっけ?あまり成果も出てないようですし、いらないですよね?」という話にもなりかねません。

SEO対策はすぐに効果の出る施策ではないため、通常は年単位で行いますが、取り組みが長期に渡るうちに目的を見失いがちです。企業ブログは必ずコンテンツマップを作成し、ねらう検索キーワードや取り組みの目的が誰の目にも理解できる形で、ブログを管理していきましょう。

ブログ記事のSEO対策のポイント2:記事ごとに最適な文字数で執筆しよう

「2,000字は書くことを目標にしてる」「4,000字をクリアするのが社内ルール」といった具合に、機械的に文字数を決めるのはNG。1,500字で十分、ユーザーの知りたい内容を説明できるキーワード(テーマ)であれば、1,500字でOKですし、10,000字を費やさなければ説明しきれない、といったテーマもあるでしょう。トピックごとに、最適な文字数は異なることを念頭においてください。

文字数は、検索結果で10位以内に入っている各記事の長さの平均を参考にするのがおすすめです。ただし、上位記事に文字数を近づける目的で、ボリュームを増やすためだけに、同じ内容を何度も繰り返したり、冗長な文章を書いたりするのはNGです。記事が長ければ長いほど読者の負担になりますし、不必要な繰り返しはコンテンツの質を下げます。あくまでも、「そのテーマを説明するために必要な文字数で執筆する」ことを忘れないでください。

関連記事【SEOライティングのコツ】内 適切な長さでコンテンツを制作しよう

ブログ記事のSEO対策のポイント3:構成案をきちんと作ろう

本文の執筆に入る前に、記事のタイトル・リード文・内容・話の展開・結論という骨組み部分を「構成案」として作成しておきます。基本的には、狙っているキーワードで検索結果の上位に表示される記事の内容を網羅したうえで、オリジナルの要素をプラスして、記事の構成を考えます。詳細なやり方と例は「構成案の作成」でご紹介していますから、ぜひ参考にしてみてください。

「書きながら考えたい」タイプの人もいますし「書いているうちに話の流れが変わる」ということもありますが、執筆前の構成案作成は非常に大切です。
構成案に沿って執筆すれば、書きながら記事の方向性に迷うことはありません。記事における各部のボリュームを意識して書き進められますから、「書きすぎて大幅に削除」という事態も避けられます。

企業ブログは担当者1人で書くのではなく、チームで作るもの

構成案があれば、執筆前の記事の内容を、複数人でチェックしやすくなります。企業ブログは担当者1人の知識・見解ではなく、企業としての総意に基づくものであるべきです。担当者だけにすべてを任せていれば、担当者の退職や異動で別の人が執筆することになった時、ノウハウがなくて困るだけでなく、書きぶりも大きく変わり、企業ブログとしての「質」が保てなくなってしまいます。

また、昨今はコンプライアンスの遵守が重視されていますから、企業ブログでは避けるべき話題や、執筆に注意が必要なテーマも多々あります。数千字のボリュームの記事が書き上がってから校正・修正で対応するより、箇条書きで数百字だけの構成案の段階で確認しておく方が、執筆者・校正者ともに負担が軽く済みます。全スタッフがチェックをするのは現実的ではありませんが、数人で確認するだけでも、炎上に繋がりそうなテーマには気づけますよ。

また、1人では考え付かなかったアイデアをもらえるので、記事の幅が広がるのも大きなメリットです。1人で記事を書き上げるのと、2人以上で作るのとでは、出来上がる品質が大きく異なります。複数人で取り組めば、記事のオリジナリティを高め、掘り下げるための「思考」の過程が飛躍的に時間短縮できます。企業ブログは「チームで書く」を徹底すると、クオリティが一気に高まりますよ。

「最終の意思決定は執筆者にゆだねる」をルールにしておけば、複数人での執筆もスムーズに

アイデアをもらえる・ファクトチェックをしてもらう、炎上リスクを考えてもらうなど、メリットが多々ある「チームでの執筆」ですが、チーム内で意見がまとまらない場合、執筆が進まなくなるリスクもあります。

チームで書く時のコツー記事の書き方をマスターして企業ブログ・コラムの効果を最大化:SEO対策のポイントを解説【web担・初心者向け】

「こっちの表現の方がいいのでは」「こういう内容は除外した方がよさそう」といった意見が出るのはとても良いことですが、全員が同意できない場合も当然出てきます。そこでおすすめは、「メインの執筆者は1人に決めて、チーム内で意見が割れたら最後はその人にゆだねる」というルールを作っておくことです。
メインの執筆者は議長的な役割として、メンバーの意見を加味したうえで、最終的な判断をしましょう。

ブログ記事のSEO対策のポイント4:ツールを使いこなそう

ここまでで紹介した「キーワード選定」「記事の文字数を決める」「構成案を作成するために検索結果の上位記事に目を通す」ですが、これらの過程で行う作業はいずれも、手順が決まっているもの。そして、実際にやってみるとわかるのですが、結構な労力がかかる作業でもあります。そこでおすすめしたいのが、SEOツールの導入です。

SEOツールを使うことで大幅に作業の効率アップがはかれます。ツールによって機能に差があるので以下の項目はあくまで一例ですが、キーワード選定作業にツールを活用すれば

・関連キーワードの一覧をリストにして抽出できる
・関連キーワードの検索ボリュームや競合性も一瞬でチェックできる
・業務に関係のないキーワードは1クリックで簡単に除外できる
・各種キーワードの関連性が視覚的に確認できる
・狙うキーワードで上位表示されている記事への他の流入キーワードを調査する

といったことが可能です。キーワード選定をやったことがある人なら、人力で行うのと比較すると、かなりの時間短縮になることが想像できるのではないかと思います。

SEO対策に近道なし!時間がかかるからこそ機械にできるところは機械に任せる

SEO対策には、じっくりと丁寧に時間をかけて人間の頭で考えるしかない部分と、機械的に行える作業の両方が含まれています。
例えば、ユーザーの検索意図を分析・推定すること、読み手のニーズを掘り下げるために丁寧なリサーチを実施すること、読者の心情に寄り添うため書きぶりを調整すること、などは、ツールには任せられない作業です。ここに全力を注ぎ、成果を出せる記事を作るには、その他の機械的な作業はできるだけツールに任せ、担当者の時間を捻出するのが成功へのカギです。

SEOに近道はありません。企業ブログでは「ポッと書いたブログが一夜にしてバズって突如、数百万のアクセスが集まる」なんてことは、まずありえません。あるとすれば、よほど運がいいか、炎上したかのどちらかです。SEO対策は狙いを定めて行う施策。限られたリソースを配分すべきところに配分することが、成果を最大化するために重要ですから、ツールを有効活用するという視点を持ってください。

SEO対策に近道なしー記事の書き方をマスターして企業ブログ・コラムの効果を最大化:SEO対策のポイントを解説【web担・初心者向け】

ツールには、無料・有料の両方があります。有料ツールは複数の機能を兼ね備えているものの費用が掛かります。一概に「無料だからイマイチ」「有料だからおすすめ」と言えるものではありませんが、有料ツールはコンテンツ制作の方針を詳細に提供してくれるものが多く、使い方の部分でつまづきさえしなければ、大幅な時間短縮と生産性アップにつながります。
月に1〜2本しか執筆しないのであれば無料でも十分だと思いますが、ブログに注力したいケースや、制作本数が多いケースでは、有料ツールの導入をおすすめします。

買い切りは少なく、月額で利用料を支払うスタイルが一般的ですから、契約すれば毎月の固定費が発生します。ブログからの収益がまだ出ていない段階で有料ツールを導入するのは、ハードルが高く感じられるかもしれません。無料体験版が用意されているツールも多いので、まずは試してみて、コストとのバランスを見ながら検討するのが良いと思います。具体的なツールの紹介や選び方は、以下の記事をご参照ください。

関連記事 【2023年最新版】SEOツールおすすめ22選! 無料&有料、選定方法も紹介

ブログ記事のSEO対策のポイント5:共感を呼ぶ・読者の気持ちに寄り添う書きぶりを意識しよう

企業ブログでは、記事の「書きぶり」もこだわるべきポイントです。「書きぶり」という言葉の定義ですが、ここでは、言葉づかい(言葉選び)・口調・執筆者の目線など、文章の印象を左右する要素を指して、「書きぶり」と表現することにしますね。

「書きぶり」は、読み手の心情に大きな影響を与えます。同じ話の展開・結論に向かって執筆しても、書きぶり一つで、記事の印象はガラリと変わります。

商品・サービスに興味を持ってもらい、購入・利用してもらうにはまず、読者に好印象を持ってもらうことが大前提です。当たり前のことを言っているように聞こえるかもしれませんが、いざ執筆をしていると、「書きぶり」は意外に見落とされがちな部分なんです。
具体例で見てみます。

(例)当社のシステムは、既存型経営へのデータ活用の高度化を超え、企業経営を根底からを変化させ、あらゆるマーケットと事業領域におけるスピーディーな変化にフレキシビリティを持って対応するための的確でスムーズな意思決定を可能にします。

ビジネスシーンで使われそうな、硬い文章を考えてみました。これをまずは、読みやすく・やさしく書き換えてみましょう。

(読みやすく・やさしくを意識した文章)
当社のシステムを導入していただくと、これまで経営に活かされなかった既存データが活用され、レベルアップできるだけではありません。企業の経営を根底から変え、あらゆる局面での急速な変化にも柔軟に対応できる、スムーズな意思決定ができるようになります。

続いて、会話調に書き換えてみます。

(会話調の文章)
ーーーシステムを導入すると、どんなメリットがあるのですか?
ーーーデータを活用することで、これまでの経営が大きく変わります。根拠にもとづいた意思決定が可能になることがポイントです。いろいろなシーンでスピード感を持ちつつも、柔軟な対応ができるようになります。まさに、経営が一段階、レベルアップするようなイメージです。

この3パターンの文章はどれも同じことを伝えようとしていますが、書きぶりで、伝わり方・読者への印象がかなり異なることがお分かりいただけるかと思います。

読者の気持ちに寄り添った描きぶりでー記事の書き方をマスターして企業ブログ・コラムの効果を最大化:SEO対策のポイントを解説【web担・初心者向け】

書きぶりもコンテンツの質を決める重要な要素

SEO対策では「ユーザーの検索意図にこたえる記事が良質な記事」ですから、コンテンツの質を上げるといえば一般に「読者の疑問・悩みを適切に解決すること」とされています。その認識はもちろん正しいのですが、「どんなふうに疑問にこたえるのか、どのように悩みを解決するのか」にこだわることも非常に大切です。

実際、SEO対策を意識して書かれた記事は、ライティングの部分で「読者の心情への配慮」が置き去りになってしまうケースも多いように見受けられます。「書きぶり」へのこだわりは、競合他社のコンテンツとの差別化にもなりますし、記事の質を上げるために大切なことです。

具体的にチェックしたいのは、以下の4点です。
(1)不快に思われるかもしれない書き方は避ける
(2)不安をあおる表現・過剰な言葉は選ばない(特に、タイトルや見出しは目立つので注意)
(3)タイトル・リード文で読者の興味をひく疑問を提示しているのに、本文にはその答えを入れていない
(4)「上から目線」「自慢」にならないようにする

意図的に、上記のような文章を書くブログ担当者はいませんよね。しかし、感じ方・受け取り方は人それぞれ。だからこそ、コンテンツ制作は難しいんです。
具体例でみてみましょう。

例えば(1)の不快に思われるかもしれない書き方 と、(2)の不安をあおる表現・過剰な言葉を考えてみます。

・こんな施策は無意味!まだやってるの?時代遅れ・オワコンのSEO対策
・最悪な企業ブログ〇選 実例公開!執筆累計1万本のプロライターが教える低レベル企業の見分け方
・「構成案を考えもせず、いきなり原稿を書き始めるのは最悪の一手です。そのようなやり方では、SEO対策が成功することは決してないと断言できます」
※あくまでも架空の一例です。

これらがもしタイトルに使われていたら、検索結果で目を引きますし、思わずクリックしたくなるようなキャッチーさもあります。しかし、企業のブログで使うには刺激が強すぎますし、なんとなく嫌悪感を覚えた人もいるでしょう。
「一発アウト」の表現もある一方で、一概に「この言葉はダメ」と言えない微妙なラインも存在しますから、慎重なスタンスで、十分に検討することが大切です。

(4)の「上から目線」「自慢」については、専門家であるがゆえの意見を述べようとする際に起こりがちです。他人を下げ、自分を上げるような言いぶりもNG。プロであることを強調した口調になると、高圧的な印象・読者を見下している印象を与えかねません。
もちろん、業界通だからこそわかること、経験を積んだからこそ語れることが読者にとって有益なケースは多いのですが、読者はあなたの「ファン」でも「生徒」でもありません。「偉ぶっている人から教えてもらいたい」という人はほとんどいないのです。

企業ブログ・コラムで注意する書き方ー記事の書き方をマスターして企業ブログ・コラムの効果を最大化:SEO対策のポイントを解説【web担・初心者向け】

それぞれの業界内で文化や背景が異なりますから、自分たちにとっての「当たり前」にもとづいて執筆すると、外部の人が読んだ時に「なんだかドヤ顔感がある文章」になっていたり「内輪で盛り上がっている感がにじみ出る文章」になっていたりすることもあります。「正しいことを教えてくれているんだろうけれど、なんとなく不快だな」と感じた読者は、ページから離脱してしまいます。

万人に好かれる文章を書こうとすると難しすぎて行き詰まってしまいますから、まずは「この記事を読みそうな人を傷つけない・不快にさせない文章を書こう」と考えてみてください。そのためには、どんな人が読者になりそうかを執筆前にしっかりと掘り下げ、ペルソナを固めておくことが重要です。

記事を読み終わった人が「この内容を知っておけてよかった」「なんとなく安心できた」「親切な記事だった」そんな感想・印象を持ってくれたら大成功。検索結果からあなたの記事をクリックしてくれたユーザーは、記事を読むために時間を使ってくれる、大切なオーディエンスです。「読まなきゃよかった」そんな気持ちにさせることのないよう、ユーザーにとってあらゆる意味で「有益」な内容を書くことを忘れてはいけません。

ブログ記事のSEO対策のポイント6:校正を複数人で何度も行う

記事が書き上がった後、いきなり公開に進むのはちょっと待って!原稿の校正も、記事作成の非常に重要な工程です。

おすすめは複数人で校正を行うこと。読み手の心情を適切に推測するために、校正チームを組んで、ターゲットに近い属性の人、そして、年齢・性別・部署が異なる複数のスタッフがいるのが理想的です。
そこまでの協力体制を取り付けるのは現実的ではないケースも多いと思います。可能な範囲で構いませんから、最低限「自分以外の誰かに読んでもらう」ようにはしましょう。

「記事に書かれている内容の事実確認」と「誤字脱字の確認」を別の人に依頼してもOK

校正者の負担を減らす目的で、記事内容の事実確認・正誤確認を含めた校正と、誤字脱字のみの校正のどちらかだけをお願いするのも手です。

誤字脱字のチェックは基本的に、日本語がある程度わかる人なら誰にでもできますが、記事に書かれている事実に誤認がないか・適切であるかのチェックは、その分野に詳しい人でなければ困難です。
記事で取り上げる分野について詳しく知っている人に誤字脱字チェックまで依頼すると校正スピードが落ちますから、ファクトチェックのみをお願いした方が効率的なケースがほとんどです。「誤字脱字チェックは、国語の得意な文系出身のスタッフに任せる」など適材適所で、校正を効率よく進めましょう。

記事の書き方をマスターして企業校正は複数人で行うーブログ・コラムの効果を最大化:SEO対策のポイントを解説【web担・初心者向け】

誤字脱字は「もったいない」

校正でまず確認するのは、誤字脱字ですよね。タイプミス・誤変換などの執筆するうえでどうしても起こる小さなエラーや、慣用句の誤用、企業ブログに掲載するには拙い言葉づかいなどは見落としなく修正しましょう。というのも、こういった誤字脱字が目につくだけで、読者の印象・記事全体の信頼性が大きく損なわれる可能性があるからです。

誤字脱字は記事の公開前に丁寧に確認すれば確実に防げる「うっかりミス」の代表格。誤字脱字があるだけで、丁寧に書かれていないことが伝わってしまいます。特に、企業ブログで誤字脱字や日本語的な誤り・稚拙な表現が複数目につく記事があれば「この会社、ちょっと大丈夫かな?」なんて印象にもつながりかねません。

誤字脱字が多い記事を読んでいると「よほど急いで書かれたんだろうな」「執筆者が書いた後、誰も確認せずに公開しているんだろうな」という気持ちになってきます。ひいては「この記事で紹介されている内容は信じて大丈夫かな?」「本当にきちんと調べて、正しい情報だと確認して書かれているのかな?」といった、読者の不信感にもつながってしまうんです。
誤字脱字という小さなミスのせいで、一生懸命リサーチして書いた記事全体の信頼性まで下げてしまうのは非常にもったいないことです。丁寧に読む、校正ツールを使用するなど確認を徹底しましょう。

校正は記事の質アップに直結!校正者からの指摘は「宝の山」

校正の目的は、文字のチェックだけではありません。内容についてのブラッシュアップも非常に重要です。

まずは記事全体から受ける印象や、要所要所の「言葉づかい」をチェックしてもらいましょう。ポイント5で紹介した通り、企業ブログは「書きぶり」にもこだわるべきですが、執筆者だけで読み手の気持ちを想像するのには限界があります。複数のスタッフに記事を読んでもらい、実際の感想を述べてもらうのが一番です。

次に、記事の内容について確認してもらいます。

校正者が「説明しきれていない」「なぜ◯◯なのか疑問」と感じたところ

論理展開に無理があったり、リサーチが不足していたりする可能性があります。特に、Google検索結果で自社より上位に表示される記事の情報をふまえ、きちんとリサーチして書いたにも関わらず、校正者が疑問を持った箇所は、「お宝ポイント」。該当キーワードで検索された際に表示される既存コンテンツの内容が、読者の検索意図を十分に満たせていない可能性が高いことを示している可能性があります。そこを深く掘り下げれば、他の記事とは一線を画した、魅力ある良質なコンテンツになる可能性があります。

校正者が「なんだかチグハグな感じがする」「どことなく違和感がある」と感じたところ

執筆者の前提としているターゲットと、校正者のイメージするターゲットがずれている可能性が考えられます。執筆者と校正者の間で「誰に向けて書いているのか」すり合わせを行いましょう。すり合わせの過程で、ターゲットのペルソナがより明確になり、結果的により良い記事になりますよ。

校正者が「もっと知りたい」と感じたところ

追記や関連記事への内部リンク設置を行い、情報を補います。リサーチで得た情報をすべて記事に活かすことは現実的には難しいので、執筆者の判断で割愛している情報も多いと思います。「どれを残して、どこを活かすべきか」も、読者目線で考慮すべきポイント。校正者の抱いた印象が大きなヒントになります。

校正者からもらえる指摘はどれも「宝の山」。ぜひ記事に活かしましょう。

ブログ記事の校正はチームでー記事の書き方をマスターして企業ブログ・コラムの効果を最大化:SEO対策のポイントを解説【web担・初心者向け】

校正をしてもらう際に大切な「心構え」

校正で記事をブラッシュアップするには、執筆者の気持ちの持ちようも大切です。

・修正提案はあくまで「文章に対するもの」
校正時の指摘は「ダメ出し」と受け取られがちです。書かれた文章への指摘であって、決して本人を責めるための言葉ではないのですが、まじめな人ほど「ダメ出しされてしまった」とショックを受けてしまいます。冷静に受け止め、落ち着いて修正しましょう。

・校正者からの修正提案・指摘の意図を理解する
校正者からの指摘や修正提案が入った箇所を、何も考えずに反映するのはいけません。次回から同じ箇所でつまづかないよう、校正者がなぜ指摘したのかよく考えてみましょう。

校正者が修正提案を入れたのには必ず理由があります。「なぜこの書き方ではダメなのか」「どうしてこの情報は削除すべき?」と理解できないところや、納得がいかないところは、校正者の意図を確認してください。校正に理由があるように、執筆者側にも理由・思いがあって書き上げた原稿です。執筆者の意図が原稿本文からはうまく伝わらないことで、校正が入っているケースもあります。双方のすれ違いを埋めることで記事の質も上がりますから、ぜひ前向きに取り組みたいところです。

基本的な信頼関係がないと、校正をする側・される側ともに心理的な負担になります。意見を言ってもらいやすい・受け入れやすい土壌を作るためにも、執筆者と校正者は日頃から良い人間関係を築けるといいですね。

ブログ記事のSEO対策のポイント7:入稿時はタグを正しく記載しよう

記事を投稿する際にはWordPressといったCMS(コンテンツ マネジメント システム)を使っている企業が多いかと思います。見出しや強調・箇条書き・引用などは、記事の中で該当箇所の「見た目」を変えるだけではなく、検索エンジンに「この記事はこういう内容のことを書いていますよ」と伝える役割もあります。
見出しタグを使うのはもちろんのこと、テキスト部分だけでなく、画像にもきちんとaltタグを入れるなど最適化しましょう。
詳しい手順は【SEOライティングのコツ】内 検索エンジンに記事の構造を認識してもらうため、タグを適切に配慮 で解説しています。

ブログ記事のSEO対策のポイント8:「書きっぱなし」にしない

記事の公開後は、データ計測と、定期的なチェックは必須です。執筆段階ではあくまで、ユーザーの気持ちの「推測」にもとづいて記事を書くしかありません。推測が適切だったか確認し、さらに改善(=記事の「リライト」)できないかを検討することが非常に重要なんです。

効果計測が重要ー記事の書き方をマスターして企業ブログ・コラムの効果を最大化:SEO対策のポイントを解説【web担・初心者向け】

まずはデータがなくては始まりません。自然検索での順位や、クリックにつながったクエリなどがチェックできるGoogleサーチコンソールと、webサイト上でのユーザーの行動が確認できるGoogleアナリティクスは、ともに必須ツールです。どちらも最初に登録・設定しておかなければデータの計測ができませんから、ブログの投稿を始める前に、必ず確認しておきましょう。

関連記事 【SEOキーワード選定のやり方】内 サーチコンソール、アナリティクスの設置・計測状況は必ず確認を

企業ブログの書き方・SEO対策の注意点

最後に、やってはいけないこと・気をつけるべきことをご紹介しておきます。

コピー&ペーストは絶対NG

上位記事の内容を取り入れるのが大切とはいえ、コピーは絶対にNGです。倫理的に問題があるだけでなく、SEO的にも逆効果です。今は、コピペを見抜ける無料ツールもたくさん公開されていますから、その気になればあっという間に調べられます。
企業ブログは注目度も高いですから、ちょっとしたコピペでも、場合によっては炎上や訴訟騒ぎなど予想外の問題に発展する可能性もあります。絶対に避けましょう。

古いSEO対策に気をつけて

Googleの検索エンジンはこれまで幾度となくアップデートを繰り返し、その精度を向上させてきました。そのため、一昔前には効果のあったSEO対策の施策が、最近では効果がない、といったこともよくあります。

効果がないだけならまだ良いのですが、場合によっては、Googleからのペナルティを受ける可能性もあります。被リンクを不正な手段で取得する、関係ないキーワードを多用するなどの手法は「ブラックハットSEO」と呼ばれ、御法度です。このような施策を堂々とおすすめしているサイトは今では滅多に見かけなくなりましたが、「すぐに効果が出る」「あっという間に上位表示ができる」といった文言で営業をかけ、実際に何を行うかを明かしていない業者には注意しましょう。

企業ブログは書き方をおさえれば成功する

SEO対策にも、ライティングにも、成果を出すには「やり方」があります。「なんとなく書いている」では成果が出にくい一方、ポイントをはずさずに取り組み、コツコツと記事数を充実させていけば必ず効果が出てくるのも、企業ブログのおもしろいところです。

サーチコンソールやアナリティクスなどでデータの計測を継続し、成果が目に見えて出てくるようになれば、やりがいはひとしおです。担当者の方は、最初は大変に感じるとは思いますが、「企業サイトを育てる」つもりで、楽しみながら取り組めるといいですね。