【SEOライティングのコツ】Google検索上位に表示させるには?書き方の基本を詳しく紹介

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企業のコンテンツマーケティング施策に欠かせない、SEOライティング。自社でWebサイトを運営し、SEO対策を行う企業が増えてきました。
しかし、テキストコンテンツを重要視してはいるものの、実際にどうすれば、Web上で読まれる記事になるのか、いまいちピンと来ない人も多いのではないでしょうか。

今回は、「SEOに強い記事の書き方は?」に引き続き、SEOライティングのコツや、Google検索で上位に表示させるための注意点をご説明します。
SEOライティングについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もご参照ください。

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SEOライティングのコツー【SEOライティングのコツ】Google検索上位に表示させるには?書き方の基本を詳しく紹介

SEO対策記事を書くときのコツ

SEO(Search Engine Optimization)は、日本語でいうと「検索エンジン最適化」。Googleをはじめとした検索エンジンで表示される検索結果で、ページが適切に評価されるよう、ページのいろいろな要素を調整することです。

SEO対策の先にある目的は「商品購入」や「サービス利用」です。ブランディングや認知度アップを目的とする場合もありますが、営利目的の企業の場合は、最終的な達成目標は上記の2つになるでしょう。

検索結果で上位に表示されると、ユーザーの目に触れる機会が増え、当然、クリックされる確率も上がります。

ではどうしたら、上の方にランキングされるのか?
上位表示されるには、ユーザー(読み手)の「疑問に答える」「悩みを解消する」「正しい情報を掲載する」「ニーズを満たす」などして、検索エンジンから高評価をもらわなければならないんです。

検索エンジンにはGoogleやYahoo!、safariなどいろいろありますが、Yahoo!のようにGoogleのアルゴリズムを利用している検索エンジンがほとんどなので、日本国内では「SEO対策=Google対策」と思ってOKです。

では、SEO対策目的の記事を書くときのコツを一つずつ見ていきましょう。

SEO対策記事を書くときのコツー【SEOライティングのコツ】Google検索上位に表示させるには?書き方の基本を詳しく紹介

SEOライティングのコツ①狙うべきキーワードを決めてから書き始めよう

SEO対策のための文章は、キーワード選定を行い、戦略的に書いていきます。
雑誌や小論文と異なるのは、「ユーザーが検索時に入力するであろうキーワードに呼応する記事を書く」点です。

・トピックに関連するキーワードをリサーチしてから書き始める
・人気キーワードやロングテールキーワードを見つけて記事に仕込む
・SEOを意識し、構造化する必要がある

この3点は、SEOライティングのテクニックを学ぶ機会がなかった人にとっては、難しく感じるポイントかもしれませんね。

キーワード選定さえしっかり行えば、コンテンツ制作の段階でのキーワードにまつわる困りごとは格段に少なくなります。

ありがちなのは、「似たキーワードがいくつも選ばれていて、同じような記事ばかりになってしまう」失敗。キーワード選定を行うときには、執筆する予定のスタッフやライターに「実際のSEOライティングを想定して無理がないか?」チェックしておいてもらうといいですよ。

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SEOライティングのコツ②良質なコンテンツを制作しよう

検索エンジンに選ばれ、検索結果の上位に表示してもらうためのポイントは「良質なコンテンツを公開すること」です。
では、質の良いコンテンツとは、どのような記事を指すのでしょうか?

1. ユーザーが求める情報の答えがわかりやすく書かれている

Googleからの高評価は、“情報のレベルが高度である”だけでは得られません。私たちが日常生活の中で疑問に思ったことを検索エンジンで調べるときの行動を想像してみてください。深く考えずに、上位の2、3記事にざっと目を通していますよね。
その際に、よっぽど専門的な分野の言葉でなければ、論文のような専門性の高い文章ではなく、わかりやすく解説してくれている記事がトップに上がってきているはずです。

このことからもわかるように、検索エンジンが上位に表示する優先度を決める評価の基準は、検索ユーザーの「疑問が解消されること」「悩みが解決されること」「ほしい・役立つ情報が提供されていること」などです。Googleは完全に、ユーザー目線で作られたコンテンツを高評価するのだと知っておいてくださいね。

2. 記事の内容がオリジナルで、他のサイトのマネではない

SEOライティングの技術について書かれた記事を読んでいると、「自社よりも上位に表示されるサイトの情報をよく読み、洩れ欠けがないよう文章中に盛り込むように」と書かれています。

もちろん、同じ目的で書かれた同様の記事をチェックして、情報を網羅するように書くのは大切ですが、“てにをは”を少し変えて、同じような見出しと本文を掲載すればいいというものではありません。それでは、俗にいう“パクリコンテンツ”になってしまいます。
他社記事のマネは、モラルの問題だけではありません。SEO的にもペナルティが課され、検索順位が急落するおそれがあるので、注意してください。テーマが同じなら、文章が似てくるのもある程度は仕方がないとはいえ、検索エンジンから「コピーコンテンツ」とみなされては元も子もありません。

他社サイトのマネではない記事をー【SEOライティングのコツ】Google検索上位に表示させるには?書き方の基本を詳しく紹介

記事が似通ってきてしまいそうな時は、キーワード選定前に設定したペルソナやターゲット層を具体的に思い浮かべて書きましょう。ユーザーに寄り添うことで、他の記事のマネではないオリジナリティを感じさせるコンテンツが作れますよ。

SEOライティングのコツ③適切な長さでコンテンツを制作しよう

どのようなキーワードを狙って記事を書くかによって、適切な文字数は変わってきます。有料ツールを使えば、そのテーマで書く際の文字数について、最適値や理想値を出せますが、ここでは、人力で行う方法をご紹介します。

参考にするのは、狙うキーワードで検索したときにTop10に表示される記事です。上位の記事がどれも10,000字超え、というテーマに対し、2,000字の記事を書いても、なかなか結果はついてきません。それぞれの記事が、何文字くらいのボリュームで書かれているかを確認していきましょう。

文字数の確認は、記事本文を選択・コピーして、GoogleドキュメントやMicrosoftWordに貼り付け、文字カウント機能で調べます。ほかにも、Googleのブラウザ「Chrome」に文字数をカウントできる拡張機能を追加する方法があります。ブラウザ上で該当箇所をチェックするだけで簡単に文字数がわかるので便利です。

もし可能なら、上位10記事のなかで一番長い記事の文字数を超えるように書くのが理想的です。
ですが、業種・業界によっては、かなり文字数の多いコンテンツが上位を占めているケースがあります。検索ボリュームの多いビッグワードでその傾向があり、一万字以上、時には二万字と出てしまうことも…。短い書籍ほどの文字数になってきますから、Web記事としては、躊躇するボリュームです。

書く前に挫折するのはもったいないので、まずは、上位10記事の平均文字数を超えることを目標に書いてみましょう。
一定期間後に分析をしてみて、SEO効果が見られないようなら、追記を含むリライトをし、様子を見るといいですよ。

SEOライティングのコツ④読み手の「読みやすさ」を考慮しよう

「読みやすさ」を考えるのは、Webだけでなく、紙媒体の文章も同じ。でも、Webでは、簡単に“離脱(ユーザーがページの途中で読むのをやめてサイトを離れること)”が起こるので、読みやすさへの配慮はより重視されます。

読みやすさを考慮するー【SEOライティングのコツ】Google検索上位に表示させるには?書き方の基本を詳しく紹介

冒頭の導入部分に、概要を要約していれる

検索エンジン経由で記事にたどり着いたユーザーは、一刻も早く「必要な情報を得たい」「疑問を解消したい」と思っています。ですから、あいさつ文や関係のない雑談が冒頭に長く入っていると読む気力をなくし、離脱します。

冒頭で結論をほのめかしたり、内容の要約を入れたりすると、ユーザーを「読もう」という気にさせられます。
また、見出しを利用して目次が自動生成される仕組みを導入しておくと、コンテンツの冒頭に「目次」として見出しが表示されるので、探している情報がどこにあるのかわかりやすくなり、ユーザビリティがアップしますよ。

一文はなるべく短くする

例えば、
“江戸川区は河川の多い地域で水害が多く、昔から気を付けるようにアナウンスされているため、水害への対策が必要だと地域住民は知っていて、防災グッズを常備している家庭も多いのですが、気を付けてほしいのが備蓄食材の賞味期限で、5年と長いものもありますが、気づけば賞味期限切れという事態も多発しているので、日ごろから回転備蓄を心がけるといいと、先日、防災アドバイザーの講演会に参加して聞いてきました。”

と一文がこんなに長いと、結局何が言いたかったのか、途中でわからなくなってしまいます。

“江戸川区は河川の多い地域。水害が多く、昔から対策が必要だと地域住民には周知されています。
そのため、防災グッズを常備している家庭は、ほかの地域に比べて多いのですが、気を付けてほしいのが賞味期限です。5年と長くても、気づけば切れているもの。防災アドバイザーによると、回転備蓄がおすすめだそうです。“

このように文章を分けて、余分な要素を削除すると、格段に内容がとらえやすくなります。

長い文章は読み手の負担ー【SEOライティングのコツ】Google検索上位に表示させるには?書き方の基本を詳しく紹介

自分の書いた文章を自分でチェックしていても、問題点になかなか気づきません。校正や編集の経験がない同僚や家族でも構わないので、第三者に読んでもらうことは重要です。わかりにくいと感じる箇所を指摘してもらいましょう。

段落や箇条書きを利用して情報を視覚的に整理する

段落の区切りは改行で示します。ただし、改行しすぎるとかえって、ブツ切れで文のつながりがわかりにくくなりますから、話の内容が変わる部分で改行を入れて、段落で区切りましょう。

例示や並列で文章や言葉が並ぶときは、箇条書きを利用すると見やすくなりますよ。

一部分だけ読んでも理解できるように書く

Webに掲載される記事ならではの特徴は、文書の一番初めから読まれるケースばかりではないということです。
中間に位置する見出しや文章が検索エンジンに拾われ、途中から読むユーザーもいますし、探している言葉だけをページ内で検索(Ctrl+F)して、該当箇所だけを読む人もいます。

例えば小説なら、初めから順に読まれる想定で物語が展開します。でもWebに掲載される文章は、ユーザーが得たい情報が最後にだけ書かれていれば、いきなり結論に飛んでしまうユーザーもいるんです。

冒頭から順に読まれる想定の小説では、主人公の背景や状況を何度も説明する必要はありません。しかし、Web上のコンテンツのうち特に、5,000字を超えるボリュームの記事では、前提となる知識については、ところどころで再度、軽く説明した方が良い場合もあります。

「先ほどここで説明しましたよ」という内容があれば、ページ内の該当箇所へのリンクを挿入してあげるのも読者の理解を助けますから、上手に利用しましょう。

SEOライティングのコツ⑤内部リンクで構造化SEOを

この記事にも先ほどから何ヶ所か「テキストに下線がついて青色になっている部分」がありますが、これはクリックすると、当サイト内の別の記事に移動します。このように、同一サイト内で移動できる仕組みを「内部リンク」といいます。

最近は電子書籍でも、Webサイトにある文字リンクのような形で、該当箇所に飛べる仕組みになっていますが、別の本には移動できません。
その点、Webサイトのコンテンツは、URLを記載しさえすれば、関連する記事へ簡単に誘導できます。
ユーザーが「この内容についてもっと知りたい」と思ったタイミングで、そのことをより詳しく説明している記事へのリンクが置かれていたら、ユーザーの利便性は高まります。このようなユーザビリティへの配慮は、「良い記事だ」と検索エンジンから見なされるためにも大切です。

さらに、内部リンクの設置は構造化SEOのためには必須事項です。
構造化SEOは、単一のページだけでは、上位表示が狙えそうにないレッドオーシャンの激戦キーワードに対して行う施策です。検索ボリュームの多いビッグワードを狙いたい場合は、ぜひ構造化SEOに取り組むべきです。

検索エンジンはWebサイト内を一ページずつチェック(クロール)していますが、どの記事を上位表示するか決める際には、単一ページとしての評価だけでなく、同じサイト内で同一テーマについて作成されたコンテンツの情報量、情報の網羅性も加味しているんです。

内部リンクで構造化SEOー【SEOライティングのコツ】Google検索上位に表示させるには?書き方の基本を詳しく紹介

ですから、特定の分野のキーワードで上位表示を目指したいのなら、その分野の情報を幅広く、まんべんなく発信してみてください。すると、だんだんと該当分野のキーワード全体の順位がじわじわ上がってくるはずです。

有料ツールを使えば、構造化のためにはどのくらいの記事数が必要か、目安を出してくれるので、とても便利です。しかしながら、社内で試験的にSEO対策を実践してみよう、という段階なら、無理に入れる必要はありません。
その場合は、無料で使えるGoogle広告のキーワードプランナーやラッコキーワードで関連ワードやサジェストのキーワードの一覧を取得します。
目安として関連ワードの数の4割を、執筆本数として設定するといいでしょう。関連ワード10個なら4本、100個なら40本ですね。

気を付けたいのはビッグワードの取り扱いです。月間検索数が数万件もあるようなビッグワードの関連ワードをツールで抽出すると、何百個も出てきます。そのようなビッグワードを中小企業が狙うには、膨大な本数の記事が必要です。費用対効果で考えても効率が悪いので、関連ワードをミドルワードやロングテールキーワードなどに落とし込む、といった具合で、結果が出るまでの時間を鑑みて、調整してくださいね。

詳細は下記の記事をご覧ください。

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SEOライティングのコツ⑥外部サイトへのリンクは適切に

外部のサイトを引用や参照をする場合、参照元や引用箇所を明示することは必須です。ただし、なんでもいいからリンクを貼ればいいというわけではありません。
運営者が明確でないサイトや、不確定な情報、極端で偏った意見のサイトへのリンクは、クリックしたユーザーに不信感を抱かせますから、無闇に入れないようにしましょう。

外部サイトへのリンクで設置すべきものとしては、官公庁や公的機関の出す情報です。正誤がチェックされた内容や、正確に統計処理された資料なので、引用元・参照元としては最適です。
民間の調査会社のデータもたくさんありますが、限定的・恣意的な調査であったり、サンプル数が極端に少なかったりするケースもあります。記事で主張したいことの根拠として使うなら、ほかのデータも参照して裏を取り、信頼性が高いことを確認してからにしましょう。

また、SEOライティングでは最終的に「自社の商品・サービスを購入してもらう」ために書いているのだということを、忘れないでください。
競合の商品を称賛する文章とともにご丁寧にリンクまで入れては、自社の営業妨害になってしまいます。比較する記事で、アイテムの1つとして出すなら有効ですから、使ったら絶対にNGということではありませんが、どこまでをOKラインとするかは企業によって変わりますので、事前に社内で確認しましょう。

SEOライティングのコツ⑦検索エンジンに記事の構造を認識してもらうため、タグを適切に配慮

記事を公開するためにWordPressなどに入稿する際は、見出しや強調部分、箇条書きなどの設定が必要です。これらは、読者の読みやすさをアップするだけでなく、検索エンジンに記事の構造を伝えるためにも必須なんです。

タグを手打ちすることもできますが、Wordpressへの書き込みなら、画面上での直感的な操作で編集できます。

タグを適切に配置するー【SEOライティングのコツ】Google検索上位に表示させるには?書き方の基本を詳しく紹介

見出しは上から下へ、順序良く

基本的に、見出し2「h2」の下には、見出し3「h3」、その下には見出し4「h4」と続きます。
h2の次にh4が来て、またh3というように順番が狂うと検索エンジンを惑わせる可能性があります。少しくらいは大丈夫なのですが、なるべく順番通りに、と念頭に置いておいてください。ちなみにh1はタイトルに使われるので、記事内の見出し化タグは通常、「h2」から始まります。

例えば、このように記述すると、以下のように表示されます。

大見出し1

大見出し1内の中見出し1

大見出し1内の中見出し2

大見出し2

大見出し2内の中見出し1

大見出し2内の中見出し2

中見出し2内の小見出し1

大見出しh3

h2大見出し>h3中見出し>h4小見出し・・・と順序良く使いましょう。

見出しの他に、タイトルやディスクリプションも、検索エンジンに記事の内容を伝えるために重要です。入れ忘れないように注意してください。

SEOライティングのコツ⑧画像の最適化

写真やイラスト、図表など、画像を入れる際のポイントは以下の2つです。

画像にaltタグを入れる

公開されたコンテンツに直接は表示されない部分ですが、画像にはaltタグ(「オルトタグ」)が仕込まれています。画像の読み込みが遅い時、画像のかわりに代替テキストが表示されるのを見たことがあるかもしれません。テキスト読み上げ機能を使う際にも、altに入れた文字が読みあげられます。

altタグに、画像の内容を端的に示す文章を入力しておくと、画像検索の際に入力されたキーワードに引っ掛かってくるケースが多いんです。「○○社 利用者数推移データ 男女比」のように書くだけなので、気軽に試してみてください。
altを入れなくても画像のアップロードはできますが、SEOを考えるならぜひ入力してみてください。当然ですが、画像と関係ない文章を仕込むのはNGです。

画像を適切なサイズに加工する

画像のデータサイズが重すぎると、ページの表示速度に大きく影響を及ぼします。読み込みが遅いページはユーザーの離脱を招きますから、SEO的にもマイナスです。

データサイズは100KB~200KB以内に圧縮しましょう。どうしても掲載したいデータでも上限は1MB以内にしてください。
画面幅に合わせて縦と横のpx幅を決定します。一般的には横幅は1920px以下です。ブログページならバナーやサイドメニューが入る関係でもう少し狭いかもしれませんね。
掲載予定のサイトのページ幅に合わせて、横幅を確定しておくと、画像圧縮作業の際の目安になって便利ですよ。

ページ幅に合わせてリサイズして、きれいに見える範囲で一番小さいサイズにデータを圧縮しましょう。

SEOライティングのコツ⑨モバイルフレンドリー

「モバイルフレンドリー」は、スマホやタブレットなどのモバイル端末でも見やすいWebサイトを指す言葉です。現在では企業サイトでもPCとモバイル端末では、閲覧数が半々くらい。BtoCのサイトでは、8割以上がモバイル端末による閲覧です。

モバイルフレンドリー【SEOライティングのコツ】Google検索上位に表示させるには?書き方の基本を詳しく紹介

そのため、「スマホで見たらレイアウトが崩れている」というようなことは昔に比べればずいぶん少なくなりました。ただし、タブレットや、大画面のスマホなど、多種多様な大きさの画面で閲覧されるようになってきていますから、どの端末で見ても、きれいなレイアウトになるようにサイトを設計しましょう。

なお、ブログやコラムなど、テキストコンテンツを投稿するページでは、他ページとレイアウトが違う場合があります。
・画像や図表を挿入したときにどのように表示されるか?
・タイトルや見出し、文字サイズは適切な大きさか?
・太字やアンダーライン、見出し、装飾など、どのような色・フォントで表示されるか?

など、記事公開前には各種モバイル端末での見栄えをチェックしてください。

SEOライティングのコツ⑩更新頻度はどれくらい?

SEO業界は、情報の更新頻度が非常に早いため、定期的なコンテンツのアップデートは欠かせません。ファッションやグルメの分野も、日々、新たな商品が世間の話題にのぼっては消え…を繰り返していますが、それと似ています。
一方で、動物の生態や薬の効能などは、研究が進んで新たな発見はあれど、情報の更新頻度はゆっくり目です。

このように、業界・業種・商品やサービスによって、更新すべきタイミングや頻度は変わってきます。

Web上の記事は「情報が新しくなったら必要に応じて更新する」のが基本。いつまで経っても古い情報が掲載されたままだったり、古い情報と新たな情報が混在していてどちらが最新の話なのか判らなかったり、といった状況は、SEO的には好ましくありません。
ユーザー目線で考えても、何を信じたらいいのかわからず、「きちんと管理されていないサイトだ」という印象を与えかねません。

公開後にアクセス状況を分析してみた際に「上位表示され、多くの流入を獲得している記事」が見つかることがあります。このような記事は、他のページをけん引する、いわば「スター記事」ですから、好成績を維持するためにも情報更新を欠かさず、読者にとっての魅力を保てるようメンテナンスに努めましょう。

SEO記事の更新頻度ー【SEOライティングのコツ】Google検索上位に表示させるには?書き方の基本を詳しく紹介

SEOライティングのコツ⑪ユーザーからのコメントやお客様の声を取り入れる

SEOライティングの基本は、「お客様がほしい情報を掲載すること」だとお話してきました。ぜひ確認してほしいのが、レビューやアンケート結果などの「お客様の生の声」です。
飲食店やアパレル、不動産業などでは、社名を検索すると口コミ情報が出てくることがあります。また、“意見”や“クレーム”として、社内に蓄積しているデータがあるかもしれません。

もし、そのようなデータがなければ、現場担当者や、お客様と接する機会の多いスタッフに詳細なヒアリングを行いましょう。
併せて、「SEO対策記事に活かしたい」旨を社内に共有し、日々、お客様の声を吸い上げられる体制を整えておくと理想的です。コンテンツマーケティングに限らず、企業の経営方針や姿勢、新サービスにつながるいいアイデアが浮かぶかもしれませんよ。

SEOライティングのコツ⑫競合企業のサイトを分析し、網羅性アップ

競合となる企業のWebサイトにどんな記事が掲載されているかは、執筆前に大まかに確認しておきましょう。記事の網羅性を確保するためにも、ターゲット層や商品・サービスが似ていると思われる記事に書かれている情報は、すべて取り入れます。コピーコンテンツにならないように、独自の見解や切り口を考えましょう。

E-E-A-TとYMYLってなに?

ここからは、Googleのガイドラインや公式発表を参考に、SEOライティングですべきことを確認していきましょう。

E-E-A-Tとは?

SEOについて勉強していると時々見かけるEATという言葉は、英単語から来ています。
・Expertise(専門性)
・Authoritativeness(権威性)
・Trustworthiness(信頼性)

の頭文字をとってEATと呼ばれているんです。

EEATー【SEOライティングのコツ】Google検索上位に表示させるには?書き方の基本を詳しく紹介

EATは、Google公式の「Search Quality Evaluator Guidelines(検索評価ガイドライン)」に書かれています。このガイドラインは、Googleのランキングシステムが、各ページが有益で的確な情報を提供しているか評価する際に使用される「ルールブック」のようなものです。

参考:Google検索セントラル 検索評価ガイドライン(英語・外部リンク)https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/ja//searchqualityevaluatorguidelines.pdf
2022年12月には、Experience(経験)が追加され、E-E-A-Tの4つになりました。
Googleセントラルには、

“実際に製品を使用している、実際にその場所を訪問している、誰かが経験したことを伝えているなど、コンテンツにある程度の経験が織り込まれているかどうかも評価されます”

とあるので、検索エンジンからの情報収集だけでは作れない、実例やレビュー、研究者や使用者のリアルな言葉が含まれたページへの評価が上がるということでしょう。
AIやロボットが書いた文章ではなく、人間が書いた文章を重要視しようとするGoogleの姿勢の表れかもしれませんね。

参考:品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加(外部リンク)
https://developers.google.com/search/blog/2022/12/google-raters-guidelines-e-e-a-t?hl=ja

YMYLとは?

続いて、よく見かけるYMYLについてもご説明します。
YMYLはYour Money or Your Lifeの略。Googleの検索評価ガイドラインには「人々の健康、経済的安定、安全、または社会の福祉や幸福に重大な影響を与える可能性があるトピック」と書かれています。

検索ユーザーが、人の健康や財産などについて、不適切な情報にたどり着き、それを信じて行動してしまったら…。大きな損害を受けてしまうかもしれません。検索者の人生に重大な影響を与えかねないコンテンツを提供するサイトをYMYLと分類して、Googleは厳しくチェックしているのです。

YMYLに該当するジャンルについて、Googleの検索評価ガイドラインでは「健康」「金融」「法律」「安全」など大きなカテゴリーは挙げられていますが、具体的な業種や業界は明記されていません。

実際の順位変動から推測すると、医療・ヘルスケア業界や金融・保険業界は確実にYMYLに該当します。例えば、以前は「大腸がん」と検索すると、根拠があいまいな民間療法の情報が検索結果の比較的上位に、複数、表示されていた時期がありました。

一方、現在、検索結果のトップに表示されるのは「国立研究開発法人 国立がん研究センター」の情報です。

「大腸がん」検索結果ー【SEOライティングのコツ】Google検索上位に表示させるには?書き方の基本を詳しく紹介

10位まで見ていっても、病院や医師会、協会などの信頼がおける情報ばかりが表示されています。
このようにYMYLのジャンルではコンテンツを発信するサイトの信頼性が強く重視されていることがわかります。YMYLに該当する可能性があるジャンルで執筆するときはGoogleの見解をよく理解してから書き進めましょう。

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『業界別SEO対策を解説:コンテンツマーケティング・キーワード選定の方法』内、YMYLのSEO対策は正確性と信頼性がカギ キーワード選定も慎重に

ではここからは、E-E-A-TとYMYLにも関わる、特に重要性の高い項目を一つずつ詳しく解説していきます。

専門性と権威性を高めて信頼を獲得する方法6つ

ユーザーに「これは信頼できる情報だ」と思ってもらわないと、読まれる記事にはなりません。そのために重要なのは、コンテンツの専門性と権威性を高めること。ポイントをご紹介します。

①深いリサーチを行う

専門性を向上させるには、詳細なリサーチが不可欠です。すべての項目を一から調べて書いているようでは、専門性を高めるところまで記事を深められませんから、ライターの側にも、該当分野での一定の経験や、事前知識が必要です。

また、最新情報やデータも取り入れ、その時点でもっとも正確な情報の掲載を心がけます。

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②信頼性が高い情報を引用し、引用元は明示する

学会で諮問される研究論文や、公的機関が発表している情報などは、著者や根拠がはっきりと示された信頼性の高い情報です。こういった情報源を参照したうえで、引用元を明記しておくのはユーザーからの信頼感獲得のために大切です。

ネット上で行き当たる、分かりやすく書かれた、民間企業や個人ブログの情報も参考にはなるのですが、それだけを参照していると、事実誤認している可能性があります。
可能な限り、根拠となる原文にあたり、正しく理解したうえで原稿に落とし込むようにしてください。

③専門家の意見を取り入れる

E-E-A-Tのうちの一つ、Authoritativeness(権威性)を高めるために有効な手段として、
・専門家の監修を付ける
・専門家の発言やインタビューを取り入れる

の2つの手法があります。

大学教授やその道のプロフェッショナルなどの名前が掲載された記事は、それだけで権威性がアップします。執筆者の経歴、資格、経験などを明らかにし、信頼性や専門性を示すことも効果的です。

併せて、専門家の視点でユーザーの疑問や質問に答えると、ユーザーの検索意図を直接満たすことになりますから、さらに強いコンテンツになっていきます。

オリジナリティアップの工夫ー【SEOライティングのコツ】Google検索上位に表示させるには?書き方の基本を詳しく紹介

④専門用語を必要に応じて使用しつつ、読者への配慮を忘れない

SEO業界なら、「権威性」「カニバリ」のように、その業界でないと使われなかったり、独特の意味があったりする言葉があります。記事の内容をより良いものにするために、専門用語は適切な文脈で使用してください。

ポイントは、専門用語を知らない人への配慮もすること。一般消費者向けの記事や、BtoBでも対象読者が専門知識に乏しい可能性がある記事では、さりげなく用語の解説を入れると親切です。

知らない用語が出てきたとき、わからないままに読み進めても、結局、ユーザーは理解できません。Webのコンテンツは、「わかりにくい」と思われたらあっという間に離脱されてしまいます。ちょっとした手間と、読者への心遣いで、「読まれる記事」に仕立てましょう。

⑤事例やケーススタディを取り入れる

E-E-A-Tに新しく加わったExperience(経験)に該当する部分です。具体例や実例を挙げて、わかりやすく説明されたページは、Googleから高く評価されます。
「例を挙げる」「実際の手順を詳細に説明する」ことで、他社の記事と大きく差別化ができます。社内にしかないノウハウや経験を元にすれば、独自性はばっちりですね。

⑥適宜リライトし、新しい情報を取り入れる

情報が更新されたり、業界内でのとらえ方が変わったりしたら、記事の内容も、適宜リライトをしましょう。特に、情報の入れ替わりが激しい業界や、SEO対策をしている企業が多い業界では、最新の内容になるように保つことが検索結果で上位表示されるポイントです。

記事の公開日や更新日が表示されるようにしたり、タイトルに西暦を入れたりすると、新しい記事であるとユーザーに気づいてもらいやすくなります。

オリジナリティ(独自性)を高めて魅力ある文章にする方法8つ

SEOライティングの基本は、「検索結果の上位に表示されている記事を分析し、取りこぼしがないように執筆する」ことです。
しかしながら、生成AIの発達やWebマーケティングの浸透により、大量のコンテンツが日々制作・発信されている昨今、それだけでいいとは思えません。

似通った情報がネット上にあふれ、どれが情報源で、どれがまねっこ記事なのか、検索ユーザーには判断できません。実際、「情報のパクり合い」がいたちごっこのように続いている分野もあります。

そんな中で、Googleから高評価を獲得するカギは、“オリジナリティ(独自性)”にあります。

SEOライティングのオリジナリティー【SEOライティングのコツ】Google検索上位に表示させるには?書き方の基本を詳しく紹介

①最新情報を取り入れ、差別化をはかろう

差別化の方法として、手っ取り早いのは、最新情報を取り入れることです。トレンドや情報更新の早い業界では、数か月で新たな情報に置き換わることも珍しくありません。

最新の情報というと、公的機関や調査会社が出したデータや情報を思い浮かべるかもしれません。もちろんそれも“最新情報”の一部ですが、

・日本にはない情報を英語で調べ、日本語で日本人向けに発信する
・ニッチな業界のノウハウを現場エンジニアが発信する

など、Web上にほとんど出回っていない情報を発信すれば、それが独自性になります。たとえその情報が書籍や論文では一般的な事実として書かれていたとしても、Web上になければ“最新”の情報なのです。

②独自の視点や意見を入れよう

出発点の情報は同じでも、書き手・発言者によって、読み手・聞き手の受け取り方も大きく異なります。ニュース番組のコメンテーターが同様の内容を発言していても、言い回しで炎上したり、称賛されたりするのと同じです。

独自の視点や筆者自身の意見、企業としての考え方・姿勢などが垣間見える文章は、ユーザーから基本的に、プラス評価を受けることが多いんです。
炎上につながりかねない過激な意見はNGですが、読み手がハッとするような、「気づき」を与えられる切り口で書くことを目指しましょう。

一人で考えていると堂々巡りでなかなか斬新なアイデアは出てきません。会社の同僚や家族、友達と話しているときにふと思いつくことも多いので、煮詰まったら外に意識を向けると良いですよ。

③実体験や実例を入れよう

学生時代、教科書や資料集、用語集を眺めているだけでは、なかなか成績が上がらなかった経験はありませんか?
大人になっても、実際にやったり、具体的に思い浮かべたりできるようにならないと、習得・理解できないのは同じ。実体験や実例の入った記事は、ユーザーが自身のケースに当てはめ、イメージしやすくなります。
また、個々のケースを入れ込むことで、「独自性」も高められます。

④動画やグラフなど、テキスト以外のメディアを組み合わせてみよう

テキストコンテンツが目で見て、読んで初めて、頭に入ってくるのに対し、視覚や聴覚を使うコンテンツはより負担の少ない形で情報を取り入れられます。受け取る側にとっては、イラストや動画の方が、理解が進むこともよくあるんです。

情報収集や学習を動画のみで行う人も増えていますから、どうしても読んでほしい記事には、動画や図表など、視覚的に瞬時に理解できるコンテンツを追加してみましょう。

テキスト以外のメディアも組み合わせるー【SEOライティングのコツ】Google検索上位に表示させるには?書き方の基本を詳しく紹介

⑤ユーザーの声を取り入れよう

・現場で聞いた「お客様の声」
・商品レビュー
・Googleビジネス プロフィール(旧: Google マイビジネス)の口コミ
・アンケート調査

などの情報には、お客様の「疑問」「不満」「不安」「高評価」「改善点」など、自社だけが持つ、たくさんのヒントが含まれています。ぜひ独自性を出すための材料にしてください。

⑥話の流れを整え、ストーリー仕立てにしよう

ノウハウや知識、ランキングのような記事は、どうしても情報の羅列になりがちです。
情報だけが並んだ記事にたどりたいユーザーは、頭から読まずに「自分の欲しい情報が書かれた部分」のみ読んで、早々にページから離脱します。

でも、記事の一部だけ読まれると、情報の取り違いが起こるかもしれませんし、滞在時間が短くなることでSEO効果も薄くなります。できれば記事の全体を読んでもらいたいものです。

記事の滞在時間が短いなら、試してみよう

・ただの羅列にならないよう、ストーリー仕立てにする
・記事の冒頭「導入」部分に、ユーザーの興味を引く面白い話題を入れる
・話の展開にユーザーがついてきやすいように、文章構成を十分に練る
・目次をつけ、全体の内容を見渡せるようにする

成績が振るわない既存記事も、このような方法で文章構成や話の展開を見直せば、「最後まで読まれる」記事に生まれ変わることも可能です。

⑦ブログやコラムのページデザイン・レイアウトに配慮しよう

テキストコンテンツであるブログやコラムですが、「ページの見栄え」も重要です。

・画像もなく、改行も少なく、画面全体が文字で埋め尽くされている
・10年以上前のサイトのような古い印象のページデザイン
・広告バナーが頻繁に入っている
・企業イメージと、記事に挿入されているイラストのイメージが合わない
・関連する情報へアクセスしにくい

など、「言われてみれば、読む気をなくすかもしれないな」と思うようなことには配慮しましょう。
自分が検索する時を思い浮かべるとイメージしやすいのですが、執筆する立場になった途端に見えなくなるのが不思議なところですね。

⑧アップデートは欠かさず行おう

Webのいいところは、いつでも内容の修正・更新・追記ができることです。これは印刷物にはない利点です。反面、内容をアップデートしないと、あっという間に、「情報が古い記事」として、見向きもされなくなる可能性が潜んでいます。

印刷物も重版や改訂版がありますが、Webのコンテンツにはもっと頻繁なアップデートが求められます。他の記事との差別化を図るためにも、常に情報を更新し、独自性を保つよう心がけましょう。

オリジナリティ(独自性)を高めたいなら、新規執筆かリライトかに関わらず、上記の8つを意識してみてくださいね。

SEO対策記事のライティングの注意点 やりがちなNGパターン3つ

最後に、NGパターンを3つ挙げておきます。

SEO対策記事のライティングの注意点ー【SEOライティングのコツ】Google検索上位に表示させるには?書き方の基本を詳しく紹介

NG①他の記事や企業、人を貶める内容・炎上の火種になりそうな情報を書く

「他社を悪く言い、自分をよりよく見せる」、そのような書き方をしてしまうと、企業イメージが悪くなってしまいます。
また、極端な意見や不確定な情報をあたかも正しいかのように書くことも避けなければなりません。

そのような記事ばかりが目立つようになると、何かの拍子に“炎上”する恐れもあります。「うちは大企業じゃないし、注目度が高くないから炎上なんて起こらないだろう」は通じません。意外にユーザーは見ています。対応が遅れたり、さらに悪化させるような発言をしたりすると、収拾がつかなくなる可能性大です。人として、常識的な発信を心掛けましょう。

NG②既存コンテンツとの重複は避けて

サイト内の既存コンテンツで、前に書かれた記事と同じような内容の記事は、“カニバリ”が生じるかもしれません。カニバリはカニバリゼーションの略で、自社の製品が互いの売り上げを食い合ってしまう状態を指します。
SEOにおけるカニバリも、自社のWebサイトの複数ページが同じキーワードの検索結果でランクインしてしまい、順位争いをしている状態のことを言います。順位を取り合った結果、複数のページで順位が下がってしまうこともあります。

既存コンテンツが大量に存在している状態でSEO対策に乗り出すなら、まずは今あるコンテンツの洗い出しから始めてください。アクセスの多いものは残したり、リライトしたりして活用します。
まったくアクセスがない記事は思い切って断捨離します。情報を整理して再構築すれば、ユーザーも見やすく、検索エンジンからも高評価を得られるはずです。

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NG③Webの特性を理解しないままに執筆

・キーワード不を自然に詰め込み、多用する
・他のサイトのコピー&ペーストで記事を量産する
・多すぎる内部リンクの挿入や、被リンク獲得
・過度に広告を掲載する

このような対策のなかには、過去にはSEO効果が確認できたものもあります。しかしながら、現在はすべてNGなので、こういった手法を実施する業者から営業があっても、取り合う必要はありません。

ダメなことだと知らずに「SEO対策業者に依頼したら、意図せずそうなってしまった」ケースもあるかもしれません。でもGoogleが言い訳を聞いてくれるわけもなく、それこそ機械的に判断されます。
いったんペナルティが課されると、復活することは容易ではありませんから、信頼できないSEO業者にサイトを任せないようにしましょう。

まとめ:SEOライティングのコツを知り、コンバージョンが期待できるコンテンツを制作しよう

SEOライティングはテクニックが大切ですが、そればかりではありません。
「ユーザーが欲する情報にたどり着きやすいように」「簡潔に理解しやすいように」「価値を感じてもらえるよう新しい切り口で」と、ユーザーファーストで書くことが、SEOライティングの本質です。

ライティングは、文章作成力以外にも、思考力や忍耐力が要求される、手間のかかる作業です。担当者の負担は小さくはありません。ですが、ユーザーのニーズを満たす記事を書けば、アクセス数は必ず増えていきます。やがてコンバージョンにもつながります。

自身の手から生み出された記事で成果が出た際の嬉しさはひとしおです。SEO対策を実行中の企業の皆さん、スキルアップを目指して、ぜひライティングに取り組んでみてください。