【SEOライティングの資格・検定11選】おすすめ?意味がない?資格取得の考え方から難易度まで

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自社ブログを投稿する、運営するオウンドメディアでコラムを公開する、などの場面で必須の「SEOの知識」と「ライティングの技術」。検索結果の上位に表示されるwebサイトを育てるにはSEOライティングのスキルが欠かせません。
webライターだけでなく、企業のブログ担当者やマーケティング部門に所属する人も、SEOライティングの勉強の必要性・重要性を感じる場面があるかと思います。

今回は、SEOライティングに関連する資格・役立つ資格に注目し、取得のメリット・デメリットから、各資格の概要と認知度・受験の条件・受験費用・合格率などをまとめてご紹介します。スキルアップを目指したいライターの方はもちろん、SEOライティングが出来るライターさんを探して求人をかけている企業の担当者も、資格についての理解を深めることで、採用や外注先選びの材料にしていただければと思います。

ご存知の通り、SEO対策もライティングも、資格を持っているからといって必ずしも成果が出せるわけではありません。しかし、資格はライターさんにとって自身のスキルを証明する手段ですし、企業側にとっては求める能力をはかる手がかりであることは間違いありません。ぜひ参考にしてみてください。

SEOライティングについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もご参照ください。

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【SEOライティングの資格・検定11選】おすすめ?意味がない?資格取得の考え方から難易度まで

SEOライティングに関する資格とは?SEO・ライティング分野での資格取得は重要?

SEOやライティングについての知識・技能を証明するには、いくつかの資格があります。いずれも民間資格で、国家資格はありません。
「SEOライティング」という名前のついたメジャーな資格は現在のところ存在しませんが、「SEOに関する資格」と「ライティングに関する資格」は複数あります。

SEO記事を書くために資格は不要

SEOライティングは、医師や弁護士のように「資格を取得しないと、やってはいけない仕事」ではありません。さらに、ライティングだけについて言えば、日本語の読み書きができる一般の人なら特別な準備がなくとも、ある程度、対応できますよね。実際、webライティングは人気の副業の1つです。

一方、SEO記事の執筆・校正に携わった経験者ならご存知の通り、「成果の出るSEO記事を書ける人」「SEO対策の知識と、ライティング能力の両方を高いレベルで兼ね備えている人」は、ほんの一握りしかいません。
「ライティングができること」と、「SEOライティングやコンテンツのディレクションができること」は、別物。例えば、SEOライティングができる人でも、SEO対策のためのキーワード選定ができるとは限りません。

・「ライター暦◯年、◯本以上、制作の実績があります」というライターさんに依頼したけれど、納品された記事は「てにをは」がおかしいうえ、誤字脱字だらけ
・文字単価の高いライターさんなのに、提出されるのは「どこかで見た気がする」内容の記事ばかりで、価格に見合っていると思えない
・「SEOライティングができます」というライターさんに執筆してもらっているのに、ちっとも効果が上がらない

以上のエピソードに心あたりのある企業担当者の方も多いのではないでしょうか。

また、ライターさん側でも「プロフィールのページにポートフォリオを掲載してもなかなか読んでもらえず、案件獲得につながらない」というお悩みはよくあるようです。

「本当にSEOライティング能力のある人にお願いしたい」という依頼側のニーズ、「SEOの知識とライティングのスキル、両方を身につけていることを示したい」という受注側のニーズ、その両方にこたえられる可能性があるのが、資格なんです。

SEOライティングで資格を取得するメリット

他のライターとの差別化ができる

資格を取得することで、SEO知識とライティング技能について一定のレベルをクリアしていることを客観的に証明できます。
資格を持っていると就職や転職で有利に働きますし、フリーランスのライターさんなら所持している資格をプロフィールに載せておくことで「この人は、真面目で勉強熱心だ」といった印象を持ってもらえます。人柄や、仕事への姿勢を伝える効果もあるでしょう。

体系的に学び直す機会が得られる

SEOの知識やライティングの技術を、テキストや、講義などで学べる機会はそう多くはありません。詳しく解説してくれているコンテンツがインターネット上にあふれていますから、それらを参照しながら自己流・独学で取り組んできたという人、また、会社で先輩から教えてもらったという人が多数派ではないでしょうか。
もちろん、適切な情報に基づいてきちんと取り組みさえすれば成果は出せるのですが、どうしても、学べる内容や、分野ごとの知識レベルにバラつきが出てしまいます。

・「自分の興味のあるところ」「業務上、必要性が高かったところ」についてはかなり詳しいけれど、そうでないところは初歩的な知識で止まっている
・苦手意識があって、わからないままになっている領域がある

上記のようなケースでは、資格取得のために改めて勉強しなおすことは、SEOライティングの全般について正しい知識を体系的に身につけるチャンス。これまで培ってきた経験と知識を整理するきっかけになります。

SEOライティングで資格を取得するメリットー【SEOライティングの資格・検定11選】おすすめ?意味がない?資格取得の考え方から難易度まで

SEOライティングの資格を取る際のデメリット・注意点

気をつけておきたい所とデメリットも確認しておきましょう。代表的なデメリットは資格取得のために時間と費用がかかることですが、そればかりではありません。

民間資格はレベル感も認知度もさまざま

後ほどご紹介しますが、SEO対策の資格、ライティングの資格ともに、さまざまな団体が資格試験を実施しています。それぞれの資格のホームページを見比べてみるだけでも、問題のレベル感や、受験者の層などが、資格ごとでかなり異なるであろうことが伺えます。

数年の実務経験があるプロでなければ受験自体が難しく、かつ、数年に一度の更新が求められるようなハイレベルな資格もあれば、まずは基本から勉強してみたい、という初心者向けの資格もあります。資格の名前だけ見ていても実情は分かりませんが、蓋を開けてみれば「◯◯検定はすごくレベルが高い」「◯◯試験は一般常識のような内容で、専門性を証明するとは言い難い」なんてこともありえます。

さらに、資格の認知度もさまざま。例えば、英検やTOEICのようによく知られた資格なら「英検1級」「TOEIC900点」のように記載することで確実なアピールになりますが、SEOやライティングの領域の場合、資格によっては、所持していてもどの程度プラスに働くか未知数、という部分もあるのです。

資格が実務にどこまで活かせるかは本人次第

どんな資格もそうですが、資格を持っているからといって必ずしも、それが実務での能力につながるとは限りません。特にSEO対策は、検索エンジン(=Google)からの評価を獲得し、検索結果での上位表示を目指すという性質上、「資格が100%成果につながる」とは言い難い部分があります。

Googleのアルゴリズムは非常に複雑で、200以上もあるとされている評価基準は公開されていません。公式に発表されているガイドライン(検索セントラル:外部リンク)はあれど、明らかにされているのはあくまで「絶対にやってはいけないこと」と「評価の方針」のみ。具体的にどのようなSEO対策が有効かはケースバイケースですから、経験値と推測にもとづいて「実践するしかない」部分がかなり大きいんです。

基礎知識をしっかり持っておかなければ話にならないのは事実ですが、資格があっても成果を出せるかは別問題。その意味では、資格の効力は限定的です。

関連記事 【SEOキーワード選定のやり方】内 「検索エンジン=Google」である理由

「資格を取ればそれでOK」ではない

資格取得を目指して勉強を積み重ね、めでたく合格しても、そこで知識のインプットが完了するわけではありません。どんな業種・業界でもそうですが、SEO業界は特にその傾向が強いんです。
検索エンジンの精度向上のため、Googleはアルゴリズムのアップデートを頻繁に行います。アップデートの内容や規模はさまざまですが、多かれ少なかれ検索結果に影響を与え、順位の入れ替わりが起こります。最新の知識を取り入れるよう意識的に情報収集を続けなければ太刀打ちできない日進月歩の業界ですから、資格取得後も継続的な勉強は必須です。

資格の取得を検討するなら、これらのメリット・デメリット双方を考慮することが大切です。

続いて、SEOライティングで使える主な資格を、「SEO対策」と「ライティング」の2つの軸からご紹介していきます。

SEO対策の資格6選:認知度・受験費用・受験資格・合格率

各資格について、特徴と認知度(※)・受験資格・受験費用・合格率を一覧にしました。情報は本記事執筆時点(2023年)のものですので、最新の内容は各リンク先でご確認ください。

※「認知度」はSEOツール「パスカル」を使って計測した該当資格の月間検索ボリュームを参考に算出した独自の指標です。月間検索数が100未満を★、100〜1,000を★★、1,000以上を★★★としています。

(1)SEO検定(一般社団法人全日本SEO協会)

認知度:★★
受験の条件:なし
受験費用:5,000円(税込5,500円)〜8,000円(税込8,800円)
合格率:69%(2022年度・全級の平均)
公式サイト:https://www.ajsa.or.jp/kentei/SEO/(外部リンク)

SEO検定ー【SEOライティングの資格・検定11選】おすすめ?意味がない?資格取得の考え方から難易度まで

画像引用元:一般社団法人全日本SEO協会ウェブサイト

SEOの技術を体系的に、トータルで習得できる資格。初心者向けの4級から、上級レベルの1級が用意されています。公式テキストが用意されており、ゼロから学んでみたい、という人もチャレンジ可能です。「ダウンロード学習コース」では、テキストと動画を活用しながら自宅でも取り組め、忙しい人でも便利です。
検定試験は東京・大阪をはじめ全国11の会場で開催され、合格者は、認定ロゴを名刺や印刷物に掲載できます。

(2)認定SEOコンサルタント(一般社団法人全日本SEO協会)

認知度:★
受験の条件:なし(※認定SEOコンサルタントになるにはSEO検定の合格が必須)
受験費用:SEO検定を受ける費用に加えて、専用カリキュラム受講料165,000円(税込)
合格率:公式サイトでの発表なし
公式サイト:https://www.web-planners.net/SEOconsultant/(外部リンク)

認定SEOコンサルタントー【SEOライティングの資格・検定11選】おすすめ?意味がない?資格取得の考え方から難易度まで

画像引用元:認定SEOコンサルタント養成スクール募集案内

コンサルティングサービスを提供する・社内SEOを成功させるチームリーダーとなる力を身につけることを目的とした、より実践的な力を習得するための資格です。

(1)でご紹介したSEO検定と同じく、全日本SEO協会が提供しています。「認定SEOコンサルタント養成スクール」の3ヶ月間のセミナー形式のカリキュラムを受講したうえで、SEO検定を受験・合格し、加えて卒業課題の認定審査も通過した人が認定SEOコンサルタントとして認められます。合格者には、登録証とバッジが授与されます。

(3)認定SEOスペシャリスト(一般社団法人全日本SEO協会)

認知度:★
受験の条件:SEO検定の合格
受験費用:SEO検定を受ける費用に加えて、専用カリキュラム受講料82,500円(税込)
合格率:公式サイトでの発表なし
公式サイト:https://www.web-planners.net/SEOspecialist/(外部リンク)

認定SEOスペシャリストー【SEOライティングの資格・検定11選】おすすめ?意味がない?資格取得の考え方から難易度まで

画像引用元:認定SEOスペシャリスト養成スクール

こちらも一般社団法人全日本SEO協会が提供する資格で、即戦力の社内SEOリーダーに必要な知識・実務力を身につけるための資格です。
2回の講座を受講したうえでSEO検定を受験・合格し、卒業課題の提出・認定を経て、認定SEOスペシャリストになれます。合格者には、認定書・認定ロゴ・登録証・バッジが授与されます。

(4)ウェブ解析士(一般社団法人ウェブ解析士協会)

認知度:★★★
受験の条件:なし
受験費用:17,600円(税込) ※別途、公式テキスト(4,400円)の購入が必要
合格率:93%
公式サイト:https://www.waca.associates/jp/(外部リンク)

ウェブ解析士ー【SEOライティングの資格・検定11選】おすすめ?意味がない?資格取得の考え方から難易度まで

画像引用元:2023年度ウェブ解析士認定試験

ウェブ解析のデータを読み解いてマーケティングに活用できるスキルを身につけられます。公式テキストの他に認定講座も開催されています。試験の回数は年に22回で、14日間の開催日程中はいつでもどこでも受験可能です。
合格者には、試験合格のデジタルバッチと、ウェブ解析士認定証が発行されます。
資格有効期限は毎年12月までで、翌年も資格を維持するためには、会員資格の更新が必要です。

(5)SEOマーケティングアドバイザー(一般社団法人日本技能開発協会)

認知度:★
受験の条件:なし
受験費用:11,000円(試験のみ)、49,500円(試験+テキスト教材)
合格率:公式サイトでの発表なし
公式サイト:https://jsada.org/index.php/SEO_marketing_adviser/(外部リンク)

SEOマーケティングアドバイザーー【SEOライティングの資格・検定11選】おすすめ?意味がない?資格取得の考え方から難易度まで

画像引用元:SEOマーケティングアドバイザー

幅広い分野の検定試験を提供している一般社団法人日本技能開発協会による、SEO資格です。試験の内容は初級レベルで、インターネットに関するビジネスで必須のスキルや、コンテンツ制作時に必要となる知識などを学べます。専用テキストだけで十分に対策できるよう設計されているので、未経験者でも挑戦できます。
在宅で受験する30問の選択・記述式の試験で、70点以上で合格です。SEOはまったく初めて、という人向けの資格です。

(6)Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

認知度:★★
受験の条件:なし
受験費用:無料
合格率:公式サイトでの発表なし
公式サイト:https://skillshop.exceedlms.com/student/path/525062-google?sid=41a06cf5-d446-4418-8d86-9890b25fc25e&sid_i=5(外部リンク)

Googleアナリティクス認定資格ー【SEOライティングの資格・検定11選】おすすめ?意味がない?資格取得の考え方から難易度まで

Google公式の認定試験であり、 Google アナリティクス4の習熟度を認定する資格です。プロパティの設定と構成、各種レポートツールや機能の使い方など、Google アナリティクス4を理解し、ノウハウを身につけていることを証明できます。合格後の有効期限は12ヶ月です。
好きなタイミングでオンラインで受験ができ、合否は受験後すぐに通知されます。
Googleが無料で公開している学習コンテンツを利用して、試験勉強が進められるのもポイントです。

ライティングの資格5選:認知度・受験費用・受験資格・合格率

続いて、ライティング関連の資格を見ていきます。

(1)WEBライティング技能検定(一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会)

認知度:★★
受験の条件:WEBライティング技能検定講座(32,000円)を受講すること
受験費用:6,000円(税込)
合格率:47.2%(第1回〜96回の通算)
公式サイト:https://crowd-kentei.or.jp/about_test/about_web_writing_proficiency_exam/(外部リンク)

WEBライティング技能検定ー【SEOライティングの資格・検定11選】おすすめ?意味がない?資格取得の考え方から難易度まで

画像引用元:​​WEBライティング技能検定

クラウドソーシングで働くために必要なビジネスマナーや基礎知識、文章作成技術などを有していることを示す資格です。合格者は「Webライティング実務士」に認定され、ランサーズやサグーワークスといったクラウドソーシングサイトで各種特典が受けられます。

(2)WEBライティング能力検定(一般社団法人日本WEBライティング協会)

認知度:★★★
受験の条件:なし
受験費用:13,500円(学生割引あり、中高生・大学・短大生は半額)
合格率:25〜30%(1級)

コピーライティング・メールライティング、SEO、倫理・法律、炎上対策などの6科目についての技能を有することを示す資格です。受験者全員に同じ問題が出題され、得点に応じて1級から3級が認定されます(3級の基準点に到達しなかった場合は資格は与えられません)。
希望者には、勉強用としてテキストとYoutube動画、論文の添削サービスがセットになった講座が用意されています。
合格者は日本WEBライティング協会のバナーを自身のwebサイトや印刷物などに自由に掲載できます。有効期限は2年間で、2年ごとに更新が必要です。

(3)WEBライター検定(クラウドワークス)

認知度:★★
受験の条件:クラウドワークスへの登録が必要
受験費用:無料〜25,000円(級によって異なる)
合格率:4%(2019年12月末のデータ)
公式サイト:https://crowdworks.jp/skill_tests/web_writer_3_kyu(外部リンク)

WEBライター検定-【SEOライティングの資格・検定11選】おすすめ?意味がない?資格取得の考え方から難易度まで

画像引用元:WEBライター検定3級

クラウドワークスのサイト内で実施されているスキル検定の一つで、レベルが高い順に1〜3級まで用意されています。
合格者は、クラウドワークスのサイト上で、プロフィール画面に合格証が表示され、受注率アップにつながります。1級に合格すると、高単価な案件のスカウトが優先的に届く特典もあります。

(4)日本語検定(特定非営利活動法人 日本語検定委員会)

認知度:★★★
受験の条件:なし
受験費用:2,200円〜6,800円
合格率:公式サイトでの発表なし
公式サイト:https://www.nihongokentei.jp/(外部リンク)

日本語検定ー【SEOライティングの資格・検定11選】おすすめ?意味がない?資格取得の考え方から難易度まで

画像引用元:日本語検定

文部科学省が後援している検定試験で、漢字・表記・敬語・語彙・言葉の意味・文法の6領域と、読解問題などが出題される、日本語の総合的な能力をはかる試験です。最も難しい1級から準7級まで認定級が14種類あり、小学生から社会人まで、レベルに応じた級を受験できます。

(5)文章読解・作成能力検定(公益財団法人 日本漢字能力検定協会)

認知度:★★
受験の条件:なし
受験費用:2,000〜4,000円(税込)
合格率:公式サイトでの発表なし
公式サイト:https://www.kanken.or.jp/bunshouken/(外部リンク)

文章検定ー【SEOライティングの資格・検定11選】おすすめ?意味がない?資格取得の考え方から難易度まで

画像引用元:文章読解・作成能力検定

文章でのコミュニケーション力や論理的思考力、「コミュニケーション力」を高めることを目的としている検定試験です。試験のための勉強を通じて、相手に伝わる文章作成能力を全般的に、幅広く向上させます。公式サイトでは、大学受験の他に、ビジネスの場面でも活用するケースが紹介されています。

【番外編】SEOライティングに活かせる可能性大!「専門分野」の資格

SEOライティングのスキルそのものを示すものではありませんが、専門分野の資格も、大いに活用できる可能性があります。これまで他の分野での経験がある方の場合、すでに持ってる資格が活かせるケースも多いんです。

例えば、資産形成や金融に関する記事を書くライターであれば「ファイナンシャルプランナー」、観光地に関する記事を書くなら「観光プランナー」、などポートフォリオに記載しておくと、クライアント企業から選ばれやすくなるでしょう。

専門性の高い記事を書けることは大きな強みですし、そのようなライターを選びたいと思っている企業も多いものです。改めて、キャリアの棚卸しをしてみるといいかもしれません。

また、「業務ではないけれど、趣味が高じてかなり知識がついた分野がある」という人もいますよね。最近は多彩な民間資格が登場していますから、趣味も資格にできるかもしれません。温泉めぐりが好きな人なら「温泉ソムリエ」、釣り好きな人なら「おさかな検定」などがあります。難易度が高そうでなく、手軽に受験できる資格なら、新たに取得してみるのも良いかもしれません。

SEOライティングで資格を取得するための勉強の方法

資格によっては、専用の講座や教科書が用意されていますが、それ以外のケースでは、自分で勉強することになります。

おすすめは、実績のあるSEOコンサル会社・コンテンツ制作会社などが公開しているコラムを参考にすることです。特に、著者が名前や経歴などプロフィールを明らかにして書いている記事は信頼性が高く、実務にも大いに役立ちます。
体系だって学べた方が効率が良いですから、ある程度まとまった量の記事があるサイトを探しましょう。
また、Youtubeなどで動画コンテンツを配信している会社も増えていますから、スキマ時間にも知識のインプットがしやすいと思います。

書籍を参照するのももちろんOKですが、SEO関連の書籍は、出来るだけ最新のものを選んでくださいね。

まとめ:SEOライティングの資格は「使い所」を理解して役立てて

SEOライティング関連の資格を取得することで得られるメリットもありますし、取得の過程で行う勉強は必ず実務でも役に立ちます。ただし、SEOライティングは資格の有無に関わらず、実践の中で学ぶことが大切だということを忘れないでください。そしてもちろん、資格を取る・取らないに関係なく、ずっと勉強し続ける姿勢が重要です。

ライターさんなら、資格はあくまで手段の一つと考え、「活用する」という視点を持つと良いでしょう。採用する企業側は、資格の名称や印象だけで決めるのではなく、きちんと調べてレベル感を考慮のうえ、ライターの経験や人柄なども含めて、採用・依頼を総合的に判断できるといいですね。