オウンドメディアの戦略に役立つ本とは? おすすめランキング11選

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オウンドメディアやコンテンツマーケティングに関する本は数多く出版されています。タイトルだけ見ても魅力的なものが多く、何を選べばよいのか迷う人も多いでしょう。そこでこの記事では本の選び方やオウンドメディアやコンテンツマーケティングの基礎知識を学べる本をピックアップしています。

さらにオウンドメディア運営の戦略を学べる本をランキング形式でご紹介していますので、参考にしてください。

また、オウンドメディアについて知りたい方は以下の記事もご参照ください。

緑の樹木にかぶさった青空に白文字で描かれたowned mediaの文字

【関連記事】オウンドメディアとは? 定義やメリット・デメリットなど基礎知識を解説!

オウンドメディアは自社が所有するメディアの総称です。Webマーケティングでは、顧客にとって有益な情報を発信するWebサイトやブログに限って呼ぶことがあります。この記事では、オウンドメディアの定義やメリット、デメリットなどの基礎知識を解説しています。

オウンドメディアの知識が身につく本の選び方

本棚の本を取り出す女性の手

インターネットで検索すれば、あらゆる情報があふれている時代ですが、コンテンツマーケティングを学ぶには書籍のほうが効率的です。知りたい情報だけでなく、基本的な知識から実践や戦略方法にいたるまですべてが網羅されているため、体系的に学べます。実際にWEBサイトを始めとするオウンドメディアの運営・支援に携わっている会社が発行したものやWEBマーケティングの権威といわれる海外の著者が執筆したものを選ぶとよいでしょう。

自分のコンテンツマーケティングやオウンドメディアに関する知識のレベルに合った本を選ぶと失敗しません。まったくの知識がなくても理解できる基礎レベルの本やオウンドメディアの運営・実践に役立つ戦略が学べる本までさまざまなものがあります。オウンドメディアの規模に合わせて選ぶのもよいでしょう。

また、この後ご紹介するおすすめの本のほとんどが紙の本と電子書籍のどちらも出版されています。紙の本は手元に長く残る、読み返しがしやすいなどのメリットがあります。一方の電子書籍は販売サイトやECサイトですぐに購入でき、保管に場所をとりません。読む人の読みやすさや社内での活用方法などにあわせて選びましょう。

コンテンツマーケティングの仕組みが理解できる本3選

デスクに置かれたパソコンとノートと「CONTENT MARKETING」のロゴを指す手

オウンドメディアの知識を身につけるためには、コンテンツマーケティングの仕組みやメリット、デメリットなどをしっかり理解しておく必要があります。コンテンツマーケティングの仕組みが理解できる本をご紹介します。

コトラーのマーケティング・コンセプト

「近代マーケティングの父」や「マーケティングの神様」と称されるフィリップ・コトラー氏の著書『コトラーのマーケティング・コンセプト』。「広告」や「ブランド」「顧客ニーズ」を始めとする、コンテンツマーケティングにおいて重要な80のキーコンセプトについて分かりやすく解説しています。

用語の解説だけにとどまらず、「なぜ必要なのか」も丁寧に説明されているため、コンテンツマーケティングを基礎から徹底的に学ぶのに役立ちます。基礎的な知識の習得から中級マーケターもおさらいとして読んでおきたい名著です。

著者 フィリップ・コトラー
出版元 東洋経済新報社
発売日 2003年5月2日

公式サイト https://str.toyokeizai.net/books/9784492554760/

Webコンテンツマーケティング サイトを成功に導く現場の教科書

株式会社日本SPセンターが制作した『Webコンテンツマーケティング サイトを成功に導く現場の教科書』。コンテンツマーケティングに関するオウンドメディア『CONTENT MARKETING LAB』を運営しているだけあって、コンテンツマーケティングのノウハウを習得するのにおすすめの書籍です。

コンテンツマーケティングの基本概念からコンテンツのチューニングアイデア、成功事例などをカラーの図やイラストを使って解説しており、コンテンツマーケティング初心者でも読みやすい内容です。実務で使えるチェックシートなどをExcelでダウンロードできる特典もあります。

著者
株式会社日本SPセンター
出版元 株式会社エムディエヌコーポレーション
発売日 2015年12月18日
公式サイト https://books.mdn.co.jp/books/3215203010/

コンテンツマーケティングの教科書

『コンテンツマーケティングの教科書』は、コンテンツマーケティングについての基本的な知識が身につく本です。コンテンツマーケティングが生まれた背景や必要性、重要な用語の解説などが書かれています。

おもにbtob(Business to Business)向けのノウハウが書かれている点が大きなポイントです。企業の成功事例なども盛り込まれており、これからオウンドメディアの制作に取り掛かる企業の担当者の入門書としておすすめの一冊です。

著者 日経BPコンサルティング コンテンツコミュニケーション ・ラボ
出版元 日経BPコンサルティング
発売日 2016年4月12日
公式サイト https://consult.nikkeibp.co.jp/works/custom-books/K08540/

オウンドメディアの基礎が学べる本3選

本を開くスーツ姿の男性

コンテンツマーケティングの仕組みについて理解できれば、続いてオウンドメディアについて学びましょう。ここではオウンドメディアの基礎が学べる本をご紹介します。

オウンドメディアのやさしい教科書。ブランド力・業績を向上させるための戦略・制作・改善メソッド

『オウンドメディアのやさしい教科書。ブランド力・業績を向上させるための戦略・制作・改善メソッド』は、オウンドメディアの基礎が学べる本として有名な良書です。著作・監修の山口耕平氏はデジタルマーケティング事業などを行うディーエムソリューションズ株式会社在籍。

著者自らがWEBコンサルタントとして活躍しているため、オウンドメディアの重要性や事前準備、運用方法などをポイントごとに詳しく解説しています。オウンドメディアの成功事例だけでなく、失敗事例も掲載されており実践方法などが学べます。ブログ形式のオウンドメディア制作などに役立つ一冊です。

著者 監修/山口 耕平 著/徳井 ちひろ

出版元 エムディエヌコーポレーション
発売日 2018年3月28日
公式サイト https://books.mdn.co.jp/books/3217203014/

オウンドメディアのつくりかた「自分たちでつくる」ためのメディア運営

『オウンドメディアのつくりかた「自分たちでつくる」ためのメディア運営』は、自社のオウンドメディアを立ち上げるにあたって読んでおきたい本です。オウンドメディアの果たす役割から準備方法、コンテンツの作り方、運用施策まで、プロセスにそって丁寧に解説されています。

特にオウンドメディアに関わるチーム編成やモチベーションを保つ方法、予算関連について言及している点が特徴です。オウンドメディア専門のチームが作れる規模の企業を想定して書かれているため、社内で内容を共有するのもよいでしょう。

著者 鷹木 創
出版元 ビー・エヌ・エヌ新社
発売日 2017年7月24日
公式サイト http://www.bnn.co.jp/books/8769/

商品を売るな コンテンツマーケティングで「見つけてもらう」仕組みをつくる

『商品を売るな コンテンツマーケティングで「見つけてもらう」仕組みをつくる』は、「商品を売らない」という新たな視点から、コンテンツマーケティングの重要性を書いたものです。商品を売らない8つの理由を具体的に挙げ、コンテンツマーケティングやオウンドメディアの必要性を説いています。

さらに次のようなメディアに関するマーケティング実践方法を解説しています。

  • ・ブログ
  • ・SNS
  • ・ホワイトペーパー/Eブック
  • ・調査レポート
  • ・プレスリリース

これからオウンドメディアを作るにあたり、メディアごとの特徴などが理解できます。国内だけでなく海外の企業の成功事例も紹介されており、他分野にわたるマーケティング手法が学べる本です。

著者 宗像 淳
出版元 日経BP

発売日 2014年12月8日
公式サイト https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/14/235380/

オウンドメディアの戦略が学べる本おすすめランキング1位:“売れる”オウンドメディアマーケティング

タブレットを持つ手と「DIGITAL MARKETING」のロゴ

『“売れる”オウンドメディアマーケティング』は、自社のWEBサイトやブログ、SNSなどさまざまなオウンドメディアを活用して効果的に集客し、売上伸ばす方法が書かれている本です。著者の山田秀平氏は大企業のマーケティング支援などで多くの実績を残している人物。その経験を活かし、さまざまな集客のための手法を非常に分かりやすい言葉で紹介しています。

「広告費をかけるだけでは顧客は集まらない」と最初に提唱しており、効果的な配信方法や顧客に関するリサーチの重要性、優れたオウンドメディアの作り方などを解説しています。集客の仕組み化に役立つ情報が網羅されているため、オウンドメディアの運営を始めたものの、目標とする効果が得られていないマーケティング担当者は必読の本といえるでしょう。

出版されたのが2021年4月と比較的新しく、最新のマーケティングトレンドなども把握できます。

著者 山田 秀平
出版元 合同出版
発売日 2021年4月6日
公式サイト https://www.godo-forest.co.jp/book/b580566.html

オウンドメディアの戦略が学べる本おすすめランキング2位:オウンドメディアで成功するための戦略的コンテンツマーケティング

開かれた本と男性の手

『オウンドメディアで成功するための戦略的コンテンツマーケティング』は、アメリカのコンテンツマーケティング協会(Content Marketing Institute)創設者と招へい戦略家の共著です。著者のジョー・ピュリッジ氏は2015年には『Content Inc.』(日本語未翻訳)を出版し、ベストセラーになっています。コンテンツマーケティング戦略とコンテンツマーケティングのプロセスの2部構成で、それぞれについて現場目線で詳しく書かれています。

具体的なオウンドメディアの成功事例やデータを交えながら、オウンドメディアを成功させるためのテクニックについて詳しく解説しています。すでにオウンドメディアを運営しており、基本的な知識のある人や実務の責任者が戦略を学ぶのに適している本です。

著者 ジョー・ピュリッジ、ロバート・ローズ
出版元 ‎翔泳社
発売日 2013年5月24日
公式サイト https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798130873

オウンドメディアの戦略が学べる本おすすめランキング3位:Web制作・運用バイブル 2022 あらゆるネットビジネスの手順・手配方法の手引書

ノートパソコンで作業をする女性

オウンドメディアのなかでもWEBサイトの制作・運用をメインに書かれている『Web制作・運用バイブル 2022 あらゆるネットビジネスの手順・手配方法の手引書』。全6章からなる本書は「サイトを考える」から「サイトを作る」「サイトにユーザーを集める」などのプロセスごとに細かく丁寧に書かれています。

図やイラストが多いのが特徴で、視覚的に分かりやすい内容です。最初から読み込まなくても、オウンドメディアの運用で疑問点が出たときや新たな施策を打ち出したいときなどに、必要な箇所を読むのがよいでしょう。新たなアイデアが生まれ、改善施策などが建てやすくなります。

現在のオウンドメディアに欠かせないSNSの活用方法やWEB広告の出し方などもレクチャーしており、WEBサイト以外の顧客接点の構築に役立つでしょう。近年の巻末ではWEB解析・支援ツールや顧客体験向上ツールなどのサービス内容を紹介しています。

著者 Web Designing編集部
出版元 マイナビ出版
発売日 2021年11月8日
公式サイト https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=126823

オウンドメディアの戦略が学べる本おすすめランキング4位:現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル

ノートパソコンでコードを書く男性

『現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル』は、オウンドメディア制作におけるSEOの知識とテクニックを解説した本です。実務に役立つあらゆるSEO施策や取り組みの手順、実装方法にまで言及しています。

Chapter10まであり、最初のChapter1ではSEOの概要やGoogle検索エンジン対策など基本的な内容を学べます。さらにGoogleのコンテンツ評価指標の概要を解説して、スパムなどのマイナス評価を回避するための方法やプラス評価のための施策などを紹介。具体的に内部対策や外部対策、被リンク対策など実例を交えながら詳しく解説しています。

SEO対策に限らず、Chapter7ではHTTPS化やモバイル対応、サイトの高速化などのテクニックを解説しており、オウンドメディア運営に役立つ情報が満載です。オウンドメディアに関する基礎知識を習得している中級以上のマーケターやエンジニアにおすすめの本です。

また、「マイナビBOOKS」や「Amazon」で本書を購入した場合には、特典として実務に役立つSEOチェックリストのPDFファイルも付いてきます。
著者 西山 悠太朗、小林睦
出版元 マイナビ出版
発売日 2018年7月26日
公式サイト https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=91949

オウンドメディアの戦略が学べる本おすすめランキング5位:10年つかえるSEOの基本

開かれた本と「SEO」の文字

『10年つかえるSEOの基本』は、オウンドメディア制作・運営に欠かせないSEO対策の入門書として多く読まれている名著です。検索エンジンの仕組みやSEOの重要性からユーザーの検索行動、優れたコンテンツの作り方など幅広く学べます。

フルカラーでキャラクターの会話を中心に解説していく形式をとっており、非常に分かりやすくやさしい内容で読みやすいのが特徴です。オウンドメディア制作の初心者はもちろん、戦略を担当する人もあらためて「ユーザーファースト」のSEOについて認識できる良書といえます。

著者 土居 健太郎
出版元 技術評論社
発売日 2015年4月23日
公式サイト https://gihyo.jp/book/2015/978-4-7741-7324-5

オウンドメディアを本で学んで実践しよう!

オウンドメディア運営に役立つ本をご紹介しました。コンテンツマーケティングやオウンドメディアの第一人者が執筆した名著ばかりです。

これからオウンドメディアの運営に携わる人やすでに運営しているものの成果が上がっていないと感じる人は、これらの本を読んでみましょう。正しい基礎知識が身につき、戦略をたてるための新たなアイデアが生まれます。

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