オウンドメディアのメリット&デメリットをわかりやすく解説! 企業の成功を促す効果的な方法

本記事では、オウンドメディアのメリットやデメリット、運営の際の注意点などについて、詳しく解説します。なぜ企業のオウンドメディアがこんなにも注目を浴びているのか? という根本から紐解き、より円滑にメリットを得る方法や競合他社との差別化など、オウンドメディア立ち上げ後に役立つ情報も交えて解説します。あらためてオウンドメディア運営を見直したい方もお役立てください。

また、オウンドメディアについて知りたい方は以下の記事もご参照ください。

緑の樹木にかぶさった青空に白文字で描かれたowned mediaの文字

【関連記事】オウンドメディアとは? 定義やメリット・デメリットなど基礎知識を解説!

オウンドメディアは自社が所有するメディアの総称です。Webマーケティングでは、顧客にとって有益な情報を発信するWebサイトやブログに限って呼ぶことがあります。この記事では、オウンドメディアの定義やメリット、デメリットなどの基礎知識を解説しています。

近年オウンドメディアに注目が集まる理由~ホームページ制作との違い~

女性の後ろ姿とスマートフォンの画面

人々が自由に情報を選択するコンテンツマーケティングの時代背景

近年、スマートフォンやタブレットなどのデバイスを気軽に持ち歩ける時代になり、いつでもインターネットに触れられる環境が整いました。ユーザーにとって検索エンジンがより身近なツールとなった今、たびたび表示されるWeb広告が煩わしく思われるようになってきています。アプリにおいても、いかに広告表示回数を抑えて利用するか、という需要が高まっており、広告を使った宣伝が難しくなってきているのが現状です。

情報を広告で入手するのではなく、ユーザー自身が検索エンジンで探して自由に情報を選択するようになりました。このような時代背景もあり、現在のユーザーへ向けてユーザーが検索するタイミングでユーザーの望む情報を提供し利益につなげるコンテンツマーケティングが重要になってきています。そして、オウンドメディアの運営もまた、その目的を果たすために適した方法です。

トリプルメディアにおいて重要な役割を担うオウンドメディア

自社で運営するメディアであるオウンドメディア(owned media)は、「トリプルメディア」のひとつです。トリプルメディアとして挙げられるメディアには他に、コストをかけてテレビや雑誌、新聞などへの広告やリスティング広告などを掲載するペイドメディア(paid media)と、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNS、口コミサイト、ブログ記事などのソーシャルメディアがチャネルであるアーンドメディア(earned media)があります。

広告費がかかるペイドメディアと自社でのコントロールが難しいアーンドメディアと比較して、広告費を削減し自社で自由にコントロールしやすいオウンドメディアはトリプルメディアの中でも重要なポジションです。これらの3つのメディアは、それぞれにメリットとデメリットがありますが、継続し組み合わせて運用することで全体の利益につながります。

ペイドメディアとアーンドメディアで獲得したユーザーをオウンドメディアに引き込み、そこでよりユーザーに需要のある情報を提供するといったように、オウンドメディアは活用次第でさまざまな効果を生み出します。

なぜホームページではなくオウンドメディアなのか?

既にホームページがあるのに、なぜさらにオウンドメディアが必要なのか? と疑問に感じることもあるでしょう。自社のホームページもまたオウンドメディアの定義に当てはまりますが、コーポレートサイトであるホームページでは上記で解説したオウンドメディアの効果を上手く発揮できません。

ホームページへの訪問者は、すでに会社の存在を知っていて、より詳しく知りたいユーザーが多くなります。それに対して、オウンドメディアは見込み顧客も含めて集客する目的があります。自社を知らないユーザーの訪問に対して最適な情報を提供する必要があるため、ホームページとオウンドメディアは個々に制作するのが効果的なマーケティング戦略です。

▼オウンドメディアとホームページの違いについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

【関連記事】オウンドメディアとホームページの違いとは? 目的や構築方法など6つの観点から解説

いずれも自社のWebサイトである「オウンドメディア」と「ホームページの違い」を6つの観点から比較し、解説しています。目的やターゲットに応じたメディアを立ち上げることが、企業の利益向上やブランディングにつながります。ホームページとオウンドメディアの違いを理解しましょう。

コストを削減しブランディングを高める! オウンドメディアのメリット

パソコンとタブレットの画面

インターネット広告費の削減につながる

オウンドメディアのメリットでまず注目したいのは、インターネット広告費の削減につながることです。ペイドメディアにおけるリスティング広告のように、インターネット広告を使って集客するには費用がかかります。

これに対してオウンドメディアは、自社で運営するメディアのため、自由な発信ができ、広告費をかけずに宣伝することが可能です。ターゲットに対して明確にアプローチする上では難点もあり、オウンドメディア制作費は必要になる場合がありますが、コストを抑えて集客したい場合に広告費を節約できるのは大きな利点です。

ブランディング施策に有効

オウンドメディアは、ホームページでは伝えきれない自社の魅力や、商品、サービスなどの情報をさまざまな表現で発信することができるため、ブランディングに最適です。それぞれのトピックに対して細かく取り上げることができ、ユーザーが知りたい情報をダイレクトに提供できます。

また、充実した内容で専門性の高い記事を提供できれば、特定のジャンルの専門家として認知され信用度もさらに高まるでしょう。ブランドの価値を1ページでコンパクトにまとめる必要もなく、深く掘り下げて複数の記事で取り上げることも可能です。これらの記事の蓄積によって、より明確に表現することができるのもオウンドメディアの魅力です。

顧客のロイヤリティ獲得&ファン化に効果的

オウンドメディアのブランディング効果とあわせて、顧客のロイヤリティ獲得にもつなげることができます。オウンドメディアは、ユーザーとのコミュニケーションの場としても活用できるため、商品やサービスについてもより深く理解してもらうことができます。

これによって、その商品やサービスに愛着が生まれる可能性が高まり、顧客のロイヤリティ獲得ののち、商品やサービスだけではなく自社のファン化につなげることもできるでしょう。ファン化によってさらなる売上が見込めるというメリットも期待できます。

オウンドメディアの運営そのものが資産になる

インターネット広告やSNSでの発信などは、その場限りで情報が埋もれていってしまうことがよく見られますが、オウンドメディアは記事を蓄積できるのが大きな特徴です。蓄積された記事そのものが実績となり、全て資産になります。

また、一度掲載すればユーザーの長期的な利用が期待できます。記事の掲載場所を整理しておけば、ユーザーは過去の記事でも簡単に探すことができるため、需要のある情報を効果的に提供することができるでしょう。過去記事の編集やリライトによって、個々の記事の質を高めることもでき、新鮮な情報を常にキープすることでさらに価値が上がります。

オリジナリティを発揮できる

ペイドメディアとアーンドメディアとの比較でもわかるように、オウンドメディアはコンテンツの内容からWebページのデザインまで自由に制作できることが魅力です。会員登録機能やメールマガジン配信機能などの機能設定も工夫することで、Webマーケティングにより役立つメディアに成長させることも可能です。

口コミなどの評判に左右されることなくコンテンツを発信しやすいため、個性を十分に活かすことができるでしょう。オリジナリティを発揮することで競合他社との差別化にもつながります。

オウンドメディア運営にはコツも必要! デメリットと注意点

付箋紙がたくさん貼られたパソコン画面

即効性がないため長期的な戦略が必要

オウンドメディアで注意しておきたいのは、メディアを構築しても期待する効果をすぐに得られないことが多い点です。運営し始めの頃は記事数が少ないためPV数も上がらず、新規のユーザーの獲得や集客に十分な情報が足りていません。

そのため、準備期間を設けて結果を急がずに長期的な施策を行うようにしましょう。記事を書いて投稿し続けることで、PV数やアクセス数が上がるスピードもアップしていきます。その上で、時間をかけてコンテンツの価値を高めていくことも必要です。

コンテンツ制作のための知識や費用が必要

オウンドメディアで大切になる上質なコンテンツ制作には、ある程度の知識やスキルが必要になることもおさえておきましょう。獲得したいユーザー層の需要に合う上質なコンテンツを制作し、かつ検索されるためにSEO対策などを施す必要があります。

自社での制作が難しい場合は代行業者に依頼する方法がありますが、その場合も費用がかかる上、外注しても必ず上手くいくとは言えないのが難点です。例えば、自社のノウハウを記事にしたい場合、外部への依頼では内容が希薄になってしまうケースもあります。広告費はかからないものの、オウンドメディア運営においてコンテンツ制作に関連するコストの必要性は把握しておきましょう。

ユーザーを満足させるコンテンツ&競合相手に勝つことが必要

上記でも触れましたが、オウンドメディアでは良質なコンテンツでユーザーの興味を引き満足させることが不可欠です。さらに、近年オウンドメディアに注目が集まる中、競合相手が増加し競争率が上がったことでさらに難易度が高まりつつあります。

コンテンツにかなり力を入れているのにGoogleで検索上位に表示されないケースでは、コンテンツの内容だけでなくGoogle側の分析やドメインなども関係するため一概には言えません。とはいえ、常にユーザーにとってわかりやすい良質なコンテンツの提供と競合他社に負けない独自性を念頭に置いて制作することは大切です。

メリットを得られるオウンドメディアに! 構築の具体的な要素

積み重ねられたコインから生える植物

目的・ペルソナ・コンセプトなどの基礎設定

まず、オウンドメディアの内容について、全体的な設計を立てることが必要です。その中でも、オウンドメディアを構築する目的は明確にしておきましょう。何を目的にしてどのような利益を得たいのかによって、今後の方向性が変わってきます。社内で体制を調える際に、メリットにつながる土台をしっかりと作っておきましょう。土台があることで、サイト名などもスムーズに考えやすくなります。

オウンドメディアの目的がはっきり定まったら、ペルソナやコンセプトを設定していきます。これらの設定もイメージだけで決めるのではなく、ユーザー分析を行いターゲット層に当てはまる内容にすることがポイントです。

Webサイト制作のためのデザインや機能を決める

オウンドメディアを構築する上で、Webサイトのデザインや機能を決めることも大切なポイントです。オウンドメディアはCMSを導入することで手軽に作成できますが、デザインによって独自性を表現できるためレイアウトなども工夫して目的やコンセプトに見合ったものにしましょう。

機能については、コンテンツの作成や更新、管理に役立つ機能のほか、ソーシャルメディアとの連携機能や会員登録機能など、集客や売上増加に役立つ機能も取り入れると役立ちます。これらの機能も、得たいメリットに合わせて効果的なものを設定しましょう。

価値のあるコンテンツを制作する

価値のあるコンテンツを発信することは、メリットの多いオウンドメディアを構築する上でとても重要なポイントです。訪問するユーザーや自社のターゲット層にとって価値のあるコンテンツであることも見落とさないようにしましょう。

記事の掲載数を上げることや、SEOキーワードの数、文字数が~以上~以下、などの数値だけにこだわってしまうと本来の内容がおろそかになってしまう場合もあるため注意が必要です。高品質の記事に仕上げるためには、構成からしっかりと練り上げ、ユーザーの需要にあった意味のあるコンテンツを掲載することが大切です。

オウンドメディア活用でメリットを最大限得るためのコツ

黒い背景で光るクエスチョンマーク

目先の利益に注目せず、予算や人材に余裕を持つ

オウンドメディアではすぐに成果を得ることが期待できないため、長期の計画が必要になります。目先の利益には注目せず、継続したのちの結果に焦点を当てましょう。そのためには、継続して運営していく上での予算や人材も必要になります。成果が出る前に費用や人手が不足して継続が難しくなる、ということのないように、余裕を持って計画しておくことが大切です。

また、継続においては、運営のスピードやエネルギーのかけ方もバランス良く進めていくことがポイントです。定期的に記事を更新し続けるにはある程度の根気も必要になるため、最初から急ピッチで取り組むのではなく、社内で無理のない範囲で進めていきましょう。挫折しないためには、モチベーションの継続も大切です。

ニーズに合ったコンテンツ&ユーザーファーストの徹底

ユーザーの需要にあったコンテンツを提供する上で、自社の情報発信に特化し過ぎないことも気を付けておきましょう。コンテンツ制作でユーザーファーストの認識を徹底することは、コンテンツの価値を高めるためにも大切なポイントです。いくら自社の商品やサービスのメリットを伝えても、それがユーザーのニーズに合っていなければオウンドメディアでメリットを得ることは難しくなります。

まずはユーザーの期待に応える情報を提供すること、その上で自社の魅力や利用することで得られるユーザーの利点などを上手に盛り込みましょう。

検索上位に表示されるためのSEO対策

オウンドメディアによって得られる全てのメリットは、最終的にユーザーにコンテンツを見てもらうことで発生します。どんなに価値のあるものを作成しても、それが多くの人の目に留まらなければ意味がありません。そのため、検索エンジンで上位に掲載されるためのSEO対策は必須となります。

記事制作においてはSEOキーワード選定が役立ちますが、この場合もコンテンツの質が低下しないようにキーワードを盛り込むようにしましょう。そのほか、内部リンクを適切な場所に設置することもポイントです。

また、SEO対策は記事制作時だけでなく、オウンドメディアの構築時に意識しておくことも大切です。ディレクトリ構造やWebサイトの表示速度、モバイル対応が行われているかどうか、なども大切な要素となりますので、全体を通してSEO対策を極めていきましょう。SEO対策に役立つツールは無料で使えるものもあるため、コストを抑えて活用することも可能です。

トリプルメディアの連携でWebマーケティングの成功へ

オウンドメディアによってメリットを得るためには、オウンドメディアだけに注目するのではなく、トリプルメディアのひとつとして効果的に運用していくのも成功への近道です。オウンドメディアやペイドメディア、アーンドメディアは、それぞれ発信者が異なり、強みも個々にあります。

ペイドメディアやアーンドメディアの特性を活かして利用することで、オウンドメディアのメリットが得られやすくなるため、トリプルメディアの連携も意識しておきましょう。

▼ペイドメディアやアーンドメディアについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

【関連記事】ペイドメディアの役割とは? オウンドメディアとの違いや活用方法を紹介

ペイドメディアの役割や効果的な活用方法を分かりやすく解説します。オウンドメディア、アーンドメディアとの違いや、トリプルメディアとPESOモデルの概要についてもまとめました。ペイドメディアを正しく理解してマーケティングに活用しましょう。


【関連記事】アーンドメディアとは? 種類や活用方法、オウンドメディアとの違いも解説

アーンドメディアの種類や役割、効果的な活用方法を詳しく解説します。オウンドメディアやペイドメディアとの違いについてもまとめました。アーンドメディアを正しく理解して、マーケティングに活用しましょう。

オウンドメディアの成長がメリットを増やす~競合他社に勝つ差別化も意識~

同じ画面のパソコン、タブレット、スマートフォン

オウンドメディアが成長し訪問者が増えれば、その分メリットが期待できます。競争率の高い中で自社オウンドメディアの成長を促すには、いかに競合他社と差別化ができているかも重要になるため、独自性と差別化についても意識していきましょう。

競合サイトについて知る

オウンドメディアの記事が検索上位に上がりにくい原因には、競合サイトとの競争率の影響もあります。自社オウンドメディアをより成長させるためには、他社オウンドメディアの存在を把握し、そのWebサイトの優れた部分や人気の根本を探ることも役立ちます。

競合サイトの分析を行った上で、自社オウンドメディアとの差別化を図ることがポイントです。また、競合サイトの分析を行うと、自社オウンドメディアの発展に役立つヒントや、ユーザーが求めている内容のトレンド情報が得られる場合もあり、コンテンツ制作にも参考になります。

ユーザー視点での見直し&ゆるぎないコンテンツの軸もポイント

競合他社との差別化を図ろうとするあまり、本来の自社オウンドメディアの目的やコンセプトから遠ざかってしまうことも珍しくありません。オウンドメディアの運営はあくまでもユーザー視点であることを忘れないようにしましょう。

ユーザーが求める情報の提供を常に心掛けること、コンテンツの軸がぶれないようにすることが大切です。まだ広く取り上げられていないトピックでかつ需要のある内容を探すなど、ユーザーのニーズを深く掘り下げて記事制作の見直しを行っていきましょう。

オウンドメディアの成功事例から学ぶ! 目的達成への流れ

青空の下で広い大地に通る1本の道

自社のオウンドメディア制作の具体的なイメージがつかめないときには、他社のオウンドメディア成功事例の一覧を資料として検証するのもおすすめです。

オウンドメディアの目的には、ブランディングやSNS集客、採用促進などそれぞれ特徴があり、それによって個々の得られるメリットも変わってきます。他社オウンドメディアの目的と成功への道のりを知ることで、自社オウンドメディアの方向性や成功のイメージも見えやすくなるでしょう。

▼成功しているオウンドメディアの事例については、こちらの記事でご紹介しています。

【関連記事】多様なジャンルのオウンドメディア成功事例を活用してSEO上位ランキングを目指そう!

今や自社のオウンドメディアを運用する企業が当たり前になってきていますが、その中でも本当に成功しているメディアはどのようなものなのか、より多くの人の目に留まるような上位ランキングに入るにはどうすればいいのかといった疑問を解決するべく、様々な成功事例をご紹介しています。オウンドメディア構築運営にあたり是非参考にしてください。

メリットを上手に獲得すれば、起死回生の鍵も握るオウンドメディアに!

オウンドメディアの運営では、いくつかの失敗を経て成功している例もあるため、長い目で見ながら成功につなげましょう。

効果的な手法で取り組めば、自社ブランドの起死回生につながることもあります。期待以上のメリットを得られるオウンドメディアに仕上げましょう。

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