コンテンツマーケティングとSEOの違いとは? SEOを使った成功へ導くマーケティング施策・方法を解説

自社のWebサイトを運営するにあたって、コンテンツマーケティングもSEOも欠かせないものです。しかし、コンテンツマーケティングとSEOを混同して捉えてしまっているケースが少なくありません。

本記事では、それぞれの違いや混同して考えてしまうことのリスクなどを紹介しながら、正しく把握してコンテンツマーケティング施策、SEO施策を実施することが大事である理由を解説します。

「Webサイトを運営しているけれど、違いを分かっていない」「改めて理解し、運用に生かしたい」という担当者はぜひ参考にしてください。

コンテンツマーケティングについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もご参照ください。

【関連記事】【2022年版】コンテンツマーケティング完全ガイド

コンテンツマーケティングとは、記事や動画などのコンテンツを通してユーザーに価値ある情報を提供し、認知度や売り上げの向上などを目指す施策です。多くの企業が取り組んでおり、今や定番のマーケティング手法ですが、実践手順やポイントなどがわからない方もいらっしゃるかもしれません。本 記事では、コンテンツマーケティングの基礎知識やポイント、成功事例を解説します。

コンテンツマーケティングとSEOの違い

サイトの構成案が書かれたノート

ユーザーが求めるコンテンツの提供という意味では、コンテンツマーケティングもSEOも共通する部分があります。そのため、両者は混同されがちですが、「狙う対象(ターゲット)」や「コンテンツの内容」「集客手法」など、細かく比較すると違いが見えてきます。

以下は、混同されがちなコンテンツマーケティングとSEOの違いを一覧で比較した表です。

  コンテンツマーケティング SEO

(検索エンジン最適化)

対象(ターゲット) 購買意欲のある

見込み客全般

検索エンジンを利用して

検索している見込み客

目的を達成するためのプロセス 複数の形態で、ターゲットにとって有益な情報や欲しがる情報の提供をしてコンバージョンにつなげる 検索結果で上位表示させてコンバージョンにつなげる
コンテンツの内容 「認知」や「購入を促す」だけでなく、顧客との関係を構築する役割も担うコンテンツ 検索意図を意識したコンテンツ
集客手法 検索エンジン、メルマガ、SNS、各種広告、

プレスリリースなど

検索エンジン

以下で詳しく解説します。

対象(ターゲット)

コンテンツマーケティングもSEOも、主なターゲット対象は見込み客です。ただし、見込み客といっても、コンテンツマーケティングとSEOでは、商品やサービスに対する「認知」に差があります。

コンテンツマーケティングは、具体的には「購買意欲のある」見込み客全般が対象です。すでに商品やサービスが気になっている状況のユーザーを含むケースが多く、比較・検討をした上で購入や申込といった行動をする可能性が高いユーザーと言えます。

一方のSEOは、同じ見込み客でも、検索エンジンを利用して情報を探している見込み客です。具体的には、「購入・申込の前段階にある見込み客」が主な対象となります。そのため、自社商品やサービスを認知していない人を含むケースも多い状況です。

検索エンジンを利用するユーザーは、特定のサービスや商品を探している見込み客というよりも、「自分の悩みや疑問を解決できるサービス・商品があるのか」「どうすれば解決できるのか」といった状況であることが多く、同じ見込み客でもコンテンツマーケティングの対象とは少し異なります。

つまり、コンテンツマーケティングとSEOでは、ターゲットに差があり、アプローチの仕方や目指すべきコンテンツの方向性も変わってくるため、両者の違いをよく理解しておくことが重要です。

目的を達成するためのプロセス

コンテンツマーケティングもSEOも、コンバージョンという点では目的が共通していますが、コンバージョンという目的を達成するまでのプロセスに違いがあります。

コンテンツマーケティングは、さまざまな形態のコンテンツで、ターゲットにとって有益な情報や欲しがる情報の提供をしてコンバージョンにつなげています。

SEOは、そのコンテンツマーケティングにおける対策のひとつです。具体的には、検索結果で上位表示させることで、コンバージョンという目的を達成しています。

コンテンツの内容

コンテンツマーケティングとSEO、それぞれの目的を達成するプロセスの違いにより、コンテンツの内容も異なってきます。

コンテンツマーケティングには、ターゲットの悩みに対して共感・解決へ導くコンテンツを提供する中でニーズを満たしつつ、更に複合的なコンテンツの提供によって関係性を強化してファン化や収益につなげる側面があります。顧客との信頼関係を構築する役割も担っているのです。

一方のSEOは、Googleをはじめとした検索エンジンの検索上位を狙う必要があります。Googleの検索エンジンは、検索クエリ(ユーザーが検索する際の単語の組み合わせ)とコンテンツの関連性を見て評価していますが、SEO対策を意識しすぎると、検索意図だけを意識したコンテンツ内容になりがちです。

そのため、混同するとコンテンツ内容にズレが生じる可能性があります。

集客手段

コンテンツマーケティングとSEOでは、集客手段も大きく異なります。

SEOの場合、チャネルは検索エンジンのみですが、コンテンツマーケティングは、チャネルが多彩です。検索エンジンに加え、各種広告やメルマガ、SNS、プレスリリースなどの選択肢から、ニーズの高いチャネルを選びアプローチすることができます。

コンテンツマーケティングとSEOの混同による3つの弊害

電卓や洗濯ばさみと一緒に置かれたRISKのブロック

ここまでコンテンツマーケティングとSEOの違いを見てきました。なぜ初めに両者の違いについて触れたかというと、コンテンツマーケティングとSEOを混同することで、次のような弊害が生じるからです。

コンテンツマーケティングとSEOの混同による3つの弊害
(1)メインターゲットがブレる
(2)集客メインのコンテンツになってしまう
(3)コンバージョンにつながらない

以下で具体的に解説します。

メインターゲットがブレる

前章でお話しした通り、コンテンツマーケティングとSEOはターゲットが異なります。

コンテンツマーケティングでは、「購買意欲のある見込み客全般」がターゲットです。しかし、SEOは「購入・申込の前段階にある見込み客」となるため、両者を混同している状況では、メインターゲットを読み違えてしまう可能性があります。

そうならないためにも、コンテンツマーケティングとSEOとは異なるということをしっかりと把握した上でWebマーケティングを行うことが大切です。

集客メインのコンテンツになってしまう

コンテンツマーケティングとSEOを混同していると、満たしたいニーズにズレが生じ、本来狙うべきメインターゲットに刺さらない情報を提供することになるかもしれません。

そうなってしまっては、コンバージョンへつなげるための集客ができても、その後のファン化が難しく、ユーザーを惹きつけて収益化していくことが難しい可能性があります。

コンバージョンにつながらない

メインターゲットにブレが生じ、集客メインのコンテンツを制作してしまうと、筋の通ったコンテンツになりません。

結果的にユーザーの離脱などを招き、コンバージョンが期待できない状況を作り出してしまいます。それでは、費やした時間も労力も無駄になってしまうため、そうならないためにも、コンテンツマーケティングとSEOにおける「目的を達成するためのプロセス」や「コンテンツ内容」の違いを理解し、それぞれに応じたコンテンツ制作や導線設計を行うことが大事です。

コンテンツマーケティングでSEOを活用する4つのメリット

赤字でMERITと書かれたノート

ここまでの内容を見て、コンテンツマーケティングとSEOは別物として考えなければならないと思った方がいるかもしれませんが、「違うものだから分けて考えるべき」ということではありません。

SEOにも良い面があり、コンバージョンへつなげるためには、コンテンツマーケティングとSEOの違いを理解し、ターゲットの目に止まるよう、両者をうまく使い分けることが大事です。

そこでこの章では、コンテンツマーケティングにおいてSEOを活用するメリットを4つ紹介します。

広告費をかけずに集客できる

一番のメリットは、SEOを活用したコンテンツマーケティングの実行により、広告費をかけずにコンバージョンへつなげられることです。

SEO自体に広告費はかかりません。SEO対策次第では、良質なコンテンツを運営するための人件費や、コンテンツ制作による外注費、SEO対策に関するコストなどがかかりますが、検索上位をキープすれば、長期的に見ると費用対効果が高く、低コストで集客できます。

そのため、コンテンツマーケティングにおける集客の施策としてSEOは有用です。

認知・ブランディングにつながる

コンテンツマーケティングでSEOを活用すると、企業や商品・サービスの「認知」「ブランディング」につながるのもメリットです。

SEO対策により検索結果の上位に表示されることで、広く認知され、「Googleの検索エンジンに評価された=権威性のあるサイト」「悩みの解決やニーズを満たしてくれるサイト」というユーザー評価につながります。

さらに、そのアクセスした先にあるコンテンツ内容も良質で独自性が高ければ、「知識も技術も確かな企業・商品・サービス」という信頼度・ブランディングの向上にもつながり、購入や成約につながる確率も高められるでしょう。

幅広い顧客を獲得できる

SEOの集客手法である検索エンジンは、誰もが利用できる媒体であるため、あらゆる顧客層にアプローチができるというのもメリットのひとつです。

検索エンジンから流入してくるユーザーは、特定のキーワードで情報を調べ、何らかのニーズを満たすためにWebサイトへやってくるため、キーワードやその組み合わせから目的を読み取ることができます。

ユーザーの欲しい情報や求める情報を提供できれば、購入や成約といったアクションにもつながりやすくなります。幅広い顧客を獲得できるSEOのメリットをうまく活用し、ニーズに合ったコンテンツを提供して、その後の収益化につなげましょう。

長期的な集客効果がある

費用をかけずに、長きにわたってユーザーの流入機会を増やすことができるのも、コンテンツマーケティングにおいてSEOが有用だと言える理由です。

SEOは、検索エンジンに評価されれば、検索結果の上位に表示されます。高い検索順位をキープすることで、持続的な流入も見込めるため、長期的な集客効果という面で、コンテンツマーケティングのSEO施策は欠かせないと言えるでしょう。

コンテンツマーケティングにおける2つの課題と対策

クリップに挟まった「課題」と書かれた紙を差す指差し棒

ここからは、コンテンツマーケティングに取り組む多くの企業が抱える課題について取り上げ、その対策について紹介します。

【課題①】LP(ランディングページ)

コンテンツマーケティングによく見られる課題のひとつが、LP(ランディングページ)です。

LPの最終的な目的を、購入や問い合わせなどのコンバージョンへつなげることと設定した場合、ただ商品やサービスの説明をするだけでは不十分である可能性があります。

ここまで何度かお話しした通り、コンテンツマーケティングでは、ターゲットにとって有益な情報や欲しがる情報の提供をしてコンバージョンにつなげる必要があります。

つまり、コンテンツマーケティングでは、商品やサービスのことだけでなく、「どんなメリット・デメリットがあるのか」「本当に自分に向いているのか」など、それを採用することで得られることを伝えることが重要です。

例えば、SEO経由で流入してきたユーザーであれば、「どのようなキーワードで調べて自社のWebサイトへたどり着いたのか」など、流入ユーザーの経路や目的を分析し、しっかりと問題点やニーズを洗い出して対策することが大切となってきます。

2つの切り口のLPを用意し、A/Bテストで成果やユーザーの動向を調べるなど、できる対策から始めましょう。

【課題②】既存コンテンツ

次に紹介するのが、既存コンテンツにおける課題です。

「すでに公開されているコンテンツの目的がバラバラ」というサイト自体に問題があるケースでつまづく企業は少なくありません。

そのため、既存コンテンツに課題がある場合は、まずコンテンツの精査から始めましょう。

▼コンテンツ精査の事例
・自社がターゲットとするユーザーが抱える悩みや課題にフォーカスできているか
・検索ボリュームや流入のニーズから、「購入手前の比較検討段階か」「認知したばかりのユーザーか」を見極める

統一性のあるコンテンツに最適化するためにも、アピールしたい商品・サービス以外はコンテンツ作成の対象から外し、ニーズに合った言葉選びで有用性のある独自コンテンツに仕上げましょう。

ターゲットの欲求を満たすコンテンツマーケティングの手法

Webサイトが表示されたデスクトップパソコン

コンテンツマーケティングにおいてSEOをうまく活用することは大事です。しかし、集客範囲の広いコンテンツマーケティングで成功するためには、SEO以外の施策にも取り組むことがポイントとなります。

そこで最後に、コンテンツマーケティングにおける具体的な施策として、次の3つの手法を紹介します。

コンテンツマーケティングに向いている3つの手法
(1)ホワイトペーパーの配布
(2)動画コンテンツの活用
(3)ECサイトへの誘導

ひとつずつ見ていきましょう。

ホワイトペーパーの配布

まず1つ目の施策が、ホワイトペーパーの配布です。ホワイトペーパーとは、1つのコンテンツでは伝えきれない有益な情報をまとめた、「自社サービスを強く広めるためのマーケティングツール」です。

具体的には、ノウハウやアンケートなど、見込み客がほしい情報をまとめたPDF資料や無料の電子パンフレットなどがあげられます。

ホワイトペーパーを利用することで、情報収集が目的の顕在層・潜在層の両方をターゲットにできるのも施策としておすすめする理由です。

ホワイトペーパーでより深く商品やサービスについて理解してもらえるため、具体的な検討や購入を促す効果が期待できるでしょう。

動画コンテンツの活用

ユーザーの瞬間的な理解力を高めるという面では、動画コンテンツを活用した施策がおすすめです。

テキストで魅力的なコンテンツに仕上げることも大切ですが、忙しいユーザーはすべてを読んでくれません。多くの情報があふれる中で、ユーザーは遷移先のWebサイトの目次やコンテンツタイトル、図表などを見て、一瞬の判断で自分にとって得られるものがあるサイトかどうかを判断しています。

印象にも残りやすく、ユーザーを惹きつける効果も期待できる動画コンテンツなら、そのユーザーの一瞬に大きなインパクトを与えることができます。Webマーケティングにおいて有用な見せ方のひとつであるため、コンテンツマーケティングにおいてもうまく活用したい施策と言えるでしょう。

ECサイトへの誘導

ECサイトへ誘導する手法も、コンテンツマーケティングにおける施策のひとつです。なぜなら、コンテンツマーケティングだけで収益化するのは難しいからです。

ただし、ユーザーを自然な形でECサイトへ誘導したいのであれば、コンテンツとECサイトの整合性を図る必要があります。

・コンテンツマーケティングを営業ツールとして活用し、魅力を伝えることでECサイトへ誘導する
・コンテンツマーケティングを最終的な意思決定の場と捉え、悩み・課題の解決をする中でECサイトへ誘導する

このように、ユーザーが抵抗なくECサイトへ進めるような「適切な導線」を考え、誘導しましょう。

ここで紹介した以外にも、利用者向けセミナーやメルマガ配信、ブログ投稿など、さまざまな手法があります。

▼コンテンツマーケティングの様々な種類については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

【関連記事】コンテンツマーケティングの種類と活用方法を徹底解説! メリットや戦略の立て方、成果獲得のポイントも

コンテンツマーケティングにはどのような種類があるのか、施策の種類や効果、活用方法をまとめました。コンテンツマーケティングのメリット・デメリット、戦略の立て方、成果獲得のポイントなども詳しく解説します。

SEOとの違いを理解してうまく使い分けよう

コンテンツマーケティングとSEOを混同したままでは、SEO施策もコンテンツマーケティングの施策も中途半端になってしまいます。それでは、コンテンツ制作やSEO対策に割いたリソースも無駄になってしまうため、それぞれの違いや役割をしっかりと理解し、効率よく活用してWebサイトを運用することが大事です。

具体的な課題やおすすめの手法までを紹介していますので、ぜひ本記事を参考にしてコンテンツマーケティングに取り組んでみてください。

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