オウンドメディアの代行とは? 制作・運用代行会社の費用相場も紹介

オウンドメディアを立ち上げて企業活動を行いたい、しかしオウンドメディアの制作や運用を自社内で行うのが難しいとお悩みの担当者様は多いのではないでしょうか。自社内でオウンドメディアの制作・運用が難しい場合には、代行会社を利用するとよいでしょう。

本記事では、オウンドメディアの代行にはどのようなものがあるのか、また費用相場や具体的な代行会社、および利用するメリット・デメリットを紹介します。本記事を参考に、オウンドメディアの代行を取り入れてみてください。

オウンドメディアについて知りたい方は以下の記事もご参照ください。

緑の樹木にかぶさった青空に白文字で描かれたowned mediaの文字

【関連記事】オウンドメディアとは? 定義やメリット・デメリットなど基礎知識を解説!

オウンドメディアは自社が所有するメディアの総称です。Webマーケティングでは、顧客にとって有益な情報を発信するWebサイトやブログに限って呼ぶことがあります。この記事では、オウンドメディアの定義やメリット、デメリットなどの基礎知識を解説しています。

オウンドメディアの代行の種類

A、B、Cの選択肢

オウンドメディアの代行は、代行会社や契約内容によって代行範囲が様々あります。多く利用される代行内容には、オウンドメディアのサイト制作・構築やオウンドメディアに掲載するコンテンツ制作、サイト制作・構築やコンテンツ制作を含めた運用全般の代行などがあります。

主な代行業務にかかる費用の相場は後ほど紹介しますが、代行範囲によって費用は大きく異なります。プロに業務を代行してもらえる代行業務は非常に効果的なものですが、何でも代行に任せる状況になると、コストがかさむ上に自社内にナレッジがたまらなくなってしまいます。オウンドメディアの代行を依頼する際には、どこまでの対応を代行範囲とするのかをよく検討して決める必要があるでしょう。

オウンドメディアの代行は必要?

考える男性

オウンドメディアの運用を行うのに、必ずしも代行は必要ありません。しかし、オウンドメディアの運用には、サイト制作・構築やコンテンツ制作、サイト管理、SEO対策、データ分析など様々な対応が必要です。これらの対応にはそれぞれ専門性が求められるため、自社内で全てをまかなおうとすると、人材確保や人件費などの課題が発生しやすくなります。

オウンドメディアの代行は、コストこそかかりますが、適切な会社を選べば品質の高い代行業務を行ってくれます。代行をうまく活用すれば、オウンドメディアの運用コスト削減や成果アップにつながるでしょう。また、自社運用では思うような成果が出ないため、一時的に代行を利用してノウハウを吸収したいというような使い方も効果的です。代行会社によっては、自社ノウハウの蓄積を支援するサービスを提供しているところもありますので、有効に活用しましょう。

オウンドメディアの制作・構築代行のサービス内容

Webサイトのデザイン

ここからは、オウンドメディアの代行における各種サービス内容を紹介します。まずはオウンドメディアのサイト制作・構築代行を見ていきましょう。

オウンドメディアサイトの戦略設計

オウンドメディアサイトの戦略設計は、今後の運用の根幹となる大切な部分です。オウンドメディアサイトの戦略設計の代行では、どのような用途でオウンドメディアを利用したいのかをヒアリングし、運用目的や既存の顧客層、オウンドメディアでペルソナにする顧客層にあわせ、オウンドメディアの戦略設計を行います。

また、オウンドメディアの戦略設計を行う際には、市場や競合他社サイトのリサーチと差別化が重要になります。SEO対策にも関わる専門性が必要になる部分です。自社内でリサーチやSEO対策を任せられる人材がいない場合は、代行を利用するとよいでしょう。

オウンドメディアサイトのデザイン設計

オウンドメディアサイトのデザイン設計では、運用目的やペルソナにあわせ、サイトのデザインや導線設計を行います。オウンドメディアサイトにおけるデザイン設計には、閲覧者への印象付けや競合他社サイトとの差別化、洗練されたデザインによるブランディング、色彩効果を活用した行動促進、視認性による離脱防止などの様々な目的があります。

オウンドメディアにおける成功事例を見ると、いずれのサイトでも戦略にあわせたデザイン設計がなされています。成功事例をリサーチしてデザイン設計の参考にすることはできますが、自社内での対応が難しい場合には代行を利用するとよいでしょう。

オウンドメディアサイトの制作・構築

オウンドメディアサイトの制作・構築では、戦略設計やデザイン設計に基づき、実際のオウンドメディアサイトの制作・構築を行います。オウンドメディアサイトの制作・構築方法には、オウンドメディア用として運営事業者から提供されているサービスを利用する、自社でサーバーを借り、CMSを利用して構築するなどがあります。

後者の自社でサーバーを借り、CMSを利用して構築する方法には、ドメインの設定やHTML・CSSといったWebサイト制作を行うための専門的知識が必要です。不十分な知識のままサイトを制作すると、コンテンツによってサイトデザインが崩れる、後からカスタマイズができないなどのトラブルが発生する可能性がありますので注意しましょう。

オウンドメディアのコンテンツ制作代行のサービス内容

ブログを書いている画像

オウンドメディア向けの、コンテンツ制作代行のサービス内容を紹介します。

コンテンツのSEO対策

コンテンツのSEO対策では、運用目的やペルソナにあわせ、コンテンツで狙うキーワードの選定やSEO対策を行います。SEO対策はオウンドメディア運用の肝となる部分です。SEO対策がおそろかになると、誰にも見られることのないコンテンツだけが量産されていき、結果いつまで経ってもオウンドメディアで成果を得られない状況に陥る可能性があります。

SEO対策は検索エンジンのアルゴリズム変動によって対策方法が不定期で変わるため、安定して検索上位表示を保つためには高い専門性が必要です。SEO対策の内製はハードルが高くなりやすいため、うまく代行を活用するとよいでしょう。コンテンツ制作の費用を抑えたいという場合には、代行の利用ではなくSEO対策ツールを導入する方法もあります。SEO対策ツールをうまく活用できれば、代行よりもコストを抑えたコンテンツ制作ができる可能性があるため、検討してみるとよいでしょう。

コンテンツの制作

コンテンツの制作では、SEO対策の内容をもとにコンテンツの制作を行います。オウンドメディアで成果をあげるために、SEO対策は大切ですが、そもそも掲載しているコンテンツの数が少ない状態では、大きな成果は得られないでしょう。コンテンツを多く制作するためには、コンテンツを制作するライターを確保する必要があります。

自社内で十分な人数のライター確保が難しい場合には代行を利用するのも手でしょう。また、クラウドソーシングサービスをうまく活用すれば、代行会社に依頼するよりもコストを抑えてコンテンツ制作を依頼することも可能です。

オウンドメディアの運用代行のサービス内容

データが表示されたタブレット

オウンドメディアの運用全般を行う運用代行のサービス内容を紹介します。

オウンドメディアサイト管理

オウンドメディアサイト管理では、オウンドメディアサイト自体や掲載しているコンテンツの管理を行います。オウンドメディアサイトの構築方法にもよりますが、自社でサーバを借りCMSを利用して構築している場合、CMSの定期的なアップデートやセキュリティ対策が必要です。また、CMSのアップデートによりコンテンツのデザインや表記崩れが発生する可能性があるため、適切に管理を行わないとユーザビリティが損なわれてしまいます。

オウンドメディアサイトの管理代行は非常に便利ですが、あらかじめ代行範囲を明確にしておかなければトラブルの元にもなります。代行の依頼時には、アップデートやセキュリティ設定など代行を依頼する具体的な対応を決め、責任分界点を明確にしましょう。また、セキュリティ上、代行範囲に応じて必要な権限のみを代行会社に渡すようにしましょう。

コンテンツ制作

コンテンツ制作では、コンテンツ制作代行で紹介したサービス内容と同様に、SEO対策を盛り込んだコンテンツ制作を行います。どのような内容のコンテンツを作るかという部分の案出しは必要ですが、コンテンツ制作代行を活用するとコンテンツ制作にかかる手間を大幅に削減できます。

データをもとにしたSEO対策の改善

データをもとにしたSEO対策の改善では、GoogleアナリティクスやGoogle Search Consoleなどのツールで得られたユーザーデータをもとに、SEO対策の改善を行います。データを収集すれば、「コンテンツの閲覧数は多いが滞在時間が少なくすぐに離脱している」「導線を設置しているのに購買に至らない」などの成果があがらない原因がわかりやすくなります。定期的にデータをもとにしたコンテンツの改善を行えば、よりオウンドメディアでの成果をあげやすくなるでしょう。

また、データを収集していると、当初狙っていたキーワード以外からの流入が多い、当初狙っていたペルソナではない層の閲覧者が多いなどの発見がうまれることがあります。適切にデータ収集を行えば、新しい市場の開拓や新規顧客層の獲得などにもつなげられるでしょう。

オウンドメディアの代行を利用するメリット

上昇するグラフ

オウンドメディアの代行は非常に便利なものですが、利用することで具体的にどのようなメリットを得られるのでしょうか。ここではオウンドメディアの代行を利用するメリットを3つ紹介します。

社員が他のコア業務に注力できるようになる

オウンドメディアの構築・運用には、代行のサービス内容で紹介した対応やその他の細かい作業を含めると様々な対応が必要であり、手間がかかるものです。代行を利用してオウンドメディアの運用に係る工数が削減されれば、社員はその分他のコア業務に注力できるようになります。

専門人材をアウトソーシングできる

オウンドメディアの構築・運用には、基本的なITスキルに加え、SEO対策やライティング、HTML・CSSといった言語理解など専門的なスキルが必要になります。専門的な人材を自社内のみで揃えようとすると採用コストが高くなりやすく、安定した人材確保ができるかという問題も出てきます。

一方、代行を利用すれば、専門人材を揃えた会社に対応を代行してもらえるため、自社内で揃える人材は必要最低限ですみます。また、実績のある代行会社では複数のオウンドメディアの代行業務を行っているため、ナレッジが豊富です。自社で専門人材を確保せずとも、豊富なナレッジを持った専門性をアウトソーシングできるのは代行の大きなメリットと言えるでしょう。

客観的なデータの分析ができる

自社内でデータ分析を行っていると、意図せず組織として注力したいコンテンツを優先し、実際に成果につながりやすいコンテンツの改善が疎かになる場合があります。組織として推したいコンテンツに力をいれるのは必ずしも悪いことではありませんが、成果があがりやすいコンテンツを疎かにして機会損失が発生する状況は避けたほうがよいでしょう。

代行会社にデータ分析を依頼すれば、客観的なデータに基づく判断ができるため、上記のような機会損失が発生しにくくなります。また、組織外の視点で分析を行うため、自組織の分析では気付かなかった知見が得られることも多いでしょう。

オウンドメディアの代行を利用するデメリット

浮かない表情

オウンドメディアの代行には様々なメリットがある一方で、デメリットも存在します。代行を利用する前に、デメリットもしっかり把握しておきましょう。

代行費用がかかる

代行の利用には少なくない費用がかかります。代行は非常に便利なものですが、コストパフォーマンスを意識して利用しなければ、オウンドメディアの運用コストが高くなり、運用継続自体が難しくなってしまいます。代行を利用する際には、オウンドメディアの運用にかけられる予算と照らし合わせ、どこまでを代行に依頼するかをよく検討するようにしましょう。

情報漏洩などのセキュリティインシデントが発生する可能性がある

オウンドメディアの代行では、代行会社と内部情報をやり取りする機会が増えるため、情報漏洩などのセキュリティインシデントが発生するリスクが高くなります。また、代行に依頼していたセキュリティ対策が不十分だった場合、不正アクセスなどが発生するリスクもあるでしょう。

セキュリティリスクを抑えるためには、情報の取り扱いに配慮した代行会社を選ぶ、代行実績が豊富な代行会社を選ぶといった対策が重要です。また、万一のセキュリティインシデント発生に備え、連絡体制の整備などを事前に行っておきましょう。

オウンドメディアの代行費用相場

お金と電卓

オウンドメディアの代行にはどの程度の費用がかかるものなのでしょうか。ここではオウンドメディアのサイト制作・構築、コンテンツ制作、運用代行それぞれの費用相場を紹介します。いずれの代行においても、まずは相場を参考に複数社で見積もりをとり、サービス内容を比較して選ぶとよいでしょう。

まず、オウンドメディアサイト制作・構築においては、サイトの規模にもよりますが、中小規模であれば50万円~100万円程度が相場になります。もちろん最低限の情報だけ掲載したホームページのようなものであれば数万円程度でできる場合もありますし、本格的なもの・大規模なものになれば数百万円以上かかる場合もあります。

コンテンツ制作においては、月額費用か記事一本あたりのスポット費用かは代行会社により異なりますが、相場としては記事一本あたり数万円程度です。多くの場合、この費用のなかにSEO対策費用なども含まれています。

コンテンツ制作は、クラウドソーシングを利用すれば記事一本あたり数千円程度で記事作成してもらうこともできますが、ライターへの明確な指示が必要、自社側で細かい編集が必要になる場合があるなどのデメリットには注意が必要です。SEO対策も自社側で行う必要があるため、クラウドソーシングでコンテンツ制作を行う場合は、ツールを導入してSEO対策を行うのがよいでしょう。

運用代行の費用相場は、1ヶ月あたり20万円~50万円程度が相場です。こちらもサイト制作・構築と同様、オウンドメディアの規模や代行範囲によって大きく幅があります。大部分を自社で行い、最低限の保守のみを依頼する場合には、より低い費用で依頼可能です。

オウンドメディアの代行会社おすすめ3選

評価が星5つになっている画像

オウンドメディアの代行会社のおすすめを3社紹介します。

FORCE-R株式会社

FORCE-R株式会社はWeb施策のコンサルティングサービスも展開している運用代行会社です。多数の実績を持つ代行会社であり、要望にあわせた範囲の代行を行ってくれます。コンサルティング実績も豊富にあるため、予算に応じてコストパフォーマンスの高い企画提案を行ってくれる点も魅力です。

サポートが充実しているため、Web関連の知識に自信がないという方でも安心して利用することができます。内製化を見据えた運用支援サービスを提供しているため、ノウハウの蓄積にも適した代行会社と言えるでしょう。

Appmart株式会社

Appmart株式会社はコンテンツマーケティング全般の支援サービスを提供している運用代行会社です。サービス内容が戦略・制作・分析とわかりやすく分類されており、必要な部分だけ代行を依頼できるため、代行を効率的に活用できます。

様々な規模やジャンルの企業支援実績があり、Appmart株式会社のブログでコンテンツマーケティングにおけるノウハウが無料で公開されています。オウンドメディア運用の参考になる情報が多く掲載されていますので、まず目を通してみるのがおすすめです。

株式会社ライトアップ

株式会社ライトアップは大手中堅企業に特化した様々なITサービスを提供している代行会社です。WordPressやMovable Type、Drupalなど様々なCMSでのサイト構築に対応しており、大規模サイトから中小規模サイトまで幅広い実績があります。

コンテンツ制作においても、SEOライティングだけでなくオンライン取材や撮影代行など多様なサービスを提供している点が魅力です。SNS運用代行やメールマーケティングの支援も行っていますので、SNSやメールマーケティングも行っている企業は、一度相談してみるとよいでしょう。

オウンドメディアの代行を活用するポイント

チェックリストの画像

代行のメリットを活かしデメリットを抑えるためには、活用ポイントを意識して利用する必要があります。ここではオウンドメディアの代行を活用するポイントを3つ紹介します。

実績を重視して代行会社を選ぶ

代行会社を選ぶ際には、費用ではなく実績を重視して代行会社を選ぶことが重要です。
オウンドメディアの戦略・設計やSEO対策には明確なひとつの答えというものがないため、高い費用をかけて代行を依頼しても、必ずしも成果が得られるとは限りません。しかし、多くの実績を持ち、多数のオウンドメディアの代行を行っている会社であれば、成果をあげられる可能性は高くなるでしょう。

費用が安い会社のほうが依頼はしやすいですし、費用が高い会社のほうが効果を得られそうだと感じやすいものですが、より重要なのは実績です。代行を依頼しているのに成果がでないという状況にならないよう、実績を重視して代行会社を選びましょう。

コストパフォーマンスを意識する

代行にかかる費用は決して安いものではありません。規模や代行範囲が大きくなるほど代行にかかる費用は高くなっていきますので、うまく代行を活用するためにはバランスが重要になります。自社で対応できる範囲とオウンドメディアにかけられる予算を考慮し、代行範囲を決めるようにしましょう。

代行会社との責任分界点を明確にする

運用代行を利用するデメリットでも解説した通り、万一のトラブル発生に備え、代行会社との責任分界点を明確にしておくことが重要です。責任分界点があいまいなまま代行を依頼すると、トラブルが発生した際にうまく連携ができず、対応が後手後手になってしまいます。また、代行会社との間で責任のなすりつけあいに発展する可能性もあります。代行を利用する際には、契約の時点で責任分界点を明確にし、ドキュメントに残しておくようにしましょう。

まとめ見出し:

オウンドメディアの代行を有効活用してパフォーマンス改善

本記事で紹介したように、オウンドメディアの構築・運用には、オウンドメディアサイトの制作・構築やオウンドメディアに掲載するコンテンツ制作、オウンドメディアサイトおよび掲載コンテンツの管理など様々な対応が必要になります。全てを自社内で実施しようとすると、専門性を持った人材の確保が必要ですし、知識が不足していることにより無駄なコストがかかるリスクがあります。

自社内で全ての対応をまかなうよりは、適宜代行を活用し、オウンドメディアの構築・運用効率化をはかるのがよいでしょう。代行を利用すれば、社内のリソースをコア業務に集中させられるようになり生産性が増すとともに、オウンドメディアの代行を専門性の高い企業に任せることができ、客観的なデータ分析も行えるようになります。

ただし、代行には少なくないコストがかかり、セキュリティ上のリスクが高くなるというデメリットがあります。デメリットを解決し代行を効率的に活用するためには、実績とセキュリティ性を重視して代行会社を選定し、コストパフォーマンスを意識した代行範囲を検討することが重要です。ぜひ、本記事を参考にオウンドメディアの代行を有効活用してみてください。

【パスカル】導入企業、急上昇中!
誰でも簡単に使える『SEOに強い』コンテンツマーケティングツール

パスカルは、簡単な操作で、新しい記事の作り方や既存記事のSEO改善点がわかるコンテンツマーケティングツールです。

※土日含まない4日間使える無料体験版あり!

関連記事