コンテンツマーケティングの手法はブログのみではない! 方法やメリットを解説

公開日:

更新日:

コンバージョンによる企業の売上、顧客満足度の向上を目的にさまざまなマーケティングの手法がもちいられるようになりました。顧客に役立つ情報を提供、配信するコンテンツマーケティングもそのひとつです。一方、企業ブログの制作をコンテンツマーケティングと混同するケースも多くなっています。

実はコンテンツマーケティングの手法はブログだけではありません。本記事では、コンテンツマーケティングとブログの違いに加えて、ブログ以外のコンテンツマーケティングの手法を方法やメリットとともに解説します。

コンテンツマーケティングについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もご参照ください。

【関連記事】【2023年版】コンテンツマーケティング完全ガイド

コンテンツマーケティングとは、記事や動画などのコンテンツを通してユーザーに価値ある情報を提供し、認知度や売り上げの向上などを目指す施策です。多くの企業が取り組んでおり、今や定番のマーケティング手法ですが、実践手順やポイントなどがわからない方もいらっしゃるかもしれません。本 記事では、コンテンツマーケティングの基礎知識やポイント、成功事例を解説します。

コンテンツマーケティングとブログの違い

ワードプレスの投稿画面

企業ブログの制作や運営=コンテンツマーケティングとイメージする人も多いでしょう。コンテンツマーケティングとは、ユーザーの役に立ったり、課題解決につながったりするコンテンツをWebサイトやSNSなどで配信し、コンバージョンにつなげるマーケティング手法です。
そのため、ブログをコンテンツとして配信することはコンテンツマーケティングにあたりますが、ブログだけがコンテンツマーケティングの手法ではありません。ブログと似ているとされるオウンドメディアも同様です。なおオウンドメディアとは、ブログやSNSのほか、採用情報サイトや成功事例紹介、メルマガ、パンフレットなどオンライン、オフラインを問わず会社や企業が保有する自社メディアの総称を指します。

ブログの作成や更新、構築のみでコンテンツマーケティングを完了してしまうのではなく、ターゲットや自社の状況に合ったコンテンツマーケティングの手法を選び、展開していくのが重要です。顧客へ役立つ情報を配信し商品やサービスに興味を持ってもらう、ブランディング、自社の認知、集客による新規の顧客獲得、コンバージョン(問い合わせ、資料ダウンロードなど)につなげる、広告配信による収益化など、目的によってコンテンツマーケティングで配信すべきコンテンツは異なります。

次に、ブログ以外のコンテンツマーケティングの手法について解説します。

ブログ以外のコンテンツマーケティングの手法1:製品やサービスの導入事例や活用シーン

パソコンを操作する男性

自社製品やサービスを実際に購入または契約し、導入した個人や企業の事例や、実際の活用シーンをコンテンツとして配信する方法です。

製品やサービスの導入事例

実際に導入をした顧客の目線で語られるため、ターゲットに信憑性の高い情報が提供できる、自社目線ではなく顧客側での付加価値や課題解決方法を発信できる、SEOに強いキーワードを盛り込めるなどのメリットがあります。

一般的に導入事例紹介は、インタビュー動画や課題解決にいたるまでのレポートなどのコンテンツとして配信されます。

活用シーン

企業側が実名を出せない場合は具体的な導入事例ではなく、「製品やサービスの活用できるシーン」などのコンテンツとして配信できます。具体的な企業や事業名は伏せたうえで、商品やサービスを取り入れた背景や活用することで解決できた課題などを提示します。閲覧者は、導入事例と同じく商品やサービスを導入後の具体的なイメージを持てるようになるでしょう。

ブログ以外のコンテンツマーケティングの手法2:用語集やFAQなどの検索型コンテンツ

FAQのボックス

検索窓やチャットボックスに任意の専門用語または質問したい事項を入れて検索できる、閲覧者の疑問解決に役立つコンテンツです。

用語集

用語集は、自社の製品やサービス、事業の分野に少なからず関心がある人を集められるコンテンツです。閲覧者は専門用語を入れて検索することで、無料で用語の概要、意味を理解できます。より専門的かつ独自性の高い用語集を作ると、SEOの面でも高い効果が出る場合もあるでしょう。社内教育用のコンテンツとしても使用可能です。

FAQ

FAQはFrequently Asked Questionsの略で「よく聞かれる質問」という意味です。問い合わせの多い内容への対処法を記載します。FAQをコンテンツとして設けることで、商品やサービスへの問い合わせを減らし、企業側の負担を軽減できるメリットがあります。

顧客側にも問い合わせてからの回答を待たされない、カスタマーセンターなどに電話がつながらなくても問題解決できる、24時間いつでも疑問を解消できるといったメリットがあり、顧客満足度の向上に役立ちます。すでに商品やサービスを購入または契約しているユーザーからのFAQはもちろん、商品やサービスの概要、利用方法などもFAQに入れておけば購入前のユーザーも呼び込めます。

FAQは従来、質問一覧が並べられているもの、カテゴリ分けされているもの、検索窓で検索できるものが多くありました。近年では直接質問を入力して回答を待てるチャットボットやチャットボックスを取り入れているFAQページも増加傾向にあります。

ブログ以外のコンテンツマーケティングの手法3:デモやウェビナーなどの参加型コンテンツ

オンラインウェビナーのロゴと画面

デモやウェビナーなど、閲覧者が参加できるコンテンツを配信する方法です。

デモ

ソフトウェアなどの商材をインターネット上でトライアルできるコンテンツが、デモです。利用できる機能あるいは期間が限定されるものの、閲覧者は購入または契約前に商材の使用感を体験できます。競合との比較や使い勝手、本使用開始後の費用感などを体感できるため、ある程度商材の導入を検討しているターゲットに向けてのコンテンツとなります。そのため、ターゲットにとって満足度の高い結果になれば、資料請求、契約などの成果につながる可能性が高くなるでしょう。

ウェビナー

ウェビナーとは、ウェブ(Web)+セミナー(Seminar)で生まれた造語で、インターネット上で受講できるセミナーです。決められた日時のセミナーをリアルタイムで受講できるものもあれば、録画したセミナーを24時間いつでも好きな時に視聴できるものもあります。

専門性の高い技術や知識、ノウハウを得られるセミナーを開催し、商材の活用事例を取り入れることでコンバージョンを望めるでしょう。ただし、ウェビナーを視聴するユーザーがストレスなく受講するためには、受信側の環境のみならず、配信側も多数の同時配信に耐えうるだけの高速インターネット回線の整備、あるいは外部サーバーの確保などが必要となります。

ブログ以外のコンテンツマーケティングの手法4:資料ダウンロードや動画コンテンツなどコンバージョンを見込んだコンテンツ

ダウンロードアイコンの描かれたボックス

資料のダウンロードや動画コンテンツを配信する方法です。

資料のダウンロード

Web上のページに個人情報を入力してもらうことで、PDF資料(ホワイトペーパーなど)のダウンロードが可能となるコンテンツです。個人情報の入力不要で無料で資料のダウンロードができるページやサイトもありますが、不特定多数が自由にダウンロードできてしまう場合、企業側からのアクションがとれないためその後のリードにつなげられない可能性があります。
ユーザーダウンロード型のコンテンツにおいては、サイト閲覧から更にひと手間かけてでも欲しくなるような、有益な情報が得られる資料の作成が必要です。

動画コンテンツ

テキストや画像だけでなく、動画がコンテンツとして配信されることも多くなりました。動画は量の多い情報も簡潔にまとめることができ、閲覧者も視覚的に理解が得られるコンテンツとしてメリットがあります。動画コンテンツは製品のプロモーション、ウェビナー、インタビュー動画、マニュアルなどいろいろなシーンで活用できるでしょう。

まとめ見出し:

コンテンツマーケティングはブログ以外にも方法がある

コンテンツマーケティングの手法はブログ運用以外にもあります。ただし、いろいろな施策をまとめて行うのではなく何のコンテンツを配信することが有効かを考え、コンテンツを厳選するのが重要です。

コンテンツの作成、配信後は効果を測定、分析しつつ、改善をすることで有効なコンテンツマーケティングにつながるでしょう。コンテンツの作成や改善のヒントを得るには、支援ツールの活用も有効です。目的に合うコンテンツ作成と配信を実現しコンテンツマーケティングで高い成果を得ましょう。

【パスカル】導入企業、急上昇中!
誰でも簡単に使える『SEOに強い』コンテンツマーケティングツール

パスカルは、簡単な操作で、新しい記事の作り方や既存記事のSEO改善点がわかるコンテンツマーケティングツールです。

※土日含まない4日間使える無料体験版あり!

関連記事