SEO対策の“正しい”競合サイト分析方法を解説|SEOツール 「パスカル」

競合分析メイン

「SEO対策」と聞くと、「まずはとにかく記事を量産!」と考える人が多いかもしれません。もちろん、自社サイトの記事を充実させることは大切ですが、SEO対策で結果を出すためには、「ライバル(競合サイト)を把握することも重要です。

スポーツで例えるなら、自分のチームの練習だけを頑張るのではなく、相手チームの「得意な戦術」や「弱点」を知っておくことと同じと言えるでしょう。

でも、「競合サイト分析」って一体何を分析したらいいの?と頭を悩ませている人も多いはず。
この記事では、SEOツール「パスカル」を使った、正しい競合サイトの分析方法を解説していきます。

目次

競合サイト分析の目的

まずは「とりあえず競合のサイトを見てみよう」という「とりあえず」の気持ちを切り替え、「何のために競合分析をするのか?」という目的をハッキリ決めていきましょう。競合サイト分析の目的は主に5つあります。ここから詳しく説明していきます

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抜けキーワードの調査 │「自社が書いていないキーワード」を見つける

競合は書いているのに、自社サイトではまだ書いていない「具体的なキーワード」を見つけることです。これは「今すぐアクセスを増やす」ための「点をつく戦略」です。
抜けキーワードを見つけて記事を書くことで、一気に検索からのアクセスが増える可能性があります。

なぜなら、競合が書いているキーワードということは、それは売上などのコンバージョンにつながっているケースが多いためです。まだ競合サイト分析で抜けキーワードを調査できていない場合は、さっそく競合サイトからキーワードを探ってみましょう。

抜けテーマの調査 │「自社で足りないカテゴリ」を見つける

競合サイトは記事を書いているのに、自社サイトでは領域を広げていないテーマ(カテゴリ)を見つけることです。これは「サイトの専門性を広げる」ための「面をつかむ戦略」です。

抜けテーマは、自社が今まで狙っていなかった、新しいジャンルへの挑戦となります。しかし、抜けキーワード同様に、競合が記事を書いているテーマだということは、そのテーマもコンバージョンにつながる可能性が高いと判断できます。

抜けテーマがあった時は、新たな領域へ専門性を広げるチャンスとして、自社サイトのコンテンツを強化していきましょう。

被リンク対策 │「他サイトに紹介されている理由」を知る

「被リンク」とは、他のサイトから「このサイトの情報は役に立つよ!」と紹介される(リンクを貼られる)ことです。被リンクが多い記事は、Googleからの評価も高くなりやすい傾向にあります。

この対策では、被リンクの多い競合サイトが、なぜ他サイトからたくさん紹介されているのかを分析します。
具体的には、競合サイトの被リンク元がどんなサイトなのか。なぜ、競合サイトの記事が紹介されているのか。といった点を調べます。その分析結果をもとに、自社サイトも同じように紹介してもらえるような被リンク営業の戦略を考えることができます。

コンテンツ分析 │「成功しているサイトの共通点」を探る

競合サイトの中で、特に上位表示している記事をいくつかピックアップし、記事の構成やデザイン、使っている画像や図版など、コンテンツ全体を分析します。

上位表示しているサイト(成功しているサイト)には共通する傾向が見られるはずなので、その共通点を自社サイトの記事に取り入れましょう。

指針となるKPI設定 │「目標の数字」を決める

「KPI」とは、目標となる数字のことです。競合サイトのデータを利用して目標を立てることで、「なんとなく頑張る」という曖昧な目標をやめて、達成すべき具体的な目標を設定できるようになります。
たとえば、「このキーワードでは競合が〇位にいるから、自社はまずその上の順位(〇位)を目指す」という検索順位の目標を立てることができます。

また、パスカルなどSEOの専門ツールを使って「競合サイトにはどんな流入キーワードがあるか」や「どんな被リンクを集めているか」を分析することも必要です。

ツールを使った分析結果をもとに、「自社ではこのキーワードで、このくらいのアクセスを見込んでみよう」「1コンテンツにつき3つ以上は、被リンク獲得できるように営業しよう」という具体的な目標を決めていきましょう。

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競合サイト分析の方法|パスカルで実践

ここまで競合サイト分析の目的を5つ説明してきました。では、実際どのようにその目的を果たしていくのか、SEOツール「パスカル」を使った実践的な競合サイト分析の方法をご紹介します。

抜けキーワードの調査|パスカルで実践

パスカルが分析できるドメインは無制限。競合サイトの流入キーワード分析もURLだけで調べることが可能です。

競合サイトの調査

分析を開始すると、流入キーワードの一覧が表示されます。

サイト調査

集客の柱になっているキーワードの見つけ方

集客の柱になっているキーワードは、検索順位が高く、月間検索数が多いキーワードです。月間検索数の降順で並び替えます。

月間検索数

また、一度に複数の競合サイト(5社まで)を分析する事も可能です。

複数サイトとの比較

複数サイトの流入キーワード分析結果は、横並びで確認することができます。各社の流入キーワードのほか、検索順位、流入数など一目でチェックが可能です。

複数サイト比較

【ここがポイント!】
「点をつく戦略」で即効性のあるキーワードを狙う
競合サイトが上位表示しているキーワードで記事を作成することで、短期間でアクセス増加が期待できます。特に月間検索数が多く、競合が上位表示できているキーワードは、自社でも同様に上位表示する可能性が高く、新たなコンバージョンへの見込みがあります。

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抜けテーマの調査|パスカルで実践

パスカルの「サイト調査機能」は、流入キーワードをAIでグルーピングし、グラフで比較することも可能です。自社サイトと競合サイトで獲得しているキーワードがグループ化されることで、自分たちが順位を取得できている(または、取得できていない)キーワードジャンルの傾向が把握できます。

キーワードテーマのAIグルーピング
<最大5社までをグラフで比較。各社の流入キーワードをAIがグルーピング>

棒グラフの色の濃い部分は上位10位(1ページ目)に入っているキーワード数です。棒グラフの色が薄い色の部分は100位以内のキーワード数です。グラフで比較することで、露出の多いジャンル(強み)や少ないジャンル(弱み)を把握でき、自社の検索市場におけるポジションも分析できます。

【ここがポイント!】
「面をつかむ戦略」でサイトの専門性を拡大する
AIグルーピング機能で可視化された抜けテーマは、自社の専門領域を戦略的に広げるチャンスです。自社が攻めていなかったキーワードジャンルに進出することで、サイト全体の専門性向上と新規のコンバージョン獲得を同時に狙えます。

被リンク対策|パスカルで実践

被リンク対策の目的は、コンテンツの評価を上げることです。そのためには、競合サイトの被リンク状況を分析して、どんな被リンクを獲得しているかを知ることが重要です。

パスカルの「リライト機能」を使うことで、簡単に競合サイトの被リンク状況を確認することができます。「リライト機能」に、指定したキーワードで上位表示させたいURLを入力し、分析を開始します。
分析結果画面の左側メニューの「被リンク」を選択すると、競合サイトの被リンク数と被リンク元ドメイン数が確認できます。

被リンク数確認

被リンク数をクリックすると下の画面のように、上位10位までのサイトの被リンク数を一覧で確認することができます。

上位サイト被リンク数

画面右側の詳しくをクリックすると、各上位サイトの被リンク元まで確認をすることができます。

被リンク元

自社のコンテンツでも狙いたいキーワードで、すでに上位表示されているサイトが持っている被リンク元は、自社でも被リンクを獲得できる可能性が高い被リンク元といえます。このように、被リンク営業のターゲットを絞り込むことで、漠然とした営業よりも高い効果が期待できます。
パスカルの「リライト機能」を活用して、効果的な被リンクの営業活動をしていきましょう。

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コンテンツ分析|パスカルで実践

自社で狙いたいキーワードで上位表示しているサイトは、ユーザーやGoogleからの評価を受けている「成功しているサイト」と言えます。
既存の記事でなかなか上位表示できないページがある場合は、自社の記事を上位サイトと比較分析してみましょう。上位サイトの傾向を知ることで、自社にも活かせるポイントを効率的に探ることができます。

パスカルの「リライト機能」は、狙いたいキーワードで上位表示している30位までのページを瞬時に分析することができます。

ページの診断

ページの診断では、指定したキーワードで上位表示させたいURLを入力し、そのキーワードで上位表示している30位までのページをリアルタイムに分析します。

パスカルは、Googleのアルゴリズムを分析し、SEOシグナルの中でも特に順位への影響がある50項目に絞って統計分析を行っています。その結果、上位表示しているサイトの傾向に対して、分析対象のサイト(入力したURLのサイト)が今どこに位置しているのかを表示したのが下の画面です。

シグナル分析
<パスカルのリライト機能 SEOシグナル分析の一部>

【SEOシグナル分析の見方】
・カラフルな丸
 分析対象サイトの現在の数値
・丸の大きさ
 順位への影響度(大きいほど重要)
・青色の背景
 上位サイトの傾向を分析した最適値の領域

【最適値について】
最適値は、検索結果の上位30位〜50位(プランによって異なります)の上位ページの傾向から割り出した、上位表示するための最適な値です。統計の四分位法を用いて分析しており、同時に検索順位との相関を分析するために、スピアマンの順位相関係数を用いています。

パスカルの「リライト機能」で確認できる50項目のSEOシグナルを見ることで、上位サイトのコンテンツの傾向をつかむことができます。
重要なのは「キーワードごとに上位サイトを分析する」ということです。

残念ながら「どんなキーワードにも同じ対策が通用する」ことはありません。キーワードごとにユーザーが知りたいこと、解決したい課題も違うため、狙っているキーワードごとに上位サイトを分析して、コンテンツの傾向を把握することが大切です。

【ここがポイント!】
上位サイトの傾向(青色の背景)から外れている項目を改善
パスカルの「リライト機能」で確認できる改善項目は、SEO指示書としてダウンロードが可能です。すでに別のキーワードで上位表示している記事である可能性もあるため、うっかり大事なキーワードを削除してしまわないよう、削除してはいけないキーワードの提示もしてくれます。

正しく競合サイトとのコンテンツを比較し効果的な改善をすることで、効率的に上位表示を目指していけます。
【関連記事】SEOコンテンツを評価して最適なリライトをする方法を解説|SEOツール パスカル
【関連記事】リライトの優先順位を決める方法を解説|SEOツール パスカル

指針となるKPI設定の場合|パスカルで実践からの目標数字

ここまで、抜けキーワードや抜けテーマ、被リンク対策、コンテンツ分析と、さまざまな方向性で競合サイト分析をしてきました。パスカルは単なるSEOツールではなく、競合サイト(上位サイト)を分析することによって、「成功するための具体的な数字と傾向」を、主観を入れずに示すツールです。

パスカルが示すデータからKPIを設定することで、経験や勘という主観に左右されることなく、「実際にGoogleが評価している傾向」に基づいた効果的な目標数字を立てることが可能になります。

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競合サイト分析で失敗しがちな例

せっかく競合サイト分析をするにしても、やり方を間違えると時間と労力を無駄にしてしまいます。大切なリソースを使いすぎてしまわないよう、競合サイト分析で失敗しがちな例をご紹介します。

目的を持たずに興味本位で分析している

良くも悪くも、ライバルのことは気になってしまうものです。とはいえ、興味本位で競合サイトを覗くことは分析とは言えません。いくらたくさんのサイトを見ていたとしても、明確な目的がなくSEO対策の意識を持っていなければ、記事の順位は上がりません。

「競合と比較して、自社の抜けキーワードを見つける!」「上位サイトは一体どんな被リンクを受けているのだろう?」というように、必ず明確な目的を持って分析を始めましょう。

実質的なライバルだけに意識を向けるのはNG

自社のライバルと言われると、どうしても同業他社をイメージする人が多いと思います。

ですが、同業他社だけをライバルと思ってしまうのは危険です。なぜなら、ネット上には自社で狙いたいキーワードで上位表示している企業がたくさんあるからです。
たとえば、自社が健康食品(サプリメント)を販売する会社だった場合、自社で狙うべきキーワードは「眼精疲労 サプリ」や「肌荒れ ビタミン」などになるでしょう。その場合は、実際にサプリメントを売っていない医師や専門家が監修する健康情報サイト、病院が運営するブログなども競合になり得ます。
これらのサイトはビジネス上の競合ではないため、つい分析対象から外してしまいがち。しかし「健康食品(サプリメント)の情報を提供する企業」として、検索上位を占めている可能性があるのです。

このように、直接的な競合以外でも、「検索結果で上位にいるすべてのサイト」を競合サイトとして分析する意識を持つことが大切です。

特定のライバルだけを分析する

「特定の競合サイトだけに的を絞って分析を終えてしまう」というのも、競合サイト分析でよくある失敗例のひとつです。たとえば、「この会社がうちの商売敵なんだ!」だったり、「検索1位のサイトだけを分析すれば十分!」と決めてしまうことです。

ビジネス上であれ、ネット上であれ、特定のライバルだけに的を絞るのは、十分な分析とは言えません。その理由は、たくさんの比較対象(母数)がなければ、正しい成功の傾向がつかめないからです。
複数のライバルを分析することで、一部の強いサイトに惑わされることなく、データに基づいた成功への共通点を知ることができます。それを自社に活かすことで、コンバージョンなどのKPIを達成することができるでしょう。

ライバルを分析するだけで満足してしまう

競合サイトの分析は、SEO戦略を立てる上で非常に重要です。しかし、ライバルの分析をしただけで満足してしまい、そこで手を止めてしまうのもよくある失敗です。競合の状況を見ているだけでは、自社の順位は上がりません。

「このサイトは、こんなテーマでアクセスを集めているのか」「こっちのサイトはこんな被リンクを獲得しているのか」ここまで分析したのに、手を止めてしまっては非常にもったいない!自社のKPIを定め、実際に行動に移して自社サイトの強化を進めていきましょう。

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競合サイト分析にツールを使うメリットは

競合サイトの分析は大切ですが、ツールを使わずに分析をするには、時間や労力がかかりすぎてしまいます。パスカルのようなSEOツールを使うメリットは、大きく2つ。具体的に説明していきます。

手作業ではムリな「たくさんのデータ」が取れる

特定のライバルだけを分析する」で説明した通り、十分な分析結果を出すにはたくさんの比較対象がなければなりません。専門ツールを使うことで、分析できるデータ量が増え、正しい成功の傾向をつかむことができます。

また、そもそも専門ツールを使わないと分析できない項目も多いため、競合サイト分析をするには、パスカルのような専門ツールを使うことをおすすめします。

「時間=コスト」というムダを減らせる

競合分析を手作業で進めることは、「見えないコスト」をかけてしまいます。

たとえば、社員の時間あたりの給与が2,000円だった場合、その社員が分析に使う時間には、「会社が負担する保険料」や「福利厚生費」「オフィスの維持費」などもかかっていることを忘れてはいけません。
これらの間接費用を含めると、実際のコストは時給の約3倍と考えられます。

もし、1つのキーワードの分析に3時間かかった場合、そのキーワードにかかったコストは18,000円にもなります。分析キーワードが10個になると、それだけで18万円ものコストになってしまうのです。
パスカルの分析スピードは、わずか数分。ツールを使うことで、人件費という大きなコストを大幅に減らし、効率よく競合サイト分析が進められます。

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競合サイト分析におすすめの無料ツール

PageSpeed Insights

PageSpeed Insightsは、Googleが提供する、ウェブサイトの表示速度を測定できる無料のツールです。

競合サイトの記事の表示速度を測ることで、「自社の記事は表示が遅すぎて、ユーザーが離脱していないか?」といった、技術的な比較をすることができます。

まとめ

この記事では、SEOツール「パスカル」を活用した正しい競合サイト分析の手順や競合サイト分析の失敗例、競合サイト分析でツールを使うことのメリットについて解説しました。

競合サイト分析で重要なのは、「上位サイトの成功の傾向はどこにあるのか」を、経験や勘ではなく、データに基づいて判断することです。

パスカルは、抜けキーワード、抜けテーマ、被リンク状況、コンテンツの構成など、さまざまな方向性から上位サイトの傾向を探り出すことができます。

現在、パスカルでは4日間だけ使える無料体験を提供しています。ぜひこの機会に、勘や経験の主観なしのデータを道しるべにした競合サイト分析をパスカルでお試しください!

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