ソーシャルブックマーク数が多いとSEOに有利か検証してみた
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ソーシャルブックマーク(Social Bookmark)は、オンライン上のブック マークサービスで、自分がブックマークしたWebサイトを公開し、不 特定多数の人と共有できるサービスです。
自分と嗜好が同じ人のブックマークを見ることで、新たなWebサイ トを発見できることがメリットのひとつです。ソーシャルブックマークに登録されているブックマークの数が多くな れば人気のあるWebサイトと言えます。
検索エンジンの使命は、優良なWebサイトをユーザーに見つけやすくすることなので、ソーシャルブックマーク数が多いWebサイトは上位表示に有利に働くとされていますが実際のところはどうでしょうか?
ソーシャルブックマーク数とSEOの相関関係
下の5つのソーシャルブックマークにおいて、上位50位までのWebページの登録数と登録率について検証しました。
- Yahoo!ブックマーク
- はてなブックマーク
- livedoorブックマーク
- Buzzurlブックマーク
- niftyクリップ
【順位グループ】
G1=検索結果の1ページ目(1位~10位)に表示されているWebページ群
G2=検索結果の2ページ目(11位~20位)に表示されているWebページ群
G3=検索結果の3ページ目(21位~30位)に表示されているWebページ群
G4=検索結果の4ページ目(31位~40位)に表示されているWebページ群
G5=検索結果の5ページ目(41位~50位)に表示されているWebページ群
ソーシャルブックマーク数と検索順位は強い相関がある
5つのソーシャルブックマークすべてで、上位表示されているページほどブックマークされている確率が高いことがわかりました。
特に、Yahoo!ブックマークとはてなブックマークに関してその傾向が強く出ているのは、両者が他のソーシャルブックマークよりも知名度が高いためでしょう。
Yahoo!ブックマークとはてなブックマークだけでいえば、G1(検索結果の1ページ目)のWebページの2つに1つ(50%)は登録されています。
各ソーシャルブックマークの順位グループ間の登録数でも、登録率同様、上位表示されているページほど登録数が多いことがわかりました。 さらに、順位との相関はかなり強いといえます。
ただし、ソーシャルブックマーク数がSEOに有効だからといって、ソーシャルブックマークを自作自演することは検索エンジンに「意図的に上位表示を狙った行為」として判断される可能性があり、スパム行為と取られますので絶対にしないでください。ユーザーにブックマークしたいと思わせるコンテンツを作ることが重要です。