教えて!藤井社長パスカルってなんですか?

もともとは社内ツールとして使っていたというパスカル。
あまりの便利さに商品化しようとなったこのツールの開発秘話を藤井社長に聞いてみました。

藤井 慎二郎の写真

藤井 慎二郎 / 株式会社オロパス 代表取締役

SEOコンサルタントとしてBtoB、BtoC問わず、1,000社以上のWebサイトをコンサルテイングを行ってきた実績を持つ。
経営軸の高い視座で戦略的にSEOを進めることが得意。
2014年に現在の株式会社オロパスを設立。
それまでのSEO知見を活かしてSEOツール「パスカル」を開発。

藤森の写真

聞き手:藤森 総子
入社2ヶ月目のマーケティング担当。
日々パスカルを学びながら、自社のオウンドメディア運営に奮闘中。

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「SEOは、ユーザーにやさしいサイトづくり」ではなかった!?藤井社長の出発点

ふじもり

SEO対策というと、私の中では「使いやすくて、親切で、必要な情報がきちんと届くようにすること」。いわば“バリアフリーなやさしいサイトづくり”のようなものだと思っています。
藤井社長の“やさしさの原点”である、そもそもSEOとの出会いから教えてください。

藤井社長

やさしさなんて、そんな立派なもんじゃないですよ(笑)
僕がSEOに出会ったのは、2000年。ちょうどWindows98が出た頃くらいですね。WEB制作の仕事をしていたとき、「ホームページを作ってもらったはいいけど、問い合わせが全然こない」。お客様からのそんなお悩みがきっかけでした。

ふじもり

最初から“人にやさしい情報設計を”みたいな想いがあったわけではなくて?

藤井社長

全然です(笑)。
単純に「結果が出なくてお客様が困っているな」というところから。当時はGoogleもまだ出始めで、Yahoo!が主流だったけど、検索エンジンの順位が明らかに問い合わせに影響する時代でした。

それで、アメリカのSEO情報をかき集めて、HTMLをちょっと工夫してみたり。タイトルタグの文字を変えてみたり…そんなちょっとしたSEO対策を始めてみました。そうしたら実際に、たちまち上位表示されるようになって、ホームページからの問い合わせもくるように。

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ハック時代に見つけた“キーワード視点”という武器

藤井社長

2000年代前半までは、いわゆる“ハック合戦”の時代でした。たとえばタイトルタグにキーワードを何文字入れると良いとか、ページ内に何回繰り返すか、とか。そういうルールっぽいものを見つけては実験して、効果を検証する。その繰り返しです。

ふじもり

いわゆる“裏技的なノウハウ”で順位を上げる感じですね。

藤井社長

そうそう。でも、ある時ふと「Googleは、キーワードそのものを基準にして、情報の種類に重み付けをしているんじゃないか?」と思いました。

キーワード基準による情報の切り口と重みづけ

藤井社長

昔は1記事あたり3500文字前後が“適切なボリューム”とされていました。
ところが、一律に3500文字前後っていうのが、なんか変に感じていたんです。キーワードによってGoogleが重視している要素、つまり“重み付け”は変わるんじゃないかと・・・。

例えば「富士山 登山 服装」と「富士山 日の出 写真」では、求められる情報の切り口もページの作り方も、まるで違う。

ふじもり

たしかに、それぞれ検索する人の目的が違いますもんね。

『富士山 登山 服装』で検索する人は、安全で快適に登山をするための具体的かつ実用的なウェア選びや必携アイテムリストを知りたいので、文字情報が多めのコンテンツが上位に表示されやすいです。
それに対して『富士山 日の出 写真』で検索する人は、写真を求めているので写真が多めのページが上位に来ます。

キーワードの重みづけ

「富士山 登山 服装」では装備・服装に関する情報が上位に表示される(文字数が重要
「富士山 日の出 写真」では撮影スポットやベストタイミング情報が上位に表示される(写真数が重要

藤井社長

その違いがコンテンツの構成や語句の使われ方に、はっきり出ていたんです。
「これは偶然じゃない、Googleは明らかにキーワードごとにページの評価軸を変えてる」って確信しました。

それからは、すべての施策を“キーワード視点”で見ていくようになった。この視点を取り入れた途端、施策の上位表示率が劇的に上がったんですよ。
正直、その時は「これに気づいてるの、たぶん自分しかいないんじゃないか」って思ったくらい(笑)

ふじもり

それって、今でこそ当たり前のように言われていることだけど、当時はまったく一般的じゃなかったんですよね?

藤井社長

そうですね。まだ「検索意図」なんて言葉もなかったし、コンテンツの文脈とか構成にこだわってる人なんて、ほとんどいなかった。
だからこそ、“キーワード視点で見る”っていうアプローチが、ものすごく大きな差になったんだと思います。
それを徹底的に分析して、「このキーワードなら、こういう構成にすれば勝てる」というパターンを社内にためていった。
あくまで“キーワード単位で戦略を立てる”という考え方です。
それが、今のパスカルの前身の始まりかな。

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「1位サイトを参考にするだけ」では勝てない。“検索意図”を見抜く戦い方へ

──── “ユーザーが求めるキーワード”その視点こそ、現場が手放せない理由

藤井社長

この“キーワードごとの型”をパターン化して、新人でも再現できるようにしようと考え、マニュアルにしたり、表にしたりして社内で共有していました。そうして少しずつ「パスカル」の最初の形が集まってきたのです。

ふじもり

その時点では、まだあくまで社内向けのノウハウだったんですよね?

藤井社長

そうです。SEOコンサルとして活動していた2014年頃までそのノウハウを活用していました。その後、現会社のオロパスを設立し、ツールの開発と提供一本で行こうということで、今までの知見をもとにパスカルをプログラム化させることにしたんです。

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ふじもり

社長が気づいた“キーワード視点”の考え方が、パスカルにどう組み込まれていったのか、気になります。

藤井社長

最初に意識したのは「成果が出るコンテンツって、そもそもどういうものなのか?」というところでした。
みんな「このキーワードで1位を取りたい」ってなると、検索1位のページと自分のページを見比べて、その差を埋めようとするんですよね。

ふじもり

うんうん、よくやります。「1位のサイトの記事に入ってるみたいだし、この見出し入れよう」とか「そこに比べて、うちはこの語句が多いな…」とか。

藤井社長

そうそう。でも、それって実は方法としては正しくないんです。

Googleって、順位を決める際に400以上の項目をみていて、1項目ずつの点数の合計で順位が決まるんです。つまり、仮にコンテンツの点数が低くてもドメインがめっちゃ強ければ1位になることもあるんです。

なので、もしドメインパワーで1位になっているページであれば、いくらコンテンツ(書いている内容やキーワードなど)を真似ても順位が上がってくることはありません。

パスカルは、統計分析をベースにしているツールです。
特定の1ページと比較するのではなく、上位30位までのページの上位表示要因を横断的に分析して、上位ページの傾向を数値化します。統計分析なので、母数が多ければ多いほど精度も上がるわけです。

なぜ上位30サイトを分析するのか?
・分析精度を上げるため:四分位法という統計分析を使うため、最低でも30個の母数が必要。
・偏りの排除:母数が多いため、特定の強い要因だけで上位表示しているページを排除でできる。
・順位相関係数も併用:順位との相関関係も同時に分析、相関が強い要素がわかるように可視化している。

藤井社長

このパスカルのリライト機能のグラフを見てみると、そのキーワードで上位30サイトがどんなジャンルで記事を作っているかが一目でわかります

リライト機能画面
パスカルのリライト機能画面の一部

・コンテンツ、タグ、インデックス、ドメイン、被リンクの5項目でサイトを診断
・検索上位30サイトを分析した記事ジャンル

ふじもり

そのキーワードでの自社の今のスコアが5つの採点項目で診断されて、下の棒グラフでは上位30サイトがどんなジャンルで記事を作っているかを可視化しているんですね!

藤井社長

これを見ると、検索1位のページだけを参考にしていては上位表示が目指せないというのがわかりますよね。

上位の傾向を俯瞰で見ることで、検索意図に沿った「現実的でブレないコンテンツの方向性」「売上につながるコンテンツ」が見えてくる

ふじもり

ツールがなかった頃は、その分析を自力でやってたんですよね。
それがパスカルを使うことで一瞬でわかるなんて…それはSEOに取り組んでいる現場からすると、かなり革命的です!

藤井社長

パスカルはキーワード視点での設計だから、「そのキーワードで検索している人に対してどんな情報を、どう届けるか」っていう設計図まで見えてくるようになってます。
つまり、“本当に刺さるコンテンツ”のヒントが得られる。

ふじもり

それは、コンテンツを作る人にってすごく頼れる武器になりますね。

藤井社長

他のSEOツールとの一番の違いは、「キーワード視点という思想」そのものですね。
SEOって“どうやるか”じゃなくて“どう考えるか”が大事なんですよ。
だからこそ「SEOのためのツール」「SEO専門のツール」として、パスカルを出しているんです。

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キーワード選定がすべて。だからこそ“誰でも”できるようにした ────

ふじもり

成果が出る“考え方”をシステムに落とし込む。それって簡単なことじゃないですよね。

藤井社長

そうなんです。実際、パスカルを作るときに一番こだわったのは「どうすれば、誰でも簡単にキーワード選定ができるようになるか」でした。
極論、「SEOがうまくいくかどうかは、キーワード選定で9割決まる」と思ってて。逆に言えば、ここを外すと、どんなに記事を書いても成果は出ない。

ふじもり

それはかなりシビアですね…。でもそれって、これまでの経験だったり、そこからくる「勘」みたいなものも必要になってくると思います。

藤井社長

そうなんです。何百何千とSEOやってきた人じゃないとなかなか判断できないし、そういう「ふわっとしたもの」っていうのは、新人には教えにくい。
だからこそ、パスカルでは最初から「キーワード選定を誰でもできるようにする」っていうのを一番のテーマにしました。開発でもかなり時間をかけた部分ですね。

ふじもり

他にも、こだわったところはありますか?

藤井社長

スピードです。どんなに高機能でも、遅かったら現場では使われない。だから、パスカルは「速くて、迷わず使えること」にこだわりました。

ふじもり

ツールの機能もすごくシンプルですよね。
この4つの機能だけでSEO対策できるのは、気持ちも軽くなります。
他のマーケティングツールみたいに、ワンストップで管理できる“全部入りツール”ではないけれど、その分、SEOだけに絞った使いやすさが際立ってます。

パスカルUI

パスカルの機能は「ランキング」「新規作成」「リライト」「サイト調査」の4つのみ
SEO対策に特化したシンプル設計

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藤井社長

パスカルは、SEOに特化してるからこそ、余分な機能は入れていないし、やるべきことを明確にしています。
実際、みなさん何かしら作業する際は、いくつかのツールを併用してますよね?
そういう面でも、SEOに関しては「パスカルが一番使いやすい」と言ってもらえる自信があります
誰でも使えるシンプル設計。だから、現場で手放せないツールになってるんです。

成果が出るのは、「迷わず進める」からだった

ふじもり

実際に、そうした“考え方”がツールに落とし込まれていることで、現場でどんな成果が出ているのか気になります。

藤井社長

パスカルをご契約いただいているお客様133社へのアンケート(2022年)の結果、ありがたいことに、実際にパスカルを使ってくれてる企業さま8割以上の順位が上がっていて、6割以上は1ページ目まで上がっています。やっぱり“やるべきことが見える”って、成果に直結するんですよね。

ふじもり

8割以上が順位アップして、6割以上が1ページ目に!?それはかなり高い成果ですね。

藤井社長

もちろん業種や状況によるけど、方向性がハマればちゃんと成果に結びついてると思います。

パスカルをご契約いただいているお客様133社に対して行ったアンケート結果(2022年2月実施)

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ふじもり

ここまで成果が出ているのは、単純にパスカルの使いやすさだけではないようにも思うのですが。

藤井社長

まさにその通りで、パスカルって「契約して終わり」じゃなくて、「使いこなして成果を出してもらう」までがセットなんです。
だから、導入時にはカスタマーサクセスのメンバーが入って、オンボーディングや使い方のレクチャーを一緒にやるんです。ツールの使いやすさだけじゃなく、そういう人的なサポートがあるからこそ、継続率も高くなってますね。

ふじもり

なるほど…ツールとサポートの両輪で、“SEOの成果が出る土台”を整えてくれるんですね。

藤井社長

そうです。結局、どれだけいいツールでも「何を見ればいいのかわからない」とか「どう活かせばいいかわからない」ってなると意味がない。
その“迷子”を最初に潰すことで、ちゃんと成果が出て、現場で手放せなくなっていく。そんな流れができています

ふじもり

迷子にならないって、すごく大事ですね…。
そういう意味でも、パスカルって「次にやるべきことが見える、SEOの道案内ツール」なんだなって思いました。

藤井社長

まさに!「今なにをすればいいか」がはっきりわかるから、判断に迷わなくなるし、作業も前に進みやすくなる
現場の動きが変わることで、ちゃんと成果もついてくるようになるんです。
4日間の無料体験版もあるので、ぜひ試してみて欲しいです。

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〜お客様事例〜 

ユミルリンク様

パスカルは対策の具体的な道筋を立ててくれる

セールス本部 営業企画部 シニアマネージャー 渡辺 弘一 様
( ASP・SaaS)
外部のSEO会社に頼らず、自社だけで集客が可能になっ たことを考えると、パスカルのコストパフォーマンスは 計り知れないです。パスカルなしでSEOに取り組むのは、地図を持たずに山に入るくらい無謀な感じがします。

SEO課題ならまずパスカル、サイト分析ならまずパスカル

クリエイティブディレクター 田中恵子 様
(ブランディング)
パスカル導入後は狙っていたキーワードが上位に入り、順位が落ちたものは対策するだけで済むようになりました。現在はお客様のブランディング支援にも活用しています。データがしっかり出てくるのでお客様も納得してくれますよね。

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メディア紹介

【コンテンツマーケ新常識】
オウンドメディア運営者必見/10年で変わったSEOの常識/1つのテーマで記事を量産せよ/SEOのパイオニアが解説

多様な学びコンテンツを発信しているPIVOTさんにて「SEO成功のための新常識」として、パスカルの実践的な使い方をご紹介いただきました。

【西野に聞かせたいSEO対策】
広告より集客UP!誰でも検索上位を目指せる最先端ツール「パスカル」


キングコングの西野さんの「西野に聞かせたい話」で、SEOをどのように活用すれば自社ブランド強化を効率的に行えるかを説明させていただきました。

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