業界別SEO対策を解説:コンテンツマーケティング・キーワード選定の方法

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キーワード選定の具体的な方法を全6ステップに分けて【SEOキーワード選定のやり方】でご説明しました。手順通りにキーワード選定をすれば、有望なキーワードの一覧ができあがるはずですが、コンテンツマーケティングの成功を意識するなら、さらに深掘りしたいところです。
今回は、コンテンツマーケティングにおけるキーワード選定のノウハウについて、業界・業種ごとに事例も交えつつ具体的に見ていきます。

なお、キーワード選定を「もっと知りたい!」方は、以下もご覧ください。
2023-2024キーワード選定総合ガイド SEO対策の基本を徹底解説
事例を交えて解説ー業界別SEO対策を解説:コンテンツマーケティング・キーワード選定の方法

コンテンツマーケティングって何?その役割は?

コンテンツマーケティングは、ユーザーが求める情報をテキストや漫画、動画などのコンテンツとして発信し、ターゲットとの関係作りや信頼獲得を目指す集客の手法です。

コンテンツマーケティングで期待される成果には、
・ブランドの認知度が向上する
・売上が増える
・顧客からの信頼感の構築につながる
・愛着を感じて何度もリピートしてくれる顧客「ロイヤルカスタマー」を獲得できる

などがあります。

コンテンツマーケティングには複数種類ある オウンドメディアとの違いは?

コンテンツマーケティングでは、いろいろな形式・種類のコンテンツが利用されます。

例:
・化粧品メーカーがYoutubeチャンネルを開設し、美容に関する情報を提供する動画を配信
・ビールの製造メーカーが、製造プロセスの見学や出来立てのビールが試飲できるミュージアムを開設
・税理士事務所が最新の税制や節税方法、相続税対策を見据えた金融資産の形成についてセミナーを実施

これらはすべて、広い意味でのコンテンツマーケティングです。
ちなみに、似たような概念の言葉に「オウンドメディア」があります。これは、企業がコンテンツ配信のために設計・運用する専門のメディアですから、コンテンツマーケティングの一部という位置付けになります。

コンテンツマーケティングといえば、webでコラムやブログ記事を配信する取り組み、というイメージをお持ちの人も多いと思います。
コラムやブログといったテキストコンテンツの制作は通常、動画制作やイベント開催よりもハードルが低く、コストも抑えられるので、比較的簡単に手を出せる人気のコンテンツマーケティングの方法です。
この記事での「コンテンツマーケティング」も、webサイトでコラムやブログ記事を配信するwebマーケティングを想定してお話しします。

コンテンツマーケティングのメリット・デメリット

メリットは、中・長期的な資産となることです。コンテンツは作り上げる時点ではコストと労力がかかりますが、一度作り上げたものは、その後もほぼ費用をかけずに使い続けられます。
既存のwebサイトに記事を投稿していくのであれば、初期費用以外のコストはほぼかかりません。リスティング広告といった運用型の有料広告が、費用をかけなくなった瞬間から集客できなくなるのとは対照的に、コンテンツマーケティングは、検索画面の上位に表示され続ける限り、流入が期待できるのです。

積み上がっていくコンテンツはまさに財産です。良質なコンテンツが蓄積すればそこからのアクセス数も膨らみ、リスティング広告は不要になります。広告費の大幅な削減につながるのです。

一方のデメリットは、即効性がないこと。コンテンツマーケティングを開始してすぐには、検索順位が上がりません。記事を公開しても誰にも読まれない、読者からの反応がほとんどない、といった低空飛行の状態が時には数ヶ月続きます。コンテンツマーケティングと有料広告の違いー業界別SEO対策を解説:コンテンツマーケティング・キーワード選定の方法12

記事への流入が増えてきた後も、直接的に商品・サービスをアピールするわけではないコンテンツマーケティングは、すぐにはコンバージョンに繋がらないのが一般的です。最初から集客の柱として機能させることは難しいので、コンテンツがある程度蓄積し、成果が出はじめるまでは、コンテンツマーケティングと有料広告を並行するなどの対応も必要になります。

なぜコンテンツマーケティングに力を入れるべきなの?

近年、コンテンツマーケティングに注力する企業が増えています。
インターネットが普及し、知りたいことはすかさずスマホを取り出し検索窓に入力するのが当たり前の現代、ユーザーは、あふれる情報の中から興味のあるもの・役に立つものだけを取捨選択して目を通しています。
つまり、企業が伝えたい内容だけを詰め込んで、“うちの商品を買ってくださいよ”と訴える広告は、購入を強く検討しているユーザー以外には、届きにくくなってきているのです。

興味のない人に商品・サービスの魅力を一方的に語り続けても、買ってくれることがないのはもちろん、そもそも耳を傾けてもらうことすら難しいでしょう。それよりは、ユーザーの知りたいことをコラムに仕立て提供してあげる方が効率が良いですよね。検索という手段があるのですから、役に立つこと・知りたい内容があるのなら、ユーザーの方からやってきてくれます。

さらに、X(旧Twitter)やInstagramなどSNSが普及・浸透したこともコンテンツマーケティングにとって追い風です。飛び抜けて質の良いコンテンツや魅力的なコンテンツは瞬時に拡散されたり、口コミを獲得したりして、爆発的な流入を呼ぶことがあるからです。

コンテンツマーケティングは、情報があふれる現代社会では、とても有効なマーケティング手法ですから、ぜひ取り組みたいものです。

BtoCとBtoBでコンテンツマーケティングにおけるキーワード選定はどう違う?

コンテンツマーケティングの成功に欠かせない要素の一つが、適切なキーワード選定です。
狙うキーワードを誤れば

・SEO対策の成果が出ず、検索結果の上位に表示されないので、コンテンツがターゲットに届かない
・コンテンツの中身がターゲットのニーズに合致していないので、記事を読んだターゲットの心に響かない
・ターゲットからずれたユーザーを集客してしまい、購入・契約につながらない

などの事態につながります。

キーワード選定の具体的な方法は【SEOキーワード選定のやり方】で説明した通りですが、企業ごとにビジネスモデルや特徴はさまざまですから、キーワード選定で気をつけるべきポイントや戦略も違って当たり前。ここからは、業種・業界ごとにSEO対策・コンテンツマーケティングの状況・概要と、キーワード選定のポイントをご紹介します。

BtoBとBtoC、業種・業界ごとのキーワード選定のポイント

まずはざっくりと、BtoBかBtoCか、という属性で見てみましょう。

BtoC企業では幅広いキーワードと、こまめな見直しが大切

BtoC企業のキーワード選定で難しいのは、ターゲットの定義がしづらいことです。

例えば、「片手鍋」や「タオル」「食パン」のように、老若男女問わず幅広い層が購入する商品は、その分、ターゲットのニーズも多岐に渡ります。そのため、ターゲットに届くコンテンツを作成する難易度が高いという特徴があります。BtoC業界の特徴ー業界別SEO対策を解説:コンテンツマーケティング・キーワード選定の方法

方針としては、ペルソナをいくつか設定、整理してそれぞれのニーズを探り、コンテンツを作っていくことになります。したがって、キーワードは多様なラインナップが必要です。
関連ワードを抽出する際は、無料で使えるGoogle検索のサジェスト機能や、google広告のキーワードプランナーの利用がおすすめです。広めに挙げるのはもちろん、メインのキーワードの数も多めに洗い出しておかねばなりません。

さらに、一般消費者の行動はトレンドの影響を受けやすいものですから、設定したキーワードはこまめな見直しが必要です。世の流行を追いかけながら、キーワードごとの流入の推移をチェックし続けましょう。

BtoC企業ならカスタマージャーニーマップに応じたキーワードを用意して

続いてBtoC企業の場合は、購入・利用までのプロセス、いわゆる「カスタマージャーニーマップ」を丁寧に描くことがポイントになります。

企業体では、担当者が商品・サービスを気に入ったからといって、即、購入・契約を決定するわけにはいきません。社内での合意と決済者の確認が必須ですから、担当者はまず、幅広く情報収集をして候補となる商品・サービスをリストアップし、次はそれぞれを比較・検討することになります。

そういった購入までのプロセスのそれぞれで、異なるニーズがありますから、キーワード選定ではそれらにこたえ、購入への意思決定を支援することが必要です。

例えば、業務改善ツールを販売するA社のキーワード選定で、フェーズごとのターゲットのニーズと、対応するキーワードを考えてみましょう。購入決定までのフェーズー業界別SEO対策を解説:コンテンツマーケティング・キーワード選定の方法
A社のターゲットとなる企業の担当者が検索しそうなキーワードは、(1)〜(3)の段階ごとで以下のように想定できます。

(1)社内の業務が効率的に進まない、という課題に悩んでいる時期:「社内 タスク管理 方法」「プロジェクト 進捗確認 共有」などのお悩み系のキーワード。

(2)解決手段として業務改善ツールの存在を認知し、導入するか検討している段階:「業務改善ツール 導入すべき」「業務改善ツール メリット・デメリット」などのキーワード。

(3)ツールの導入を決定した段階:「業務改善ツール おすすめ」「業務改善ツール 有料 無料」など、比較検討するためキーワード。

BtoB企業のキーワード選定作業では、ツールで抽出できた関連ワードを、プロセスごとの需要に沿ってジャンル分けしておくとコンテンツ制作が楽になりますよ。

業種ごとに、キーワードの選び方の傾向・ポイントがある

業界・業種という、より絞った軸で見ていくと、さらなるヒントがあります。

例えば、専門性が特に高い業種や、市場規模が非常に狭い業種の場合、そもそものターゲットの数がかなり絞られます。ごく狭い範囲に向けた発信となる場合は、キーワード選定の時点からその点を考慮しておくべきですし、もしかしたら、オンラインのコンテンツマーケティングよりもオフラインで行うその他のアプローチの方が効果的かもしれません。

また、詳しくは後半で解説しますが、金融商品を扱う業種や、医療・薬品の業界などでは、広告に関する規制やガイドラインが設けられており、単純に「ユーザーが求める情報を発信すればいい」わけでもありません。

このように、業界・業種ごとに異なる部分について、基礎知識を持っておくと、キーワード選定に大いに役立ちます。早速詳しく見ていきましょう。

【小売業のコンテンツマーケティング】キーワード選定のポイント

スーパーやコンビニ、雑貨屋などの個人商店、ホームセンター、百貨店から、各種専門店まで幅の広い小売業ですが、コンテンツマーケティングで共通して意識したいのは、ターゲット層が広いこと、そして、商品の入れ替わりが激しいことです。

ターゲットが幅広いことについては、BtoC企業では幅広いキーワードと、こまめな見直しが大切 でご説明した通り、ペルソナ像をできるだけたくさん設定して考えると良いでしょう。それぞれについてターゲット目線で疑問・興味のあること・お困りごとをピックアップしていくと、キーワード選びのヒントになります。
ターゲットが複数になると記事を書くのも大変になります。キーワードをペルソナ軸で分類し、ペルソナごとにキーワードを選定しておくと便利ですよ。

そして、新商品が展開されるごとに、キーワードを新たに選定する作業が必要です。効果を最大化するには、新商品の発売のタイミングで、すでに記事がある状態が理想です。公開後、記事が検索結果での順位を確立するまでにかかる時間まで考え、早めの始動がポイントですね。

また、検索クエリとなるのは、ユーザーが実際に使用する言葉ですから、口コミサイトやアンケートに記入された語句・フレーズはぜひチェックして、関連ワードに取り入れるべきか検討してみてください。発売前の商品は口コミやレビューもない状態ですが、似ている先発商品のレビューを確認するとヒントになります。

地名キーワードの対策は、過剰にならないよう注意

小売業は実店舗への訪問が前提となることが多いので、商圏となる地域名・駅名なども対策したい重要キーワードですよね。「業種名+地域名」で適切な記事が作れれば良いのですが、そうは行かないケースも多いと思います。また、「業種名+地域名」で記事を書けたとしてもせいぜい1〜2本で、まったく結果が見えてこない、という声も。地名キーワードのSEO対策ー業界別SEO対策を解説:コンテンツマーケティング・キーワード選定の方法

そこで、上位表示を狙って地域名や駅名を文中に必要以上に登場させたり、ビジネスにまったく関連のないテーマを扱った地域紹介のコラム記事ばかり大量に書いたりするのは、記事の作り方としてNGです。
もし、キーワードの使い方が不適切だと見なされれば、検索エンジンからの評価をかえって下げてしまいます。
SEO的に逆効果であるだけではなく、ユーザーにも不信感を抱かせますから、コンテンツマーケティングの目的から考えてもマイナスです。地名を対策キーワードに選ぶ際には、気をつけてください。

地名や駅名をキーワードにしてSEO対策を進めるのなら、コンテンツマーケティングではなく、MEO対策やGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の機能などを活用する方が適しているケースもあります。コンテンツマーケティングは、あくまでも、ユーザーの求める情報を提供するのが大前提ということを忘れないでください。

【食品・飲料業界のコンテンツマーケティング】キーワード選定のポイント

【小売業のコンテンツマーケティング】と同じく、季節によって商品のラインナップが変わりますし、「鍋」「そうめん」のようにシーズンごとに好まれるキーワード、そして「土用の丑の日」「恵方巻き」のように年に一度だけ、といったキーワードもあります。タイムリーなコンテンツ提供とキーワードのこまめな見直しが大切です。

また、こだわりのある商品・数量限定商品・お取り寄せでしか食べられない商品など、高付加価値な商品へのニーズが高まっています。これらは一般に、相場よりも高価格帯ですから購入する層も限られてきます。ターゲット層を分析し、好まれる商品の特徴を具体的なキーワードに落とし込みましょう。

健康志向と食の安全性は、業界全体の大きなトレンド

食品・飲料業界はトレンドの影響も大きく受けます。昨今のトレンドで無視できないのは、健康志向と、食の安全性への関心の高まりです。

健康志向に関わるキーワードには
「ダイエット」「糖質」「カロリー」「タンパク質」「全粒粉」「オーガニック」「ビタミン」「ミネラル」「グルテンフリー」「ノンオイル」「マクロビオティック」などが、

食の安全性に関わるキーワードには
「有機」「オーガニック」「無農薬」「自然農法」「無添加」「手作り」
などがあります。
これらをメインキーワードの候補にし、関連キーワードを出してみましょう。

急激なブーム・爆発的ヒット商品は狙うべきキーワード?

流行り廃りも重要な要素です。健康志向と食の安全性も大きなトレンドの一種ではありますが、急激に増減するわけではなく、数年間は同じ調子が続いています。

一方、食品・飲料業界の特徴として、テレビやラジオなどのメディアで特集された、インフルエンサーが紹介したなどの理由で、爆発的なヒット・検索需要の増加が訪れるキーワードがあります。

「スーパーフード」や「発酵食品」といったカテゴリー・ジャンルを指すキーワードが注目を集める場合もあれば、「食べるラー油」「タピオカドリンク」「チーズタッカルビ」「マリトッツォ」など、ピンポイントの商品がヒットすることもあります。

こういったキーワードは急激に検索需要が伸びるうえ、ターゲットとする層も非常に広いため、ブームがきている時の検索ボリュームの伸び方には目を見張るものがあります。ブームは一過性とはいえ、もし、自社の商品と関連性があるのならぜひ狙いたいところです。でも、ブームの「その後」はどうなるのでしょうか?

以下はGoogleトレンドで出力できる「マリトッツォ」の過去5年間の検索需要の推移です。ピーク時を100として表しています。Googleトレンドで見る「マリトッツォ」ー業界別SEO対策を解説:コンテンツマーケティング・キーワード選定の方法2021年の2月まではほとんど検索ボリュームがありませんでしたが、そこから爆発的に増え始め、4ヶ月後の6月13日〜19日にピークを迎えています。ブーム開始から1年後の2022年2月の時点の数値は「16」。2021年2月の数値が「1」ですから、ブームから1年の時点では依然として16倍の検索需要があったことがわかります。
一方、2年経った2023年2月には数値は「4」にまで落ち込み、2023年9月にはまたブーム開始前と同じ「1」に戻っています。

流行がどの程度続くかは、もちろんキーワードによって異なります。
こちらは「チーズタッカルビ」のデータです。Googleトレンドで見る「チーズタッカルビ」ー業界別SEO対策を解説:コンテンツマーケティング・キーワード選定の方法2016年9月から立ち上がりを見せた検索需要は、およそ1年半後の2018年2月にピークを迎え、そこから減少はしますが、7年が経過した現在もまだ10前後の数値を維持しています。ブームは去ったものの食文化としてある程度定着した、という見方ができるでしょう。

ヒット商品をキーワードに選定したいのであれば、Googleトレンドなどで検索需要の推移を把握するのがポイントです。ブームがまだ加熱していく段階にあるのか、それとも下火になりつつあるのか変化を見極め、ブームが去った後もどの程度、需要が見込めそうかを社内で検討しましょう。

もちろん、人気沸騰のさなかにいる時は、それがいつまで続くのか正確に予測することはできません。過去ヒットしたいくつかのキーワードについて調べることで、ある程度の傾向は見えてくるかもしれませんから、キーワード選びの材料にしてください。

オリジナル商品の名称や、輸入されたばかりの食材・料理名を取り入れるならひと工夫を

ちなみに、オリジナルの商品名や、もともと日本語にはない、輸入されたばかりの食材・料理名は、認知されていないので、テレビや雑誌、SNSでバズらない限り、検索される見込みはほとんどありません。そのため、これらをキーワードに選ぶ場合は、似ている商品で、より認知度の高いものの名前を記事内に入れるなどして、ブームの前段階でも検索結果に表示させるための工夫が必要です。

例えば、「タンミョン」という言葉を聞いたことはありますか? 現在、Youtubeなどで流行の兆しのある、中国発祥の幅の太い春雨で、きしめんのような見た目です。パスタやうどんの代わりに使うレシピが海外で人気だとか。

「タンミョン」のブームを期待して記事を投稿する場合、「見聞きしたものの名前は覚えていなかった」という人が検索するケースも想定し、記事の内部に「太い春雨」というキーワードを入れておく、といった具合です。

【旅行・観光業のコンテンツマーケティング】キーワード選定のポイント

旅行・観光業のキーワード選定では、昨シーズンのものをベースに新しい情報を取り入れるのがポイントです。施設の営業時間や料金は変更されますし、閉店する店や新規開店する店もあります。定期的なチェックとリライトは必須です。

特に、コロナ渦で旅行業界全体が大きく変動しました。客足が遠のいている間に、様変わりした観光地もあることでしょう。ユーザーもそれを念頭に「最新情報」を求めていますから、「2023」「2024」など、投稿時期をあらわすキーワードをタイトルや見出し、記事の内部に入れるのもクリックにつながりやすいでしょう。

海水浴やスキー、花火大会など特定のシーズンやイベントに集中して人が集まるスポットを抱える場合は、オンシーズンになる少し前にはコンテンツを揃えておけるよう、早めの始動が鉄則です。

ビッグワードでの上位表示は難しい傾向に

旅行・観光業界は、コンテンツマーケティングがさかんで、旅行代理店や交通機関などの大手企業が運営するオウンドメディアはSEO上も非常に強力です。

大手企業は平均してドメインパワーも強い上、十分なリソースとコストを投入し、良質なコンテンツを量産しています。そのため、「北海道 温泉」「京都 観光」といった検索ボリュームの多いビッグワードでは、検索結果の上位を大手企業のサイトが独占する傾向にあります。さらには、検索結果の1位よりも優先して表示されるリスティング広告も多数、出稿されており、熾烈な競争が行われています。

コンテンツマーケティングを後追いで始める中小企業が失敗しないためには、これらの強力な他社との「棲み分け」が不可欠です。「北海道旅行」検索結果ー業界別SEO対策を解説:コンテンツマーケティング・キーワード選定の方法

考え方のポイントは、検索ボリュームの少ないスモールワードや、複数の単語をかけあわせたロングテールキーワードを狙うこと。ビッグワードも直接狙うのではなく、ロングテールキーワードにすることで、差別化がはかりやすく、的確に目指すターゲットに届きやすくなります。

例えば、北海道の温泉地のホテルがコラムを作成するのなら
・「北海道 温泉 日帰り入浴 おすすめ」
・「北海道 温泉 貸切風呂 家族」

などがロングテールキーワードの候補です。
施設やスポットの魅力をリストアップし、どのような層に好まれそうかを考えたら、彼らのニーズを調査、検索しそうなキーワードをまとめて洗い出しましょう。

集客とブランディングも意識したキーワード選定を

ロングテールキーワードを選択することがポイントとはいえ、ビッグワードをあえて切り捨てるわけではありません。むしろ、旅行・観光業界では、ブランディングやユーザーの使い勝手という観点から、ビッグワードの記事がサイトに必要なことも多々あります。

どんな旅にしようか、有名グルメ情報、必須の観光スポットなど、旅行に出かける前段階に情報収集を楽しむユーザーは多いものです。ホテルのwebサイトなら、施設紹介だけではなく周辺の観光地・グルメ情報や、地域の魅力を伝えるコンテンツが網羅されている方がユーザーにとって有益です。

そこで、ビッグワードはSEO的に効果が出づらいことを念頭に、キーワードリストから削除するのではなく、優先順位を下げて対応する、もしくは、アクセスをアップする目的とは切り離してブランディング目的として考えると良いでしょう。

【金融・保険業界のコンテンツマーケティング】キーワード選定のポイント

金融や保険業界のSEO対策・コンテンツマーケティングでは、ここまでご紹介したジャンルにはない難しさがあります。それが「YMYL」です。

YMYLのSEO対策は正確性と信頼性がカギ キーワード選定も慎重に

Googleは独自の指標でwebサイトをランキングしています。指標には明確にされているものと、そうでないものもありますが、概して言えるのは「ユーザーにとって有益な情報か」に重きを置いているということです。
そして、Googleがランキングにあたってとりわけ厳しくチェックしているのがYMYLと呼ばれるジャンルに属するページです。

YMYLとは、Your Money or Your Lifeの略で、「人々の健康、経済的安定、安全、または社会の福祉や幸福に重大な影響を与える可能性があるトピック」と定義されています。

参考:Google検索セントラル 検索評価ガイドライン(英語・外部リンク)https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/ja//searchqualityevaluatorguidelines.pdf

検索結果の上位に表示されているページに誤った情報が掲載されていたら、それを読んだ多くの人が不利益を被りますよね。それがYMYLジャンルの場合は、多大な影響を及ぼしかねません。
もし、投資商品について情報収集しているユーザーが、上位ページに書かれている誤った情報を信じて多額の投資を行って失敗したら、大きな損失を負ってしまう可能性があります。医療についても同様で、不正確な情報を参考に治療方法を選んだら、最悪の場合、生命を脅かす重大事態になるかもしれません。

そこでGoogleは、検索者の財産や健康が不適切な情報によって害されることのないよう、検索者の人生の選択に大きな影響を与えかねない情報を提供するwebサイトをYMYLとして分類し、より厳しい目でチェックしているというわけです。

YMYLに該当するジャンルは?金融・保険はYMYLか

Googleは、具体的にどのジャンルがYMYLに該当するか明言せず、次のように説明するにとどめています。

・些細な情報の不正確さであっても危害を及ぼす可能性があり、専門家や信頼度の高い情報源を探したくなると感じるトピックは、YMYLに該当する可能性が高い
・友人に相談するだけで満足するようなトピックは、YMYLに該当しないGoogleのYMYLの説明ー業界別SEO対策を解説:コンテンツマーケティング・キーワード選定の方法

したがって、どのwebサイト・ページがYMYLジャンルに分類されるのか、の解釈には幅があるのですが、一般に「YMYLのジャンルは、医療情報、金融情報、法的情報、重要なライフイベント情報、学術的情報を扱うページ」と認識されています。
上記のGoogleの見解に照らし合わせても、金融・保険を扱う企業はYMYLに属すると判断するのが適切でしょう。

YMYLのSEO対策の基本

YMYLのSEO対策は、情報の正確性や信頼性が非常に重要で、細心の注意を払って行う必要があります。キーワード選定も、正確な専門用語を適切に使うことが大切です。

また、多くの流入が見込めそうなキーワードであっても、そのキーワードに沿ってライティングしたらユーザーの誤解を招くコンテンツができあがりそうな時や、不正確な情報を詰め込んだコンテンツになるおそれがある時は、そのキーワードは選ぶべきではありません。
上位表示ができないどころか、Googleから不適切なコンテンツを配信するサイトと見なされれば、ペナルティを受けてランキングで全く浮上できなくなることもあります。

わかりやすく発信することが求められる金融・保険業界のSEO対策 教育的コンテンツにつながるキーワードも有望

金融・保険業界は専門性が高く、一般のユーザーにとって難解です。そのため、検索意図には「専門家のアドバイスが欲しい」「解決策を教えて欲しい」といったニーズが多いので、疑問・質問に正しく的確に答えるコンテンツが求められます。キーワード選定も、そういった視点で取り組みましょう。

また、ここ数年、日本政府は資産形成の手段としてIDeCoやNISAといった投資を優遇する施策を行っており、投資人口が増えています。
「法律や規制について知りたい」「資産形成や運用方法の注意点を教えて欲しい」という需要が今後も高まり続けるでしょうから、ユーザーの興味のある内容を中心に、知識を深める教育的コンテンツが作れるキーワードが有望です。

【医療・ヘルスケア業界のコンテンツマーケティング】キーワード選定のポイント

医療やヘルスケア業界も、人々の健康や生命に直結する情報を扱うので、金融・保険業界と同じく、YMYLのジャンルに該当すると考えられています。加えて、医療・ヘルスケア業界のSEO対策で最大の課題は「医療広告ガイドライン」の存在です。医療広告ガイドライnー業界別SEO対策を解説:コンテンツマーケティング・キーワード選定の方法

医療広告ガイドラインを守ることは義務

医療広告ガイドラインは、厚生労働省が定めた、医療機関における広告やマーケティング活動についてのルールです。患者や消費者を守り、誤解とトラブルを避けるために制定されました。医療機関や、製薬会社、医療機器メーカーなど医療関連の企業・団体は、このガイドラインに従わなければなりません。

厚生労働省:医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000209841.pdf
(外部リンク)

医療系を含むYMYLジャンルのwebサイトは、検索エンジンから、それ以外のサイトよりも厳しい視点でチェックされます。加えて。医療系コンテンツは、さらに厳格かつ詳細な医療広告ガイドラインにも従わなねばならないので、細心の注意が必要です。
ガイドラインによれば、広告として表示して良いのは基本的に、患者の治療選択等に有益な情報のみで、コンテンツ内に含めて良い情報や、使って良い語句、掲載可能な写真についても、かなり細かい規制が設けられています。誤解を招いたり、誇大広告になったりする表現はガイドラインの規制の対象です。

例えば、医療機関のwebサイトで掲載されがちな「患者の声」は不適切と見なされる可能性がありますし、ビフォーアフターの写真も原則、掲載禁止です。「地域で一番の実績」「県内トップクラスの医師数」といった最上級の表現や、「アンチエイジング」という審美的な表現、「新聞や雑誌で紹介されました」という文言もガイドラインに抵触する可能性大です。
ガイドラインのとおりにコンテンツを作るなら、集客のための広告らしい広告はほとんど打てない、ということに気づきます。医療・ヘルスケア業界では、基本的に、医療の本質以外の内容で広告を打つ、集客することが禁じられているということをまず理解せねばなりません。

「みんなやってるから大丈夫」は通用しない 違反すると罰金・懲役刑も

とはいえ、脱毛や歯列矯正のビフォーアフターの写真が掲載されているのを目にしたことがある、「患者様満足度No.1」などの表現を見かけたことがある人も多いと思います。しかし「規制されているとはいえ、少しくらい違反しても構わなさそうだ」と解釈するのは危険です。
「別のクリニックがやっているからうちも大丈夫」という保証はありません。違反している旨の指摘を受け改善しなかった場合は、6ヶ月以下の懲役もしくは30万円未満の罰金が科されます。
そのうえ、患者や利用者からの信頼という、医療機関として最も大切な資産をも損なってしまいます。所属する学会や医師会などの職業団体から定期的に調査が入るケースもありますから、ガイドライン違反のないよう徹底しなければなりません。

法令に抵触しないコンテンツ作りを念頭にキーワードを選ぼう

医療・ヘルスケア業界のコンテンツマーケティングでは、不当景品類及び不当表示防止法や、医薬品医療機器等法など、他にも守らなければならない法令があります。単純に、検索ボリュームや競合性、事業との関わりだけを考慮してキーワードを選定するわけにはいかないのです。

いくらターゲットの検索需要があろうと、「この薬は本当に予防効果があるのか?」「より優れた治療はどちら?」といったテーマで、切り込んだコラムを書いていけば、最後には、高い確率でガイドラインや法令に触れてしまうでしょう。

ガイドラインと各種法令の内容を理解するとともに、キーワードありきでの選定は避けましょう。医学的に正しい情報発信につとめる前提のもとで、専門的な知識や用語を、一般の人に適切かつわかりやすく伝えるのが医療・ヘルスケア業界の情報発信の基本です。医療・ヘルスケア業界の情報発信ー業界別SEO対策を解説:コンテンツマーケティング・キーワード選定の方法

なお、ガイドラインは改正もされるので、すでに公開した記事でも、最新の法令に違反する内容になっていないか、定期的に見直すことも必要です。

【不動産業のコンテンツマーケティング】キーワード選定のポイント

不動産業界でのコンテンツマーケティングは、下記のような複数の軸で展開できます。

・土地や物件といった商品そのものの魅力を伝えるコンテンツ
・不動産購入にまつわる専門知識を発信するコンテンツ
・エリアでの生活情報を集めた「暮らし」にまつわるコンテンツ
・人気の家具やトレンドのインテリアなどを紹介する「住まい」に関するコンテンツ

それぞれの軸に幅広いトピックがありますから、「キーワードが思いつかない」「ネタに困る」といった心配は少ないかと思います。むしろ、膨大なキーワードリストの中からどれを残し、どれを落とすべきか、という取捨選択・優先順位づけにしっかり時間をかけるべきかもしれません。
さて、取捨選択にあたって意識したいのが、業界特有の競合性の高さです。

コンテンツマーケティングと相性がいいからこそ、不動産業界のSEO対策は激戦

ユーザーにとって、不動産購入は非常に高い買い物ですし、一生に何度も経験することではありません。多くの人が、契約までに長い時間をかけてリサーチをしますから、コンテンツへの潜在的な需要が高いという特徴があります。
ここに、コンテンツを量産しやすいという業界の傾向も加わった結果、不動産業界では多くの企業がコラムを展開しています。おまけに、不動産デベロッパーや住宅メーカーにはドメインパワーの強い大手企業が多数あり、有料広告の出稿も盛んな状況です。つまり、不動産業界はSEO対策の激戦区と言えます。

かなり綿密に戦略を立てて取り組まねば成果が出づらいことを念頭に、キーワード選定を勧める必要があります。

専門性が高く、質の良い情報を提供できるキーワードを選ぶ

強力な競合と戦わねばならないので、複数の単語をかけあわせたロングテールキーワードを狙うのがランキングでの上位獲得のカギです。エリアに強く依存するのも業界の特徴ですから、地域に根差したキーワードを狙うことで、全国展開する大手企業と棲み分けをはかるのも良いでしょう。

そしてもう一つ、大切なことが「良質なコンテンツを提供できるか」という視点でのキーワード選びです。
SEO対策激戦区だからこそ、せっかくサイトにたどり着いてくれたユーザーに、確実に刺さるコンテンツを作る必要があります。

不動産業界は法律用語が登場しますし、一般人には耳慣れない規制も多く、これらの内容をわかりやすく伝えることが求められています。ですから、用語解説やハウツー系の記事はユーザーのニーズに合致していますが、単なる語句の解説で良いのでしょうか?
具体例で考えてみます。

建築物の高さに関する規制として「日影規制」というものがあります。日影規制を定めている建築基準法の条文は以下の通りです。日影規制の条文イメージー業界別SEO対策を解説:コンテンツマーケティング・キーワード選定の方法
引用元:e-GOV 建築基準法 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC0000000201
(外部リンク)

一般人が読むことを前提に作られていないため仕方ないのですが、非常に難解ですよね。これを説明するのに、とある自治体の作った資料では以下のような記載がありました。

「日影規制とは、住宅地における居住環境を保護するために、中高層の建物(高さが10m以上のもの)によって周囲にできる日影の時間を一定限度以下に制限し、日照などの環境を確保するためのルールです。」

この説明で、言葉の意味だけなら、なんとなく理解はできるかもしれません。でも、もしあなたが、これから家を建てようと日影規制について調べているのだとしたら、どうでしょうか。上の説明を読んで納得し、そこで検索を終えられるでしょうか?

一方、一級建築士が顔と名前を出して執筆・監修しているコラムで、
・日影規制とはどんなルールか
・日影規制に気をつけなければならないのは土地の購入時か、建築時か
・日影規制にうっかり違反してしまったらどうなるのか
・家を建てる前から建築後の日影を想定するのは難しそうに思えるがどうやるのか
・日影規制に引っかからないかを事前に確かめる方法は?自分でできるのか?
・日影規制に引っかからないか調べるには誰に依頼すればいいのか

を解説してくれていたら、どうでしょうか。

その道のプロが、専門知識を惜しみなく提供し、リスクやデメリットなどのネガティブな面まで踏み込んで語ることは、ユーザーに安心感を与え、企業への信頼感獲得につながります。「この会社に頼めば間違いないな」という思いが、問い合わせと成約、そして売上につながります。

単なる語句の解説記事や、少し検索すればすぐ見つかる情報ばかりを詰め込んだ寄せ集めのコンテンツでは、激戦区を勝ち抜けません。高品質で、顧客に役立つ記事を用意する必要があることを念頭に、社内のメンバーの知識・経験・専門性が発揮できるトピックの中でキーワードを選んでください。

【塾・予備校・教育関連業界のコンテンツマーケティング】キーワード選定のポイント

学校法人や、塾・予備校といった教育関連業界も、コンテンツマーケティングが盛んです。
ターゲット=保護者と考えがちですが、現代はスマホを持っている子もかなり多いので、子ども自身が検索する場合もあります。
子どもの進路を考える保護者と、勉強方法に悩む子ども・学習の仕方について知りたい子どもの両方がターゲットと認識したうえで、キーワードを洗い出す必要があります。塾・予備校・教育関連業界のコンテンツマーケティングー業界別SEO対策を解説:コンテンツマーケティング・キーワード選定の方法

塾・予備校の場合、ユーザーのニーズは「志望校合格」ですから、ウェブサイトへの流入が期待できる検索意図は

・合格実績が具体的に知りたい
・講座や授業内容、教材、教え方を知りたい
・どんな講師が教えてくれるのか知りたい
・受験情報・入試情報を得たい

などが真っ先に思い浮かびます。

子どもを塾に通わせようと検討している保護者が知りたいのは、あなたの塾の情報です。したがって、一般にコンテンツマーケティングでは自分の商品を「買ってください」と売りこむことはあまりしませんが、塾・予備校の場合、カリキュラムや自校の強み・特長などをしっかり紹介することは必要です。

ただし、これらは主に「塾選び」という観点に立った、保護者目線の検索キーワード。
子ども本人が求める情報は、入試当日の流れや、試験前日の過ごし方など、より「現場寄り」のものになりそうです。去年の卒業生にインタビューした「先輩の声」「当日の失敗談」などのリアルな情報も、価値あるコンテンツになるはずです。できるだけ、特定の学校名や「大学入学共通テスト」や「AO入試」「総合型選抜」といった、具体的なキーワードを選択しましょう。

同じキーワードも、親と子で検索意図が異なることも

キーワードを取得する際に気をつけたいのは、同じ検索語も、保護者が調べている場合と子ども自身が調べている場合で、検索意図・ニーズが異なるケースがあるということです。

例えば「数学 苦手」というキーワードで考えてみましょう。関連ワードとして抽出されるものの中で、子ども本人が入力している可能性があるのは「数学 苦手 勉強法」「数学 苦手 参考書」「数学 苦手 理系 行きたい」などです。数学の勉強方法を紹介する、苦手意識を克服するコツを紹介するなど、学習を支援するコンテンツが求められていることが推測できます。

一方、保護者が検索している可能性があるのは「数学 苦手 理由」「数学 苦手 大学受験」などで、数学の成績が奮わなくとも進学できる学校を知りたい、というニーズがみえてきます。
同じキーワードに対して、2つのニーズにこたえるコンテンツが必要です。

当事者である子と、支える側の親という2つのターゲットを念頭に取り組んでください。

コンテンツマーケティング成功の第一歩はキーワード選定から

業界ごとの特徴をふまえて、キーワード選定のコツを見てみました。それぞれの業界に特徴と気をつけるべきポイントがあり、攻略のヒントがありましたね。

業界・業種によって、コンテンツマーケティングの施策に成果が現れやすい・現れにくいの差はあれど、キーワード選定が重要なことに変わりはありません。
万が一、SEO対策の効果が出にくい業界で、コンテンツの上位表示が達成できなかったとしても、悩んだり嘆いたりする必要はありません。せっせと増やしたコンテンツは、長期的には着実な資産となり、その先には必ず、サイトの成長があるからです。

最適なキーワードを選び、ユーザーのニーズを意識して作り上げた記事なら、サイトを訪れてくれた人の目に留まり、ブランディングの効果も発揮しますよ。

マーケティングの知識に自信がなくとも、初心者でも、大丈夫。コンテンツマーケティングに踏み出すあなたを全力でサポートします。

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