弊社では、「キーワード選定をどう進めたらいいのかわからない…」といったお悩みをよく聞きます。
ホームページの成果を出すために、SEOを行うキーワードの選定は重要な作業の一つです。しかし、SEOの勉強を始めたばかりの初心者の方は、キーワード選定のやり方がわからず行き詰まってしまうかもしれません。
今回は、初心者の方にもキーワード選定のやり方をマスターいただけるように、具体的な事例を設定し、キーワード選定の事前準備や手順を解説します。
初心者の方向けに、キーワード選定に役立つポイントや関連用語の解説も交えながら、ノウハウ・注意点もお伝えしています。
この記事を見ながらキーワード選定を実施すると、効果的なキーワード選定が実践できるようになります!
なお、キーワード選定を「もっと知りたい!」という方は、以下の記事もご覧ください。
【2026年】キーワード選定総合ガイド SEO対策の基本を徹底解説
この記事のポイント
- SEOキーワードとは上位表示を目指すキーワードのこと
- SEOキーワード選定次第でサイトの売上が大きく変わる
- 自社サービスやターゲット(ペルソナ)の理解がカギ
- セールスポイント・競合・現状分析・目標の設定が事前準備として重要
- 初心者でも手順に沿えば効果的なキーワード選定ができる
SEOキーワードとは何?初心者向けに解説
初心者の方はまず、SEOキーワード選定の前に、その基本的な用語や知識について正しく理解しておきましょう。
SEOキーワードの基本的な概念
SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で、日本語では「検索エンジン最適化」を意味します。SEO対策とは、GoogleやYahooなどの検索エンジンのランキングで、コンテンツを上位表示するための施策のことを指します。
SEOキーワード選定とは、「上位表示を狙うキーワードを選ぶこと」です。
選んだキーワードに対して、それぞれの記事コンテンツを作成し、上位表示を目指すことになります。
コンテンツ作成の基礎になるSEOキーワード選定は、SEOやサイトの成功(売上目標)のためにとても大切な作業です。
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検索上位にする方法を徹底解説!Googleに評価されるための仕組みや最新戦略
キーワードの4つの種類

SEOキーワード選定の際には、キーワードの種類の理解が重要です。
キーワードの種類は星の数ほどありますが、大きくは以下の4つに分けて考えることができます。
- ビッグキーワード(月間検索回数が1万回以上の大きなワード)
- ミドルキーワード(月間検索回数が数千回程度)
- ロングテールキーワード(検索回数が数百回程度の複数の語句を組み合わせたワード)
- スモールワード(検索ボリュームが数百回以下の小さなワード)
当然、ホームページを集客目的で運営している方、全員が「ビッグワード」で上位表示したいと考えています。
ビッグワードであれば、それだけ集客につながりやすい傾向があるからです。
しかし、ビッグワードは当然、小さなワードと比べて圧倒的に上位表示されている競合のサイトの力が強いです。
キーワード選定の方法に悩む初心者の方は、まだサイト規模も小さいという方が大半でしょうから、いきなりビッグワードを狙ってもランキングで上位表示は難しいです。
戦略の中心は「キーワード選定 初心者向け」のような、複数のキーワードを組み合わせた「ロングテールキーワード」「スモールキーワード」になるでしょう。
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ロングテールキーワードとは?選び方を紹介します【SEO対策の効果を最大化】
キーワード選定の重要性を理解しよう
そして、SEOの成果(売上)は、ほぼキーワード選びで決まると言っても過言ではありません。
たとえば、具体的にこのようなキーワード選定の失敗例があります。
- 競合他社のサイトが強いキーワードばかり狙って上位表示ができない
- 問い合わせが増えるキーワードだと思ったが、全然問い合わせが発生しなかった
- キーワードの種類がバラバラでなんのサイトかわからなくなる
上位表示には「いい記事を書く能力」も重要ですが、どれだけ良い記事を書けても、競合に勝てないキーワードや集客できないキーワードで書いてはあまり意味がないのです。
また、サイトの方向性とキーワードの方向性は統一していくことも必要です。特に立ち上げ初期の場合は、テーマを合わせてサイトの力をあげていくことが上位表示にとても重要です。
「検索意図」を踏まえて売上につながるキーワードを選ぶ
キーワード選定の際には、キーワードで上位表示ができたときに「自社の商品やサービスの売上にどれくらい貢献できるか」を考えることが大事です。
そのために重要なのは、ユーザーの「検索意図」を正しく読解することです。
たとえば、この記事には「キーワード選定 初心者」などの検索で辿り着いた方もいると思います。
「キーワード選定 初心者」の場合、「キーワードの選び方がわからなくて、初心者でも実践しやすいキーワードの選び方を知りたくて検索した」といった検索意図があるでしょう。
このように、キーワード検索の背景には、ユーザーが解決したい悩みと知りたいことが必ずあります。キーワードを選ぶときは、ユーザーが「どうして検索したのか」を深く考えて選ぶことが重要です。
「このキーワードで検索した人の悩みは自社商品で解決できる」と思っても、実際にユーザーが抱えているのは違う悩みだったというケースがあります。
検索意図を正しく理解できれば、上位表示できたときに自社にとって価値をもたらす、正しいキーワードを選ぶことができます。コンテンツを作るのと同じぐらい、キーワード選定には注意するべきです。
少しキーワード選定の難易度が高くなるように見えるかもしれませんが、やり方のコツを掴めば、初心者でもしっかりしたキーワード選定ができるので大丈夫です。
キーワード選定の関連用語も理解しておこう
具体的な話に移る前に、キーワード選定でよく出てくるワードをいくつかお伝えします。よく出てくる言葉は押さえておくと、この後の話を理解しやすくなります。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| キーワード | 検索エンジンでユーザーが入力する言葉。記事のテーマになる。 |
| 共起語 | 特定のキーワードと一緒によく使われる言葉。文脈や意味を深める。 |
| 関連語 | キーワードと関係のある別の言葉。読者のニーズを広くカバーできる。 |
| サジェストワード | Googleの検索欄に入力すると表示される、検索されやすい言葉の候補。 |
| ドメインパワー | サイト全体の信頼性や影響力の指標。SEO順位にも影響する。 |
他にもさまざまな用語はありますが、初心者の方はこのあたりの用語を理解しておけば大丈夫です。
事例で解説!SEOキーワード選定の前に整理すること
ここから、架空の事例を使ってキーワード選定を具体的に説明していきます。できる限り現実に即した設定にしたので、実際に近いキーワード選定作業になるはずです。
キーワード選定は、業種や商品、目的によって内容が変わります。まずは全体の流れを理解しましょう。
実際のキーワード選定では、数十〜数百個のキーワードを選んでいきますが、いきなり大きなところから開始すると、全体像を捉えるのに時間がかかります。
まずは、1テーマ10関連キーワードのスモールスタートで感覚をつかんでみましょう。ここでは、横浜市に事務所を構え、個人向け保険を扱う架空の保険代理店「わかば保険相談室」が集客のためにSEO対策を行う想定で考えていきます。
SEO対策のためのキーワード選定を行う前に、以下の3つを整理しておけば大丈夫です。
- 売りたい商品やサービスを理解する
- どんなペルソナに利用してほしいか考える
- ターゲット層とペルソナの違いも理解する
まずは企業の情報や売り出したい商品・サービスについて整理しましょう。
売りたい商品・サービスを理解する
「売りたい商品やサービスが何かなんて、当然わかっている」とは思いますが、基本的にSEO対策をする際は、ユーザーの悩みに寄り添い、疑問を解決するコンテンツを作る必要があります。
自社のサービスがどんなふうにユーザーにフィットするのか、詳細に把握しなければならないんです。
事例の「わかば保険相談室」のケースではこのような商品を想定しましょう。
・お客様にお勧めしたいのは、外貨建ての投資商品
・病気や死亡に備えるだけでなく、資産運用に興味がある人に向けた保険商品
・家計に余裕のある世帯が対象
続いて、ペルソナ(詳細なターゲット象)のことも整理しましょう。
どんなペルソナに利用してほしいか考える
ペルソナとは、商品・サービスのターゲットとなるユーザー像のことです。よく聞くマーケティング用語なので、初心者の方でも聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
SEO対策を意識して制作するテキストコンテンツは、企業が発信したい情報ではなく、ユーザーが必要としている情報を提供し続けなければなりません。
そのためにも、売りたい商品・サービスをどんな人が利用しそうかペルソナを詳細に設定してみましょう。
わかば保険相談室のペルソナ例
わかば保険相談室はお客様に事務所に出向いていただき、対面で保険の相談・販売を行うスタイルの保険代理店です。
オンライン面談をしたり営業マンがお客様宅へ訪問したりするわけではないので、ネットですべて済ませられる場合とは違い、顧客となる対象者は“事務所の周辺が活動範囲である人”に限られてきます。
そのため、地域を絞ってターゲット像を掘り下げるのがいいかもしれません。
・競合他社が同じ地域に何社くらいあるのか
・事務所近隣の住民はどのような方が多いのか(お財布事情や年齢層など)
・わかば保険相談室の存在を知る住民がどれくらいいるのか
など、実店舗があるのなら、近隣商店の方に買い物がてら質問して教えてもらったり、朝、昼、夜と近所を歩き回ったりするのが一番手っ取り早い方法です。
行うのはインターネット上の施策とはいえ、ずっとデスクの前でPCとにらめっこしていると煮詰まってしまいます。時には体を動かしてみると発想の転換ができて意外といい案がひらめきますよ。
具体的にわかば保険相談室の事例でペルソナのイメージを考えてみましょう。

ペルソナイメージ
・夫45歳 大手企業の部長職
・妻40歳 正社員管理職
ペルソナデータ
・小学3年生と保育園児の子どもがいる
・共働きで、世帯年収1,600万円
・両親の介護と他界により、先を見据えた資産運用を意識し始めた
・相続発生により1,000万円貯蓄が増えた
・500万円以上のまとまった金額の資産運用を考えている
・数年前にローンを組んで戸建て住宅を購入
・職場や友人に資産運用を行っている人が多く、投資が話題にのぼるため、多少の知識はあり
このように、具体的かつ詳細にペルソナを設定しイメージを固めます。
もちろん、これから制作するブログやコラムなどのテキストコンテンツは、「このペルソナにぴったり当てはまる人だけが対象」というわけではありません。
それでも、具体的な人物像を設定することで、お客様の知りたいことがイメージしやすく、よりリアリティのある言葉が紡ぎだせるようになります。
記事ごとにそれぞれ異なるペルソナを設定してもいいですし、売りたい商品やサービスのプランごとに変えていっても構いません。
その代わり、同一記事内でのペルソナは一つにしてください。「設定したペルソナに向けて書く」と意識するだけで、同じカテゴリーの記事に統一感が出ますし、わかりやすい文章になります。
もう一つお伝えすると、最近のSEO業界では「独自性」があるコンテンツがグーグルで上位表示されやすいと言われています。
万人に向けた記事よりも、一人のペルソナに向けた記事の方が読み応えもある独自性の高い記事になりやすいです。
初心者にありがちな失敗は、途中で誰に向けて書いていたかわからなくなってしまうことです。「文章の初めは20代の若者を思い浮かべて書いていたのに、最後の方は企業の管理職に向けた文章になってしまっていた」となると、読み手が内容を理解しにくくなるので気を付けたいところです。
ターゲット層とペルソナは違うの?
ペルソナに近い言葉に「ターゲット層」があります。ペルソナの設定はキーワード選定でメインテーマを選んだあと、小さなカテゴリごとにユーザーの検索意図やお悩みを推測するためには非常に有効です。
しかし、対象者が非常に狭く、キーワード選定でメインのテーマを選ぶ際に限定しすぎると、選びにくくなってしまうかもしれません。
ペルソナをイメージしながら、一緒にターゲット層も設定しましょう。ターゲット層は、商品・サービスの主な顧客層や狙いたい市場のセグメント(区分)を示すものです。
年齢層、性別、地域、職業などの一般的な特性で区分します。ペルソナをもとに「わかば保険相談室」のターゲット層を設定すると以下のようになります。
ターゲット層
年齢層:30~50代
性別:男女
地域:横浜市近郊
世帯年収:1,000万円以上
職業:大手企業サラリーマン
家族構成:高校生以下の子どもを持つ家庭
先にペルソナを決めれば、ターゲット層もイメージしやすくなります。初心者の方のため、ペルソナとターゲットの関係性をわかりやすく表にまとめます。
それぞれの違いをおさらいしておきましょう。
| 項目 | ターゲット | ペルソナ |
|---|---|---|
| 定義 | 自社の商品・サービスの対象となる顧客層 | ターゲットの中から代表的な“1人”を具体化した人物像 |
| 表現のしかた | 年代、性別、職業などをざっくり区切る | 名前・年齢・職業・趣味・悩みなど詳細に設定 |
| 例 | 30代・女性・主婦・関東在住 | 鈴木花子さん(35歳・東京在住・2児の母・パート勤務) |
| 目的 | おおまかな方向性を決める | より具体的にコンテンツや施策を最適化するため |
| 活用シーン | 広告のターゲティング、全体戦略の設計 | 記事の内容、トーン、CTAなど細かい施策設計 |
キーワード選定を行う際は、ターゲット層とペルソナを意識し、イメージを膨らませていくとうまくいきます。ここまでで基礎データの洗い出しは終わりました。次に、キーワード選定の事前準備を行います。
大まかな流れは【SEOキーワード選定のやり方】にまとめています。それに沿って、「わかば保険相談室」のキーワード選定をしてみましょう。
SEOキーワード選定の4つの事前準備

キーワード選定の実作業に入る前に、事前にチェックしておくべき事項が4つあります。キーワード選定を始めた後も、疑問に思ったことがあったら都度、確認するようにしましょう。
事前準備(1)商品・サービスのセールスポイントを確認
初めに対象となる商品・サービスが何なのか、SEO対策やキーワード選定を行うチーム内で情報共有をします。
“自社の商品やサービスはわかっていて当然”と思わず、これから向かうべき方向を揃えましょう。一人で対策を進める場合や外注する場合でも、セールスポイントを理解することは重要です。
SEOの上ではもちろん、マーケティング観点でも非常に重要です。
また、立場が違えば視点も変わります。自分が考えるセールスポイントとお客様が魅力を感じるポイントは違うかもしれません。
過去のお客様アンケートやリアルな声、SNSでの評判のデータがあるならぜひ活用してください。Googleビジネス プロフィール(旧:Googleマイビジネス)にも口コミがついている可能性があるので一緒にチェックしてみましょう。
実際の作業は一人で行う場合でも、上司や営業担当、窓口担当など、対象の商品・サービスに近い立場の人へのヒアリングは必須です。
可能なら方向性を確認する機会は定期的に設けましょう。
・キーワード選定が終わった段階
・コンテンツ制作後、公開前の段階
・記事公開から一定期間経った段階
このようなタイミングで都度、ヒアリングをした方に方向性が間違っていないか、再度確認するのがベストです。
私は多くのキーワード選定やコンテンツ制作に携わってきましたが、担当部署やお客様、上司など、関わりのある人たちとのすり合わせ作業は必ず行うようにしています。
一番怖いのは、数十本の記事を公開したあと、「成果が出ていない」と言われて初めて方向性が違うと気づくことです。想定しているターゲットや商品の強みなど、ちょっとした認識の違いで、出来上がるコンテンツには大きな差が生まれます。
準備段階でのすり合わせを怠れば、制作したコンテンツで成果が出る可能性は極めて低くなります。キーワード選定は非常に手間のかかる作業ですし、その先のコンテンツの制作にも、もちろん時間がかかります。
しつこいと思うくらい方向性は確認し、変な方向に進まないよう、細心の注意を払いましょう。
以上のことも踏まえ、わかば保険相談室の場合は、以下のような特徴・強みを持っていると設定します。
「わかば保険相談室」の特徴・強み
・営業マンが一人一人の状況を確認し、最適な保険を案内できる
・さまざまな保険会社の商品を扱っている
・窓口で接客対応する社員が20~50代男女で複数名在籍しているため、お客様ごとに相性の良い担当者をつけられる
・最近はオンライン対応のみの保険会社が増えているが、わかば保険相談室では対面販売をメインにしている
事前準備(2)ウェブサイトの現状をチェック
現在のWebサイトの状況は、キーワード選定を始める前に必ずチェックしてください。
SEO対策と効果測定は必ずセットで行います。行なった施策の効果検証をせずに進めては、いつまでも対策のノウハウが蓄積しません。
まず、効果の測定ができる状態なのかどうか確認しましょう。web上のサイト分析のためのツールは、有料・無料を含めてたくさんありますが、「Googleサーチコンソール」と「Googleアナリティクス(GA4)」は必須です。
これらのツールの使い方は初めての人には、難しく感じられるかもしれませんが、キーワード選定に使うのはごく一部の機能だけなので、一度覚えてしまえば簡単です。
Googleサーチコンソールとアナリティクスで何ができる?
Googleサーチコンソールでは以下のようなことがわかります。
- どんなクエリ(キーワード)で流入があるか
- Google検索結果にどのページがどれくらい表示されたか
- どの記事が何回クリックされたか
- どこからの被リンクが多いのか
キーワードごとの検索順位や、それに伴うクリック率などを取得することができます。
Googleアナリティクス(GA4)では次のようなことがわかります。
- 記事ごとにどれくらいの反応があるか
- ユーザーがどの記事にどれくらいの時間滞在しているか
- どれくらいWEBサイトから問い合わせにつながっているか
- ホームページに検索でたどり着いた方が多いのか、広告が多いのか
このようなユーザーのウェブ上でもあらゆる行動を調べられるツールです。キーワード選定に使えるその他のツールや概要は以下の記事で説明していますので、ご覧ください。
関連記事
【2026年最新版】SEOツールおすすめ25選! 無料&有料、選定方法も紹介
SEO対策としてコンテンツを制作するのなら、まずは「Googleサーチコンソール」と「Googleアナリティクス」でデータ計測できる状態でスタートします。
初心者のケースだと、データ分析に関しては不慣れかもしれません。ちゃんと計測ができているかは、Webサイト制作を外注しているなら制作会社に、自社で制作や管理を行っているなら社内の担当者に確認してみてください。
また、現在、サイトにはどのような情報が掲載されているのか、既存コンテンツの内容を把握しておくのはもちろんのこと、サイトの構造的にSEO対策ができる状態かどうか、の確認も必須です。
チェックポイント
・コラムやブログを更新するためのページが設置されているか?
・どのような画面で記事を公開すればいいのか?(ITの専門知識のないスタッフでも公開作業ができるか?)
・コンテンツを制作するのは固定ページか?ブログページか?
固定ページは、ホームページのサービス案内や事業概要のような基本的な情報が掲載された、頻繁には更新を行わないページのことです。ブログやコラムは新たな記事を継続的に掲載していくので、多くのサイトでは固定ページとは異なる仕組みで投稿されます。
まさかと思うかもしれませんが、いざやってみると「コンテンツを掲載できるページがそもそもなかった」という大失敗のケースもあります。
「わかば保険相談室」のウェブサイトの状況は以下と仮定しましょう。
「わかば保険相談室」のwebサイトの状況は?
・Googleサーチコンソール、GA4でデータ計測はできている状態
・コラムやブログなどのコンテンツ発信はしておらず、サイトへのアクセス数は一日10件に満たない状況
・サイト制作は外注、ブログページがなかったので急ぎで増設を依頼
事前準備(3)競合のウェブサイトを調査
次に、競合の分析をしていきます。これからSEO対策をするサイトの“競合”にあたるのが、どんな企業が開設したサイトか見ていきます。
・どのようなキーワードを狙ったコンテンツがあるか
・コンテンツの質
・更新頻度
・投稿数
など、狙いたいキーワードで上位に表示されるサイトの内容を一つずつ見て自社サイトと比較します。
あくまでも初期段階の調査なので、「保険代理店 ○○市」「保険 相談」など、調べるのは直感的に頭に浮かんだキーワードでOK。いくつかGoogleに検索キーワードを入力して調べてみましょう。
「わかば保険相談室」のケースでは?

では実際に、「保険 相談」とGoogleの検索窓に入力してみます。表示されたサイトをざっと見てみると、記事の掲載元は、保険会社が運営するサイトもあれば、同業の保険代理店もあります。
「保険代理店 横浜市」「保険 相談」の二つを検索するだけでも、検索結果の上位に表示される企業サイトやページがだいぶ違うことに気が付きます。
普段からGoogle検索には慣れ親しんでいるつもりでも、SEO対策・ビジネス視点で見てみると、新たな気づきが多いもの。
ちなみに検索結果に「スポンサー」と表示されるのは、有料の運用型広告(リスティング広告)です。リスティング広告がたくさん出るのは、狙っている企業が多いキーワードです。
競合が多いキーワードは、一般的にはコンバージョンにつながりやすいキーワードと言われます。
競合の多い言葉を狙っていくのか、あえて外すのか、検索数は少ないもののユーザーの悩みに直結するキーワード(ロングテールキーワード)を選択するのか、など、この先の方針を決める材料にするため、軽く調査を行う程度で大丈夫です。
ここでは他社の状況をおおまかに把握するにとどめ、詳しい調査はキーワード選定作業に入ってからで大丈夫です。気づいたことをメモしておくと、この先のキーワード選定に役立ちますよ。
事前準備(4)目的・目標を設定し、費用・期間を確認
【SEOキーワード選定の考え方】 でもお伝えしましたが、数値目標を把握せずに、いきなりキーワード選定に入るのは厳禁です。必ず、取り組みのゴール地点を最初の時点で確認しましょう。
自社商品のLTV (顧客生涯価値=サービスや商品が会社にもたらす売上)を加味して、そこから逆算で目標を出しましょう。
オウンドメディアの目標設計は、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事
オウンドメディアでSEO対策!コンテンツマーケティングの初期設計と成功するためのポイントを解説
目標設計は初心者が一人で行う必要はありません。営業部や企画部など、数値目標を把握している部署がある場合は、費用や目標数値を確認して設定してみてください。
担当部署がなく、企業内に把握している人がまったくいないのなら、目的と目標の設定から担当者で行わなければなりません。いち担当者、しかも初心者だけで行うのは現実的ではありませんから、上司やお客様に必要性を説明し、協力体制を整えるところから始めます。
一度設定した目標は、複数人で確認するようにすべきです。
・設定した目標が実現可能か
・期間が短すぎないか
・費用とリソースがきちんと確保されているか(ツール導入費・ライティング費用・社内スタッフの業務量の調整など)
このような点をすり合わせておきましょう。
企業内にSEO対策に詳しい人がいないと、深く考えずに「とにかく毎日ブログ記事を書いてSEO対策を!」となってしまいがちですが、ゴールの設定や費用、リソースの確保など、十分な準備をしてからスタートしましょう。
「わかば保険相談室」のケースでは?
- 取組み期間:2年間
- 目的:500〜2,000万円の運用型の保険契約件数を増やす
- 目標検索順位:10位以内
- LTV:750万円
- コンバージョンポイント:ネット経由の「保険相談予約」
- リソース:キーワード選定は社内で対応し、執筆は社外の専門ライターに依頼
目標順位は1位が理想的ですが、そうそう取れるものではないので、最初はTop10以内の設定をお勧めします。
参考記事
【SEOキーワード選定の考え方】コンテンツと向き合い続ける方法
初心者向けのSEOキーワード選定手順を6ステップで解説
では、ここから実際にキーワードを選ぶ作業に入ります。
想定している事例は、横浜市に事務所を構える保険代理店「わかば保険相談室」でした。これを例に、どのような手順で進めばいいか、具体的に見ていきましょう。
具体的には、この6STEPで進めれば初心者でも問題ありません。
キーワード選定の6ステップ
- ステップ1:ターゲット像を明確に設定し、理解を深める
- ステップ2:メインとなるキーワードの洗い出し
- ステップ3:関連ワードを出力する
- ステップ4:検索ボリュームを調査する
- ステップ5:競合性をチェックする
- ステップ6:キーワードの絞り込み
基本は【SEOキーワード選定のやり方】で説明した流れと同じです。全体像を把握したい方は、先にこちらの記事をご確認ください。
それでは、具体的な6ステップを解説していきます。
ステップ1 :ターゲット像を明確に設定し、理解を深める

設定したペルソナが、「売りたい商品・サービス」のどの部分に、魅力を感じ、疑問を持ちそうか、より詳細に考えていきましょう。
相談者のご夫婦には、相続で取得した500万円以上の現金を資産性の高い保険商品の購入に充てたい意向があります。
お子さんがまだ幼いため、運用型保険の中でもリスクは低めのものを選びたいと思っているかもしれませんね。
わかば保険相談室で扱うのは外貨建ての運用保険です。ここではペルソナとともに設定したターゲット層も再確認して想定します。
・多少のリスクは伴うものの、実績のある保険会社の商品をお勧めすれば興味を持ってもらえるかもしれない
・初めて運用型保険に接する方なら警戒感が強いかもしれないが、周囲に資産運用をしている人が多く、情報を耳にしているのならハードルは低い可能性がある
・利率の悪い学資保険に加入済みだったら、その代わりに運用商品を提案できるかもしれない
などと、想像を膨らませていきます。官公庁の調査データや自社の販売実績など信頼のおける数字も参考に、戦略を立てましょう。
最近だと、もし案を出しづらい場合はChatGPTやGeminiなどの生成AIを使ってペルソナやターゲットのたたき台を作成するのもおすすめです。
ステップ2: メインとなるキーワードの洗い出し
実際のキーワード選定では、メインとなるキーワードについて関連ワードをある程度、網羅的に抽出しなければ成果は出せません。
しかしながら今回はテストケースとして、1つのメインキーワードに対して、10個の関連ワードを探すところからスタートしてみましょう。
企業として初めてSEO対策に取り組む際も、スモールスタートで感覚をつかむといいです。ここではメインとなるキーワードを洗い出していきます。
ちなみにキーワードは、サイト全体のテーマにあわせて、テーマを固めてキーワードを選ぶのがおすすめです。そうすることで、ドメインパワーが高まりやすくなります。
ドメインパワーとは、Googleからそのサイトが「このサイトは信頼できる」と評価されている度合いのことで、上位表示にはとても重要な要素です。
まずは自社を示す「保険代理店」とGoogle検索の検索窓に入力してみましょう。
Google検索の検索エンジンで表示されるサジェストを利用する
検索キーワードを入力すると、検索窓の下に、いくつかのサジェストキーワードが出てきます。ここには多くの人が検索している言葉が表示されるので、これから行うキーワード選定の大きなヒントになります。

重要なのは、「サジェストキーワード一覧に出てきた言葉を、顧客となりうる人たちが検索する際に使うのか」の確認です。
サジェストに出てきた「保険代理店 相談」は顧客となりうる人が検索しているように思えます。
でも、他に出てきたサジェストキーワードを見てみると、「保険代理店 ビジネスモデル」「保険代理店 資格」などとセットで検索され、顧客というよりは、“保険代理店”を開業したい人、保険代理店の仕組みを調べたい人が調べているようにも思えます。
となると、保険代理店のお客様となりうる人たちは「保険代理店」ではなく、別の言葉で検索しているのかもしれません。

ここで、試しに「保険 相談」を入力してみます。
サジェストを見てみると、「どこの保険を選んだらいいか相談したい」「保険相談のデメリット」など、かなり“顧客”に近い検索意図が推測できます。
このようなキーワードはターゲット層が検索しそうですから、とても有望です。
次に、地域名を追加した「保険代理店 横浜市」を入れてみましょう。

上位に表示される「スポンサー」と書かれたページは、企業がGoogleにお金を払って出稿している有料広告です。
広告出稿が多い中、そのキーワードをオーガニック検索(自然検索)で狙っていくのは少しハードルが高い場合もありますが、実店舗がある会社にとって、地域ワードとのかけ合わせのキーワードはぜひとも押さえておきたいですよね。
その場合、市の名前だけでなく、地域名、最寄り駅名を入れて「保険代理店 横浜市 ○○区」と範囲を狭めてみるといいですよ。あわせてローカルSEO (地域を絡めたSEO)やMEO(グーグルマップなどの上位表示)についても考えておきましょう。

では最後にもう一つ。「保険 選び方」を検索窓に入れてみました。
上記の検索結果からわかるのは、「生命保険 選び方 ○○代」というように、年代や性別でどんな保険を選べばいいのか検索している人が多そうだということです。
こういった情報は、ただ考えているだけではなかなか思い至らないもの。手を動かして探し、ヒントを得ながら検索意図を推測していく作業が非常に重要です。
こんな具合に、商品やサービス、事業内容を指し示す、大きめの言葉を検索してみて、その結果から、狙うべきターゲット層が検索しそうなキーワードを考えていきます。
今回はGoogleの検索窓に打ち込んで表示されるサジェストを参考にしましたが、ラッコキーワードやその他ツールを使って一括での出力も可能です。
「検索してみて気になったワードはラッコキーワードでさらに詳細に見てみる」「重要なキーワードのみ一括出力しておく」など、ツールを使って時短できる部分もあります。
もちろんここに書かれたサジェストを使った方法だけではありません
- X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSを参考にする
- 近いジャンルの検索ワードも入れてみる
- お客様満足度調査をする
以上のことなど、テーマを考える段階では、たくさんの材料を集めて判断してください。
実際にキーワード選定を行う際は、メインのテーマとなるキーワードを10~100個くらいは候補として用意します。この先のステップで除外するものも出てくるので、ペルソナにぴったり当てはまるものだけでなく、広めの「ターゲット層」も意識して、少し多めに選定しておきましょう。
「わかば保険相談室」では、「保険 相談」をメインのキーワードに選んだことにして、話を進めます。
ステップ3 :関連ワードを出力する
次は、メインのキーワードに関連するワードを出していく作業です。メインキーワードの「保険 相談」の関連ワードを出してみます。
関連するキーワードの抽出は、自分たちの頭だけでひねり出すのは大変ですし、網羅性の面で心配もあります。
そこで、ツールを使用します。今回は、無料で使えるGoogle広告のキーワードプランナーを使います。
有料ツールなら、パスカルやUbersuggest(ウーバーサジェスト)、Ahrefs(エイチレフス)などを導入すると簡単に出力できます。
有料ツールは機能が多く、作業時間を短縮できて非常に効率がアップします。反面、専門用語や数値の意味がわかっていないと使うのが難しいツールもあります。
また海外発のSEOツールは英語版しかなかったり、機械翻訳された、やや不自然な日本語だったりすることも。
マーケティングやSEOの知識がある人なら、前提となる用語の知識があるので使いこなせますが、初心者で英語が苦手だと、すぐには自在に活用できるレベルに達しません。
初心者が有料ツールを使う場合には、日本語でもわかりやすく、感覚で操作ができるものを選びましょう。どのツールでも関連ワードはcsv形式で一括書き出しができますから、ExcelやGoogleスプレッドシートなどを使って、絞り込み作業をします。
なお、Google広告のキーワードプランナーは無料ですが、登録しないと使えません。最初に使える状態にしておきましょう。
実際にGoogle広告のキーワードプランナーで作業してみよう
Google広告にログインすると以下のページが表示されます。


左端にある「ツール」のアイコンにカーソルを合わせるとメニューが出てくるので「キーワードプランナー」をクリックすると、以下の画面が開きます。
「新しいキーワードを見つける」をクリックすると、入力画面が出てくるので、「保険 相談」と入力してみます。
このキーワードはトレンドや最新情報が必要とされる言葉ではなさそうなので、直近1年間のデータを出しました。
例えば、「バナナジュース 専門店」「民法改正 契約書」のように、流行のグルメや法改正が絡む話題なら直近3か月のデータを使用する、というように期間変更が必要です。
キーワードプランナーでは、複数のキーワードを一気に調べられるので活用しましょう。
除外する際は細心の注意を払って
コンテンツを掲載予定のサイトのURLを入力すると、キーワードプランナーが「関連性がない」と判断したキーワードを除外させることもできます。
ただし、あくまでも機械が判断したものですから、「よく考えたら選ぶ価値があるかもしれない」というようなキーワードまで削除してしまう可能性もあります。
いったん除外したキーワードは二度と検討にのぼることはありませんから、除外したものとしないもの、両方で出してみて、軽く見比べてからにするなど、除外機能は慎重に利用してください。
ここで抽出したデータを、一括でダウンロードしたら、関連ワードの抽出作業は完了です。実際のキーワード選定では、上記の作業を大きなテーマのキーワードのそれぞれについて、繰り返すことになります。
大変そうに感じるかもしれませんが、単純作業なので担当者で分担して行えますし、操作自体は、慣れれば難しくはありませんよ。
ステップ4:検索ボリュームを調査する
先ほどのキーワードプランナーを使って抽出した関連キーワードは、上記の通り、ダウンロードしたデータに「月間平均検索ボリューム」が書かれているので、それを確認すればOK。
ツールを使わずに考えたキーワードについては、同じくキーワードプランナーの「検索のボリュームと予測のデータを確認する」の方に入力すれば調べられます。
関連ワードをツールで一気に出したものと、人力で追加したキーワードが別々のシートが複数に分かれている場合は、出揃った時点で、シートを統合しておきましょう。統合する際は、項目がずれないように注意してください。
この後、ExcelやGoogleスプレッドシート上でデータを統合して、見やすく調整していきます。
『検索のボリュームと予測のデータを確認する』ではキーワードごとに改行すれば、別のキーワードとして認識されます。ExcelやGoogleスプレッドシートの1列をそのまま貼り付けても大丈夫です。

ステップ5 :競合性をチェックする
先ほどキーワードプランナーで出したデータには競合性も記載されています。

赤で囲んだ「Competition」が競合性を示しています。低・中・高の順に、競合性が高くなっていきます。
競合性の高低は、このあとのキーワードの絞り込みの際の重要な指標になります。「競合性が高いから狙わないほうがいい」「低いからねらい目」というように単純なものではありません。
企業にとってどうしても外したくないキーワードであれば、競合性が高くとも狙うべきですし、競合性が低くても、業務と関連性が薄いのなら狙っても成果につながらないかもしれませんよね。
そのあたりのバランスを考えながら、どのキーワードを選べばいいか、考えます。
ステップ6:キーワードの絞り込み
ここからはGoogleスプレッドシートやExcel上で、データを並べ替えたり、取捨選択をしたりとキーワードを絞り込む作業に入ります。
ここでは、無料で使えて、資料共有のしやすいGoogleスプレッドシートを使ってご説明します。
「Avg. monthly searches」の列が月間検索ボリュームです。
キーワードプランナーの画面上では、「100~1000」「1000~1万」「1万~10万」と表示されていますが、CSV形式で出力したデータ上では、「100~1000」は500、「1000~1万」は5000と表示されています。“~”が入っていると、数値として認識されないからかもしれませんね。
Googleで有料の広告運用をしていると、検索ボリュームはもっと詳細な数値で表示されます。数値が詳細に分かったほうがより参考になります。
しかしながらキーワード選定においては、優先順位を決めたり、取捨選択をしたりするための大まかな指標として使えれば十分なので、無料の範囲で見られるデータでも問題なしです。
Googleスプレッドシート上でデータをチェックしよう

実際に「保険 相談」とキーワードプランナーに入力して出力したデータがこちらです。
保険の相談に関する内容もありますが、企業名や保険名の入ったキーワードがたくさん混ざっています。
競合他社の名前を入れたくない場合は、キーワードプランナーの「不必要なキーワードを除外する」機能を使って再出力します。
今回は削除候補をいくつか試してみて「ノンブランド」に該当するもの以外を削除しました。

すると、約500キーワードと、だいぶ絞られてきました。この先はひとつひとつ、目視で絞っていきます。
関連のない言葉の入ったキーワードを削除
今回は、投資目的で加入する保険を販売して収益を上げることが目的なので、関係のない「社会保険」「火災保険」などを見つけて除外します。

Googleスプレッドシートの“ドキュメント内で検索”機能を使い、「保険」「火災」などが入ったキーワードを除外候補としてチェックします。チェックボックスを使うと便利です。
※ドキュメント内検索機能のショートカットキーは、Ctrl+Fキー(Windows、Chrome OS)または ⌘+Fキー(Mac)
検索機能を使って大まかに除外候補をチェックした後は、残りのワードを目視で確認します。
だいたいチェックし終わったら、チェックボックスの列を並べ替えて、削除候補としたものはわかりやすいように、セルの色や文字の色を変えておくとわかりやすいですよ。
並べ替えをする前に通し番号を付けておくのをお忘れなく。また元データを直接並べ替えず、別タブにコピーしていまの時点の版を残してから、作業するようにしましょう。

Googleスプレッドシートは編集履歴をみることができますが、スプレッドシート内でどこまでの作業をしたデータなのか分かりにくいので、別のタブに残しておいた方が安心です。
削除すべきか慎重に検討してほしいのは、売りたい商品の特徴とは違うようにみえるけれど、検索ボリュームが多いキーワード。
今回のケースなら「保険 相談 オンライン」のように、対面販売のみの「わかば保険相談室」には一見、関係がないように思えるキーワードです。

ユーザーの検索意図は「オンラインで保険相談できるサービスを探している」のだとは思いますが、すべてのユーザーにとってオンラインの保険相談が必ずしもベストな選択肢とは限りません。
「わかば保険相談室」の強みが際立つように、対面で相談できるメリットやオンラインのデメリットを説明した記事を書けば、顧客となりそうな読者からのアクセスが見込め、収益につながる可能性があります。


次に、似ているキーワードをカテゴリごとに分類します。理由は下の一覧にあるような「保険 相談 オンライン」「保険 代理 店 オンライン 相談」のように似ているキーワードで何本も記事が書けるわけではないからです。
赤枠で示したのは、「オンライン」「 保険」の言葉が入ったキーワード14個です。
この14キーワードで記事を書くことを想像してみてください。内容が似通ってしまいそうで、14本の記事を書くのは至難の業ですよね。
ですから、検索ボリュームが多いキーワードの中から適当だと思われるキーワードを残します。ただし、残りの13個にも「見直し」「学資保険」のように有望そうなキーワードが紛れています。
検索ボリュームが多いなら、似ている言葉でも複数のコンテンツが制作できる可能性もあります。検索意図もまた複数あるかもしれないからです。
また一本の記事にならずとも、関連するワードとして似ているキーワードを使った記事内でカバーでするのが望ましいので、どこかにメモしておくか、分かるように区別して残しておきましょう。
このように、あらゆる角度から検討してキーワードの絞り込みを行い、最終的に、コンテンツを制作するキーワードを残しましょう。
最終的に選んだのが以下の10キーワードです。

使わない数値の入った列を削除し、必要な情報を残します。用途によって備考欄や進捗状況、担当者などの列を追加すれば、そのままコンテンツマップとしても使えますよ。
キーワード選定のときの注意点
最後に、キーワード選定の注意点についてお伝えしていきます。
検索意図を考える
ユーザーの検索意図を考える際は、決めつけをしないようにしましょう。自分が思っていた検索意図が、実際のユーザーの意図とはずれていたというケースもあります。
検索意図は、実際の上位サイトの目視の他、サジェストワードや、グーグルの「他の人はこちらも検索」窓の活用などをしていき、理解するようにするべきです。
文中でもお伝えしましたが、複数人でディスカッションすることも、キーワード選定ミスを防ぐために大切です。
関連キーワード一覧もピックアップする
たとえば「SEO」で上位表示したい場合は、「SEO 対策」「SEO ツール」などの関連した記事を組み合わせ、リンクでつないであげることが重要です。
キーワードで競合を調べた際、競合が複数関連したキーワードで記事を持っている場合は、合わせて関連キーワードの記事も作成する必要があります。
競合が複数ページある場合は、そのような記事作成も視野に入れ、複数のキーワードをリストアップしておきましょう。
まとめ:最適なキーワードを選んで上位表示を目指そう
未経験のSEO対策を任された初心者の皆さんは、初めてのキーワード選定に戸惑い、難易度が高く感じるかもしれません。
それでも、お客様のニーズや検索意図を推測し、需要がありそうなキーワードで一覧を作成、その先のコンテンツ制作と続く一連の作業は、業務理解を深め経験を積む意味でも、大いに役立ちます。
キーワード選定に行き詰ったら、お客様と接する担当部署の方にヒアリングしたり、同業他社を視察したり、と何かしら行動を起こすと解決の糸口が見えてきます。
お客様が読んで満足してもらえる情報を発信し、記事本数を増やしていくと、商品やサービスの認知度は必ず上がります。
一度テキストコンテンツを作ってしまえば、ホワイトペーパー(ダウンロード資料)を作成、設置して、お客様のメールアドレスや電話番号を取得し、直接営業をかけるといった展開も考えられますよね。
キーワード選定は、ゴールではなく、SEO対策のためのスタートラインです。このあと顧客の獲得につなげるために、選定したキーワードをタイトルや内容に反映したテキストコンテンツを制作していきます。
コンテンツを作成した後は順位チェックツールへのキーワード登録を行い、効果検証していくようにしましょう。
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記事の監修者
藤井 慎二郎 / 株式会社オロパス 代表取締役
SEOコンサルタントとしてBtoB、BtoC問わず、1,000社以上のWebサイトをコンサルテイングを行ってきた実績を持つ。経営軸の高い視座で戦略的にSEOを進めることが得意。 2014年に現在の株式会社オロパスを設立。それまでのSEO知見を活かしてSEOツール「パスカル」を開発。
















